あらすじ
バチカンの奇跡調査官・平賀とロベルトのもとに、新たな調査依頼が。神の聖所たる『契約の箱』の上空に、突然巨大な炎の剣と天使ケルビムの姿が浮かんだという。鑑定のため、急遽エチオピアに飛んだ2人だが──。
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今回の話は平賀が心底神父というものを体現している存在であることを改めて認識できた気がする。
対してロベルトはどちらかというと普通の人寄りではあるのだけど、それでも神父としてどうあるべきかを理性でしっかり繋ぎ止めてる感じがする。
砂漠の行軍という絶体絶命の状態でも知識があれば生き残る方法を探せる。サバイバル知識って大事ですね(笑)
ローレンの無事、そして久々のジュリア司祭の登場に少し心がおどりました!
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二人の絆の深さが分かる!
本作も大いに楽しめました。毎回異なるミステリーを提供してくださる著者様に感謝です。
砂漠での強行軍、サバイバル。いつもとは異なる趣で、ここからどうやって解決まで持っていくのかとドキドキしながら読み進めました。
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エチオピアを舞台にしたロードムービー。過酷な状況に陥っても平賀とロベルトの膨大な知識で乗り越えていくの、とっても清々しい。文句なく気持ちの良い事件譚だった。
冒頭から陰謀の匂いや、謎のちょい出しなど、先が気になるフラグが文章に埋め込まれ、読んでる方のワクワクを煽ってくる。いつものように2人が現地に飛んで、対象となる施設を深掘りしていくのかと思いきや、まさかの旅路へ。エチオピア内の宗教施設に街並み、人々など、遥か彼方の異国をのぞき見できたのが楽しかった。さすがに厳しすぎだろ……と思った砂漠ですら平賀の知識で乗り越えるのすごい。専門家である前に聖職者なんだよな、と意識し直させるエピソードでもあった。
平賀とロベルト、専門分野のエキスパートに磨きがかかっていってシンプルに感心することが多いのだが、キャラクター性の際立ちもより魅力が増している感じも。どうか平賀にはそのまま純粋な心根を持ち続けてほしい。
そしてラストにジュリア司祭……!やっぱり陰謀の陰にはいるんだよなあ。目的は本当に何なのだろう。そして私はジュリア司祭の登場と来歴をさっぱり思い出せなくなっているので、読み直しが必要となっている気がしています。
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砂漠の大冒険です。
インディー先生もビックリな大冒険になりました。
ですが、とりあえず、
エチオピアに行きたくなりました!
色んな教会が出てきましたが、どの教会も気になります。岩窟教会が見てみたいですね。どの教会も魅力的です。
葬列にムスリムも正教徒も参列し、お互いの教会やムスリムには入らないけど、ご近所で助け合う事には変わりないという場面が、心に残りました。
宗教戦争が起こる一方で、こうやってお互いに折り合いを付け、尊重して生活している地域もあるのだと思うと、皆んながこうなれれば良いのにねと、おもいました。
「悪い子には、あげない!」
水の取り合いをする子供達から水を奪って高く掲げ、「皆んな、静かについておいで。あそこのお兄さんが、お水をくれるからね」
と言って平賀にペットボトルを渡すロベルトにキュンときました。ロベルトは子供の扱いが慣れてますよね。
今回はインディー先生もビックリな大冒険でしたが、ロベルトは大活躍です。言語、民俗学、暗号、古文書、かなり、ロベルト大活躍です。
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シリーズ11作目。奇跡を起こしたタボットの謎と、その行方を追うロベルトと平賀。やがて巻き込まれる事件は、歴史的な謎も解き明かす壮大なスケールの物語でした。しかしそれ以上になんなんだ今回の冒険活劇は……!
砂漠の過酷すぎるサバイバルがとんでもなかったですが(平賀のこういう状況での強さがちょっと意外)。「栄光の門」へと至るさまざまな「試練」はそりゃもうインディ・ジョーンズばりのスリル満点な仕掛けがいっぱい。後半は目の離せない展開でした。
そして明らかになる仕掛けの真実。もしこんなものが本当にあったのだとしたら凄いのですが。あったとしてもおかしくないと思わされるリアリティが見事。すべての真相が判明しても、これは一種の「奇跡」といってしまっていいのかもしれません。
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うわぁ、これは面白かった!
バチカン奇跡調査官のシリーズはどれも面白いんだけど、これは何と言うか、シリーズの中でも自分でも興味のあるところだし、それこそ一気に読んでしまった。
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舞台はエチオピア。奇跡調査の内容は上空に巨大な炎の剣と天使の姿が浮かび上がったという。そして、エチオピアにはソロモン王とシェバの女王の子が持ち帰ったという『契約の箱』があるという。
ストーリーは、『契約の箱』の行方を追っていき、その途中に二人に生命の危機が迫るというもの。ただ、上記に記された奇跡はほとんど関係なく、さらに、最後にいきなり出て来たローレンの手紙でサラッと解決されるだけで終わってしまい、残念だった。また、生命の危機も、よくわからない試練の一環だったりと、いつものような展開が無く、あまりハラハラするようなものでもなかった。最後にはいつものジュリア司祭も出て来たが、今後の展開はどうするのかわからないのもいつものことであろう。最後のオチが気になるところ。バチカンの司祭が主人公名だけあったジュリア司祭を改心させるのだろうか。でも、そうであったら、ここまで引き延ばすだけのものではない気がするし、かといって殺してしまったり自殺等々はもっと興が削がれるし。。。
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エチオピアを舞台にした今作。
砂漠でのサバイバルは某アドベンチャー映画を思い出してハラハラした。平賀とロベルトの美しい友情には毎度のことながら心動かせられる。
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裏表紙の説明に想像を絶する、と買いていたので一体2人にどんなことが起きるのかと思っていたら、シリーズで一番過酷な目にあっててハラハラ。
警察に逮捕され(とは言ってもすぐ釈放されるけど)、砂漠に置き去りにされ、、。
平賀の冷静ぶりはさすが。あんな状況で冷静かつポジティブに考えられるのは凄いなぁ。さすが良太くんのお兄さん。頼もしすぎる。マヌエルさんの振舞いが自分勝手でヘタレに見えるけど、普通はそうなるでしょと。
でもそんな平賀がヒィッってなった場面は笑った。
自分の私物をバチカンに送って、平賀の私物と知らないシン博士が調査して、「ケルビムの奇跡との関係性は今の所見つかっておりません。」て。メールしてきた内容を見て縮こまる平賀笑。それ私物ぅぅ。。!うん、シン博士にはそのまま黙っていた方がよさそう。
今回のシン博士は「道中無事でお過ごしでしょうか」とか、「手を尽くして調べましたが、お知らせする新情報はありません。」もより優しかった。。笑
。。ん?字面にすると普通?
ネットの回線が悪かったので、生シン博士が出なかったのは寂しかったけど。シン博士ファンとしては物足りない。
栄光の門の攻略でほぼページ数使ってしまったから、肝心のケルビムの奇跡は自分達で調べられずに、最後にローレンがすこーんと解決。
え、そんなことだったの?
あ、でも「私の苦労が報われるのだがね」って書いてたからそれなりに面倒だったのかな。
でもローレンが面倒だけどそんな対応をしてくれるのはやっぱり平賀はローレンの中で存在が大きんだろう。
と、最後にやっぱりあの人登場。うん、大体読めたけどね。やっぱり出てくるよね。
あ、ロベルトのこと書くの忘れた。
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読書録「バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔」4
著者 藤木稟
出版 角川書店
p251より引用
“ 今、私達は生きていて、成すべき事があ
り、尽くせる手立てがあります。自分達にで
きる事があるのは幸いです。それがる限り、
私には未来があると信じられます。”
目次から抜粋引用
“契約の箱とケルビムの奇跡
アディスアベバ
オベリスク
石窟協会
試練”
天才神父二人組を主人公とした、長編ミス
テリー小説。人気シリーズ第11弾。
中東ヨルダンのとある教会、軍事的・政治
的混迷のためやってくる難民に食事が作られ
ていた。キッチンで作業するシスターに、病
院への応援要請が入った…。
上記の引用は、とある事情で砂漠に取り残
された場面での、主人公の一人・平賀の台詞。
程々にやることがあるといい目標になるので
すが、あまりにも多すぎると反対に絶望する
気もします。一つ一つ、目の前の事を、出来
るところまでやるだけなのでしょうが。
オカルト、科学、ミステリーがうまく混ざ
り合う良いしりーずです。
ーーーーー
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ミステリというか冒険活劇で読みやすかったです。
砂漠のシーンの平賀さんが格好良かった。頼もしい!
あと天然な行動だけじゃない、彼の真っ直ぐな行動もいつも以上に見られて良かった。
なんだか恒例となってる平賀さんのシン博士へのやらかしエピソードも好きです(笑)
気になったのは前からあるけどロベルト悪夢を見ている描写。未だに見てるのは辛い。そう簡単にはいかないことだけど、癒されて欲しい…
最後の久々なローレンや相変わらずなジュリア司祭に続きが気になるので次巻も楽しみ
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バチカン奇跡調査官シリーズ第11弾。
今回はエチオピアの真の契約の箱のレプリカである
「タボット」と、起こした奇跡を調査です。
ーセの十戒の書かれた石板を納めた「聖櫃」
となったら、あれでしょ!インディージョーンズ!!
砂漠でのサバイバルの次には映画バリの危機が!!
今までの流れをぶち壊すような冒険活劇です。
奇跡の解明は、意外な形でもたらされる。
そして裏にはやはり奴が絡んでいた。
裏組織のネットワークには恐れ入るわ
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いつもわりかし冒険だけど、今回はほんとにサバイバルでした。平賀がんばった!!
最後の感じだと、次から本編?に戻るのかな~??と思わせての、普通に調査な気もするデジャヴ…
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今回はエチオピアを舞台に『契約の箱』をめぐる大冒険。まさに大冒険。インディージョーンズばりの。
そして砂漠のサバイバル!平賀隊長たくましい…!
最後の最後にあの人もあの人も出てきていろいろワクワクした巻でした。
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現地の描写からしていつもとは雰囲気も趣向もだいぶ違っており、インディ・ジョーンズのような探検パートや過酷なサバイバルパートなど、新鮮な展開が多くて楽しい今作。もちろん毎度おなじみの膨大な蘊蓄やビックリトリックも健在ですが、その蘊蓄にしても、今回は平賀のサバイバル知識など分かりやすいものも多くて読みやすかったです。
平賀のコレクションをきっちり化学分析するシン博士に癒されました(笑)
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今回はちょっと泥臭い感じでして、
いつものハイテクバリバリ感が好きなのでちょっと残念
でも、最近いろんなところに行って観光案内してくれるので、
世界ふしぎ発見に思えてきたよ(*^▽^*)
次への布石がチラホラ、この後も楽しみですねぇ。
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20190828
バチカン奇跡調査官シリーズ11巻。
奇跡調査の対象となったタボットが持ち去られた。タボットの行方を追う平賀とロベルトに与えられた女王の試練とは。
奇跡調査はどこにいったというぐらい、全編まさにインディー…。砂漠でのサバイバルはリアルすぎて読んでいて怖くなった。遭難したときに役に立つ知識は得られたかもだが。バオバブ大事。その後も魔宮での冒険や転落しなど…ジョーンズ。二人が生きて帰ることができて本当によかった。
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エチオピアを舞台に平賀とロベルト大冒険でした。事件に巻き込まれたり、砂漠に置き去りにされたりと、読んでいるうちにあれ?最初の目的は何だったんだっけ?となってしまった。でも、盛りだくさんで読み応えもあって面白かった。
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第11弾
プロローグ シェバと名乗った男
第一章 契約の箱とケルビムの奇跡
第二章 アディスアベバ
第三章 オベリスク
第四章 石窟教会
第五章 試練
第六章 栄光の門
エピローグ 箱の中の真実
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今回彼は登場しないのか思ったらラスト!!
何故バチカンを狙うのか、思惑がちらり。。。
ローレンの意図は相変わらず読めない。
何故脱走したのか、今どこにいるのか。。。
を置いておいて、二人は通常運転。
今回は別の意味で命の危険だったけれど。
ロベルト神父も平賀神父の合理性に大分感化されたのだろうか。。
読みながら、想像するとキツい部分が。。。
自分にサバイバルは無理だと思った今作。
謎の部分は今回薄かった印象。
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バチカン奇跡調査官11作目。
珍しく表紙が女の人。今回の舞台はエチオピア。気分はミステリーハンターでした。今回は、今までで一番の死線を潜り抜けてた気がする。砂漠での試練では平賀の強さが光った。それにしても何でも知ってる神父さんだ。毎度おなじみのドキドキ地下探検のシーンが今回はたっぷりめに描かれていて嬉しかった。他の方のレビューを見て、なるほどインディージョーンズだと思いました(笑)
奇跡の真相?んなこたどうでもいいんだよ!という感じですが、ローレンの影や、ジュリアの暗躍も垣間見えて、やっと物語が動き出しそうな予感!続きに期待。
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平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。はるか昔、ソロモン王とシェバの女王の子が持ち帰ったという『契約の箱』。その上空に、巨大な炎の剣と天使の姿が浮かび上がったというのだ。早速現地に向かうが、箱は聖職者の兄と弟に持ち出され行方不明になっていた。さらに兄弟を追う平賀らの行く手には、想像を絶する過酷な状況が待ち受けていて―。2人に生命の危機が迫る、
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今回は、砂漠でのサバイバルや、古代遺跡の中の仕掛けを知恵と知識で解き進んでいくストーリー。
インディジョーンズばりのアトラクションの数々で、いつもの雰囲気とは異なり、戸惑う部分も。
しかし、イスラムとキリスト教の対立、エチオピアに分派したエチオピア正教とムスリムの調和、エチオピアの歴史や文化、などタイムリーな話題と希望を盛り込んでいて物語に深みがあり、魅力的でした。
Posted by ブクログ
長かった、やっと読み終えた。
うーん、なんとも言えない後味感。
奇跡は奇跡ではなかった。
偶然の産物。
神秘と言えば神秘になるのだろう。
如何せん、頁数だけは多いシリーズではあるが、ここまで説明文が多いと臨場感が崩れて残念な感じになるね。
砂漠に放り出されたサバイバルな場面でさえ、あれはこうだ、これはこうだと言われてはね…泣き言も言いたくなるわ。
『栄光の門』に入ってからも某映画の一場面を見ているかのようなデジャヴ感…もうチェスやん(笑)
最後の最後にローレンやジュリアも登場したけど、次巻に出るのか出ないのか、直接対決はあるのかないのか。
説明文少なくスッキリ読める奇跡調査を期待したい!
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ついにソロモンときたものだから、どれだけ壮大なのかと思ったら、次の大きな事件の前振りのような内容でホラー・ミステリー感がやや少なく、一冊の物語としては物足りなさを感じました。
けど、息の合った神父コンビとイン○ィージョーンズばりのサバイバルと冒険が、個人的には面白かったです。平賀の機転や知識が光っててかっこいい!
宗教や民族の争いなどを超えたところにある結末になんだか気持ちが穏やかになりました。奇跡ではないかもしれないけれど、奇跡であらねばならないものが、時と場合によってはあるべきなのだろうな……。
次は物語が大きく動きそう。次巻が楽しみです。