川野靖子のレビュー一覧

  • 炎と血 I

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    ターガリエン家の治世を綴った本。「アーチメイスター」が書いたという設定になっていて、最初は歴史書を読んでいるかのように感じた。小説としては味気ないようにも感じたのだが、読み進めていくと、どんどん面白くなっていった。

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    2023年01月05日
  • 蜂の物語

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    ディストピアモチーフと漏れ聞いていたので、蜂みたいな社会を形成している人の話なのかと勘違いしていたが、完全に昆虫の蜂の話だった。ハダカデバネズミや蜂といった真社会性の生物のことを知らないほうがかえって楽しめるかもしれない。主人蜂が産んだ卵をオスだと最初勘違いしていたのはなぜ…?ここは新約聖書味を出すため?
    追記→『ミツバチと文明』によると、女王バチがいなくなったときに働きバチが産む卵はすべてオスになる…勉強になりました。

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    2022年09月11日
  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    ゲーム版ウィッチャー3がとても面白くて、原作も読んでみました。 
    原作は登場人物が多いので、ゲームやNetflix でウィッチャーを知らない人には、内容を理解しにくいのかな?とも思い、星4にしました。
    ですが、ウィッチャーを知ってる人には、とても楽しく読めると思います! シリとゲラルトの関係、トリスやイネファーなど主要メンバーも出てくるので、ゲーム版ウィッチャー3をやった人には特にオススメです。

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    2022年08月24日
  • 炎と血 I

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    ドラマ #ハウス・オブ・ザ・ドラゴン の100年前、ウェスタロス大陸をターガリエン家が征服した頃からを記す歴史書。
    ゲースロの時代よりドラゴンのデカさも数も全盛期で戦の規模も壮大なので最高。
    2部からドラマで描かれる時代らしいので早く読まねば

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    2022年07月30日
  • ウィッチャー短篇集2 運命の剣

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    ウィッチャー短編集の第二弾。前作の後、長編の前にあたる。
    前作がウィッチャー世界でのさまざまなドラマにゲラルトが関わっていく話が多かったが、
    今作はゲラルト本人に深くかかわる話が多い。
    イェネファーとの痴話喧嘩から始まり、ウィッチャーとして生きることの重さを経て、長編へと話がつながっていく。
    相も変わらず生きるだけで大変な世界において、真剣に生きることが生み出すユーモアがアイロニーを醸し出す。

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    2022年05月11日
  • 蜂の物語

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    表紙が素敵で手に取った一冊。
    蜂の世界を擬人化し話。どうなるか続きが気になりすぎて、一息に読んだ作品。
    フローラの秘密がばれないかハラハラしすぎた。
    心を読まれるとか、集合意識とか、女王の愛など、蜂ならではのフェロモンの世界もすごいなーと思った。
    『侍女の物語』になぞらえたとのことで、『侍女の物語』も気になる。

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    2022年02月20日
  • ウィッチャー短篇集 1 最後の願い

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    小説版ウィッチャーの前日譚となる短編集。あいも変わらず厳しい世界で、真面目にユーモアの押収を繰り返し、そして信念に従ったほろ苦い決断を下す人々のドラマ。

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    2022年01月01日
  • ウィッチャーV 湖の貴婦人

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    ネタバレ

    群像劇。
    伏線というほどでもないけど、物語のなかに散らばっていた人物たちと彼らの過去現在未来が絵画・書物・夢・本の世界を通じて収束していく巻。一気読みしてよかった。あんな人がこんなところでこんなふうに。

    シリの能力の種明かし、戦争、運命の謎解き、ラスボス退治、戦後処理の政治と人種対立、と別の作品のような大きな構成が、物語の語られ方解き明かし方の横糸でつなげられている。

    異世界転生的なのは好みではないけど、物語は時空を超えて語られるもので、それぞれに宇宙があるというのは好き。
    最後に旅立って新しい世界へ行くのはお約束かな。

    ポーランド版が1999年初版ということで、女魔法使いたちの描写にミ

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    2020年02月16日
  • ウィッチャーV 湖の貴婦人

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    大人の、過酷で、残酷なファンタジーだったな。でもそれでも進んでいくであろう未来を感じる終わりだった。なんせ登場人物も情報も多いので理解できてるのか不安だけど。なんかこう、やるせないなーと思うことが多かったな…人の欲とか弱さとか傲慢さとか。ストーリーの壮大さはもちろんなのだけれど、個人的には人々(他の種族も含めて)の生き様考え方に、色々感じるものが多かったな。

    あと会話がなんかクセになる。
    落ち着いた頃にまたのんびり読み直したい。

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    2020年02月12日
  • ウィッチャーIV ツバメの塔

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    未来の人物の語りや主要3人以外が軸になってポンポン入れ替わる視点で謎解きがテンポ良く進んでおもしろい。(でも夢と書物に頼りすぎ)
    なにそのアビリティ?FF?みたいなのとか。
    カヒルの萌え設定とか、好み。
    ホントに次の巻で終わるの?

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    2020年02月08日
  • ウィッチャーIII 炎の洗礼

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    主要登場人物が2巻からさらに分厚くなって、仲間も増えて(しかもゲームならむちゃくちゃ心強いジョブだらけ)、謎はそれほどひっぱらないで明かされるので読みやすい。もうちょっと込み入っててもいいくらい。

    急に時空ジャンプした新しい時系列出てきて、今後これがからんだりするのかな。

    女性たちがいきいきとしてるのは楽しいけど、魔法使い(特権階級)、王族、剣士、盗賊、猟師、医学生、難民、行商人、軍人のほかにももっと見たい。

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    2020年02月01日
  • ウィッチャーIV ツバメの塔

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    アヴァラック!(待ってました!)

    シリの苦難。
    ゲラルトとシリには皇帝エムヒルと残虐な大魔法使いヴィルゲホルツによって幾人もの暗殺者が放たれている。
    シリを追うゲラルトは旅の仲間を増やし、かすかな情報を頼りに前進し続け、やがてドルイドに示されたトゥサン国境付近の洞窟で壁画を描くエルフの賢者と邂逅する。

    一方、シリは盗賊団の仲間を殺され、たった一人暗殺者の虜囚となっていたぶられ続ける。

    ウィッチャー3のゲームの中でシリが大変な環境をくぐり抜けてきたことは語られていたけど、大半は幼少期をウィッチャーの修練で過ごしたことだと思っていた。そんなものがどうでもよくなるくらいこの巻でのシリの逃亡劇は

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    2019年07月22日
  • ウィッチャーII 屈辱の刻

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    魔法剣士(ウィッチャー)ゲラルトを主人公としたファンタジー小説の第2巻。
    前半は北方諸王国派とニルフガード帝国派に分かれた魔術師たちの抗争が描かれる。
    ゲラルトとシリラはそこに巻き込まれて大変なことになっちゃうんだけど、ゲラルトおじさんの場合はその前に女魔術師たちとウハウハしてたから、全然同情できなーい(笑)
    (それにしてもウィッチャーの女魔術師ってみんなえちえち♡)
    後半は、同じく抗争に巻き込まれ、ぼっちになってしまったシリラの冒険譚が描かれる。
    冒険譚といっても内容はかなり悲惨なので、ゲラルトのときとは逆に「シリラかわいそう(><)」って気持ちになっちゃう。

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    2018年11月04日
  • ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する

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    ソフロニアのシリーズ最終巻。タイトルの恋に陥落というほど恋愛要素はありません。目新しいガジェットもないですが、他のシリーズと少しリンクしてるとこが、うまく常連客を手なづけてる感はあります。
    軽く楽しく読めて安心感のある終わり方。

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    2018年09月17日
  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    中世ヨーロッパ風の世界で繰り広げられる剣と魔法のファンタジー。
    怪物退治を生業にしている魔法剣士ゲラルトが救った少女シリラは、亡国の王女にして
    世界を破滅させるほどの魔力を秘めた「運命の子」だった……っていうお話。
    『アルスラーン戦記』と『銀河英雄伝説』をブレンドして、さらに人間の生臭さをこれでもか!っていうくらい加えた感じの世界観。
    シリラをマンツーマンで教育する魔法使いイェネファー(ゲラルトの元カノ)が、事あるごとにゲラルトのことを思い出して、ぽっ\(//∇//)\となるところが可愛くて好き。

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    2018年09月15日
  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    ファンタジーの王道、争う国とそれに巻き込まれる王の血筋を持った少女。
    エルフにドワーフ、魔女や魔法使い。
    ウィッチャーという非人間の種族。
    人気ゲームの原作という事だけど、原作の面白さは王道なだけあって外さない。
    これはゲームもしてみたいし、早く続編や短編集の翻訳も出て欲しい。

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    2018年09月06日
  • プルーデンス女史、印度茶会事件を解決する

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    たわいもないスチームパンクロマンス。なんだけど、シリーズ全部読んじゃってる私。ちょろいな。
    古き良き英国にスチームパンク、程よく科学が発達して飛行艇や気球が飛び交うロンドン、異界族と呼ばれる吸血鬼や人狼と人間が共存する世界。
    人狼の貴族の娘で大物吸血鬼の養女、その上特殊な能力を持つ主人公と、ファッションセンスのある親友、科学オタクの美青年と主人公と戯れる伊達男。ワンパターンにもほどがありますが、なんか読んじゃう。漫画みたいでサラッと読める冒険譚です。
    とりあえず礼儀と紅茶があれば丸く収まるお花畑(笑)楽しいシリーズです。

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    2018年08月29日
  • ウィッチャーIII 炎の洗礼

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    前作のサネッド島での事件を受けて、女魔術師会が結成される過程でシリの血統が明らかにされる一方、レジスの身上やゲラルトが「リビアの~」と名乗るに至る経緯が描かれる。ゲームシリーズの背景がいろいろと判って楽しめた。
    ゲームシリーズに登場する女魔術師達はほとんど出てくるが、ミルヴァがゲームには出てこないのは勿体無い。
    ウィッチャーが魔物と戦わない...というか魔物が出てこないな、今回。

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    2018年06月29日
  • ウィッチャーI エルフの血脈

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    人気ゲームの原作だそうだが、ゲームは全然知らない。
    『氷と炎の世界』の続編が待ちきれなくて、別の剣と魔法の世界に手を出してみたのだが…

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    2018年06月18日
  • ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ

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    ゲイル・キャリガーの2つ目のシリーズ、2作目。
    アレクシア女史のシリーズの25年前という設定です。
    こちらはヤングアダルトというジャンルだそうで、やや若向きの展開。

    19世紀半ばの英国、女性は膨らんだロングスカートのドレスを着ている時代。
    おてんばなソフロニアは全寮制の花嫁学校に放り込まれますが、なんとそこはレディとして活躍できるスパイを養成するのが影の役割。
    ソフロニアは才能を発揮することになります。

    試験で高得点を取りますが、級友たちから浮いて距離を置かれる羽目に。
    親友のディミティには謎めいたラブレターが届き、罠ではとソフロニアは気を揉んでいるのに‥
    友情や張り合い、試験の緊張など、

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    2018年05月09日