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Posted by ブクログ
読書録「バチカン奇跡調査官月を呑む氷狼」5
著者 藤木稟
出版 角川ホラー文庫
p225より引用
“「ああ、知っているさ。新薬の開発のため
に使うというのだろう?だけど、注意して取
り扱わないと厄介な代物だよ。薬は使い方を
間違うと、恐ろしい毒にもなるんだ」”
目次から抜粋引用
“聖杯と騎士の謎
霜の巨人の町で
氷狼と炎狼
死の呪い(巫女と研究所)
愛する友よ(無限大の方程式)”
天才神父二人組を主人公とした、長編ミス
テリー小説。人気シリーズ第9弾。
前回の任務の報告で、肝心な部分を正直に
言うわけにも行かず、窓際の部署に追われる
こととなった、FBI捜査官・ビル。
雑用と書類整理で日々をこなす彼に、転機が
訪れた…。
上記の引用は、ある占い師の言葉。
古くから植物や動物を利用し続けてきた人達
にこう言われると、大変説得力が出る一言で
す。普段何気なく使っている薬でも、その扱
いには十分気を付けたいものですね。
この巻では、主人公の補佐をしてくれる仲
間について、大きく話が語られます。何故、
今の場所にきて、何故、その相手に執着する
のか。物語の背景が、より深まる部分でしょ
う。
このシリーズは、出版された順番を読んだ方
が良かったと思っています。まあ、普通は連
作シリーズはそうするものかもしれませんが。
ーーーーー
Posted by ブクログ
シリーズも最高潮という気がします。ビルにシン博士にジュリア司祭にローレン、と全キャラあますところなく活躍、といった印象。だけどまだまだ解けない謎は残されていて、今後の展開もますます気にかかるところです。
そしてとんでもなく不可解で壮絶な事件。その地にまつわる北欧神話、と道具立ても非常に魅力的。今回のは「奇跡」ではないのだけれど、いったいどうやって解決するの? できるの? って思ってしまうのはいつも通り。科学的アプローチも見事です。
前作で謎めいていたシン博士の目的が明らかになったのも大きな進展かな。かなり好感のもてるキャラクターになりました。
Posted by ブクログ
ノルウェーの町で、月から血がにじみ出て、月が突然消え失せ、渦巻きの火花が散り、同時にある邸宅の室内では、僅かな時間の間に男が何トンもの氷で凍死するという事件が起こる。これは、連続殺人事件のひとつであり、そこへ北欧神話のハティとスコルという狼が関わっているというのだ。さらに、脳移植手術、クローン人間、無限大数の方程式、多重人格などが絡んできて、不思議なことがてんこ盛りである。解決に当たるのは、何故かバチカン奇跡調査官のロベルトと平賀なのだが、それぞれの持ち味を生かして、事件の真相を解き明かす。最後に、キリストの聖杯と聖槍が出てきて、やっと奇跡調査官らしくはなる。なんだかんだと力技であるが、奇想天外な事件をちゃんと解明してしまう。2人の奇跡調査官の個性の違いも面白い。
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