馳星周のレビュー一覧

  • 海霧 ―ジリ―

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    ネタバレ

    犬は死にません、そこは本当によかった。
    終始、霧子にイライラした。この世のなによりも金が大好きな美人の売女、それ以上でもそれ以下でもない、勝ち気なトラブルメーカー。まぁトラブルがないと物語は始まらないから仕方ないし、霧子がいたからこの小説はとても楽しめた。ホントにムカついた、それくらい物語に入り込めたし臨場感があり、心が揺さぶられた。主人公の大樹はすごく美化されてるけど、結局半グレみたいな奴でカッコつけたダサいハンパもんじゃないかと冷めた目線で見ちゃう。ただ大樹もこんな逃亡生活がずっと続くとは思っていないって考えているようだった、意外と現実を見てる。犬が害されるととにかく主人公がブチギレるのよかった!

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    2026年09月23日
  • 少年と犬

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    かなり良かった。短編ごとの纏まりも良いし。ラストの伏線回収も秀逸。妻に話したら、ワンちゃんは皆そうやねん。との事でした。私にアレルギーあるのとマンション規約で飼えないが、ゴルゴ13の名言「生まれたら犬を飼うがいい。 犬は子より早く成長し子を守ってくれるだろう。 そして子が成長すると良き友となる。 子が青年となり多感な年頃に犬は死ぬ。 犬は青年に教えるのである 死の悲しみを。」漢のなかの男とかいうが、多聞は忠犬の中の忠犬、義士犬だな。ありがとう俺も多聞の事は忘れない。

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    2026年09月16日
  • パーフェクトワールド 下

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    真っ直ぐな青年たちの思想、眼差しが眩く、時に歪んだ正義に翻弄される様子が感じられた。

    大切なものを失いながら、
    これで未来は明るいのか‥

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    2026年09月12日
  • 海霧 ―ジリ―

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    海霧の大樹を慕う健気な姿が胸を打った。
    うちの10才になるねこを今まで以上に愛おしく大切にしようと思った。

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    2026年09月08日
  • 雨降る森の犬

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    悩み多き若者、犬好き、登山好きにオススメの本書。

    いい物語には、憎い悪者がちりばめられていますよね!おかげで話に夢中になった。

    静寂に包まれた自然と別荘を舞台に、真剣に生きる若い二人の多感な「生」が描かれていて、愛犬ワルテルの「生」に自分達の姿を重ね合わせ、懸命に生きることを学んだ。

    バイク乗ったり登山をおぼえたりして、暗い闇が光に包まれ徐々に優しさにみたされていった。

    私は猫派だが、犬もワルテルのように我が儘だと可愛いかも!


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    2026年09月06日
  • ソウルメイト【電子特別版】

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    犬を家族に持つ人には、ぜひ読んでほしい1冊。

    どの話も好きだったけれど、
    最後のバーニーズちゃんのお話が一番刺さった。
    涙が止まらなかった…。

    ジャーマンのメグちゃんのお話も、心がじんわり温かくなるようで良かった。

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    2026年09月03日
  • 雨降る森の犬

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    父を亡くし、母は男を追いかけて渡米。残された中学生の娘は、信州で叔父と共に暮らすことに。そこで出会った犬のワルテルと、近所の高校生男子との日々を描く。高校生男子も親に問題あり。支え合って、どんどん強くなっていく二人が眩しかった。

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    2026年08月31日
  • 少年と犬

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    私は子供の時からずっと犬を飼いたかった。父でも母でもなく、押し付けてくるような親族関係者でもなく、ただそばに居てくれる、そんな存在を求めていた。縁あって、この本を読み終わった今この時に、私の傍らにはパピヨンがいる。伏せったまま、上目遣いで私を見ながら尻尾が揺れている。背中を撫で、頭をなでると仰向けになる。お腹を撫でる。胸に顔を埋める。そしてこの子の匂いをいっぱい嗅いで、幸せだなって感じる。

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    2026年08月29日
  • 少年と犬

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    おすすめされて手に取った1冊。

    犬と人の心温まるお話なのかと思いましたが、それだけではありませんでした。

    犬は何も言えない、いや、何も言わないからこそ犬を通して自分を見つめる鏡になる。

    そんなことを感じるお話だと思いました。

    人生に迷った時、必要なのは犬なのかもしれません。

    迷っている人、犬を愛する人に読んでほしい作品です。

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    2026年08月21日
  • 飛越(ジャンプ)

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    さすが馳星周先生。競馬小説最高すぎる。
    確かに平地競馬に比べたら障害競馬はあまり注目されないし、私も正直オジュウチョウサンとイバルしか知らないレベル
    危ないし負担も大きいだろうなくらいにしか思えてなかったけどやっぱり競馬ってロマン。
    楽しすぎて一気読みしてしまった

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    2026年08月12日
  • 少年と犬

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    犬モノは泣いちゃう、と思ってこの作品は避けていたのだが、タイトルを伏せた販売方法によりうっかり購入してしまった。
    かけられたブックカバー目当てで、、、

    どれも良い短編だったが、「夫婦と犬」だけは登場人物が胸クソで苛々した。

    大きい犬はいいなあ。
    ケガいっぱいして辛かったねえ、と死んでなくても泣く。

    昭和の昔は知らないけどとりあえず、「ルージュを引く」とは女は言わない。

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    2026年08月10日
  • 海霧 ―ジリ―

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    ヤクザを殺してしまった女性と逃避行を続ける、ハードボイルドな漢。こんな人生はごめんだが、こんな漢になってみたい。

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    2026年07月30日
  • 海霧 ―ジリ―

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    気づけばページを捲る手が止まらずあっという間に読み終わってしまった。
    大樹と海霧の絆に胸が熱くなる。

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    2026年07月20日
  • 海霧 ―ジリ―

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    「人は死ぬ。必ず死ぬ。時に呆気なく死ぬ。」繰り返される大樹の独白が胸に沈む。母の急死以来、理不尽な運命に流され、密漁の世界で息をひそめて生きる青年。諦観に凝り固まったその心を、霧子との出会いと老犬ジリの温もりが少しずつ解かしていく。海霧のように垂れ込める絶望の中でも、人はなお誰かを信じ、寄り添おうとする。静かな愛と救済の物語だった。

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    2026年07月08日
  • 海霧 ―ジリ―

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    やくざの手先のような仕事をしてる大樹、老犬のジリと暮らす。やくざの愛人美沙(霧子)と関係を持ってから逃避行。

    ありがちなストーリーなんだけど、嫌いじゃない。犬好き+巻き込まれ+転落

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    2026年07月01日
  • 少年と犬

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    大好きな男の子に会いたくて旅をする犬
    その間に何人もの人と出会いそして別れ
    辛い時に何も言わず、側にいてくれるだけで癒される
    それは人でも犬でも一緒、お互い好き会えるのも人でも犬でも変わらない

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    2026年06月30日
  • 海霧 ―ジリ―

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    前半いい感じだったか、犬を連れての逃避行になってからはややスケールに欠けた感あり。ラストは無理にあの展開に持っていかなくても生き続けられる方法あったのでは?

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    2026年06月22日
  • 蒼き山嶺

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    登山を生き甲斐にする男たちは自分たちを山屋と呼ぶ。仕事も家族も捨て置いて山に全てを捧げるかのように生きる。登山を趣味としないでも、そういった生き方に憧れる気持ちがある。山岳小説を好きな理由はそんなところか。そこは本当に生きるか死ぬかの瀬戸際にいるからこそ、本当に信頼できる友人がいたり、純粋な気持ちからの愛情があったりする。
    山岳ミステリーをたくさん読んでいる訳ではないが、雪に覆われた山陵をひたすら登る、滑落して生死の境に追い込まれる、似たような設定があるなあと思いつつも今回も引き込まれた。全く山を登ったこともないのに、この臨場感はどういうことか。よくわからない専門用語も現場の厳しさを映し出しているかのようだ。著者は自分でも山に登ってその体験から小説を書いているという。そういう話はまあどうでもいいようだけど、それだからのリアリティか。
    直木賞受賞作がちょっとという感じだったが、これは読んでよかった。でも雪山に挑もうなんてことはまったく思わない。

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    2026年06月19日
  • 海霧 ―ジリ―

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    母の急死をきっかけに白老を飛び出し、函館で宮嶋が仕切る密漁で稼いでいる神野大樹。

    一緒に暮らすボーダーコリーの老犬・ジリは、密漁の見張り役を務めている。

    ジリが体調を崩し、中国の禁輸政策で密漁も出来なくなり、振り込め詐欺の手伝いを…と言われていたが、大樹はジリのそばで介抱したいと。

    宮嶋の情婦である犬好きの霧子が、大樹とジリに頻繁に会いに来るようになり…。


    北海道中を大樹とジリと霧子は逃げる。

    ジリの身体の状態もよくないなかで、ただひたすら一緒にいる時間を少しでも長く…と思いながら生活するのはどんな思いなんだろうかと。

    大樹とジリとだけなら穏やかに過ごせていたのかもしれないが、霧子と出会うことで運命は激変する。
    それでも霧子を無下にすることなく助けるのは愛なのか…と。

    死を覚悟しながら生きているのは切なく苦しい。

    そして、悲しい。




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    2026年06月18日
  • 帰らずの海

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    過去に◯◯をしたサツカンと秘密を共有した恋人との甘く切ない物語。
    現在と過去を巧みに織り交ぜながら進行していく内容は展開が素晴らしく、ハラハラドキドキが止まらない。
    15年待ち続けた約束の地に、あの日のキーホルダーを持って立ち竦む恵美の想いと、それに応えることが出来ない稔の想いが切なくて、、
    吉田秀人との関わりが最後にどうなったのかが気になるところ。
    柏村雪との関わりがどうなったのかは、もっと気になるところ。

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    2026年05月26日