藤木稟のレビュー一覧
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短編集。
特に面白かったのは「ベアトリーチェの踊り場」。漠然と男性と女性で色の見え方が異なるのは知っていたけれどあんなにも個大差があるのには驚き。自分の見えている世界がどんなものなのか、改めて客観的に見てみたい。
そして、ちょっと意外だったのは「シン博士とカルマの物語」。
信仰によるものだけでは...続きを読むPosted by ブクログ -
今回も奇跡認定でいいんじゃないですかねぇ〜って思うトリックでしたが・・・
オランダ観光をした気になれてとても楽しく読めました。
よくよく考えると、意外といろんなうんちくや豆知識、観光案内が散りばめられてて
今の世の中にはもってこいの読み物だなぁ〜ってしみじみ
それにしても、なかなかのオランダ三昧でし...続きを読むPosted by ブクログ -
今回の舞台はオランダ。
聖体祭の夜に司祭は街の未来を告げれ、信者たちは天使にあったり病気が治ったり、と。
今回の奇跡は大麻とか薬物系の最後でなくてまずは良かった。今回の奇跡は臨死体験のように脳が異常なエネルギーを感知し、それによっての奇跡って言うのは奇跡としてもいいんじゃないのかなーっと。
それ...続きを読むPosted by ブクログ -
一見、猟奇的な殺人事件は悪魔のせいであると思われるが、真実は...。
読者は一度読むと、天才科学者「平賀・ヨゼフ・庚」と古文書・暗号解読のエキスパート「ロベルト・ニコラス」のキャラクターの持ちつ持たれつコンビにハマるかもしれない。
平賀がひたすらかわいい(●´ω`●)
ロベルトがオカン✧(✪д✪)✧...続きを読むPosted by ブクログ -
ローレンがたくさん出て来た。
謎な人である。
平賀弟くんは霊能者なのかしら?
兄は非科学的なことを解明するのが得意なので相談するといいのにな。Posted by ブクログ -
久々の『奇跡調査』だった気がします。前回の二十七頭の象がアレでしたからね…(笑)
少女の目については催眠とか、自己暗示とかによるものかな?とはだいたい予想できてたけど、鐘の奇跡についてはまさかそう来たかと。
それを調査して証明できちゃう平賀すごいな。
シン博士は写真のこと未だにトラウマなのか。
ロ...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は奇跡調査というよりオカルト調査になってしまった平賀とロベルト。
持ち前の知的好奇心で突き進んでいく2人が好き。
様々な奇妙な現象は平賀によってことごとく科学的に解明されてしまう。
現象については解けたけれど相変わらずジュリア司祭が謎のまま。
最後のブラム・ストーカーの話も謎のまま...Posted by ブクログ -
今回の舞台は、フロリダとエバーグレーズ。
今回は、奇跡はない。ただ、不可思議な状況下で人が死んでしまったりはあり、その点の解説を最後の章で行う、といういつもどPosted by ブクログ -
短編集でサクサク読めました。
登場人物の新たな側面が見られて楽しかったです。
シン博士がとても可愛らしく書かれていて、今までの印象とガラリと変わりました。Posted by ブクログ -
平賀とロベルトの関係性がうまく反映されているなと随所で感じられた。シン博士のキャラクターもいい味を出してる。
いつもの壮大さを想定して読み進めていると、いい意味で裏切られる。仕掛けは変わらず壮大ですが。献身的な様ってどうしてこんなに刺さるんでしょう。Posted by ブクログ -
「ベアトリーチェの踊り場」
呪いの宝石の話。
バチカン奇跡調査官だから、奇跡の認定はないにしても呪いはあってもいいかな、とも思ったりした。ただ、平賀神父が最後にいった「分かりあってるつもりですが、貴方の目が見ている世界と、私が見ている世界は、違っているのですね。そしてその互いの世界を、どうやってと...続きを読むPosted by ブクログ -
「チャイナタウン・ラプソディ」
ビル捜査官とその部下が、不思議な体験をする話。そもそもで、部下からして天女をフィアンセにするとか、なんでそんな人間ばかりが揃うんだよ!っていう感じではあった。ストーリーは、中国の神話世界と今を結ぶような感じ。過去と現在がちゃんと結ばれており良かった。
「マギー・ウォ...続きを読むPosted by ブクログ -
読書録「バチカン奇跡調査官ジェヴォーダンの鐘」5
著者 藤木稟
出版 角川書店
p250より引用
“ 自分自身や親しい人の病苦や死、その悲
しみや未知なるものへの不安、そうした数々
の悩みや苦しみは、時代が変わってもさほど
変わらない。教会や聖職者に代わってそうし
た問題を解決する何かを、人々は...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は短編集。
ロベルト、ローレン、サウロ大司教、ジュリア司祭、4人それぞれの過去の話。ロベルトは何かずっと闇を抱えているような感じがしてたけど…ちょっと切ない過去があったとは…。だからこそ平賀に対してあそこまで必死になれるのかなって思った。結局のところ、ジュリア司祭は一体何者なのか…( 笑 )恐ろ...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻と同様に陰謀のスケールがとっても大きい。
途中まではこれはシリーズ初の奇跡認定か!?と思っていたんだけど・・
やっぱりちゃんと理由があったのか。
その理由もだいぶ凄いけれど・・
でもひろーーい目でみるとこれも奇跡なのかもしれない。
自分の記憶が全く信頼できなくなるって
どんな感覚と恐怖なんだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
奇跡、過去の事件が解き明かされていくのに凄くワクワクした。
ロベルトはイエス様を信仰というよりイエス様を信仰している平賀に対して信仰しているような気がしてきた。
この事件で一番の被害者は今も入院中のドメニカでは・・?Posted by ブクログ -
やっぱり面白い!!
ただ、前作同様人物名が…
って感じでまた誰だっけ状態発動( 笑 )
しかも今回は科学ミステリー的な感じで…
数式がどうとか化学反応がどうとか
おまけにアインシュタインやら
宇宙のブラックホールやら出て来て
文系の人間にとっちゃ訳分からんです(笑)
だけどストーリーは面白い!!
や...続きを読むPosted by ブクログ -
身近にキリスト教の人がいて、タイトルに興味を持ったのが、この本を手に取ったきっかけです。
説明や登場人物が多くて混乱したけれど、少しずつ読み進めました。
伏線が上手く絡み取られていって、面白い作品だと思いました。
次巻も読む予定です。
個人的には、セントロザリオ学院の『帰る場所のない子供達』(特にセ...続きを読むPosted by ブクログ