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メキシコのグアダルーペ寺院に、枢機卿の代理として派遣された平賀とロベルト。式典の挨拶だけのはずが、突然宙に浮いた十字架が目の前に現れた。奇跡を目の当たりにした彼らは、調査を開始する。
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Posted by ブクログ
これは、シリーズで一番唸りました。本当に文系とか理系とかを超えてとても学問的で、かつとても心をくすぐるものがあります。知的好奇心を、満たしてくれる一冊。電子書籍で読んでしまったのが残念な点。
メキシコに行きたくなった。 大学の時は何も知らずに行ったけど、もったいないことしたな、とちょっと後悔。次はちゃんと歴史とか文化を勉強してから行きたい。スペインに征服されて、メスティーソとインディオの間に今も偏見と差別があることが色濃く描写されている。メキシコは特に貧富の差が激しいから生まれた環境で人...続きを読む生がほぼ決まると言って間違いない。それに比べて日本に生まれた時点で恵まれてるよな〜と思った。 それにしても母の愛は偉大なり。手紙のシーンは感動した。 あと今作からシン博士登場してあんまり好きじゃないけど、平賀に生贄の写真を送られて動揺するシーンは失礼ながら爆笑してしまった。平賀ホント好き。
友人に勧められて読み始めたシリーズ。読む度にキリスト教に明るくないことが悔やまれるが、無知でも問題なく楽しめている。 今回は兎に角メソアメリカの伝承や歴史の描写に、好奇心をそそられた。科学の知見が低いため、平賀の謎解きターンの理解が及ばない部分が多々あるが、全体を通して平賀とロベルト、2人の探究心が...続きを読む他シリーズより純粋にピックアップされているように感じた。事件の裏に潜む陰謀がほぼなかったからだろうか。 ラスト、考察の着地点がいささか壮大な話になったな、と思う部分もあるが、ロマンもあり良かったと思う。新キャラクターのチャンドラ・シン博士が好ましい。今後の活躍に期待。
話壮大すぎじゃない? 人類の起源とか、その辺までいくと ほんと神ががかったところに来るわけで まさにそういうのが宗教で伝承されてくみたいな でも、何事も森羅万象今ある世界が元であり全てである ってことは揺るぎない事実かな? なんとも敬虔な気持ちにさせられました 感服いたしました!!
バチカン奇跡調査官シリーズ第7弾。 サウロ大司教に替わり、グアダルーペ寺院の除幕式に 平賀とロベルトが司祭という立場で出席することに。 そこで奇跡が起こり、二人は調査に乗り出す。 舞台がメキシコってことで、普段は楽しい蘊蓄も 血生臭い古代文明の生贄の話はさすがにキツかった。 奇跡調査とは別に、シン博...続きを読む士の目的とかも気になるし ローレンの行方も気になる。 ますます続きが気になります!
読書録「バチカン奇跡調査官終末の聖母」4 著者 藤木稟 出版 角川書店 p128より引用 “ あらゆることに対して、可能不可能とい う意識の壁を設けない。 分ることから、こつこつとやっていく。 大切なのは、そういう地道な心がけである。 ” 目次から抜粋引用 “黒い聖母の奇跡 聖母達の黙秘...続きを読む 髑髏は語り始める アステカの冥府 邪神復活” 天才神父二人組を主人公とした、ミステ リー長編小説。シリーズ第8弾。 世界最小でありながら世界に多大なる影響 力をもつ独立国家・バチカン市国。そのバチ カンの長であるローマ法王が例外的な辞任を することになり、次の法王が決まるまでの代 行を勤めることとなったのは…。 上記の引用は、主人公の一人・平賀神父の 科学的な姿勢についての一節。 決して憶測で物を捉えるのではなく、冷静に 目の前の事実を積み重ねることで、少しずつ 前に進んでいくのが大切なようです。 今回の舞台はメキシコ、世界で二番目にカ ソリックが多いとのことです。それ程カソ リックが多い国であるにもかかわらず、よく 耳にする情報は、麻薬とかギャングとかの話 がとても多いように思います。 まあ、入ってくる情報が偏っているだけかも しれませんが、旅行に行かれるのであれば、 事前に行って大丈夫なところかどうか調べた ほうがいいでしょうね。 だんだんボリュームアップしているようで、 今巻は500ページオーバーです。しっかりと 時間の取れる時に、じっくりと楽しみたい一 冊ではないでしょうか。 ーーーーー
南アメリカの文明もお勉強しておけばよかった。 洋の東西を問わず古代文明には意外な共通点があり、人類の発祥は1つだったんだなあ、どう拡散したのかなあなんて思ったりもする。 神経細胞について初めて知った時は、人間の感情なんて電気が行き来してるだけなんだと随分がっかりしたものだけれど、平賀のような捉え方も...続きを読む面白いなあ。 ところで、水の分子構造はH2Oだったよね?古代の海水は違う構造だったんだろうか?? 相変わらず垂涎もののロベルトお料理シーン、料理しない人には臨場感が半減なんだろうか…料理好きで得した気分。
そういえば新刊が出る度に買ってるシリーズ。 各地で起こる「奇跡」が本当の奇跡なのかどうかを調べる話。テーマが好みのど真ん中ストライクですので、もう…。 ジュリアとか出てくる辺りネタ切れなんじゃないかと心配してましたが、なんのなんの。中南米です。いいねいいね。次はどんな「奇跡」に挑んでくれるのか。楽し...続きを読むみです。 ちなみにホラー要素はどこにもない。最近の角川ホラーはどうなってんだ?
空中に浮かぶ十字架と光り輝く道の奇跡認定のために調査を開始する平賀とロベルト。 メソアメリカのざっくりとした歴史と神話に苦戦し、平賀の宇宙語ともつかぬ科学的考察に放り出したくなる話でした。いやいや今回もバチ官らしかった。 新キャラのチャンドラ・シン博士は話し方やメールの印象から冷静な人だと思ったけど...続きを読む、モニタ越しに泣き出したのには驚いた。 けれどこれミステリー小説ですよね、ホラーって印象がもうないです。 帯にあったプレゼント企画当選。 まさかの宇宙人登場。朱雀とローレンの関係は本編には関係なさそうだけどドキドキ。十六でTOROとか読めないってとツッコミつつローレンとロベルトが対峙するのが楽しみになる一冊でした。
⑧ だからそれは電顕じゃないでしょ…という突っ込みはもうし飽きたけど、やっぱりまたしておく。それは実体顕微鏡でしょうよ。でも読んじゃうんですよ。だっておもしろいんだもん。 今回は黒幕のあの人が出てこなかったので、純粋に調査官してる感じがする。
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バチカン奇跡調査官 終末の聖母
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藤木稟
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