藤木稟のレビュー一覧

  • バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

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    半ば強制的に休暇を取らされたロベルトと平賀。なんと豪華クルーズに搭乗することになり、優雅なバカンスを楽しむ……だけだったらお話になりません、残念ながら(苦笑)。素晴らしい奇跡の現象だけならともかく、陰惨な殺人事件やテロの脅威など、心が休まる暇もない。けれどロベルトはともかく、平賀はこの方が楽しそうだなあ。
    ハイチのヴードゥーを巡るぞくぞくとした恐怖感も個人的に好み。あの謎の歌の不気味さがまたたまりません。そして不可解にしか思えなかった数々の事象がどんどん解決されていくのには、毎度のことながら舌を巻くばかり。ラストの緊迫したあのシーンまで、一気読みです。
    ああしかし、まさかあの人が関わっていたん

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    2018年10月17日
  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

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     短編集。平賀の弟視点の話がファンタジックだが、その中に出てくる兄弟と何が幸福か説教に、なるほど現代の説教はこういう風に行うのかなと感心した。
     魔女のスープの平賀の恰好がエクセレント。平賀の常識に囚われないぶっとんでるところが面白いし、人が死なない日常話は気楽に読めて楽しい。
     ローレン視点の話はひたすら、ローレン……、と心で叫びながら読んでいた。このキャラ付けのローレンと平賀の間でどういう心の交流があったかなかったかが大変気になるので、早く本編に出てきてほしい。どうしてもローレンにも人の心の動きや一般的な幸せを期待してしまうが、本編でどういう結末や成長が見られるのか。

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    2018年04月29日
  • バチカン奇跡調査官 二十七頭の象

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    ネタバレ

    ミステリ色強くて面白かった!
    短編からのミスリードに見事引っかかりました(笑)

    まさか本編に独房の探偵のメンバーが出て来るとは思わず嬉しかったです。が、今回も奇跡調査!って感じではなかったな。ミステリ好きとしては楽しめたけど、蘊蓄も少ないのでそこは少し物足りないかもしれない。あとバチカン2人組は殆ど出てこないので逆にそこに驚いた(笑)本編だしもっと活躍して欲しかったな。
    情報化社会という身近な問題がテーマだったのでその点は興味深く読めました。感情の問題とか特に。

    あらすじの「新展開」の文字に割と期待してたけどそこまで進まなかった(笑)ローレンの真相ってこれもう分かっていたような……名文化し

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    2018年04月23日
  • バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

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    ネタバレ

    豪華客船に殺人事件、仮面舞踏会にヴードゥ教、バミューダ海域とわくわくするシュチュエーションが目白押しで一気読みでした。

    せっかくの休暇なのに結局休めていない2人の体が心配です。
    相変わらず随所で平賀さんの食事に細やかな気遣いを見せるロベルトさんに、悪気はないんだけど着実にシン博士にトラウマ植え付けていってるマイペース平賀さん。
    今回はクスリとする小ネタ満載で楽しかった。

    ローレンが少し出てくるだけでものすごく嬉しくなる。前に彼が言っていたことの意味も分かったので、早く天使が彼を見つけますように。

    黒幕側のことがまた少し分かったけれどこれは……規模大きいし、まだまだ解決しない気がする(笑)

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    2018年04月23日
  • バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔

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    ネタバレ

    ミステリというか冒険活劇で読みやすかったです。

    砂漠のシーンの平賀さんが格好良かった。頼もしい!
    あと天然な行動だけじゃない、彼の真っ直ぐな行動もいつも以上に見られて良かった。
    なんだか恒例となってる平賀さんのシン博士へのやらかしエピソードも好きです(笑)

    気になったのは前からあるけどロベルト悪夢を見ている描写。未だに見てるのは辛い。そう簡単にはいかないことだけど、癒されて欲しい…

    最後の久々なローレンや相変わらずなジュリア司祭に続きが気になるので次巻も楽しみ

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    2018年04月19日
  • バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴

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    ネタバレ

    エクソシズムの話で、前半のいつも以上にオカルトな展開から科学的な話になってくるのはやはり楽しいです。今回もまた実験による証明シーンが好きでした。

    平賀家のやりとりにほっこりしました。平賀さんも平賀パパも自分の好きを推してるの可愛い。
    リフォームの話だったり、悪魔を飼いだしたりと相変わらずマイペースな平賀さんが好きです。
    今回もシン博士の地雷を悪気なくぶち抜いていたし、2人の距離は一向に縮まらない気がして笑えます。

    終わり方怖くて満足。また厄介な敵対組織出てきたなとは思ったけども(笑)この人達はまた出て来るのか、もう出ないのか…続きを読むのが楽しみ!

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    2018年04月19日
  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

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    ネタバレ

    短編集第二弾。

    「シンフォニア」
    途中まで良太くんの話だ嬉しい!だったり、前作同様にヨゼフの話は涙腺緩みそうになったり、しんみりしつつもゆったり読んでましたが、ジュリア司祭のおかげで全然落ち着けなくなりました。これが今後にどう絡むのか楽しみ半分、不安半分。

    「ペテロの椅子、天国の鍵」
    不穏でした。本編の裏側が知れるのは良かった。短編はサウロ大司教の人柄がわかって嬉しい。

    「魔女のスープ」
    エリーナさんがノリの良い人で気に入りました。素数を数える平賀さん想像してシュール過ぎて笑った。「ペテロの椅子、天国の鍵」の後だったのでホッとできる話でした。

    「独房の探偵」
    ローレンが安楽椅子探偵やる

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    2018年04月19日
  • バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達

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    ネタバレ

     今回は舞台が長崎で、隠れキリシタンが素材で大変面白く読めた。いつも通り、ロベルトの単独行動と迂闊さにハラハラした。毎回のように、単独行動は危険だと学習してほしいいと思う。
     8巻からチャンドラー・シンの増量週間に突入したらしくて、信頼関係が構築されているように思えた。
     丁度、長崎に行ってきた人から、『隠れキリシタンの数は極小になったそうだよ』の絵葉書を貰った時に読んでいたので、こういう巡り合わせは面白いなとふむふむと頷きながら読んでいた。
     新しい知識があると、自分が見る世界が拡張されるのが楽しい。自分が知る前からずっとそこにあって、自分が知らなかっただけなんだけど。新しく知ることで、対象

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    2018年04月15日
  • バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼

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    ネタバレ

    前回よりちゃんと理解できました(笑)
    実験シーンが良かった。懐かしい法則の名前が出てきたり、北欧神話は好きなのでその点も読んでいて楽しかった。

    今回、いつにも増してロベルトさんにハラハラするシーン多かったので、そういう意味でもドキドキでした。お願いだから自分を大切にして下さい。

    シン博士やローレンのことも少し進展あったので、今後を不安に思いつつ、続きが知りたくて読むのがやめられない

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    2019年08月25日
  • バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム

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    短編集です。
    登場人物それぞれの過去が知れて良かった。

    「日だまりのある所」は思わずうるっときてしまいました。
    ジュリア司祭の秘密が少し明らかになって、今後また物語にどう関わってくるのかが楽しみになりました。

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    2018年04月16日
  • バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔

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    ビルさんじゃないけどとても勉強したくなる巻でした。物理の話が難しくて目が滑る(笑)
    潜入する話が好きなのでわくわくしながら読めました。

    ラストのビルさんの話のゾワっとする感じが良かったです。
    アニメから入ってローレンが気になっていたので続きが気になって仕方がない…!

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    2019年08月25日
  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架

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    面白かった!
    ラスト数ページで謎が解明されるの楽しいです。ラストの脱出劇がドキドキでした。
    吸血鬼がテーマということで、それに関する話が沢山出てきたことも個人的に楽しめました。
    最後まさかあの人が出てくるとは思わず、ますます続きが楽しみになりました。

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    2019年08月25日
  • バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

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    今回もサクサク読めました。
    前作は平賀さんメインで今回はロベルトさんメインのお話。徐々に彼らの内面が知れて嬉しい。
    2人のお互いの足りないところを補える相棒という関係が好きです。
    今回の事件を通して更に絆が深まったし、敵対位置の存在が現れたのでますます続きが楽しみ

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    2019年08月25日
  • バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ

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    ネタバレ

    死んだはずの人間が生き返る、祈りで病を治す等の奇跡に挑んだ今回。まさかのオチにこれってアリなの~!?ミステリの禁じ手じゃないのって思ったんですけど、この作品はオカルトちっくなトリックじゃないと世界観に合わないですもんね……?
    結局、敵さんの主人公たちの想像に及ばない力を持ってる、無理難題は組織力でカバーみたいな感じなんで推理を楽しむお話ではなかったなあ。
    とはいえ面白くなかったわけじゃないのです。どうやってこの奇跡の謎を解明するのかワクワクしましたし、読み終えてみればちゃんと怪しい人への伏線はあったんですよねえ、面白かったです。

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    2018年04月10日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

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    アニメを観ていたので展開は知っていたものの、他の方も書かれてますが、アニメより先にこちらから読めばよかったなと思うくらい面白くて一気読みでした。
    宗教や歴史についてあまり詳しくないのでその点も読んでいて興味深かったです。
    話の雰囲気や登場人物のキャラクターがとても好みだったので続きが楽しみ^^

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    2019年08月25日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

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    あーおもしろかった〜。
    もしかしたらツッコミどころとか謎解きのアラとかあるかもしれないけどそれ以上にドラマチックで引き込まれた。
    アニメも面白そうだったけど文字だとほんと想像力が掻き立てられて吐きそうになった(笑!
    やはりオカルトって人を惹きつけるなぁ。

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    2018年03月23日
  • バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件

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    バチカン奇跡調査官、短編集第3弾。
    「チャイナタウン・ラプソディ」突然B級香港映画みたいなノリで面食らったけど、これはこれで面白い。ミシェルと鈴玉はお似合いのカップルだな(笑)
    「マギー・ウォーカーは眠らない」マギー博士の一日子守体験。微笑ましい。
    「絵画の描き方」相変わらず平賀がフリーダムで、ロベルトの苦労が偲ばれる。
    「ゾンビ殺人事件」ローレン最強伝説再び。ローレン主人公の独房の探偵シリーズもっと読みたい。
    黒幕飽和状態で伸ばし伸ばしな本編よりもサイドストーリーの短編の方が好きだったりする。

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    2018年05月29日
  • バチカン奇跡調査官 二十七頭の象

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    ネタバレ

    ほぼフィオナがメインの回でした。
    ところどころで出てくる平賀とロベルトで、あぁ短編じゃなかったと思い出すほど。
    ぼくっこが気になってたフィオナですが、でもフィオナの思考や行動は面白い。。。悔しいけど面白くて好きなキャラになってしまう。
    ストーリーはフィオナがメインだからか、今までとは少しテイストが違うものですが、身近に感じる事件でした。
    ローレンが気になって仕方がない。

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    2017年12月29日
  • バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件

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    ネタバレ

    マギー・ウオーカーは眠らない
    絵画の描き方
    この2つのお話が好きです。

    ゾンビ殺人事件も面白かったけれど、フィオナのボクっ娘にはちょっとキャラ付けしすぎかなーって毎度思ってしまう。
    ローレンが大好きなだけに残念です。
    まあローレンも設定盛ってるといえば盛ってるキャラなのですが。。。

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    2017年12月25日
  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

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    ネタバレ

    魔女のスープがまさか味噌汁もどきだったとは。
    確かに日本人以外が初めて味噌汁見ると、何この茶色いスープ。。。って思うだろうなあ。

    ローレンのメガネがハイテクだったり、
    ボクっこ女性が出てきたり、
    短編集ならではの面白さでした。

    それでも最初のシンフォニアは別格の感動があります。
    アニメで話は知っていたけれど、原作の方が深い。
    これだけでも読む価値がある話です。

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    2017年11月24日