藤木稟のレビュー一覧
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ネタバレ8巻に進む前に過去編が読めるというこちらを先にチョイス。
1つ目はロベルトのお話。
ロベルトの過去は多少なりとも本編で明かされているけれど、ここのお話は学生時代。
まさか彼が困った子供として扱われているとは思ってなかったし、喋らない生活を送っているとは思わなかった。ロベルトを変えた「ヨゼフ」も平賀のこと?年上だった??名前違うけど???と混乱しつつ読んでました(笑)
二人がコンビを組むことになった前後の話も読んでみたい。
2つ目はローレンのお話。
平賀がかなりの天才設定で、その平賀が頼る設定なのでかなりの天才であることは予想してたけど、その予想を上回る天才だった(笑)
年齢が下であることは -
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ネタバレ『貧血の令嬢』
平賀のような少食の女の子のためにロベルトと平賀が腕を振る話。
分子料理という最先端の技術と掛け合わせることで、少食の人に対応した料理を作り上げた。
分子料理を味わってみたいと思わせる一節だった。
『ウェイブスタンの怪物』
結婚式に呼ばれた平賀とロベルトが怪物に遭遇する話。過去にも同じ事件があってそれも怪物が原因とされていた。
過去の事件は痴情のもつれ、現在は認知症による妄信という悲しい話だった。
『受難のカーニバル』
シン博士とロベルト・平賀の短編。
シン博士の親族の預言者がロベルト・平賀に受難の相が出ていると預言し、それから守るために博士が奮闘をする。
博士が可愛く思える -
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今回はオーストラリアツアーってことで、
オーストラリアの生い立ちから、現地アボリジナルの文化紹介
なんとも、楽しい旅行気分を満喫させていただきました。
奇跡調査がメインですので、そちらの謎解きも進むのですが
そちらのほうは、なかなか確信に迫らず、
いつもの平賀節が色々とことを起こして、
相変わらずのシンさんで
ロベルトは相変わらずのいい男で、
アルバーノはこれまでにないアクションを見せててくれて、
なんか、今回はちょっとオーストラリアというアクティブな雰囲気が
舞台ということもあってか、ワクワクドキドキの流れが堪能できました。
特に終盤戦の謎解きフェーズは、ミッション・インポッシブル?
み -
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ネタバレジュリア司祭の登場が思い出せないなあ……とシリーズ2作目を再読。そうだそうだ、陰謀感の強い組織の名前はガルドウネだったし、FBIの捜査官・ビルの初登場もここだった。相当忘れきってて、自分の記憶力の残念さに悲しくなってくる……。
たまたま直前に読んでたエピソードと同じく、調査の舞台はアフリカ。現地到着後からのロベルトの不調と、怪しい噂などで不穏な空気がぷんぷんと漂う。平賀とロベルトの仲を引き裂こうとする動きも、思い返せばなかなかに巧妙だ。腐らない死体のヨハネ、血液が徐々にゴム化していったなんてあまりにも恐ろしすぎる……。ジュリア司祭のやることって結構怖いこと多いけれど、その真の目的って何なんだろ -
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ネタバレエチオピアを舞台にしたロードムービー。過酷な状況に陥っても平賀とロベルトの膨大な知識で乗り越えていくの、とっても清々しい。文句なく気持ちの良い事件譚だった。
冒頭から陰謀の匂いや、謎のちょい出しなど、先が気になるフラグが文章に埋め込まれ、読んでる方のワクワクを煽ってくる。いつものように2人が現地に飛んで、対象となる施設を深掘りしていくのかと思いきや、まさかの旅路へ。エチオピア内の宗教施設に街並み、人々など、遥か彼方の異国をのぞき見できたのが楽しかった。さすがに厳しすぎだろ……と思った砂漠ですら平賀の知識で乗り越えるのすごい。専門家である前に聖職者なんだよな、と意識し直させるエピソードでもあった -
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ネタバレ少し前に買っていたものの、手をつけていなかったので、ようやく読めた。
今回は短編集。
どれも面白かったけれど、貧血の令嬢は一番お気に入りかも。料理のシーンはこのシリーズの魅力の一つでもあると思うので、今回は特にそれが中心になってるのが良かった。
今回の少食だけじゃなくて、病気とまではいえない不調って、理解されないことが多いから、そういうことがもっと解明されて、広まっていくと良いなぁ。
それと、受難のカーニバルはシン博士の意外な一面が見られて良かった。
ロベルトには敬意と明らかな親愛の情を見せる一方、平賀にはかなり面倒を掛けさせられているせいもあって、親愛の情があるとは認めたくない、でも挑戦のし