藤木稟のレビュー一覧

  • バチカン奇跡調査官 精霊に捧げられた大地

    Posted by ブクログ

    シン博士が好きすぎる。

    アルバーノがともに行動するようになって、調査方法が拡大されたのが活きています。カトリックと、アボリジナルと、双方のファンになった一冊でした。

    0
    2025年06月06日
  • バチカン奇跡調査官 精霊に捧げられた大地

    Posted by ブクログ

    今回は、オーストラリアの奇跡調査。

    南半球のクリスマス感やら観光ネタも満載で、3人もいつも以上にアクティブで、おもしろかった!♪

    もともとは罪人の流刑地だったオーストラリアの大地に、どうやってキリスト教を布教していったのか、という点も詳しく書かれていて、興味深かった。

    さらにすばらしかったのは、アボリジニの歴史や文化が詳細に語られていたこと。現在のアボリジナルの人々への扱い、白人との断絶の根源、などもタブーなしに書けるのは、日本人だからこそ。こういうところ、もっと評価されるべきだと思うなぁ~

    アボリジニの精霊の考え方を、平賀にロベルトが説明するシーンが特によかった。
    ロベルトは民俗学者

    0
    2025年05月24日
  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

    Posted by ブクログ

    短編集第7弾。

    バラエティ豊かで面白かったー♪
    個人的には、1話目「貧血の令嬢」が刺さりまくり!!
    これだけのために購入してもいいくらい♪
    少食で消化不良なご令嬢のために、ロベルトが食べられるものを調理することに。平賀で慣れている、と強気なロベルトは、胃弱な人の苦労をさらに詳しく知り、試行錯誤を重ねる、お話し。

    わたしの家族もかなり少食で、ムリに食べて臨界点を越えると即効で上からも下からも排出される(失礼しました)。マジでつらそう。わたしは側で見てるしかないし、料理を作った側として、申し訳なさすぎる。
    さらに、わたし自身も、3年前に、突然グルテンアレルギーになった。いまどき強力粉を避ける祝

    0
    2025年05月18日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本編18弾。

    いきなりネタバレですが、やっと!初の!祝・奇跡認定!
    といっても、そこはもちろん、ひと筋縄ではいかない。何ひねりもしてあります。
    個人的には、この「認定」は満足。
    2人も話してますが、彼らは「奇跡調査官」なんですからねぇ(笑)
    毎度疑い、しかも綿密に調査・検査しまくったあげく紛い物ばかりで、もはやロベルトなんか最初から期待すらしていない。
    問答無用、これは奇跡! という結論も、いいものだなぁ、と思った♪

    今回の舞台は、スペイン・バレンシア地方の山村。小さく寂れた無医村には、岩に突き刺さったままの聖者ビセンテの聖剣が聖遺物として祀られていた。この聖剣が震え、スペイン中から選ば

    0
    2025年05月17日
  • バチカン奇跡調査官 王の中の王

    Posted by ブクログ

    久々の奇跡調査官シリーズ。

    今回の舞台はオランダ。
    おなじみの国名でありながら意外と何も知らなくて本編を楽しむだけではなくてオランダの豆知識や雰囲気を味わえる。おなじみのキャラクターの話も個人的にはとても楽しめました。
    本編に戻ると、聞いたこともない現象が奇跡と思われる現象の原因である可能性を探る過程がとても興味深い。理系の知識に乏しいため自分でもその現象を調べながら読み進めるのがとても面白かった。

    0
    2025年05月17日
  • バチカン奇跡調査官 精霊に捧げられた大地

    Posted by ブクログ

    ミサで噴水の水が葡萄酒に変わり、空にキリストの御姿が現れたという奇跡調査で平賀とロベルト、前作から加わったアルバーノの三神父はクリスマス後のオーストラリアへ。三人になってよりスムーズにまわってる気がする。オーストリアのアボリジナルの伝承そしてアボリジナルの人々と白人の対立が今作の中心だと思う。恥ずかしながら初めて知った。最後のロベルトの話は考えさせられる。

    0
    2025年05月14日
  • 暗闇神事 猿神の舞 探偵・朱雀十五の事件簿6

    Posted by ブクログ

    連続通り魔事件を追う馬場刑事

    歌舞伎役者の襲名儀式を取材中に役者一家が次々と殺される現場に居合わせた柏木記者

    二人から話を聞かされた朱雀

    0
    2025年05月13日
  • バチカン奇跡調査官 王の中の王

    Posted by ブクログ

    大変面白かったです。私は奇跡謎解き解決の流れがこのシリーズでは好きです。余り冒険的な作品よりはいいです。次作も期待してます。

    0
    2025年05月09日
  • バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑

    Posted by ブクログ

    今までとは多少違う内容でしたが、大変面白く読ませていただきました。いつもなら奇跡調査事案がお話しです。時には面白いかな。次作もたのしみです。

    0
    2025年02月10日
  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

    Posted by ブクログ

    少食の女の子の話が面白かった。
    少食の理由や食べやすくする方法を科学的に説明されていて興味深かった。
    朱雀十五が出てきて、気になっていたシリーズだったので、今度読んでみたくなった。

    0
    2025年02月02日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

    Posted by ブクログ

    バチカンの列聖省に属し、奇跡の申告に対し調査を行う「聖徒の座」の調査官である、二人の若き天才神父が主人公。科学者として三つの学位を持ち鋭い洞察力を持つ平賀・ヨゼフ・庚と、古文書を愛し暗号解読に優れたロベルト・ニコラスが、様々な奇跡に纏わる謎を解いてゆくシリーズの第1作。

    上司のサウロ大司教に呼び出された平賀とロベルトが命じられたのは、アメリカのセントロザリオ修道院の修道女が処女妊娠したという奇跡申請の調査だった。同時に、バチカン銀行にまつわる黒い金の動きについて探ることも。自殺した司祭が持っていた割符にまつわる秘密が、セントロザリオにあるらしい。

    折しも二人が付く直前、教会付属のセントロザ

    0
    2025年02月10日
  • 暗闇神事 猿神の舞 探偵・朱雀十五の事件簿6

    Posted by ブクログ

    久々の朱雀十五シリーズ。
    馬場刑事、柏木さんが多めで。でも、朱雀さんが良いところをネチネチと捲し立てていく、いつもの展開。
    歌舞伎は興味はあるものの見た事ないのですが、歌舞伎場面の描写は臨場感があり一気にそそられました。
    一族で完結しているし、事件が繋がって仕舞えば何となくあっけなかった感じですが、なかなか不穏な終わり方でした。
    5作目からだいぶ空いての6作目。次も期待していいのかな。

    0
    2024年12月27日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平賀とロベルトの奇跡調査の第一弾。のんびり読み進めてたら『悪魔達の宴』でキャラクターが分からなくなってきたのでスタートに戻ってみた。
    はじめのシリーズということで、バチカンの壮麗さに魅せられる。初期は詳細な建物描写に惚れこんだんだよなあ、と思い出した。平賀とロベルトのキャラクター紹介のくだりもあるのだが、新しいシリーズよりもいささか耽美な雰囲気もあるような。やはり長期シリーズ、作品を重ねるごとに人物描写も変化してきているのだろう。
    事件の端々は覚えていたのだけど、学院とナチスとのズブズブな関わり具合はさっぱり忘れていた。残念な記憶力によって、新鮮に楽しめたのは再読で良かった点。地下の隠された施

    0
    2024年11月02日
  • バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘

    Posted by ブクログ

    シリーズ第14弾!

    やっと主役コンビの調査ですよぉ~
    フランスの聖マリー教会から寄せられた奇跡申請。

    山の頂上近くに建つ貴族の城。領主の奇行。
    取材に訪れたはずの記者の行方不明と、村民の行方不明。
    盲目の少女が出会った妖精と妖精の国のユニコーン?
    舌(ぜつ)のない鐘が鳴り、青い鳥が歌った奇跡の真相は?

    調査してる時は、何気に楽しくて、ロベルトの書籍を
    読んでいるかの如く解説は、いつものことだけど長い。
    でも、これがいい意味での蘊蓄で楽しい。

    しかしなぁ~・・・
    今回はちょっとやり過ぎた感が・・・ねぇ・・・
    ただ、別の意味で、奇跡が起こったんだろうなぁと
    思わずにはいられない。

    0
    2024年09月07日
  • バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件

    Posted by ブクログ

    バチカン奇跡調査官シリーズ第13弾 番外編?
    短編集 第三弾です。

    「チャイナタウン・ラプソディ」「マギー・ウオーカーは眠らない」
    「絵画の描き方」「ゾンビ殺人事件(独房の探偵)」4編を収録。

    マギーの話が楽しかったぁ~
    科学脳のマギーが、よりにもよって、6歳男児を保護して
    逃走劇を演じるだなんて、想像できなかったぁ
    っていうか、不器用すぎるが科学以外で頭を使って
    悪戦苦闘する様が楽し過ぎましたぁ!
    オチもさすがでした!!この話が一番好きかもぉ~♪

    0
    2024年09月07日
  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

    Posted by ブクログ

    目次
    貧血の令嬢
    1
    2
    3
    4
    5
    分子料理とキャラ弁に挑戦のロベルト、
    助手が平賀さんな回。昔の平賀を彷彿とさせる貧血気味の令嬢セレスティーナに食事を作ることになるロベルト。きっかけは稀覯本仲間、シリーズ初登場の料理研究家さんがでてきたり、どんな料理ができるのか、ちょっと楽しみではありましたが、でも作りようはないなーと。分子料理で作りだしたレバーシャーベット、食べやすそうだからどんな味か食べてみたいなと。
    昆虫食が苦手そうなロベルトと、味よりも飲んだ効果を楽しむ平賀さん。(スズメバチワインを飲んでました。)
    平賀と料理は作りたい、でも分子料理を料理と思ってよいのか悩んでるロベルトの葛藤が面

    0
    2024年08月30日
  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

    Posted by ブクログ

    今回も小休止、お二人のお楽しみ旅日記

    にしても、最近、平賀のキャラが際立ってきてる気がするのは私だけ?
    それに、それを堪能してるロベルトのなんとも慈愛にみちた行動
    特に今回はその度合が高かった気が・・・

    にしても最後のあれは・・・完全に奇跡ですよね?
    ログは全く残ってませんけど・・・

    そろそろ、本編も進んでほしいと思う、にわかではございます

    ところどころ、お名前出てましたし、
    彼らの動向気になって、やきもきしてかれこれ・・・何年?

    気長に待ちます。

    0
    2024年08月27日
  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

    Posted by ブクログ

    【2024年144冊目】
    今回、奇跡調査官である平賀とロベルトの二人が調査するのは、とある小さな村の教会に鳴り響く角笛と降り注ぐ虹色の光の奇跡。ところが、奇跡だと申請してきた中に、肝心の司祭の名前が無い。これは本当に奇跡なのか、それとも。因縁のジュリア司祭も見え隠れするシリーズ第三弾。

    なんと!10年振りの再読です!再読した感想としては、思っていたよりも楽しめたな…という感じ。文体は相変わらず素人目線ながらも「もうちょい洗練できるのでは」とか思ってしまうのですが、話がなるほど、面白い。先が気になって手が自然にページをめくるめくる。

    途中ある人を疑ってたら、普通にいい人だったのでマジごめんっ

    0
    2024年08月12日
  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カトリックのお膝元ではないイギリスが舞台。最初現代の話じゃないのかと思った。
    憂国のモリアーティでも貴族が領地で人間狩りを楽しんでいた描写があり、読み進めていくうちにその話と通じるものを感じた。
    謎は残るものの、全体的に面白かった。
    自分を襲った人と結婚するのってどんな気分なんだろうと少し考えてしまった。現代とはいえ血統が違って、本来ならありえない結婚だから両親は嬉しいだろうけど。。。。
    ある種の病気だからとなんとか折り合いをつけるのか??

    0
    2024年07月22日
  • バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘

    Posted by ブクログ

    シン博士に写真を送って警戒されてる平賀がつぼ。あと無意識にまたロベルトの悩みを解決しちゃったところも好き。そして何といってもチョコレートの紙と乾電池で火をつけれるとかすごすぎ。すき。

    物語全体としては、まあまあの面白さ。終盤に急に展開が動く感じでハマるまで少し退屈。
    でもマグダラのマリアの話は興味深かった。
    あと純愛と執事の愛。ええやん。。
    からの
    平賀の行動と、当然のように協力するロベルト、本当最高。

    0
    2024年07月07日