藤木稟のレビュー一覧
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ネタバレ今回はいつも通り奇跡調査のお話。
オランダの礼拝堂での奇跡体験への調査。
ストーリーを読むと毎回思うけれどバチカンがへ「奇跡」申請する内容のバリエーションって、
そこまで多くなさそうなのに毎回違う切り口を生み出す知識と発想力、そして作者様の努力を尊敬します。
今回も、正直平賀の説明は文系の私には理解しきれなかったけど、
きちんと論理的・学術的な根拠・仮説があって発生する「現象」であって「奇跡」ではないっていう証明がされていく過程がすごい。
毎回、本の末尾にたくさんの参考資料の記載があるのできちんと裏を取りながらストーリーを作ってくださってるのがわかって頭が下がる思いです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルッジェリさん。イケメンで金持ちで社会的地位があるなんて、韓国ドラマの財閥かガウドウネしかいないでしょって穿った見方で読み進めていたらやっぱりか笑
表紙のTHORES柴本さんのイラスト、カッコ良すぎでしょ。
と、途中の仮面舞踏会で平賀をダンスに誘った女子がジュリアさんだったらウケると思ってたらまさかのこちらも予想的中してしまった。流石にマジシャンもジュリアさんとは思わなかったけど。
でも危なかった。お姉さんの言葉に乗せられて平賀もドレス着てたらジュリアさんとダンス出来ないところだった。って、登場人物の中に女装して違和感ない人物が二人もいるってどういうことよ。
ロベルトも数年休みを取ってないとか可哀想すぎる。バチカンブラック企業・・?
折角サウロさんが1週間休みをくれたのに。。
と、メインのストーリーとしては海に現れた十字架の奇跡調査と船内で起こる殺人事件の調査の平行で進むのだが、十字架の奇跡は前回同様ローレンの助けによって解明。殺人事件の方はあんまり後味良くない感じで解決。ハイチって南国リゾート的なイメージしかなかったけど、国の歴史としては結構凄惨な歴史だったんだなぁ。
私の大好きなシン博士は今回も健在。
「休暇中の定期連絡は不要です。」
「私のプライバシーに干渉しないでください。」
「十字架の最下部にロケット噴射口がついていたかもしれませんね!」
もう、最高でした。
平賀はその後死体の写真を博士に送りつける訳だけれども、案の定返信が来ない。
絶対「ヒィッ」ってなってびっくりして返信がかけない状態だったんだと思う。
そんなにシン博士をいじめないで。
最後はやっぱりジュリアさん登場。
ジュリアさんが上司的な感じかと思いきや、ルッジェリさんが上司側だった。
うーん、第13弾も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ裏表紙の説明に想像を絶する、と買いていたので一体2人にどんなことが起きるのかと思っていたら、シリーズで一番過酷な目にあっててハラハラ。
警察に逮捕され(とは言ってもすぐ釈放されるけど)、砂漠に置き去りにされ、、。
平賀の冷静ぶりはさすが。あんな状況で冷静かつポジティブに考えられるのは凄いなぁ。さすが良太くんのお兄さん。頼もしすぎる。マヌエルさんの振舞いが自分勝手でヘタレに見えるけど、普通はそうなるでしょと。
でもそんな平賀がヒィッってなった場面は笑った。
自分の私物をバチカンに送って、平賀の私物と知らないシン博士が調査して、「ケルビムの奇跡との関係性は今の所見つかっておりません。」て。メールしてきた内容を見て縮こまる平賀笑。それ私物ぅぅ。。!うん、シン博士にはそのまま黙っていた方がよさそう。
今回のシン博士は「道中無事でお過ごしでしょうか」とか、「手を尽くして調べましたが、お知らせする新情報はありません。」もより優しかった。。笑
。。ん?字面にすると普通?
ネットの回線が悪かったので、生シン博士が出なかったのは寂しかったけど。シン博士ファンとしては物足りない。
栄光の門の攻略でほぼページ数使ってしまったから、肝心のケルビムの奇跡は自分達で調べられずに、最後にローレンがすこーんと解決。
え、そんなことだったの?
あ、でも「私の苦労が報われるのだがね」って書いてたからそれなりに面倒だったのかな。
でもローレンが面倒だけどそんな対応をしてくれるのはやっぱり平賀はローレンの中で存在が大きんだろう。
と、最後にやっぱりあの人登場。うん、大体読めたけどね。やっぱり出てくるよね。
あ、ロベルトのこと書くの忘れた。 -
Posted by ブクログ
バチカン市国の神父で奇跡調査官の平賀とロベルトが、世界中の奇跡を調査し真実を暴いていく『バチカン奇跡調査』シリーズ初の短編集です。
私の大好きなシリーズで、この巻はメインの登場人物それぞれの過去に焦点を当てた4編を収録しています。
私は平賀とロベルトの上司で悪魔祓い師でもあるサウロ大司教の過去を描いた『サウロ、闇を祓う手』という話が一番好きでした。悩み、苦しみ、弱さを知ることもまた人の強さ。
これからの巻で、彼らがどういう道を歩んでいくのかがまた楽しみです。
西洋の悪魔祓いの後は東洋の憑き物落としの物語なんかもまた面白いです。
→『姑獲鳥の夏』講談社文庫/京極夏彦 -
Posted by ブクログ
毎回毎回、とんでもない奇跡のトリックを考えるものだ。頭が下がるよ。アイデアも面白いし、登場人物たちのやり取りもなかなかいい。主人公のロベルトと平賀の友情というか信頼関係もいい。今回は、イエス・キリストのように病気を癒し、さらに暗殺されたのちに甦り、水の上も歩くという神父の奇跡を調査する。なんと、誘拐され毒ガスを吸わされて死んでしまう平賀をこのアントニウス神父は蘇らせてしまう。これは本当の奇跡なのかと思わされるが、驚愕の真相が待っているのだ。最後の方で、神や神の子というのは後世の人によって作られた迷信(ファンタジー)だという問いかけがなされるが、この物語の真相からすると、いかにも鋭いものに思えてくるのだ。