藤木稟のレビュー一覧

  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

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    ミサの途中に教会の中に角笛の音が響き、虹色の光が満ち、キリスト像が色づき動き出す、というイタリアの田舎の奇跡の真相を無垢にして天才科学者・平賀と懐疑派だが颯爽たるイケメンの暗号・古文書解読のスペシャリスト・ロベルトの両神父が暴き出す。32年前のまだらの服を着て鎌を持った首切り道化師によるおぞましい事件がこの奇跡に関わっていることが分かり、奇想天外な物語が展開する。何百年も前から存在する秘密結社も絡んできて、あの美貌にして冷血なジュリア神父が登場するのには驚かされる。トリックの解明もとんでもなさが却ってぐぐっと迫ってくる。それにしても作者のキリスト教の教義・歴史への豊富な知識をもとにした想像力には感服する。
    「神が人に何をしてくれるというのですか?聖書をもう一度良く読んでごらんなさい。神は常に人を罰してばかりだ。奇跡や神の恩恵なぞ、この世には存在しない。それは貴方方が一番良く知っているでしょう?ですが、その人間に知恵を授けてくれたのは年取った蛇。すなわち悪魔ですよ。」というジュリア神父の問いかけに揺さぶられるロベルトと平賀。この問いかけは鋭い。

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    2022年07月18日
  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

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    長編の合間に時々出版される短編集です。このバチカン奇跡調査官シリーズは全体的に面白いのですが、時々説明が冗長すぎる時があります。
    この短編集は毎回ハズレなしと言えるほど面白い作品が多いです。

    この作品もその一つです。

    今回はローレンの若い頃の話や平賀とロベルトが昔のレシピの再現に挑む「魔女のレシピ」が面白かった。オススメ!

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    2022年06月26日
  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

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    シリーズ第三弾!徐々に内容に深みと幅が出てきて、今後の展開が楽しみです。
    繋がってはいますが、一話ずつ完結するのでどこからでも楽しめます!オススメ!

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    2022年05月16日
  • バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

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    シリーズ第二弾。バチカンの日系人神父とイタリア人神父のコンビが世界で起きたキリスト教の奇跡の真相を暴く物語。前作を始めて読んだ時は、いろいろ説明や言い回しが冗長な印象でしたが、今作はストーリーも面白く、1日で読んでしまいました。
    今後に期待です。オススメ!

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    2022年05月15日
  • バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

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    前巻では建物などの描写が多すぎて、肝心の話がなかなか入って来なくてページを行きつ戻りつして読むのにめちゃくちゃ時間をくってたけど、今回はグアっと一気に集中して読めた。
    普通こんな事件、教会内部だけの話ならまだしも警察が他所から来た者の介入を許すとは思えないけど、まして国外でさ…。バチカンの威光ハンパない…。
    でもそこは物語ってことでスルーすれば面白かった。
    ジュリアはこの後も絡んできそうなので楽しみ。

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    2022年04月13日
  • 笑い猫の5分間怪談(8) 悪夢の化け猫寿司

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    一気に読んだ!おもしろかったーーー。
    ちょっと怖いけど、笑えるところもある。2歳なら多分泣く。
    好きなキャラクターは、鈴村ミサキや三池タクト、笑い猫、、、みんな!

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    2021年04月22日
  • バチカン奇跡調査官 三つの謎のフーガ

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    短編集。
    本編より重くないため3割とも楽しく読めました。
    1話目は事件としては少しやり切れないですが、天才に振り回されている大佐が際立ち、天才ばかり出てくる作品にしてはスムーズに行かない感じがいいです。
    2話目はロベルトとシンさんの組み合わせで謎解き要素がメインの良い話でした。
    3話目がようやく平賀ロベルトペアの話で安定感あって終わりもよかったです。ロベルトの調理シーンは毎回美味しそうですね。
    本編も楽しみです。

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    2021年02月22日
  • バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点

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    短編集。

    特に面白かったのは「ベアトリーチェの踊り場」。漠然と男性と女性で色の見え方が異なるのは知っていたけれどあんなにも個大差があるのには驚き。自分の見えている世界がどんなものなのか、改めて客観的に見てみたい。

    そして、ちょっと意外だったのは「シン博士とカルマの物語」。
    信仰によるものだけでは語れない純粋さと優しさが垣間見えるちょっとほっこりのお話だった。

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    2020年10月25日
  • バチカン奇跡調査官 王の中の王

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    今回も奇跡認定でいいんじゃないですかねぇ〜って思うトリックでしたが・・・
    オランダ観光をした気になれてとても楽しく読めました。
    よくよく考えると、意外といろんなうんちくや豆知識、観光案内が散りばめられてて
    今の世の中にはもってこいの読み物だなぁ〜ってしみじみ
    それにしても、なかなかのオランダ三昧でした。

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    2020年09月08日
  • バチカン奇跡調査官 王の中の王

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    ネタバレ

    今回の舞台はオランダ。

    聖体祭の夜に司祭は街の未来を告げれ、信者たちは天使にあったり病気が治ったり、と。

    今回の奇跡は大麻とか薬物系の最後でなくてまずは良かった。今回の奇跡は臨死体験のように脳が異常なエネルギーを感知し、それによっての奇跡って言うのは奇跡としてもいいんじゃないのかなーっと。
    それが起こる前提の条件で聖遺物を盗もうとしてたり、そもそも聖遺物がひまわりの種などそれを言えないようなものがあったが。
    最後のひまわりのウンチクは面白かった。
    何かに熱狂する時代は、面白そうだと思ってしまった。

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    2020年09月03日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

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    一見、猟奇的な殺人事件は悪魔のせいであると思われるが、真実は...。
    読者は一度読むと、天才科学者「平賀・ヨゼフ・庚」と古文書・暗号解読のエキスパート「ロベルト・ニコラス」のキャラクターの持ちつ持たれつコンビにハマるかもしれない。
    平賀がひたすらかわいい(●´ω`●)
    ロベルトがオカン✧(✪д✪)✧
    平賀派かロベルト派でわかれるけど、私は平賀派です。
    天才神父コンビの活躍が楽しみである。

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    2020年09月23日
  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

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    ローレンがたくさん出て来た。
    謎な人である。
    平賀弟くんは霊能者なのかしら?
    兄は非科学的なことを解明するのが得意なので相談するといいのにな。

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    2020年06月06日
  • バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘

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    シリーズも大分長く続いているけれど飽きずに楽しめる。圧倒的な知識量で、物語本編以外にも歴史を学べる。

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    2019年11月21日
  • バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘

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    ネタバレ

    久々の『奇跡調査』だった気がします。前回の二十七頭の象がアレでしたからね…(笑)

    少女の目については催眠とか、自己暗示とかによるものかな?とはだいたい予想できてたけど、鐘の奇跡についてはまさかそう来たかと。
    それを調査して証明できちゃう平賀すごいな。
    シン博士は写真のこと未だにトラウマなのか。
    ロベルトの神話うんちくも前回出なかった分を取り戻すかのように炸裂してましたね(笑)
    今回は読み応えがあった!
    ラストも切なかった…

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    2019年09月14日
  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架

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    今回は奇跡調査というよりオカルト調査になってしまった平賀とロベルト。
    持ち前の知的好奇心で突き進んでいく2人が好き。

    様々な奇妙な現象は平賀によってことごとく科学的に解明されてしまう。

    現象については解けたけれど相変わらずジュリア司祭が謎のまま。
    最後のブラム・ストーカーの話も謎のまま...

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    2021年12月30日
  • バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑

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    ネタバレ

    今回の舞台は、フロリダとエバーグレーズ。

    今回は、奇跡はない。ただ、不可思議な状況下で人が死んでしまったりはあり、その点の解説を最後の章で行う、といういつもど

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    2019年07月30日
  • バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点

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    短編集でサクサク読めました。
    登場人物の新たな側面が見られて楽しかったです。
    シン博士がとても可愛らしく書かれていて、今までの印象とガラリと変わりました。

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    2019年03月13日
  • バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘

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    平賀とロベルトの関係性がうまく反映されているなと随所で感じられた。シン博士のキャラクターもいい味を出してる。
    いつもの壮大さを想定して読み進めていると、いい意味で裏切られる。仕掛けは変わらず壮大ですが。献身的な様ってどうしてこんなに刺さるんでしょう。

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    2019年02月23日
  • バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点

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    ネタバレ

    「ベアトリーチェの踊り場」
    呪いの宝石の話。
    バチカン奇跡調査官だから、奇跡の認定はないにしても呪いはあってもいいかな、とも思ったりした。ただ、平賀神父が最後にいった「分かりあってるつもりですが、貴方の目が見ている世界と、私が見ている世界は、違っているのですね。そしてその互いの世界を、どうやってと分かり合うことができないんですね。」という台詞は、分かり合ってるつもりでもすれ違ってしまい分かり合えないのだから、そう思ってもいないもの同士の政治とかの世界では、もっとわかり合うのが難しいのではないかと問うていると思った。

    「素敵な上司のお祝いに」
    ジュリア司祭が上司の誕生日をイヤイヤ祝福するお話。
    なんか、逆らえないからといって女装させられたりと大変な様子が出てくる話。
    最後のメインディッシュが、上司が連れてきた女性陣じゃなくてホントに良かった(笑)

    「マスカレード」
    マスカレードとは、仮面舞踏会っていう意味らしい。それならば、表題通りの内容だった。ビルの恋人とビルの母親が互いにいい恋人と母親を演じ会うというものだった。

    「シン博士とカルマの物語」
    シン博士は厳格なジャイナ教であり一切の殺生を行うことが禁じられている。そんな博士がふとしたところから、一匹のどぶネズミを傷つけてしまい、その治療を行うことに。その治療のために泣きついたのが平賀神父というのが良かった。次巻以降は、もう少し協力的になってくれるかも、と思わせてくれる内容だった。

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    2019年07月29日
  • バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件

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    ネタバレ

    「チャイナタウン・ラプソディ」
    ビル捜査官とその部下が、不思議な体験をする話。そもそもで、部下からして天女をフィアンセにするとか、なんでそんな人間ばかりが揃うんだよ!っていう感じではあった。ストーリーは、中国の神話世界と今を結ぶような感じ。過去と現在がちゃんと結ばれており良かった。

    「マギー・ウォーカーは眠らない」
    偶然保護してしまった子どもを無事に親族の元へと返してあげるマギー博士。いつもは、計算通りで、何事もかんぺきー、な感じの印象だったマギー博士に人間味をプラスさせたような作品でとても良かった。

    「絵画の描き方」
    ある休日に平賀神父とロベルト神父は無名の画家の絵画の修復のお手伝いを頼まれてしまう。二人は得意の科学技術で解明していく。その無名の画家の絵画の修復を頼んだのがその画家の子孫であり因果を感じる短編に仕上がっていた。

    「ゾンビ殺人事件」
    独房に入っているローレンとフィオナが怪事件を解決する話。ゾンビとは、映画で出てくるゾンビではなく、もともとハイチのヴードゥ教のゾンビであった社会的に排除されたもの、というのが、とっても面白かった。

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    2019年02月11日