いしいしんじのレビュー一覧

  • ポーの話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いしいしんじの真骨頂だと思っております。
    素晴らしいよ。気持ち悪い表現とかが大好きなんです。大好きですな。
    うなぎ女の息子ポーが川に沿って歩いていく物語。

    0
    2012年03月04日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    第六章 光のかけら

    は、涙が止まらなかった。

    すべての登場人物がいとおしくてたまらない。
    読みごたえがある良作。おすすめ。

    0
    2016年09月14日
  • みずうみ

    Posted by ブクログ

    3編からなるおはなし。
    別々の話と思いきや、解説を読んで、あら、同調。

    いしいさんの文章、好きです。

    0
    2011年06月12日
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    不思議だけれど少しも不思議じゃない、でもやっぱり不思議なお話。
    ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意だった弟。声を失ったけれど動物と話ができた弟。みんなに愛され、お話をつくるのがとても上手だった弟。
    姉の“私”は、弟が残した古いノートを読みながら、彼の心の本当を知ってゆく。小さな弟が“私”を精一杯守ろうとしていたことも。
    彼がノートに綴っていたお話は、どれも優しくて切なくて、不思議なのに本当すぎて、心の鈴は鳴りっぱなし。
    たとえば彼が書いた「おばけのなみだ」。
    「川のおばけはもう二度と川へはもどれない。それは、ひとがしんだらこのよにもどれないのとおんなじです。川のおばけは、川のなかではいきいき

    0
    2025年01月11日
  • みずうみ

    Posted by ブクログ

    最高!いしいしんじのやりかた大好き

    あまりにも露骨に世界観が出すぎてるとも思うけどそんなのがあったっていい

    いしいしんじの長編は好きだったけど、これ読んでやっとしっくりいった

    全ての物語に通底してる思想のようなもの 私が感じてたのは間違ってなかった と

    いしいしんじがあんまり好きじゃないという人にも読んでほしい
    好きだっていう人にもぜったい読んでほしい

    0
    2011年07月16日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    「だまされることは、だいたいにおいて間抜けだ。ただしかし、だまされる才覚がひとにないと、この世はかさっかさの、笑いもなにもない、どんづまりの世界になってしまう。」

    現代のおとぎ話。
    この不思議な世界観が気に入った。

    自分にできることを精一杯やって、それでなにか少しでも人のために役に立てるのなら素晴らしい。
    決して出しゃばらず、かといって遠慮せず。分をわきまえて生きられたらいい。

    0
    2019年01月16日
  • ポーの話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    物語作家いしいしんじの面目躍如、次から次へと物語が紡がれ広がっていく。善も悪も綺麗なものも汚いものも、何もかも飲み込んで物語は流れていく。
    今まで読んだいしい作品の中で最もアクが強く毒も強い作品かも。しかしアクや毒が強いほどに純粋なるものも光り輝くんですね。ポーという少年がその象徴的存在として、寓話的に扱われています。そのため物語の意図は読み手に委ねられているかのような印象を受けました。

    0
    2010年09月16日
  • 白の鳥と黒の鳥

    Posted by ブクログ

    なんて言ったら良いのか『夢』を見ているみたいな気分になる本。無防備に、ふんふん、と読んでいるとエラい目に遭います。読み終わって我に返ってみると、このお話の数々が、手のひらに収まる小さな本に詰まってるのがなんだか不思議。

    0
    2010年06月10日
  • ポーの話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    うなぎ女から生まれた人間でも魚でもないポー。
    真っ黒い体と裏腹に真っ白い無垢な心を持っている。

    やがてポーはうなぎ女のもとを離れて、
    悪も善も感情もたくさん吸収して、たいせつなものを知る。

    メリーゴーランド、ひまし油。
    天気売り。
    犬じじいと少年、子供。
    埋め屋の旦那と鳩レースの女房。
    海岸の老人たち。
    うみうし女。

    ポーが出会うすべての人がいかにも人間らしくて、いとおしくて、頭から離れない。
    寂しい気持ちにもなったし笑ったし悲しくもなったしうれしい気持ちにもなった。

    少し長いけど、読んでみて欲しい作品。
    なんというかうまい言葉がわたしには見つからないので、それを読んだ人それぞれで感じ

    0
    2010年05月21日
  • プラネタリウムのふたご

    Posted by ブクログ

    『ふたご』をキーワードにとある本屋で見つけた一品。

    プラネタリウムに拾われた双子の話。
    ある日双子の片割れは運命を違い、それぞれの人生を歩む。
    そして再び出逢った時には・・・

    0
    2019年01月16日
  • ポーの話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    初めていしいしんじさんの作品を読みましたが、よかったです。
    じわじわと世界観に引き込まれました。
    出てくるキャラクターもみんな魅力的で、彼らの身に起こる出来事をポーと一緒に見ている気分です。ポーの目になって。
    また読みたいです。

    0
    2009年12月09日
  • ポーの話(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    良いことも悪いことも全部、この世は美しい。
    独特の文章と世界観、少しクセがありますが、深い愛に感動します。

    0
    2009年11月06日
  • 白の鳥と黒の鳥

    Posted by ブクログ

    こどものときに、おばあさんから聞いた昔話のような、おそろしさがありました。
    すりガラス一枚隔てたところから見た、きらきら光る世界です。と言われているようでした。

    0
    2009年10月04日
  • 白の鳥と黒の鳥

    Posted by ブクログ

    一つ一つが異様に心に残る短編集

    どれから読んでもいいけど、
    どれから読んでも全部一気には読めない


    中でも
    「すげ替えられた顔色」がお気に入り

    「私の顔じゃない!私はもっと綺麗なはず!」
    現在の美を求め続け、ありのままを否定する風潮をあざ笑っているかのように思えた

    母曰く「美の市場は永遠に拡大する」
    子曰く「結局自意識の拡大さ」

    0
    2009年10月07日
  • 麦ふみクーツェ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いしいしんじによって紡ぎ出される物語は力強く、物語に接する楽しさを体感させられます。物語のリズムを身体に叩き付けられるんですね。
    とん たたん とん と。読むことが本当に楽しくて、楽しいが故にガツガツ読むのでなく、文章の流れに漂うように身を任せて触れていたく思わされました。

    0
    2023年11月26日
  • 悪声

    Posted by ブクログ

    「息を吸ったときはいってくるのは
    空気だけじゃない。
    きみがいる時間や土地、風景のすべてが、
    からだにすいこまれ、細胞からはきだされ、
    すいこまれ、また吐きかえされる。
    息をする、ってのは、
    おおさっぱにいえばそういうことだ。
    生きているっていいかえてもいいが」

    これは主人公『なにか』と共に寺に住む
    寺さんの言葉

    こんな言葉が次から次へとあふれてくる

    苔たちに守られていた『なにか』
    成長して
    本人も知らないうちに
    美しい声を発するようになる
    人々の心にさまざまな風景を呼び出す
    はたして『なにか』は
    苔の妖精なのか?
    はたまたイエスキリストなのかとも思わせる
    いや、しかし普通の人間のようで

    0
    2026年03月25日
  • げんじものがたり

    Posted by ブクログ

    いしいしんじさんの訳す源氏物語。訳すというか、いしいしんじのものがたりになっているというか、現代の京都のおじさんがしゃべってるみたいなかなりぶっとんだ訳なのでびっくりした。
    セレブとかのカタカナ語、「ぐうかわ」みたいなネットスラング、「三冠王」とかの時代を超えた概念がバンバン飛び出す。登場人物の口調もすごく砕けている。いや、面白いから私はありなんだけど!奥ゆかしさ、格調高さとかは全く失われてる(笑)。その分、各登場人物の性格、特に夕顔の可愛らしさというのが、角田光代訳で読んだ時よりよく伝わってきたかも。夕顔は、ヤリチン光君にとっては死ぬほど都合が良くて、ちょうどいい感じの女だったんだなあ。かわ

    0
    2026年03月22日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とりつくくらい一生懸命になれることがどれほど素敵ですごいのか教えてくれる作品でした。
    登場人物全員があたたかく優しい世界で好きでした。

    0
    2026年02月17日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    変な絵で初めはあんまり気が乗らなかったけど、読み進めるとどんどん面白くなってくる。登場人物も少なくシンプルで分かりやすい。いい話だった。何事にもトリツカレるトリツカレ男の変わり者扱いされるジュゼッペ、いい奴過ぎる〜。人柄が良ければ、少々変わり者でも幸せになれるんだな、と思った。読んでよかった!

    0
    2026年02月05日
  • 息のかたち

    Posted by ブクログ

    純文学とオススメされて読んだら鬼滅のネタバレ喰らいました。
    コロナ禍の混沌や人の生き死に、その中に渦巻く感情や想いを「息のかたち」として描いているような気がしました。

    0
    2026年01月26日