【感想・ネタバレ】バチカン奇跡調査官 王の中の王のレビュー

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ネタバレ

今回の舞台はオランダ。

聖体祭の夜に司祭は街の未来を告げれ、信者たちは天使にあったり病気が治ったり、と。

今回の奇跡は大麻とか薬物系の最後でなくてまずは良かった。今回の奇跡は臨死体験のように脳が異常なエネルギーを感知し、それによっての奇跡って言うのは奇跡としてもいいんじゃないのかなーっと。
それが起こる前提の条件で聖遺物を盗もうとしてたり、そもそも聖遺物がひまわりの種などそれを言えないようなものがあったが。
最後のひまわりのウンチクは面白かった。
何かに熱狂する時代は、面白そうだと思ってしまった。

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2020年09月03日

Posted by ブクログ

今回も奇跡認定でいいんじゃないですかねぇ〜って思うトリックでしたが・・・
オランダ観光をした気になれてとても楽しく読めました。
よくよく考えると、意外といろんなうんちくや豆知識、観光案内が散りばめられてて
今の世の中にはもってこいの読み物だなぁ〜ってしみじみ
それにしても、なかなかのオランダ三昧でした。

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2020年09月08日

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バチカン奇跡調査官シリーズの20冊目。
ロベルトと平賀コンビでの奇跡調査本編としては16冊目。

今回の舞台は、オランダです。

オランダ、今ではあまり意識することのない国ですが、江戸時代、鎖国体制のもと、出島での出入りを許された国がオランダでした。
コップやスコップ、ガラスやレンズ、コーヒーやビールなど、日ごろお世話になっている言葉にもオランダからやってきたものが多くあります。

バチカン奇跡調査官シリーズでは、奇跡が起こったとされる各国、各地へ調査に赴くわけですが、その国の歴史や文化などにも話がおよび、とても興味深いです。

オランダでは、大麻などソフトドラッグが合法化され、世界有数の性の解放区といわれるなど、カソリックの司祭にとっては頭を抱えるような現状だとか。
ユトレヒトの教会の司祭エイクマンも、そんな想いを強くもっています。
この地のカソリック教徒には、差別や迫害を受けた過去があるからです。この協会も、そんな苦難を厚い信仰心で耐え続けた人々のための隠し教会であったのですから。

そんな中でおきた神の光の奇跡。
信者十数人が、光を見ています。
預言を聴く、天国の門を通る、亡くなった家族に会ったり声を聴く、認知症の父親が記憶を取り戻す、イエスと共に歩き脚の痛みがおさまる、体が踊るように動いた、など、おのおのが光と共に不思議な体験をしました。

ところが、奇跡を認定してもらえるかと思いきや、バチカンからやってきたふたりの神父は、あれやこれや長さを測ったり、X線透過検査装置やらを教会内に置いてみたり、隠し階段の上の隠し部屋にこもって何やら読み耽っていたり。
平賀にいたっては、教会の宝である聖釘(キリストが磔にされた際に使われた釘)の入った木箱を開けて見せてくれとまで言ってくるしまつ。
聖釘の入った木箱を開けて見れば目が潰れると言い伝えられ、木箱を納めたステンドグラスで彩られたガラスケースさえ、開けられた事がないというのに。

ロベルトの取りなしで無事調査が進められますが、平賀の周りの空気を読まなさ加減、人の機微がわからないアチャーな様子は、巻が進むにつれひどくなっているような⁉︎


奇跡調査と同時に、殺人事件に巻き込まれることも多いのですが、今回それはありません。

奇跡についても、平賀なりの結論には辿り着くのですが、それが正しいのか、科学的な理屈のこじつけなのかは、はっきりしません。
ただ、聖釘については、ロベルトがみごと解き明かしました。
こちらの経緯については、かなり興味深く読むことができました。
その中に登場する貴族の名前は、ネットで見つけることはできませんでしたが、ロベルトが調査のために立ち寄ったらしい博物館は実際にあるようです。


奇跡ということの意味にもよりますが、それぞれの人が、素晴らしい体験をした事こそ、奇跡と言っていいのではないか、とも思ってしまいますけれどね。


そういえば、ロベルトがおもに平賀のために作る料理は、いつも美味しそう。
作る手順もかなり書いてあるので、作ってみたくなります。
わたしは密かに、美味しいもののレシピのある小説Bestではないかと思っています。

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2023年08月09日

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今回は王道の奇跡調査でした。

他の方も言ってるがもはやそれは奇跡でもいいのでは、と言いたくなるが、ストーリーより今回はロベルトと平賀の関係性がとても微笑ましかった。
ここ最近冷静平賀と普通の人と化してしまうロベルト、が多かったけど今回は大人で優しさと寛大さをもつロベルトの魅力と、ピュアで子供のようなところのある平賀のバランスがいい具合にでてたと思うのでそれが良かった!

2023.5.2
72

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2023年05月02日

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ネタバレ

今回はいつも通り奇跡調査のお話。
オランダの礼拝堂での奇跡体験への調査。

ストーリーを読むと毎回思うけれどバチカンがへ「奇跡」申請する内容のバリエーションって、
そこまで多くなさそうなのに毎回違う切り口を生み出す知識と発想力、そして作者様の努力を尊敬します。

今回も、正直平賀の説明は文系の私には理解しきれなかったけど、
きちんと論理的・学術的な根拠・仮説があって発生する「現象」であって「奇跡」ではないっていう証明がされていく過程がすごい。
毎回、本の末尾にたくさんの参考資料の記載があるのできちんと裏を取りながらストーリーを作ってくださってるのがわかって頭が下がる思いです。

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2023年01月01日

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ネタバレ

化学で解明できることを、UFOかもしれないとか、一方的なこじつけかもと言える平賀の柔軟性が凄いなあと思います。でも、そう考えた方がロマンがあって面白いですね。
聖遺物は、真相は真相で凄く興味深い。

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2021年12月31日

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今回はガルドウネの関与やFBIとの絡みもなく奇跡調査がメインでした。
途中歴史の講釈が多くなるとついていけなくなりましたが、2人の知識と探求心が安定して発揮されていました。
真相についての扱いが書かれていないので、少しモヤモヤしてしまいます。

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2020年10月14日

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おもしろかったですが、今回は全体的に盛り上がりにかける感じでした。
でも、キャラクターが好きなので、それなりに楽しく読めました。

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2020年09月01日

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 奇跡の顕現から聖徒の座の説明、平賀&ロベルトの紹介という、初見さん向けかと思うような丁寧な冒頭に始まり、もはやここまでくると奇跡だろと言いたくなるトンデモ自然現象を最後に畳みかけて収束する、ザ・バチカン奇跡調査官です。いや~……今回もトンデモだった……(笑) 視覚的な奇跡は、登場した瞬間に薬か病か脳の異常を疑うしかなくなりつつあります。
 人死や派手な怪奇現象もなければ、アクションも無く、ローレンやガルドウネに関して大きく展開することもないので、シリーズとしては「ちょっと一息」という印象。

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2022年09月20日

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バチカン奇跡調査16。
今回の舞台はオランダのユトレヒト。礼拝堂にキリストが降臨して黄金の足跡を残し、聖体祭の夜には謎の光の球が出現してその場に居合わせたほとんどの人がそれぞれの奇跡体験をする…というもうそれ奇跡でいいじゃん案件の調査に乗り出すロベルトと平賀。
毎度おなじみロベズキッチンとドキドキ地下探検シーンあり。あれだけ細かく分析する平賀が黄金の足跡の正体に終盤まで気付かないのはちょっと不自然だったかな。教会に伝わる「王の中の王」の正体を解き明かすところは面白かったです。
今回はジュリアの影なし。ローレンってどういう立ち位置の人なんだ。もはやただのチートキャラになりつつある。
毎回言ってるけどそろそろ何か物語の進展が欲しいところです。

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2022年01月30日

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ユトレヒトの小さな教会で聖体祭の夜に輝く光の球が出現し、居合わせた人々が不思議な体験をしたという奇跡。平賀とロベルトは奇跡調査に向かい、それぞれの得意分野から奇跡の検証を行う。教会に伝わる聖遺物「王の中の王」とは‥
今回はガチな奇跡調査の話。わりと平坦でセリフが説明的すぎな気はするが、二人の調査によって解きほぐされていく謎、オランダの歴史などは面白かった。最後のミッフィー美術館にはほっこり。

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2021年09月02日

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長らくシリーズを読んでいますが、今回は話にあまり起伏がなくて物足りなかったです。奇跡のからくりは科学で説明がつく範囲の現象なんだろうなと思いつつ読んでいたら、証言を取るだけで全体の半分くらいまで行っており、そのままなんとなく解決の糸口を見つけて、解決といった感じでハラハラもしなければドキドキもなく、神秘的なものもあまり感じず…といった具合でした。
オランダの文化に関してはなかなかおもしろく読めたので、そこは良かったと思います。

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2021年02月25日

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シリーズ20作目。
今回は、平賀とロベルトの奇跡調査のお話。

オランダの歴史も絡んでいて、勉強になるし、面白かった。

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2020年12月30日

Posted by ブクログ

シリーズ20作目。
安定の二人の活躍だが、調査官は何人もいるはずなのにどうしていつもこの二人がコンビを組むことになるのか?と気になりだすと、キリがないが設定の無理を感じたりもする。
さて、話の流れは面白いのだが、そろそろ途中に入ってくるウンチクが食傷気味。無駄に長くて、枚数を稼ぐために入れているのでは?とも思ってしまう。
相変わらず新たな奇跡の調査に向かう二人の話だが、今回はさほどの広がりを見せることもなく解決。あれ?前とかに出てきていた宿敵は?謎は?まだ引っ張るの?と少し残念。次回に期待。

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2020年11月22日

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オランダ、ユトレヒト。今回は普通の奇跡調査で、シン博士を嫌がらせるような写真を送ったりすることはなく、アメリカのエピソードもなく…という感じ。なんというか、平和だなと感じた。そう言えばいつも読み飛ばしてしまう長い詩も今回は無かった。

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2020年10月22日

ネタバレ 購入済み

オランダが素敵

大立ち回りなどは無く 至って平和な今回の調査。ド天然の平賀と料理人ロベルトに癒されます。オランダの風景、歴史。ミッフィ博物館など見どころも満載で大満足でした。ドキドキする調査も良いのですが、こう言った展開の調査も好きです。

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2020年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロローグ 光あれ
1
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第一章 信仰と人と
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5
第二章 大いなる奇跡の証言
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5
第三章 聖遺物とアムステルダム
1
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5
第四章 アーブラハム・フォルデマンを訪ねて
1
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第五章 教会の秘密
1
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5
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第六章 残された謎
1
2
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4
エピローグ 調査を終えて

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2020年08月30日

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