いしいしんじのレビュー一覧

  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    忘れていたけど、遠い昔にも気になっていた本。
    ひとつ一つがやさしい表現で、でもしっかりと、心の機微まで伝わるような文章なのがすごい。
    ぎこちないながらも、本当に誰かを想っている姿は、すごく胸を打つものがあった
    またいつか、読み返したい物語。

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    2026年01月16日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    映画を見て、読んでみた。
    シンプルだけど、優しい文章。
    映画のセリフもほぼ原作に忠実だった。
    途中のタタンにトリツカレた描写とかストーカーを越した感じは通常だと引いたり、読むのが躊躇われることがあるけど彼の文章だとそういうことなく読めるから不思議。
    おまけの部分だけエンディングが違うけど、どちらもほっこりした。
    彼の他の作品も読んでみようかな。

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    2025年12月09日
  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #ほのぼの #エモい #共感する

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    2025年11月22日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    ミュージカルアニメーションで映画化ということで読んでみようと手に取った作品。
    新しいのかと思いきや奥付けを見たら平成十八年と結構古いのに驚いた。

    ページ数も160ページと薄くて隙間時間に読むのにちょうど良い一冊。
    装画も物語自体も童話のような不思議な世界観を感じさせられる。

     こんなにも物事に夢中になれるジュゼッペが羨ましく感じた。
    ただ好きだからという単純な理由でたくさんの事に次々と夢中になっていく。
    何故か子供の頃の心を思い出させられる。
    朝から夕方まで夢中でカブトムシやクワガタを採りに行ったり何をやるにも一生懸命だったなぁ。
    大人になるとどうしても仕事が優先で効率や結果を求めたり時間

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    2025年10月31日
  • 息のかたち

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    ⭐️息のかたち
     息が見え、操ることができる家系の夏実。コロナ禍の状況を背景に、インターハイは中止だが、オリンピックは開催、進学問題、母への想いなどが描かれる。ファンタジー要素があるが、なかなかいい感じ。おばあちゃんの「無事、いうのんは、危険がないとか、大事のうて平穏やとか、そんな意味やあらへんねん。おきとことの、自然にまかす、いうことやねんて。」という言葉が刺さった。素敵なキャラだ。

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    2025年10月19日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    もらった本。

    取り憑かれてしまう男のバイブル。
    なんだか青春みたい。

    青春の真っ只中に読んで、その時いた女の人との思い出が忘れられない、とかそんな物語があって私にくれたんだろうな。

    忘れないでおきます

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    2025年10月18日
  • 義経千本桜

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    十月大歌舞伎 通し狂言『義経千本桜』に際し課題図書。物語の筋や人物への理解が深まった新訳。「忠義」で起こる不幸の数々は、個人の価値観や気持ちとしては理解できないけれど、そんなことも忘れて物語を楽しめた。

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    2025年10月05日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能や文楽、歌舞伎に行きたくなった時、読んでおくと筋がわかって理解が深まり、余裕を持って楽しめます。 時代が違うと景色が違い、常識や価値観が違って、なかなかわかりづらいことが多いのですが、どの新訳も面白く、登場人物が生き生きと動き、楽しく読み進めました。 一家に一冊。

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    2025年10月01日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    仙台駅にて。東京駅ゆきの東北新幹線の発車時刻を待つあいだ、僕は駅ビルの本屋にいた。とくに目的などはなく、ただ時間潰しを目的に。
    本屋に入れば真っ先に、文庫本の棚を見てまわるのが、いつもの癖で。吸い寄せられるように、文庫本の棚の前に立ち尽くす。目的があれば目の色も変わるけれど、今日はとくに何もない。あるとすれば、新幹線での移動時間いわゆる“繭の時間”を充実させるための何かを。さて、発車時刻まで、あと何分?そうのんびりとも、していられない。

    “繭の時間”というのは、上白石萌歌さんのエッセイに出てきた言葉。海外へ向かう飛行機など、ある程度まとまった移動時間を過ごす際、乗客の思い思いの時間の過ごしか

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    2025年09月29日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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     純粋な精神の塊、トリツカレ男ジュゼッペの、超絶ピュアなラブストーリー。
    一片の隙もないほどに相手の事を思い、姿形と内面までが変わるほどに行動する。そこに綺麗事感がないのがすごい。
    ちょっとどころか、ここまで変わっている人間はいないだろうというレベルの男なのに、なんだか愛されているジュゼッペ。
    こんな人になりたい。

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    2025年08月26日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    ◼️ いしいしんじ「トリツカレ男」

    なかなか胸がキュンとなるストーリー。トリツカレ男・ジュゼッペと異国の少女ペチカの物語。

    だいぶ前に「トリツカレ男」おもろしろいよね、と言う声を本友から聞いてた時、気になりながらも、なんだか気持ち悪そう、とよく知ることもなく敬遠してしまっていた。今回アニメ映画化されるとのことで読んでみたら・・見事なハートウォーミングなお話でした。

    ジュゼッペは何かに夢中になると我を忘れて没頭する癖があり、ついたあだなが「トリツカレ男」。オペラ、三段跳、探偵ごっこ、昆虫採集、十五カ国語の勉強、サングラス集め・・様々なものにとりつかれてはレストランの雇い主を困らせて、時に長

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    2025年08月24日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    芸は身を助けるというお話。登場人物全員が優しくて誰も嫌な人が出てこない。心が弱っている時に読みたい本。

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    2025年07月12日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    これも一万円選書のお勧めの本だった。
    いや、これは薄い本なんだけど書かれていることは深い。挿絵のために登場人物は人間ではないみたいなんだけど、それは別にどうでもいい。
    とりつかれるごとく何事もとりつかれれば(変な表現だが…)、いずれ何かの役にたつ、あるいは役にたつどころではない影響力を及ぼすことになる…
    後どのくらい人生が残っているのかは分からないから、一つでも二つでもとりつかれるが如く何かをやってみたい。

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    2025年06月10日
  • 本からはじまる物語

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    著名な作家達による「本」がテーマのアンソロジー。
    甘酸っぱい恋の話しやちょっとゾクッとする話、不思議なお話など本というテーマ1つでも色んなお話が書けるんだなぁと楽しく読ませてもらえました。
    中でも本が飛んでいったり、飛んできたり、飛んでる本をつかまえたり…といった本が飛ぶ話がいくつかあり、作家さんには本が飛ぶという発想があるんだなぁ〜と思いました。
    どれも良かったですが、本多孝好さんの「十一月の約束」が好きです。

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    2025年06月10日
  • 息のかたち

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    なんだか不思議な話です。
    コロナ禍を背景に、ある出来事から他の人の息の形が見えるようになった女子高校生が主人公。もっともこの変わった能力は血筋らしく、祖母も父親も息の形が見えるらしい。そんなちょっと変わった能力を持った家族の普通の物語。
    祖母は茶人、父は宮大工。主人公の女子高生は初めは陸上選手だが、途中からは絵画の世界で才能を現す。舞台である京都の町はどこか柔らかく雅、そして清涼感。
    それにしても、いしいしんじってこんなに文学的だった?私の知ってるいしいしんじは『トリツカレ男』や『ポーの話』などの児童文学。それらとはかなり文体が違い、凝ったどこか抽象的な表現。しばしばそれにまぎれて具象を見逃し

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    2025年05月23日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    デュゼッペがタタンにトリツカレていく様は読んでいて辛かった。自分を失っていくほど辛いことは無いよ。。

    ハツカネズミのキャラクターが個人的には好きだった。デュゼッペ1人だったら絶対にペチタとは繋がれていなかったよね。

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    2025年05月23日
  • 息のかたち

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    京都の町が迫ってきた。(おばあちゃんの京都弁がいいなぁ。)
    コロナを描いた本はたくさんあるが、こんな淡々として、しかも肯定してるのがなんかよかった。息でコロナを描くのがさすがって感じ。
    読み始めは現実的で、アニメの話や高校生の青春の話からどんどん幻想的になっていって、
    最終章、お母さん、結局なんやったの?
    霧の中に迷い込んだみたいに、まさに煙にまかれた感じがして、その余韻がいいけど、はっきりさせてほしい気持ちもある。

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    2025年03月24日
  • げんじものがたり

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    源氏物語のいしいしんじさん訳。
    ネイティブ京都弁で語られるやり取りはすごくリアルで、でも関西弁スピーカーじゃない方にとっては少し読みにくいかもしれないなと思ったり、でも光源氏のチャラいけど憎めない茶目っ気というか魅力が引き出されていたと思う。
    高校時代、高尚な風に授業とかで教えられてた和歌が、実はこんなにエロティックな内容やったとは!とある意味痛快。
    当時、この物語はすごい娯楽やったんやろうなぁと大河ドラマを観おわった後、なおさら思う。

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    2025年02月05日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    詩的な調べで描かれる、ラブストーリー。
    不思議なリズム、軽快な言葉たち。
    フワフワとつかみどころがない世界観なのに、純粋に人を思う気持ちがダイレクトに心に届く。
    筆者の他の作品も読んでみようっと。

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    2025年01月26日
  • 息のかたち

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    息や声、いしいしんじは見えないものを描こうとしている、と思った。
    私たちは冬の寒空の下でしか、白く染まった息を見ることができない。その息が見えて、操って物理的な力を行使したり、人の心に作用するのは面白い。
    息繋がりで、鬼滅の刃の話題が出たが、そこから着想を得たのだろうかと思ってしまった。

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    2024年11月07日