いしいしんじのレビュー一覧

  • 人生不案内(新潮新書)

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    人生相談集だと思って読み始めたが、一番印象に残ったのは「答えは相談者自身の言葉の中にある」という考え方だった。

    回答者は答えを与える人ではなく、相談者に鏡を見せ、答えは相談者自身にあることを気づかせる人。

    この考え方は人生相談だけではなく、自分自身の日記にも応用できるのではないかと感じた。日記を読み返すことで、過去の自分を客観視し、未来の自分が答えに気づくことができるかもしれない。

    人生に悩んでいる人だけでなく、人の相談を受ける立場の人にもおすすめしたい一冊。

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    2026年07月25日
  • 人生不案内(新潮新書)

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    小説家いしいさんのお悩み回答。いしいさんは、トリツカレ男などたしか大学生の頃出会い、ファンタジーだけどほわほわでは終わらない小説が面白く当時たくさん読み、その後エッセイのいしいしんじのごはん日記系にとてもハマり、新刊を楽しみにして読んでいた。最新作のチェロ湖(小説)は読破できず…
    超大作超超長編)
    そんな中こちらの人生回答。面白かった。前書きにあるようにいしいさんの回答はずばっとしてる。質問者側にあなたが謝るべき等、わたしはお悩み相談、回答本すきなのだけど、細木数子じゃないけど、いしいさんスッパリ。それが決して冷たくはない。言われてみたら確かに…だし、本当に傷ついている人に対し実直で優しい。な

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    2026年05月05日
  • 悪声

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    「息を吸ったときはいってくるのは
    空気だけじゃない。
    きみがいる時間や土地、風景のすべてが、
    からだにすいこまれ、細胞からはきだされ、
    すいこまれ、また吐きかえされる。
    息をする、ってのは、
    おおさっぱにいえばそういうことだ。
    生きているっていいかえてもいいが」

    これは主人公『なにか』と共に寺に住む
    寺さんの言葉

    こんな言葉が次から次へとあふれてくる

    苔たちに守られていた『なにか』
    成長して
    本人も知らないうちに
    美しい声を発するようになる
    人々の心にさまざまな風景を呼び出す
    はたして『なにか』は
    苔の妖精なのか?
    はたまたイエスキリストなのかとも思わせる
    いや、しかし普通の人間のようで

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    2026年03月25日
  • げんじものがたり

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    いしいしんじさんの訳す源氏物語。訳すというか、いしいしんじのものがたりになっているというか、現代の京都のおじさんがしゃべってるみたいなかなりぶっとんだ訳なのでびっくりした。
    セレブとかのカタカナ語、「ぐうかわ」みたいなネットスラング、「三冠王」とかの時代を超えた概念がバンバン飛び出す。登場人物の口調もすごく砕けている。いや、面白いから私はありなんだけど!奥ゆかしさ、格調高さとかは全く失われてる(笑)。その分、各登場人物の性格、特に夕顔の可愛らしさというのが、角田光代訳で読んだ時よりよく伝わってきたかも。夕顔は、ヤリチン光君にとっては死ぬほど都合が良くて、ちょうどいい感じの女だったんだなあ。かわ

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    2026年03月22日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    とりつくくらい一生懸命になれることがどれほど素敵ですごいのか教えてくれる作品でした。
    登場人物全員があたたかく優しい世界で好きでした。

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    2026年02月17日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    変な絵で初めはあんまり気が乗らなかったけど、読み進めるとどんどん面白くなってくる。登場人物も少なくシンプルで分かりやすい。いい話だった。何事にもトリツカレるトリツカレ男の変わり者扱いされるジュゼッペ、いい奴過ぎる〜。人柄が良ければ、少々変わり者でも幸せになれるんだな、と思った。読んでよかった!

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    2026年02月05日
  • 息のかたち

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    純文学とオススメされて読んだら鬼滅のネタバレ喰らいました。
    コロナ禍の混沌や人の生き死に、その中に渦巻く感情や想いを「息のかたち」として描いているような気がしました。

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    2026年01月26日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    忘れていたけど、遠い昔にも気になっていた本。
    ひとつ一つがやさしい表現で、でもしっかりと、心の機微まで伝わるような文章なのがすごい。
    ぎこちないながらも、本当に誰かを想っている姿は、すごく胸を打つものがあった
    またいつか、読み返したい物語。

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    2026年01月16日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    映画を見て、読んでみた。
    シンプルだけど、優しい文章。
    映画のセリフもほぼ原作に忠実だった。
    途中のタタンにトリツカレた描写とかストーカーを越した感じは通常だと引いたり、読むのが躊躇われることがあるけど彼の文章だとそういうことなく読めるから不思議。
    おまけの部分だけエンディングが違うけど、どちらもほっこりした。
    彼の他の作品も読んでみようかな。

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    2025年12月09日
  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #共感する #ほのぼの #エモい

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    2025年11月22日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    ミュージカルアニメーションで映画化ということで読んでみようと手に取った作品。
    新しいのかと思いきや奥付けを見たら平成十八年と結構古いのに驚いた。

    ページ数も160ページと薄くて隙間時間に読むのにちょうど良い一冊。
    装画も物語自体も童話のような不思議な世界観を感じさせられる。

     こんなにも物事に夢中になれるジュゼッペが羨ましく感じた。
    ただ好きだからという単純な理由でたくさんの事に次々と夢中になっていく。
    何故か子供の頃の心を思い出させられる。
    朝から夕方まで夢中でカブトムシやクワガタを採りに行ったり何をやるにも一生懸命だったなぁ。
    大人になるとどうしても仕事が優先で効率や結果を求めたり時間

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    2025年10月31日
  • 息のかたち

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    ⭐️息のかたち
     息が見え、操ることができる家系の夏実。コロナ禍の状況を背景に、インターハイは中止だが、オリンピックは開催、進学問題、母への想いなどが描かれる。ファンタジー要素があるが、なかなかいい感じ。おばあちゃんの「無事、いうのんは、危険がないとか、大事のうて平穏やとか、そんな意味やあらへんねん。おきとことの、自然にまかす、いうことやねんて。」という言葉が刺さった。素敵なキャラだ。

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    2025年10月19日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    もらった本。

    取り憑かれてしまう男のバイブル。
    なんだか青春みたい。

    青春の真っ只中に読んで、その時いた女の人との思い出が忘れられない、とかそんな物語があって私にくれたんだろうな。

    忘れないでおきます

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    2025年10月18日
  • 義経千本桜

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    十月大歌舞伎 通し狂言『義経千本桜』に際し課題図書。物語の筋や人物への理解が深まった新訳。「忠義」で起こる不幸の数々は、個人の価値観や気持ちとしては理解できないけれど、そんなことも忘れて物語を楽しめた。

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    2025年10月05日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能や文楽、歌舞伎に行きたくなった時、読んでおくと筋がわかって理解が深まり、余裕を持って楽しめます。 時代が違うと景色が違い、常識や価値観が違って、なかなかわかりづらいことが多いのですが、どの新訳も面白く、登場人物が生き生きと動き、楽しく読み進めました。 一家に一冊。

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    2025年10月01日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    仙台駅にて。東京駅ゆきの東北新幹線の発車時刻を待つあいだ、僕は駅ビルの本屋にいた。とくに目的などはなく、ただ時間潰しを目的に。
    本屋に入れば真っ先に、文庫本の棚を見てまわるのが、いつもの癖で。吸い寄せられるように、文庫本の棚の前に立ち尽くす。目的があれば目の色も変わるけれど、今日はとくに何もない。あるとすれば、新幹線での移動時間いわゆる“繭の時間”を充実させるための何かを。さて、発車時刻まで、あと何分?そうのんびりとも、していられない。

    “繭の時間”というのは、上白石萌歌さんのエッセイに出てきた言葉。海外へ向かう飛行機など、ある程度まとまった移動時間を過ごす際、乗客の思い思いの時間の過ごしか

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    2025年09月29日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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     純粋な精神の塊、トリツカレ男ジュゼッペの、超絶ピュアなラブストーリー。
    一片の隙もないほどに相手の事を思い、姿形と内面までが変わるほどに行動する。そこに綺麗事感がないのがすごい。
    ちょっとどころか、ここまで変わっている人間はいないだろうというレベルの男なのに、なんだか愛されているジュゼッペ。
    こんな人になりたい。

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    2025年08月26日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    ◼️ いしいしんじ「トリツカレ男」

    なかなか胸がキュンとなるストーリー。トリツカレ男・ジュゼッペと異国の少女ペチカの物語。

    だいぶ前に「トリツカレ男」おもろしろいよね、と言う声を本友から聞いてた時、気になりながらも、なんだか気持ち悪そう、とよく知ることもなく敬遠してしまっていた。今回アニメ映画化されるとのことで読んでみたら・・見事なハートウォーミングなお話でした。

    ジュゼッペは何かに夢中になると我を忘れて没頭する癖があり、ついたあだなが「トリツカレ男」。オペラ、三段跳、探偵ごっこ、昆虫採集、十五カ国語の勉強、サングラス集め・・様々なものにとりつかれてはレストランの雇い主を困らせて、時に長

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    2025年08月24日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    芸は身を助けるというお話。登場人物全員が優しくて誰も嫌な人が出てこない。心が弱っている時に読みたい本。

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    2025年07月12日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    これも一万円選書のお勧めの本だった。
    いや、これは薄い本なんだけど書かれていることは深い。挿絵のために登場人物は人間ではないみたいなんだけど、それは別にどうでもいい。
    とりつかれるごとく何事もとりつかれれば(変な表現だが…)、いずれ何かの役にたつ、あるいは役にたつどころではない影響力を及ぼすことになる…
    後どのくらい人生が残っているのかは分からないから、一つでも二つでもとりつかれるが如く何かをやってみたい。

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    2025年06月10日