いしいしんじのレビュー一覧

  • よはひ

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    ピッピとともに歳を重ねていく
    お父さんのお話しは
    いろんな齢(よわい)を刻んでいく
    62歳、18歳、500歳、92歳‥
    それぞれに色鮮やかな物語がある

    いしいさんの話しの中には
    色がある、音がある、なにかきらめいている
    シャボン玉の中でふわふわと
    浮かんでいる気持ちになる

    『ひと冬のすっぽん』は
    なんだか今の季節を物語っている
    寒い寒い冬
    特に京都の冬は冷えるのでしょうね
    もう地球ぜんぶがコチコチな気分でしょう
    そして、着火マスターのタカシが
    大活躍
    やがて、いきなりやってくる
    青草が大きく伸びをして
    梅が開き
    桃が咲き
    桜が爆発する

    今まさに爆発の春!
    我が家の庭でも草たちがようやく

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    2026年03月30日
  • 白の鳥と黒の鳥

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    なんだか奇妙な世界の
    ショートストーリー
    リアルな世界のよもやま話だったり
    色や虹が主人公だったり
    どれも童話のような
    幻想物語のような
    ふわふわした感じがする
    解説で春日武彦さんは
    ウインナーソーセージの缶詰から
    出てきたようだと言っている
    いしいさんの世界は
    ヘンテコだけど癖になる

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    2026年03月17日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    本屋さんで何気なく手に取ったが、とても素敵な物語だった。愉快で、温かく、時に悲しさもあるが、とにかく、取り憑かれたように何かに本気になれることが格好よく思えた。
    また、絵が頭に浮かんでくるような軽快な文章が読みやすかった。
    トリツカレ男のジュゼッペはかっこいい。ハツカネズミもいいやつだ!

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    2026年03月17日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    大好きないしいしんじ、変なタイトルと絵でなんとなく避けていたというか、薄いからすぐ読めるだろうと後回しにしていたけど、とってもよかった。やっぱり、いしいしんじの作品は、なんとも心がほわほわして温まるな。奇妙だと思っていた絵も実によく感じられ、途中から完全にトリ頭?のイメージで読んでいた。とにかく、最高の読後感でした。

    ところで、秘密の兄弟の正体が知りたくなってしまうのはやぼってやつなんだろうな。

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    2026年02月21日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    アニメ映画化されたのを観たので、久しぶりに再読。
    やはり、とても好きな作品。

    ファンタジーでありながら、おとなもこどもも楽しめる物語だと思う。
    そして、トリツカレるというのは、今で言うと推し活のようなもの。
    トリツカレると、夢中になって、生きる力になるんだなぁ。

    楽しくて、せつなくて、あったかい。

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    2026年02月03日
  • プラネタリウムのふたご

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    ある日まるで星空から
    降ってきたかのように
    プラネタリウムの座席で
    泣いていた生まれたばかりの
    双子
    成長し
    ひとりは手品師に
    ひとりは星読みに

    大切な人は離れ離れになっていても
    見上げる夜空は同じ
    宇宙を通して繋がっている

    そしてもうひとつ
    氷山はなくなるのではない
    とけて水になる
    水は流れていく
    どこまでも
    そして蒸発して空に上がって
    また雨や雪となって落ちてくる
    どこにいても
    水は近くにある

    そんなお話し
    長い長いお話し

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    2026年01月14日
  • プラネタリウムのふたご

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    とても大好きな作品。プラネタリウムやサーカスなど、夢の中の世界みたいな、ファンタジーで、登場人物も変な名前のやつばっかりで、いびつな話ではあるのだけど、ふたごの二人がはなればなれになっても、同じ感性でつながっている話だった。
    上質な童話や、絵本を読んだときの、深い感動があった。
    プラネタリウムでテンペルとタットルがしりとりしてるところがかわいくて、よかった。そこにはシャボン玉があって、星空の前に一つ追加されたレイヤーが幻想度を上げてた。
    すこし長い小説だけど、たぶん小学生の高学年から中学生くらいでも読めるような、ひらがなの多めなものだが、描写は正確で、過不足ない語り口なので、広く読めるものだと

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    2025年12月20日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    何度読んでも心が温まるストーリー。
    一見するとばかげた行いに見えても、それがいつか役に立つ、救いになることを教えてくれる。

    語り口調の優しい文なので、読書のリハビリにもぴったり。

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    2025年11月28日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    映画を見たきっかけで本も手に取った。
    映画も本も感動で、途中で涙がでてしまった。
    こんな暖かい本に出会えて本当によかった。
    子供にも進めたいと思った。

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    2025年11月11日
  • 本からはじまる物語

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    全体的にかなりのショートショートで18人の作家で有名な作家も取り揃えて234ページとは、かなりお得感がある。
    そして、それぞれが書店や貸本屋、本にまつわる出来事を綴っていくのはおもしろかった。

    本を読むのが苦手な人もこのくらいの短さであれば読むのも楽なのかなと思った。

    個人的には下記が印象に残ったが、
    それぞれの作家さんがこんな短い話しにきちんと自分の色を出しているのはすごいと思った。

    十一月の約束 本多孝好
    サラマンダー いしいしんじ
    読書家ロップ 朱川湊人
    閻魔堂の虹 山本一力

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    2025年10月05日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

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    ネタバレ


    ずっと気になってたいしいしんじ。
    バスと飛行機の中で読み切った。

    言葉じゃうまく言い表せないけど、どこか懐かしい優しい雰囲気を纏ったお話。
    日本じゃない国の話たぶんきっと。

    天才だった弟。
    ブランコに乗るのが得意な弟。
    指を鳴らすのが得意な弟。
    声を失った私の弟。
    天使みたいな弟。
    どこか孤独だった弟。
    動物と話せる弟。
    素敵な話を書く弟。

    そんな弟と、お母さん、お父さん、おばあちゃん、犬の「指の音」の話。

    読む前から悲しい結末は分かってるんだけど、でもなんだかハッピーエンドな気がした。

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    2025年08月29日
  • 本からはじまる物語

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    面白かったー。
    「本」からはじまるのがテーマといっても、それぞれの作家さんごとにアプローチが違って、ジャンルもそれぞれで楽しかった。
    恩田陸さんの「飛び出す絵本」、「飛び出す」の意味をそう持っていくか、というのが面白いし、阿刀田高さんの『本屋の魔法使い』も素敵。石田衣良さん三崎亜記が久々だった。
    どれもよかったけど、やっぱり、なんと言っても朱川湊人さん!ここで猫の話が読めるなんて、最高すぎる。朱川さん、大好きだー。お初の山本一力さんも猫♪
    はい、もう、これはかんっぺきに猫本である!!

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    2025年05月26日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【不穏の中の光】
    読んでて何度か泣いてしまった。
    うーん、感想が上手く出てこない。。

    気の強いおばあちゃんの、ふとした拍子の本音は感情が揺さぶられる。飛行機事故が起きた時の言葉は格言だと思う。弱いものを割れ物扱いしても強くなれない。思い出にすがるのではなくできるだけ死について考える。色んな過去があるからこそ言えた言葉なんだなと。

    純粋でイタズラ好きな弟君の境遇。
    特に部屋の中にゴミ箱が置かれているシーンは、もう見てられないほど辛かった。
    賢くてもまだ小さい子なのは間違いなくて、その子の心を悪気のない環境が追い詰めていく。。
    ウィンクする弟くんを抱きしめたくて仕方ない。

    最初の1枚だけあの

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    2025年03月29日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

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    どのジャンルに当てはまる小説なのか見当がつかない。そんなお話にすっかり魅了されてしまった。新聞の人生相談を拝読してから気になり手に取った、初めてのいしいしんじ著書。主人公の賢い弟を、本当に「かしこい」と感じるのは、大好きな姉や家族、飼い犬や動物たちの気持ちを敏感に感じ取ることができるから。弟のかわいい「つくり話」の合間に、背中を押してくれる言葉たちが待っている。

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    2025年03月03日
  • プラネタリウムのふたご

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    高校入学前の子どもの課題図書一覧の一番上に紹介されていた。親である自分が読みふけるが、子どもはページをめくらず。入試国語で落第者向けの補講としての教材なのに。
    いしいしんじの筆致から、文学の神髄を涵養させたいのか。こういうヘタウマが理解できるのか。
    こころの救済と絶望を巧まず描いた長編。
    巧まず(たくまず)って意味が国語落第者には、分からない。図らずもと言い換えるより、巧まずという表現が、双子の主人公の生き様らしい。

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    2025年02月25日
  • 息のかたち

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    慌ただしい暮らしの中でまとった固い表皮を、ペリペリとはがして、ティーンの頃のようなヒリヒリする肌と心の感覚を思い出させてくれる本だった。
    穏やかで、何となく懐かしい物語。
    子守唄を歌ってくれた母の、ささやく歌の間に絡まる吐息を思い出した。

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    2025年01月17日
  • プラネタリウムのふたご

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    阿久津仁愛くんがこの作品の音楽劇に主演で出演したことがきっかけで出会った本!だいすきで、何回も読んでいます。

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    2025年01月09日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    最初は「トリツカレ男=だいぶヤバイ奴」って印象だったのが、最後まで読むと、優しくてユニークな印象に変わりました。ペチカも結局トリツカレ女だったのがまた面白いです。ジュゼッペ(トリツカレ男)の色んなことに夢中になるところが自分と似ていて、たくさん共感できるところがありました。

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    2024年12月31日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    あぁ……涙がとまらない。。。

    『トリツカレ男』

    この本の表紙を初めて見たとき
    〈ホラー〉かぁ…って思ったの。
    だって怖いでしょ…表紙。
    食わず嫌い的に苦手なもんだから…
    それが全然違ってて…
    100%ピュアなラブ・ストーリー❤️

    ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。
    何かに夢中になると、
    寝ても覚めてもそればかり。
    オペラ、三段跳び、サングラス集め、ハツカネズミ……他にもいっぱい!!
    そんな彼が、寒い国からやって来た…
    「ペチカちゃん」に恋をする物語。

    第6章からなるこのお話…
    第3章の「タタン」あたりから…
    私の脳内に「クリープハイプ」の
    「愛す」が流れて消えないの。
    頭の中の音楽

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    2024年12月01日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

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    いしいしんじさんの著書を初めて読んだので、読み初めは進みにくく感じましたが、大事なことが散りばめられていると思い、もう一度繰り返してゆっくりと読みました。
    本当に良いお話でした。「大きい小さいは距離の問題」、忘れない言葉になると思います。
    打楽器にこんなに寄り添った物語があるなんて、奏者は読むと嬉しくなるのでは。

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    2024年11月10日