藤木稟のレビュー一覧

  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

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    ネタバレ

    今回は短編集で奇跡調査はやっていない。
    本編よりのんびりとした雰囲気が感じられる。
    貧血の令嬢は稀覯本のためご令嬢の偏食を治すためロベルトと平賀が頑張るお話。
    料理も色々進化してるんだなぁーと驚き。
    令嬢ならではの悩みが打ち明けられ、そんな暮らしは個人的に嫌だなと思ってしまった。
    平賀のウキウキしてる姿が微笑ましい。
    表題ウェイブスタンの怪物はミステリー度高めのお話。
    途中からなんとなく犯人がわかった。
    悲しいなと思っていたところにガツンとかましてくるので読み応え抜群。
    人間ってやっぱり怖いなと思ってしまう作品。
    受難のカーニバルはドタバタのちょっぴり冒険があるお話。
    段々とシン博士のキャラが

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    2024年09月20日
  • バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム

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    ネタバレ

    やばい全部面白い。
    初めて読んだときから時間をおいて、3回くらい読んでるけどその度に様々な感情を抱かせてくれる。。

    過去の記憶を無くし、言葉が話せないロベルトを癒すヨゼフは本の中にはたくさんの人生が詰まっていると話す。そんな彼との思い出を思い出している時に平賀と出会うシーン。

    謎めいたローレンの家庭環境と悪魔の息子の話。
    『貴方が十字架に祈っても声が聞こえてこないのは、神が貴方に『自由であれ』と仰っているからです。そのように真摯に神に祈る者の考えに何らかの間違いがあったとしても、神の愛が途絶えることは決してないからです』

    自らの信仰心を疑うロベルトにサウロが言う。
    『暗闇を知るものこそが

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    2024年07月22日
  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架

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    題材が吸血鬼ってことで、いよいよオカルト展開か?と読み進めるも、いつもの謎解きで終幕。それでもラストに匂わせジュリアが登場で、ソワッてなったし、一応科学的根拠を提示されるも、それだけではないオカルトチックな含みを持たせてる辺りが良かった。

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    2024年04月16日
  • バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ

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    ユーゲンハイム氏の登場はなかなかのインパクト。
    このキャラの登場で物語の雰囲気がガラリと変わった印象です。

    え!?そっち〜??ってなったラストでした。

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    2024年02月22日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    本編18弾。
    もうそんなになるんだなぁ、と驚きです。

    今回は奇跡認定調査のためにスペインに飛んだ2人と新たに調査に加わったマギー神父。以前も出演していたとのことですが、思い出せず。平賀、ロナウドとは異なる能力でサポートをしていきます。表紙のイラストもカッコいいです。

    初めは地道な調査でしたが、徐々に謎が解かれていき最後は一気に進みました。
    聖剣伝説について過去の伝承、記録を遡り説明をしてしまうロナウドやかつて地域で流行した風土病の謎を解いてしまう平賀。

    再読したいシリーズですが、長いのでなかなか戻れず、そして新刊が出てまた遠のく、そんな繰り返しです。

    合間合間のロナウドの料理シーンがど

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    2023年10月15日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    ネタバレ

    舞台はスペインのバレンシア地方。聖剣が予言を告げ、その予言が実現していくという奇跡の調査。

    過去2回ほど登場したシオンの掟のマギー神父が、奇跡調査官として平賀とロベルトに同行することに。サウロ司教の考えるバチカン浄化作戦のために呼ばれたものの結成にはまだ時間がかかるから、このような措置になったとか。
    2人では出せないダークな雰囲気がマギー神父によって出されて、面白かった。2人も大概メチャクチャなことをやってきていると思うが、まずは疑うところから入る、という側面が良かった。
    また、奇跡の種明かしも、過去作とは違った共鳴現象およびそれを使った予言に沿ったテロ行為の実行と作戦も良かったと思う。電波

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    2023年09月12日
  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

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    人間って、怖いし残酷だなと改めて思わされる。ここではジュリア司祭がまさにそう。醜悪なほどの心根はその美貌で騙されてしまうが、読むたびに寒気がする。

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    2023年07月28日
  • バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

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    ロベルトの辛い生い立ちが明かされる巻。ちょっとヤキモチを焼くところとか、人間らしさが垣間見られて、相変わらずのおどろおどろしさなかで少しホッとできます。

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    2023年07月01日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

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    再読。バチカンが好きな人には堪らない作品です。サウロ大司教の「サンタクロースの髭を剃ったらこうなるだろうと思わせる」という描写が気に入っています。

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    2023年06月28日
  • バチカン奇跡調査官1

    無料版購入済み

    ドキドキ

    絵がとっても綺麗です……!
    目の前で起きたことが奇跡なのか、誰かが起こしたことなのかめちゃくちゃ気になります。

    #ダーク

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    2023年02月06日
  • バチカン奇跡調査官 秘密の花園

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    ネタバレ

    ・生霊殺人事件
    収監中の犯罪者が生き霊を飛ばして犯罪を犯したとされる事件。主人公はまさかのローレンの手足のように働いてる大佐。
    子供達のヒントもローレンが与えたおもちゃでは?と疑ってしまった。
    オチ自体は囚人の心理カウンセラーがマインドコントロールをし、罪をなすりつけていた、というもの。どことなく『羊たちの沈黙』を思わせる一話だった。

    ・エレイン・シーモアの秘密の花園
    ジュリア司祭をスパイしようとするが簡単に手のひらで転がされ、二重スパイにされてしまう話
    どっかの話と繋がっているのかな?

    ・迷い猫
    平賀の誕生日を祝うはずがある家族の猫ちゃん探しに。見つけた猫ちゃんと一緒に財宝が見つかるとこ

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    2022年09月26日
  • バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘

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    数年ぶりにシリーズ読みを再開しました。
    前巻の『二十七頭の象』がもったいないかんじでしたが、『ジェヴォーダンの鐘』は古い古い信仰のかたちとキリスト教とのつながりと村で起きた神秘的な出来事を調査していきます。
    1、2巻に帰ってきたような気持ちになりました。
    最後は悲しい結果が見えましたが、命が尽きるまで愛する人たちを守ろうとする精霊の姿は素敵でした。
    本当の奇跡を彼は起こしたのです。

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    2022年09月09日
  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

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    ミサの途中に教会の中に角笛の音が響き、虹色の光が満ち、キリスト像が色づき動き出す、というイタリアの田舎の奇跡の真相を無垢にして天才科学者・平賀と懐疑派だが颯爽たるイケメンの暗号・古文書解読のスペシャリスト・ロベルトの両神父が暴き出す。32年前のまだらの服を着て鎌を持った首切り道化師によるおぞましい事件がこの奇跡に関わっていることが分かり、奇想天外な物語が展開する。何百年も前から存在する秘密結社も絡んできて、あの美貌にして冷血なジュリア神父が登場するのには驚かされる。トリックの解明もとんでもなさが却ってぐぐっと迫ってくる。それにしても作者のキリスト教の教義・歴史への豊富な知識をもとにした想像力に

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    2022年07月18日
  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

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    長編の合間に時々出版される短編集です。このバチカン奇跡調査官シリーズは全体的に面白いのですが、時々説明が冗長すぎる時があります。
    この短編集は毎回ハズレなしと言えるほど面白い作品が多いです。

    この作品もその一つです。

    今回はローレンの若い頃の話や平賀とロベルトが昔のレシピの再現に挑む「魔女のレシピ」が面白かった。オススメ!

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    2022年06月26日
  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

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    シリーズ第三弾!徐々に内容に深みと幅が出てきて、今後の展開が楽しみです。
    繋がってはいますが、一話ずつ完結するのでどこからでも楽しめます!オススメ!

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    2022年05月16日
  • バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

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    シリーズ第二弾。バチカンの日系人神父とイタリア人神父のコンビが世界で起きたキリスト教の奇跡の真相を暴く物語。前作を始めて読んだ時は、いろいろ説明や言い回しが冗長な印象でしたが、今作はストーリーも面白く、1日で読んでしまいました。
    今後に期待です。オススメ!

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    2022年05月15日
  • バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

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    前巻では建物などの描写が多すぎて、肝心の話がなかなか入って来なくてページを行きつ戻りつして読むのにめちゃくちゃ時間をくってたけど、今回はグアっと一気に集中して読めた。
    普通こんな事件、教会内部だけの話ならまだしも警察が他所から来た者の介入を許すとは思えないけど、まして国外でさ…。バチカンの威光ハンパない…。
    でもそこは物語ってことでスルーすれば面白かった。
    ジュリアはこの後も絡んできそうなので楽しみ。

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    2022年04月13日
  • 笑い猫の5分間怪談(8) 悪夢の化け猫寿司

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    一気に読んだ!おもしろかったーーー。
    ちょっと怖いけど、笑えるところもある。2歳なら多分泣く。
    好きなキャラクターは、鈴村ミサキや三池タクト、笑い猫、、、みんな!

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    2021年04月22日
  • バチカン奇跡調査官 三つの謎のフーガ

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    短編集。
    本編より重くないため3割とも楽しく読めました。
    1話目は事件としては少しやり切れないですが、天才に振り回されている大佐が際立ち、天才ばかり出てくる作品にしてはスムーズに行かない感じがいいです。
    2話目はロベルトとシンさんの組み合わせで謎解き要素がメインの良い話でした。
    3話目がようやく平賀ロベルトペアの話で安定感あって終わりもよかったです。ロベルトの調理シーンは毎回美味しそうですね。
    本編も楽しみです。

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    2021年02月22日
  • バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点

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    短編集。

    特に面白かったのは「ベアトリーチェの踊り場」。漠然と男性と女性で色の見え方が異なるのは知っていたけれどあんなにも個大差があるのには驚き。自分の見えている世界がどんなものなのか、改めて客観的に見てみたい。

    そして、ちょっと意外だったのは「シン博士とカルマの物語」。
    信仰によるものだけでは語れない純粋さと優しさが垣間見えるちょっとほっこりのお話だった。

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    2020年10月25日