川野靖子のレビュー一覧
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ソフロニア主人公の物語はここで完結を迎える。
ラストだけあって盛り上がりが凄い。
今や卒業(フィニシング)を控え、年齢的にも若き淑女となったソフロニアたち、ヴィクトリア朝の淑女がアクションするというのがますます面白い。
しかし、主人公がアクション厨弐受けるダメージも凄まじい。
これは作者が女性だから書けたのかなあ、と思う。男だとこれはたじろぐ!
そして、色々とイレギュラーな存在であるソフロニアがどのようなフィニシングをするのか、これも冒険的だと思う。ヴィクトリア朝の社会的制限を思えば、彼女がこの物語より後に進むべき道はなかなか険しいものと思えるからだ。
なお、パラソル奇譚の読者にとっては、あの人この人がちらちらと顔を見せるので、そこも楽しい点。 -
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あのちっちゃかったプルーデンスがレディになって再登場、というシリーズ。初め、ルーが何歳の設定なのかよくわからなかったけど、意外とホントにレディだった。なんとなく、心理描写がソフロニアっぽくて、もうちょい下かと思って読んでました。
この世代設定、いいわぁー♪
アレクシアシリーズファンは本当にニヤニヤものです。あの人もこの人も、今のところ幸せそうにその後をハチャメチャ生きておられるようで何よりです。
個人的にはなんといってもやっぱり教授!
きっと絶対間違いなく出てくるだろうと期待してたけど、キャラクター紹介に名前があってほんとに嬉しく!!登場シーンは少な目でしたが、きっと暗躍してるはずっ!と妄想できたので幸せ~
新キャラ?としては、双子ちゃんがけっこういい脇。謎の美女も、他のキャラとどういう感じで関わっていくのか楽しみですな! -
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アレクシア女史のシリーズ5冊目。
え、完結しちゃうの~残念!
冒険とユーモアとロマンスと☆いきいきした描写が楽しみなシリーズ。
盛りだくさんな内容なので、どうやってまとめるのかしらと謎でした。
アレクシアの娘プルーデンスは、2歳に。
おしゃれな吸血鬼のアケルダマ卿を乳母?筆頭に、皆が守り育てています。
人狼のマコン卿と、人間だけど反異界族のアレクシアとの間に生まれた子は、触ると相手の能力を奪って変身。
特に夜の間、吸血鬼に触れば相手は人間になって老い始め、プルーデンスは牙が生えてくるという大騒動。
人狼の父親に触ると、可愛い子犬のような子狼に変身してものすごい勢いで駆け回ることに。
これにも、ある限界はあるのですが。
エジプトの吸血鬼の女王から呼び出しがあり、アレクシアはどういう意味かと不審に思う。
親友アイヴィの劇団の公演に同行するという形で、親子3人でエジプトを訪問。その意外な顛末は‥
アイヴィには双子の赤ちゃんが生まれていて、これも大騒動の一部をにないます。
最高齢の吸血鬼であるエジプトの女王の願いとは?!
ロンドンでは、人狼となったビフィが活躍していました。
最初は好感の持てる脇役に過ぎなかった若者ビフィがだんだん存在感を増し、アレクシアとの繋がりも深まります。
前作で恋人となった人狼団の副官ライオール教授にも、いぜんの問題の決着をつけるときが訪れ‥
気丈なアレクシアが、夫が死んだかもしれないということになると、気力をなくすのも可愛いです。
やや単細胞に思える大男・マコン卿の真摯な思いが切ない。
おさまるところにおさまる大団円。
満足な読み応えでした。
スピンオフのソフロニア嬢のシリーズも翻訳されたので、読み始めています。
娘のプルーデンスが主役になるシリーズもあるということで、まだまだ楽しめそうなのが嬉しい! -
購入済み
大団円!
最後はドタバタの大立ち回りの末、強烈なサプライズを残してついに完結!でもいろいろな人のいろいろなことが気になる.....。これは続編を期待してしまいます。
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アレクシア女史の英国パラソル奇譚4作目。
おなかの子を守るためと、女王の暗殺計画を阻止するため、にぎやかな大騒動が展開します。
人狼、吸血鬼、ゴーストという異界族が、人間と共存するロンドン。
ただ一人の反異界族ソウルレスであるアレクシアは、人狼団のボス、マコン伯爵の夫人となった。
誤解も解けてラブラブに戻り、妊娠8ヶ月になる身重の妻に、マコン卿はすっかり過保護に。
人狼とソウルレスの女性との間に子供が生まれた例はなく、恐ろしい能力を持った存在になる可能性もある。
警戒を強める吸血鬼に狙われ続けるアレクシア。
吸血鬼をなだめるために取った秘策とは?
最長老の吸血鬼アケルダマ卿の力を借りることになる。
一方、消滅しかけているゴーストが必死で伝えてきた警告は、女王が暗殺されそうだという内容。
女王陛下を支える陰の議会は(アレクシアも含めて)バッキンガム宮殿に集い、事態を憂慮する。
捜査を始めたアレクシアは、夫が前にいた人狼団による事件との関連に気づく。
男装の発明家マダム・ルフォーもまた、何か悩みを抱えている様子。
絡み合った事件の真相は?
アレクシアは大きなおなかを抱えてロンドン中を移動し、引越しの指揮を執り、破壊力の強いオクトマトン(オクトパス型のロボット兵器)の狙う宿敵を救うべく大立ち回り!
マコン卿が、有能な妻の判断に頼り始めているのもほほえましい。
人狼団の副官ライオール教授の存在が光ります。
きちんとしているがわざと目立たないようにしている、リーダー格の狼の中では一回り小柄な彼。怜悧なライオールの過去が、明らかに! アレクシアの父と、実は?
具体的な描写はないのですが、おおっと、これは‥
3番手の人狼チャニングも出番は少ないけど、やたら見た目がいいのでちょっと楽しい役。
アケルダマ卿が可愛がっていた若者ビフィは、やむをえない事情で人狼になり、不本意な変身を半年たっても受け入れられずに苦しんでいます。その試行錯誤と落ち着く先も興味深いところ。
アレクシアの困った妹フェリシティもまた違う方面でやらかしてくれます。
親友アイヴィは意外な形でだんだん役に立つように。親友だけのことはありますね。
チビ迷惑はすごい状況で生まれ、その可愛さもさることながら、その能力は?!
満足な読み応えでした! -
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元気のいいヒロイン、登場です。
歴史ミステリの雰囲気もありますが~歴史改変ファンタジーみたいでもあり。
ジャンルとしては、パラノーマル・ロマンスかも?
19世紀末、ヴィクトリア女王の治世。
吸血鬼や人狼が組織化され、一般人には手を出さないことで認められている世界という設定。
満月の夜にだけ変身し野獣化する人狼は、自ら自邸の牢獄に閉じこもることになっていた。
アレクシア・タラボッティは、頭がよく気丈だが、婚期を逃している26歳の令嬢。
亡き父親がイタリア人だったため、ロンドン社交界ではいささか浮いてしまう濃い色の肌に大きめの鼻。
じつはロンドンでただ一人の<魂なき者>(ソウルレス)反異界族。これも父の血を引いている。
母と再婚相手との間に二人の妹があり、俗物揃いの家庭ではみ出し者扱いのアレクシアは半ばシンデレラのよう?
ソウルレスであることも隠しているため、気が強い割には自己卑下の習慣もついていた。
ウールジー城人狼団のアルファ(組織のトップ)であるマコン伯爵は人の姿でも大柄で、誰との決闘にも勝ち続けている。
アレクシアとは、社交の席で顔を合わせては口げんかになる間柄。
アレクシアがソウルレスであることはもちろん、人狼や吸血鬼には知られていた。アレクシアが触れると、そのときだけ彼らは無力化してただの人間の姿に戻るのだ。
ところが、そういった事情を何も知らない吸血鬼に襲われ、乱闘の末にパラソルでやっつけてしまう。
か弱いふりで気絶して見せたアレクシアだが?
地域では、はぐれ吸血鬼が増えているという奇怪な現象が起きていた。
アレクシアは何者かに付けねらわれ、マコン伯爵はそれを守ろうとするうちに、気持ちを抑えられなくなり‥?
出会うたびにキスを繰り返しながら、アレクシアの思い込みと、人狼の風習との違いで、恋愛模様は大混戦?
情報通でおしゃれな最長老の吸血鬼アケルダマ卿や、マコン伯爵の副官で冷静なライオール、気弱なアメリカ人科学者、アレクシアの家の有能な執事など、脇もいい味出しています。
吸血鬼を撲滅しようとしている組織に、研究材料として囚われたアレクシアは‥?!
当時の雰囲気と架空の設定を上手く織り交ぜて~面白い読み物に仕上がっています。
楽しめました☆
著者はカリフォルニア生まれ。母は英国人。
厳格な家庭から逃げ出すため英国で考古学、カリフォルニア大学で人類学を学んだという。
2009年本書でデビュー。
評判を呼び、ローカス賞などいくつかの賞にノミネートされる。
ベストセラーリストにも。