いしいしんじのレビュー一覧

  • 本からはじまる物語
    本に纏わるアンソロジー。
    お馴染みの作家さんは、なるほど作家さんらしいお話だし、はじめての作家さんの話はなかなか新鮮だ。

    梨木香歩さんの「本棚にならぶ」がとても衝撃的で印象が強かった。なんだか、私もこんな風になっていく気がしないでもないと。怖いよりもなぜか納得してしまうのだ。
  • 本からはじまる物語
    色んな作家さんに出会うきっかけになった。
    読書はやっぱり夢があるし、楽しい、続けたいと思った。
    短編集だから読みやすかった
  • 本からはじまる物語
    正直全体的に似たような話がちらほらあり、あらすじを掴めないものが多かった。
    本にまつわるというところでぎりぎり星3かな。
  • 本からはじまる物語
    もっとストレートな本や本屋さんの話が読みたかったけど、どちらかというと、ファンタジー寄りやSFっぽい話もあり、私としては少し物足りなかった。
  • 本からはじまる物語
    本、もしくは本屋さんにまつわるショートショート。
    いろんな作家さんたち集結。
    でも、やっぱり好みの作家さんのしか読めなかったわ。
  • 本からはじまる物語
    本にまつわるショートショート18編。半分以上がファンタジー系。当然というか、本屋が舞台の話が多い。隙間時間にちょうどよかった。
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵
    能は実際に観た時も分からんかったけど読んでも分からんかった
    狂言は面白かった
    説経説も面白かった
    出家した旦那追いかけ回すなよって思ったけど、私も絶対追いかけ回すタイプ
    浄瑠璃は世話物も時代物も人情味があって面白い
    時代物の戦闘シーンはやっぱり生で観たらさぞ面白いんじゃないかなって思う
    女殺油地獄は...続きを読む
  • プラネタリウムのふたご
    これどうやって終わるんだろう?と後半のかなり後の方まで思っていた。
    出来事というほどのことは起こらず、淡々と進んでいく話で、全体に静かで詩的なトーンで綺麗だけど、、、と思っていたら、いきなりそんな!

    ふたごの再会をみたかった。
    再会できていたら、互いの手品を、投影を、どう見ただろうか。
    酔って大き...続きを読む
  • みずうみ
    読むのに時間がかかった。
    最初は童話のような、そして夢の中に迷い込んだような話だった。解説を読んでなるほどと思った。
  • 海と山のピアノ(新潮文庫)
    ルルや船長、オヤジさんやちなさ。そして、キキさんやアヤメさんは、きっとこの星の、このくにのどこかにいるのです。そして、わたしのこころの中にも。
  • プラネタリウムのふたご
    20190828
    星の見えない村のプラネタリウムで拾われた双子。大きく別れた道の先で、二人がついた優しい嘘。
    世の中のいろいろなことに、裏やら種やらがあったりするものだし、ほとんどの人がそれを知っているから「騙される」のも才能。善意に気持ちよく騙されることが、人生を豊かにするということか。
  • 海と山のピアノ(新潮文庫)
    不思議な短編集。
    生と死、善意と悪意、色んなものが同居する世界が
    とても独特な雰囲気を醸し出しています。
    暖かいのだけれど怖い、そんな世界観が大好きです。
  • ある一日
    園子さんの出産を私小説として描いている。
    ごはん日記のファンなので、やはり事実は日記として読むのに敵わないのだが、
    出産の描写は未経験者にはとても恐ろしく、かつ、尊い。
    園子さんのバースプランが巻末に載っているのもよかった。
    高齢出産ということもあり、いろんなひとに希望を与えるとおもう。
  • 四とそれ以上の国
    一言で感想を述べるなら『むずかしいほうのいしいしんじ』でした。
    いしいしんじ大好きなのですが、これはスルメイカ系だなと思いました。サクッと読んで物語を味わうという感じじゃないです。
    よく噛まないと、よくわからない。
    正直、読むのに時間がかなりかかってしまいました。読み終わって、なんともいえない感情に...続きを読む
  • プラネタリウムのふたご
    こころから信じられる、そんな相手が、
    "この夜"からいなくなってしまうお話。

    本当は"この世"だが、
    今作品には夜のほうがぴったりくる。

    そばにいると確信するラストだが、
    そうではないと私と感じた。


    過去に読んだいしいしんじ作品と比較すると
    主人公の二人が運命に翻弄されるばかりで、
    本当は何...続きを読む
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵
    我が家から五十メートルばかし行ったところに「口の芝居跡」という碑が立っている。その昔、京・大阪の芝居小屋にかける前、全国から伊勢参りに来る旅人目当てに、ここで演じて評判が良ければ大受けまちがいなしとして、試演される芝居小屋だったと聞く。有名な歌舞伎役者もこの芝居小屋の舞台に立ったこともあって、古市は...続きを読む
  • プラネタリウムのふたご
    雰囲気は良い。
    良作感はあるが、話自体にメリハリがなく、読ませる感がない。
    返却期限が来たため挫折。
  • 毎日が一日だ
    いしいしんじとは相性がよくないのかも……。惹かれるから手に取るのだが、たいてい読み切るのに難渋する。
  • 且坐喫茶
    ー且(しば)らく坐し医て茶を喫せよ
    という意味であるらしいです

    「喫茶」そのものが
    お茶を飲む 以上の意味をたっぷり含んでいますよね

    「茶事を重ねる」

    「陽炎を割って炎が立ち上る」

    形而上の比喩言葉がどっさり
    立ち現れます

    邪魔くさい文体といってしまえば
    その通...続きを読む
  • 且坐喫茶
    良き師に恵まれ茶の道に目覚めた著者が色々なお茶事に参加した様子、感想を綴ったエッセー集。描写や心の動きの描き方が抽象的すぎて、ちょっとわかりにくかった。