いしいしんじのレビュー一覧

  • トリツカレ男(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    タイトルだけ見て勝手にホラーだと思って手に取ったけれど、外国の童話のような夢のあるストーリーだった。

    トリツカレ男ジュゼッペが取り憑かれたものが、あとあと役に立つのがクスリと笑える感じでよかった。

    0
    2024年11月05日
  • 息のかたち

    Posted by ブクログ

    高2の夏実はひょんな事から他人の息が見える様になる。どうも遺伝らしい。読んでいると透明感溢れるパステルカラーを想像する、が、これは20年から24年までのコロナ禍の時代が舞台だと思うと切なくなる。あの頃の狂気溢れる自粛警察を思い出すからだ。不思議な世界なのに絵空事に感じなかった。

    0
    2024年09月14日
  • げんじものがたり

    Posted by ブクログ

    私は面白かったよ、もちろん。

    主要どころまとめていただき、相関図がやっと頭に入りました!

    けど京都人でもあまり使わない言い回しは、京都弁慣れてない人だと相当読みにくかったんではないかと思う。

    0
    2024年08月19日
  • げんじものがたり

    Posted by ブクログ

    大河ドラマ「光る君へ」をきっかけにこの本を手に取った。大学受験のために漫画あさきゆめみしで概ねの内容を覚えて、もちろん勉強の中で古文でも触れたけど、それ以来の源氏物語。
    現代語訳で改めて見ると、光君のキモさが際立つ。あさきゆめみしではもう少し格好良く描かれてた気がする。
    現代価値観だからキモさを感じるのかと思いきや紫の上にも「キモい」連呼させていて笑った。金持ちイケメンでも許されない(後に許されるが…この本は途中で終わるので許されないまま)。
    でも結局面白い。紫式部の描く姫たちの魅力だと思う。他の現代語訳もまた読みたい。

    0
    2024年07月26日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    麦ふみクーツェ

    主人公のねこはティンパニー奏者のおじいちゃんと数学教師のお父さんと暮らしていました。おじいちゃんは町の吹奏楽団の指導に没頭し、お父さんは素数に取り付かれてだんだんと奇行を繰り返すようになります。
    鼠が大量に降ってきたことから町の調子がおかしくなっていき、一段落したところで現れたセールスマンによってとても大変なことになってしまいます。そんな町の物語と、音楽学校に留学していたねこの周りの物語が平行して語られていきます。
    とても感心したのが、ゴシップのスクラップを趣味とするねこのクリップする物語の小さな謎解きや、その登場人物のお話が各所にちりばめられている構成で、とても楽しむことが

    0
    2024年07月19日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    えらく久しぶりに再読。前に読んだのは小学生のときだ。弟である自分が、姉からもらって読んだ本。今になって、この本とそんな出会い方をしたことが特別なことに思えた。当時もえらく心に残り、内容もけっこう覚えていたが、それでもウルウルとくるものがあった。細かい表現までじっくり染み渡らせながら読みたい本。

    0
    2024年07月15日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    まだ本を本格的に読み始めたばかりなので、各作家さんの特徴など、自分にとって読みやすかったなどが分かり、これから本を…という人におすすめ!
    本屋を巡る話しはどれも面白かった!

    0
    2024年06月27日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今までいろんなことにとりつかれてきたトリツカレ男が1人の女性にとりつかれ、彼女のために一途にがんばる!!
    本の薄さから想像できない、心温まるお話し✨

    0
    2024年05月26日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すきだ〜〜〜
    リーガルリリーの『ぶらんこ』をより噛み締めたくて読んだのだけれど、焦燥とか体温とかすごくわかって、そうしてここに落ち着くのだなという回路がみえてうれしかった、とてもすき、理屈ではなくてこの本のなんかやわらかいところが感覚として、とても

    0
    2024年01月23日
  • ある一日

    Posted by ブクログ

    前半ははもとまつたけを食べる2人が印象的。
    そして園子さんの出産シーン。私もつい3ヶ月前に体験したのが誇らしく思えるぐらい、神々しくて、奇蹟に近い営みなんだと思わせてもらえた。
    母親目線だけでなく、これからまさに産まれ出ようとする胎児の目線で書いてある文章はものすごかった。手に汗を握るぐらいドキドキした。
    また読み返したい。

    0
    2023年02月05日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「晴れ、時々クラゲを呼ぶ」で小崎ちゃんが激薦めしてたので。
    山に囲まれた街にあるブラネタリウムを独りでやっていた泣き男さんが、ある日ブラネタリウムに捨てられていた双子に彗星の名前からとったテンペルとタットルという名前を付けた。二人は成長し、ブラネタリウムを手伝いながら、郵便配達をしていたが、ある時街にやってきた手品師の興業にテンペルはついて行ってしまう。双子は違った運命をたどっていく。
    騙される才覚が人にないと、この世はかさっかさの世界になってしまう。
    タットルは熊狩りで村人たちを騙し、テンペルは手品師として人々を騙す。事故で命を落としたテンペルの代わりにタットルが一世一代の騙しをすることで、

    0
    2022年12月11日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    本が好きな人には是非読んでほしい!
    本と人との関わり方、大切な本の思い出、ファンタジーな物語もあり、、、

    色々な方のストーリーをいっぺんに楽しめる欲張りな本です!!

    0
    2022年10月15日
  • 毎日が一日だ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔新聞で連載していたらしい日記をまとめた本。いしいさんの本久々に読んだけど、やっぱりとても好き。ことばが自由に本の中で踊りまわっていて楽しい。それはなによりいしいさん自身がとてつもなく自由な人だからだ。きぐるみや着古して破れた服を着て生活することにも、遅刻することも子供のようにはしゃぐことも本人としてはあまり気にしていない様子。でも、その場に漂う「おはなし」の気配にはなんと敏感であることか。面白いことも、日常のことも、ご家族やたくさんのご友人たちのことも、「おはなし」交じりにみずみずしいことばで生き生きと綴られていて、読んでいるとわくわく、切なく、楽しく、一緒になって心を揺さぶられてしまう。マ

    0
    2022年09月06日
  • 作家と楽しむ古典 平家物語 能・狂言 説経節 義経千本桜

    Posted by ブクログ

    『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』は一冊も読んでいないし読む気もないが、現代語訳をした方々が何を思ったのか、そして単純に「平家物語」と付くものは何でも摂取したいという気持ちから手に取りました。

    「平家物語」古川日出夫
    …『平家物語』のなかで人は本当によく泣きますよね。…月を見て泣きます。風が鳴ると泣きます。…現代のわれわれは近代ヨーロッパ以降に教育された泣き方しか知らないんです…現代の教育が入ってくる前の人は別の感性をもっていて、別のことで泣いていたはずなんです…(p.48)
    私は月を見て泣き、空の色が変わっていくのを見て泣く人間なので、そうか私は別の感性で生きている人間なのかと指摘された

    0
    2022年04月21日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ずっと、弟が死ぬのかと思ってた。
    冒頭から姉の懺悔というか後悔が多かったから。

    そんなことはなかったし、そんなに浅いことじゃなかった。
    おばあちゃんの死から逃げるな、向き合いなさいはだいぶ応えたし象のローリングは未だに怖くて調べられてない。あやふやで不確かな世の中ででも時たま手を握れればいいじゃないかと、いしいしんじさんは誰かを励まそうとしてくれてたんかな。

    0
    2022年04月10日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プラネタリウムもサーカスも「現実と見紛うような虚構性」により魅力を放つが、それらはあくまでも「虚構」であることが暗黙のうちに了承されていなければならない。
    「虚構」は他者と共有され「物語」化された時に命が吹き込まれる。一方で「物語」を共有しない者にとっては何の意味も持たない。
    タットル扮する熊は町の猟師以外が銃を向けたら恐らく弾が当たっていたし、テンペルの悲劇は「物語」を共有しない者によって誘発される。
    「虚構」と「現実」を見誤ってはいけない。
    500Pほどありなかなかのボリュームでゆっくりと読んだが、興味深く読むことができる内容だった。
    次は「麦ふみクーツェ」を読みたい。

    0
    2022年02月23日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    とある片田舎の工場のそばにあるプラネタリウムの座席に、双子の赤ちゃんが捨てられていた。双子はプラネタリウムを経営する"泣き男"に、タットルとテンペル名付けられ、いたずら好きの青年に育つ。ある日、村にやってきた手品を見せる一団に出会い、ふとしたきっかけで双子の人生は引き裂かれ、それぞれの道を歩み始める。

    大河ドラマ的にこってりとしたストーリーに、自問自答するようなストーリーテリングで、ぐいぐいと双子の人生の紆余曲折を描いていく。父親代わりの泣き男、双子のいたずらをたしなめる工場長や盲目の老女、テンペルを世話するテオ団長など、双子の成長にともなって人生に介入して導いていく。

    0
    2021年12月30日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもらしい日記のように書かれた文章の隅々に散りばめられた言葉が、後半になって1つになっていき、最初から結末は決まっていたんだと気付かされる。けれどその過程の中でお母さんとお父さん、おばあちゃんと指の音、そして弟との幸せな時間は結末という一言では語れないものがあって、思い出はぶらんこのようにこっちのほうへ、ときにあっち側へとゆるやかに動く。前半は子どもらしい書き振りから、後半怒涛の展開に挫けそうにもなるけれど、全体を通して暖かく、優しい気持ちになれる作品。また読み返したいなあ。

    0
    2021年12月11日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    大人の童話 子供向け風に書かれてはいるけど、しみじみ感動するのは大人だと思う。好きなジャンルとは違うけど、人間を描くのにこういう書き方もあるのかと勉強になった。

    0
    2026年01月12日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    ごめんなさい。終始話の内容が掴めなかった、、

    映像化すると面白いのだろうか。

    途中「い」の抜けたところがあったけどあれはなんだろう。

    0
    2021年07月08日