藤木稟のレビュー一覧
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シリーズ待望の日本を舞台にした奇跡シリーズ。その期待に応えてくれるかのように、奇跡についての説明は、実際にある気象現象を使っており、綺麗にまとまったのではないだろうか。すっごく、納得できたし面白かった。
また、日本を舞台にキリストのことを書くとなれば、天草四郎の乱を取り上げるしかないと思っていたの...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は、ノルウェーを舞台に北欧神話を元にしたお話。赤い月や「ラグナロク」といった言葉の数々。
今回の科学のお話は前回の世界システムを元にしたものであり、新しい薀蓄等々は少なかったのが残念だった。
ただ、マギー・ウォーカー博士やハリソン・オンサーガといったキャラクターが再登場したり、短編集で出て...続きを読むPosted by ブクログ -
今度の舞台は、メキシコ。メキシコにおける古代文明とその副産物であるオーパーツについてがメインストーリー。
今回の奇跡は磁力によって物体が浮遊するというネタバラシであったが、その磁力の発生源についてがとても面白かった。また、人間の起源についての考察も描かれており、興味深い考察であった。
生...続きを読むPosted by ブクログ -
正統派の推理小説です。
神話をベースに現代社会で起こりうる事件を地道な捜査と推理で解決に導いていく。読み始めれば止まらない。
最終的に美味しいところをさらっていくジュリア司祭との対決。行方不明のローランとの邂逅がどうなっていくのか考え出すと止まらないですね。
今後の作品も期待したい。Posted by ブクログ -
これは、シリーズで一番唸りました。本当に文系とか理系とかを超えてとても学問的で、かつとても心をくすぐるものがあります。知的好奇心を、満たしてくれる一冊。電子書籍で読んでしまったのが残念な点。Posted by ブクログ
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まだ発見されていない生物や解明されていない物質はまさしく奇跡なのだなと思いました。宇宙規模だしにわかには信じがたいけど、そういうことがあったら…と考えると夢があっていいなあ。この辺の宗教の歴史とかをもっとじっくり勉強したくなりました。面白かった!平賀とロベルトのコンビは相変わらずで読んでて安心だった...続きを読むPosted by ブクログ
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シリーズも続くと薀蓄には食傷気味になりますが、内容(設定?)は科学で面白くかった。
捜査中にあんな長い説明しないよ普通。
無理やりヴァンパイヤや無理やり自然発火よりも納得できる。
おなじみあの人もいいところで出てくるw
ゴーストハウスはわくわくした。彷徨ってみたい。
日本でもガードレールからラジオ...続きを読むPosted by ブクログ -
物語は、ミラの父が突如いなくなるところから始まります。ミラは父を探してとある新聞社にたどりつきます。妖怪の意外な本性、ミラと父の行方、学校や新聞社・・・。新しい巻が出るのがとても楽しみになる本です。少し怖いシーンもありますが、読み終わると自分も妖怪に会いたいと思えます。ぜひ読んでみてください。
・親...続きを読むPosted by ブクログ -
人体消失や起こった事件が関わるゴーストハウス。その全てを平賀とロベルトの2人とサスキンスFBI捜査官が解き明かす。最後辺りは読むのに必死(ミステリー物はいつもだが)で凄かった。次回も楽しみで仕方ない。Posted by ブクログ
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預言者の下りは納得でき面白かったが、腐らない死体の方はイマイチかな。
それなら、何でもありにならない?ってかんじで。
物語の終盤では、「真の」黒幕といっても過言ではないだろう、ジュリア司祭の正体が判明!
一体、いつになったら決着がつくのやら…(笑)
まとめとしては、ロベルトの幼少期が書かれて...続きを読むPosted by ブクログ -
ヴァチカンの奇跡調査で神父2人が活躍するミステリー(?)シリーズ1作目。
キリスト教自体まったく馴染みがなく、
ヴァチカンと聞いて(読んで)歴史的にも宗教的にもいろいろ想像をかきたてられて購入。
話に引き込まれて一気読み。
『聖徒の座』という奇跡調査を行う部署に属する天才科学者の平賀と古文書・暗号...続きを読むPosted by ブクログ -
バチカンのイケメン調査官コンビ4作目。
今回の調査は「聖人列福」について。
数々の奇跡を起こし、自らも狙撃されて死亡したにも拘らず生き返った人物の調査。
イエスキリストと同じことができる者がいたらカソリック全体を揺るがす大事だ、という訳です。
しょっぱなからコンビの片割れ平賀神父が絶体絶命(?)で...続きを読むPosted by ブクログ -
ヴァチカンの奇跡調査で神父2人が活躍するミステリーシリーズ2作目。
前作同様話に引き込まれて一気読みしました。
それにしてもちょっと思ったんですが、
コンビの片割れロベルトの独白がなんとなくBL臭いと感じるのは私だけですか?Posted by ブクログ -
4編からなる短編集。シリーズをとりまく陰謀の布石になる部分があったものの、ゆっくり読み進めているのと乏しい記憶力によって正確に点と点をつなげての理解がなかなかできなかったのが悔やまれる……。
『シンフォニア 天使の囁き』は、平賀の弟・良太サイドのストーリー。これまで平賀の口から語られるだけだった良太...続きを読むPosted by ブクログ -
残念ながら何かこのシリーズに飽きて来ているのだろう。面白くはあるが以前程のワクワク感は薄れている感じ。と言ってまだまだシリーズは続いて欲しい。読者は我儘である。Posted by ブクログ
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シリーズ本編18弾。
スペインの小さな村で起こった奇跡。美しいオーロラが現れて風土病がなくなり、教会の司祭ほか数人が神の声をきいてその言葉どおり教会に向かうと、聖剣から不思議な音がして預言が下された。大火事や政治家の不正など聖剣の預言は次々に的中し、奇跡申請をうけて平賀たちは調査に赴くことに…
な...続きを読むPosted by ブクログ -
藤木さんのバチカン奇跡調査官は、キリスト教の世界観で動いていて、神を信じると言うことにおいて、独自の世界観を本の中で作り上げていると思った。平賀神父の純粋さや、ロベルト神父の聡明さは、キャラクターがよくできていると思った。奇跡について調査をしていて、キリストでいう本当の奇跡に巡り会いたいと思う平賀神...続きを読むPosted by ブクログ
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ロベルト平賀コンビに加わったアルバート神父。
ごめん、アルバーノ神父、どのエピソードで出てきたっけ???
でも、相変わらずのコンビの感じは崩れず、アルバーノ神父はマイウェイをいく感じなのでそこまで違和感はなく、アルバーノ神父のことを忘れていても別弾問題なく読み進められました。マイウェイ度といえば平...続きを読むPosted by ブクログ