いしいしんじのレビュー一覧

  • 白の鳥と黒の鳥
    不思議なものあり、ブラックジョーク? と首をかしげるようなものあり
    意味が分からないものあり、おとぎ話のようなものあり、な短編集でした。

    ひとつひとつが短いので分かりやすいはずなのですが
    どう読んでもさっぱり分からないものもあり
    そういう話なのか、それとも理解力に乏しいのか…分かりません。

    心が...続きを読む
  • 白の鳥と黒の鳥
    買いました。いしいしんじハマってます。
    今まで「雪屋のロッスさん」、「プラネタリウムのふたご」、「絵描きの植田さん」を読みましたが、どれもが雰囲気が違って面白いです。
    何だかいしいさんは不思議な人ですね。
    この本で好きなお話は「カラタチとブルーベル」です。
    このお話とか「プラネタリウムのふたご」とか...続きを読む
  • 白の鳥と黒の鳥
    白いいしいしんじと黒いいしいしんじがいるとして、これは黒いいしいしんじのほうの小説でした。

    黒いいしいしんじがいしいしんじを支えているのがわかる一冊でした。醜悪な要素を取り出して、嫌な気持ちにはさせないのはなんなのだろう。

    でも短編苦手なので読むのにすごい時間かかった。去年から読んでたよもう。
  • 白の鳥と黒の鳥
    いしいしんじさんは長編と短篇でだいぶイメージが変りますね。
    短篇で目立つのはキーワードから物語が作られている様子です。例えば「紅葉狩り顛末」は多分「狩り」の言葉から紅葉を動物のように描いていますし、「緑春」では「緑茶」がキーワードで緑と茶色が擬人化して扱われ居ています。
    奇想としては面白いのですが、...続きを読む
  • プラネタリウムのふたご
    いしいさんらしい作品ですが、どこか冗長です。
    登場人物はいかにもいしいさんらしく、みな魅力的です。また、印象深いシーンも幾つもあります。しかし、どうも何が言いたいのか掴みきれないようなもどかしさがあります。
    主人公を二人にし、交互に登場させるためでしょう、内容が薄められたようです。最後の盛り上がりは...続きを読む