いしいしんじのレビュー一覧

  • 毎日が一日だ

    Posted by ブクログ

    毎日新聞に連載されていたエッセイをまとめたもの。
    『京都ごはん日記』に書かれていたことが、
    読みやすい文章で、説明も加えられて、
    いしいしんじを知らない人にも分かりやすくなった感じ。
    息子に対する愛情を、作家の客観性と文章力で書くと
    誰のココロにも繋がっていく深みが出る。
    男性作家が子供について書く文章が私はすごく好きだなー。
    この作家の子供だから、で
    他の子供には体験しようのないものもたくさんあるけれど
    日常の中で子供が見せる新鮮な反応や言葉は、
    子育ての醍醐味なんだろうと思う。
    目の前の小さなことに怒ってばかりいるお母さんや、
    仕事に追われるばかりで時間のないお父さんに、
    こういう本を読む

    0
    2017年05月24日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

    Posted by ブクログ

    能・狂言(岡田利規)
    説教節(伊藤比呂美)
    曽根崎心中(いとうせいこう)
    女殺油地獄(桜庭一樹)
    菅原伝授手習鑑(三浦しをん)
    義経千本桜(いしいしんじ)
    仮名手本忠臣蔵(松井今朝子)
    月報:酒井順子・後藤正文

    1
    2017年04月05日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

    Posted by ブクログ

    タイトルは知っているものの
    中身は案外知らない
    有名、名作、古典がズラリとそろった
    分厚い一冊。

    読めるのかな?
    と、少し心配しながら手にとったところ
    これがさすがに、現代作家にかかると
    すいすいと読めてしまう。
    ストーリー展開のおもしろさに
    「こんな話だったの?」と驚かされたり。

    物語に、古い新しいはなく、人の心を
    惹きつけるものは、変わりなくおもしろいのだ。
    と、古典をもっと読みたくなった。

    0
    2016年12月09日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    漢字の開き(ひらがな)が多いので
    読み切るのに少し時間がかかりました。

    前半にあるのは穏やかで停滞した世界。
    後半に訪れるのは残酷で優しい世界。

    後半に物語がどんどん加速するので、
    途中で断念してしまった人も、
    ゆっくり休み休みで良いので
    読み進めて欲しいなぁと思う作品でした。

    終盤に主人公のバックグラウンドが
    靄が晴れるように一気に明らかになっていき、
    それはそれなりに鬱蒼になる内容だけれども、
    根底には思いやる気持ちが流れているので深く沈み込むことなく、
    読後には柔らかな余韻に包まれます。

    所々散らばる一見意味不明なパーツたちが組み合わせっていく様も読みどころです。

    人生には救い

    0
    2016年10月08日
  • 白の鳥と黒の鳥

    Posted by ブクログ

    筆者のなかでもわりあい読みやすい作品が詰まってると思う。寓話めいたものがたりを描くときの文章はほんとうにうつくしく憧れる。

    0
    2016年04月21日
  • 毎日が一日だ

    Posted by ブクログ

    いしいしんじは、小説も好きだけど、日記がもっと好き。これは日記じゃなくて新聞の連載だけどとても好きでした。運転中今ハンドルをきったら死ぬだろうって、他のでも読んだけどどれだっけ? そういうのとか、一時期着ぐるみをきて暮らしてた話とか。まじめに、そして中学生みたいで楽しい。

    0
    2016年04月19日
  • ある一日

    Posted by ブクログ

    読み進めていくうちに、タイトルの「ある一日」を実感してハッとした。

    1つ目は、この小説が一日ちょっとの出来事であること。
    いしいしんじの言葉巧みな描写が、「ある一日」にこれほどの読み応えを与えている。

    そして、もう1つは当たり前だけど「ある一日」の過ごし方は人それぞれ違い、どこかで違うドラマが起こっているということ。
    登場人物以外の時間の存在を認識することで、「ある一日」の奇跡をより感じた。

    記憶はないけど、何故か「いきもの」に共感する傍ら、
    読者としてこの奇跡に純粋に感動できる、そんな物語です。

    0
    2015年11月29日
  • 四とそれ以上の国

    Posted by ブクログ

    なかなか頭に入らない物語。
    阿波、讃岐、土佐、伊予の四つの国の、過去と現在、伝説や歴史的人物、そして土地の「もの」が絡み合い、混然一体となって物語が動いていく。
    冒頭の「塩」という作品で言えば、人形浄瑠璃の義太夫節がウキを乗っ取り、主人公をはじめとする登場人物を引きずり回し、カタストロフに追い込んでいく。
    しかし、その混乱の中で、主人公は自分の「筋」(これは節の「筋」であると同時に、人間の生命力か何かの隠喩のように思える)を見出す。
    こんな風に、何かの人知を超えた「土地の力」が人物や物語をドライブする小説と理解したけれど・・・。
    読んだことないけど、中上健次の小説って、そんな感じなのかな?

    0
    2015年11月11日
  • 白の鳥と黒の鳥

    Posted by ブクログ

    万人には到底思いつかないような着眼点で魅せる、ファンタジーでもありリアルでもあり、悲しくもあり愛くるしさもあるショートストーリー集。
    こんなにも多面性がある作家さんだったなんてと、驚きの連続。

    すごく悩ましいけど、私は「緑春」の発想や言葉の表現と、「太ったひとばかりが住んでいる村」の鮮やかで艶やかな描写が好きです。

    0
    2015年11月08日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    思ったよりスケールの大きな物語。
    人の死や「やみねずみ」、悪意、硬直化した心など、目を背けたいものもしっかり描かれている。

    「ねこ」と呼ばれる大柄な少年と、数学者の父、自称ティンパニ奏者の祖父。
    物語の後半はねこがそんな家族のもとを離れ、成長していく。
    そこから物語のテンポがよくなってきて、だんだん読むのが楽しくなっていった。
    そこで「クーツェ」が何者かがもわかる。

    この本は十年位前、当時十代だった知人に教えてもらった本だ。
    私もその頃読んでいたら、もっと多くのものを感じとれたかな…。

    0
    2015年09月26日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読むのに時間がかかった一作。
    前半があまりに暗くて辛い。
    その分後半があったかくて幸せ

    へんてこはあつまらなくちゃ生きていけない
    へんてこさに誇りを持つためにわざを磨かなくてはならない

    この言葉で星が2つ増えた

    0
    2015年06月12日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    完全な空想の世界。
    とてもあったかい想像に支えられた、不思議な世界の話です。
    色々な事に傷つきながら、色々な人に出会いちょっとずつ成長していく主人公が素敵です。
    何があっても自分なりの一定のリズムでまえに歩いていく、そんな生き方をしたいです。

    0
    2015年05月23日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    独特の世界だった。読み進む内にこの世界にはまってしまう。最初意味の分からいクーツェの言葉が奥深いってことに気づかされる構成がすごい。

    0
    2015年05月17日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    素敵な素敵な童話


    いいこと わるいこと みんなおなじさ

    大きい小さいは距離の問題

    へんてこはじぶんのわざをみがかなきゃならない

    0
    2015年05月14日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いしいしんじさんの作品を読むのは初めてだったので、最初はひらがなと漢字の独特な使い方が少し読みにくいと思ったけれど、ストーリーがおもしろくてどんどん読んでしまった。読後感も爽やかでよかった。
    ただ、仲間を求めてさまよう恐竜の話はレイ・ブラッドベリにほぼ同じ設定の話があるし、全体になんとなくポール・ギャリコの「ほんものの魔法使」を思い起こさせるなど、「どっかで見たような感」は否めない気はする。

    0
    2015年03月28日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    泣き男の台詞がどれも深かった。こんな風に丁寧に適切な距離で子どもと接していきたいと思う。そしていつかこの話を読んであげられたらいいな。

    0
    2015年01月14日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    まるで童話のように優しい、大人のための物語。頭の中で想像を巡らす時には絵本のような絵柄が似合う、そういう小説です。

    登場人物のほとんどは名前が明かされていないのですが、代わりの呼び名がとても良いです。
    泣き男、妹、ベテラン配達夫、栓ぬき…
    「かささぎ親方」が個人的にはツボ。

    物語の中ではいくつか悲しい出来事が起こります。
    でもそのたびに、なにかとても大切なことを教えてもらったような気がして、
    このお話を忘れないようにしよう。そしてまた絶対に読み返そう。という気持ちになりました。

    0
    2014年12月16日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    児童書のようなタッチで言葉が運ばれていくのに、背景にある闇が深い話だった。いしいしんじさんの作品を読んだのは二作目だけど、これがいしいしんじ作品の独特な雰囲気なんだろうなと思う。夜のシーンが印象的な作家さん。

    弟はお姉ちゃんが大好きで、お姉ちゃんも弟が大好き。二人を中心とした、あたたかい家族のお話でした。最初の一通目が弟の最後の物語だったなんて、読んでる最中は全く気付かなかった。

    そして、弟が動物の声を聞けるようになったあたりから、いつか壊れてしまうんじゃないかってあぶなっかしくて、見守るようにページを進めた。

    お姉ちゃんは最後、弟に会えたのかな。

    0
    2021年06月25日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    『ひょっとしたら、より多くだまされるほど、ひとってしあわせなんじゃないんだろうか』

    そうかもしれない

    0
    2014年08月06日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    合奏は楽しい
    大変なこともあるけど、やっぱり楽しいよね!
    て気持ちになった。
    悲しかったり、切なかったりするけど、でも最後はなんだか安心する終わりだった。

    0
    2014年07月07日