あらすじ
ヴィクトリア朝英国、レディのためのスパイ養成学校で、吸血鬼や人狼への対処法をも学ぶソフロニア嬢。彼女はふとしたことで悪の組織ピクルマンによる空中学園乗っ取りの陰謀に気づく。ピクルマンは英国じゅうのメカ制御をたくらんでいたはずだが……。だけど教授たちは彼女の話を信じてくれない! 学園最大の危機なのに、みんなを守れるのは、われらがソフロニアだけ!? ユーモア歴史改変冒険譚シリーズ、堂々の最終巻
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Posted by ブクログ
ソフロニア主人公の物語はここで完結を迎える。
ラストだけあって盛り上がりが凄い。
今や卒業(フィニシング)を控え、年齢的にも若き淑女となったソフロニアたち、ヴィクトリア朝の淑女がアクションするというのがますます面白い。
しかし、主人公がアクション厨弐受けるダメージも凄まじい。
これは作者が女性だから書けたのかなあ、と思う。男だとこれはたじろぐ!
そして、色々とイレギュラーな存在であるソフロニアがどのようなフィニシングをするのか、これも冒険的だと思う。ヴィクトリア朝の社会的制限を思えば、彼女がこの物語より後に進むべき道はなかなか険しいものと思えるからだ。
なお、パラソル奇譚の読者にとっては、あの人この人がちらちらと顔を見せるので、そこも楽しい点。
Posted by ブクログ
ソフロニアのシリーズ最終巻。タイトルの恋に陥落というほど恋愛要素はありません。目新しいガジェットもないですが、他のシリーズと少しリンクしてるとこが、うまく常連客を手なづけてる感はあります。
軽く楽しく読めて安心感のある終わり方。