あらすじ
イタリアの小さな村に「蜘蛛男」が出没。壁を這って移動し、車に貼りつくなど、人間ではありえない動きをするらしい。噂を聞きつけた平賀は、ロベルトと共に調査旅行へ。蜘蛛男の意外な正体とは?(「スパイダーマンの謎」)ほか、フィオナ&アメデオが犯人不在の狙撃事件を追う「透明人間殺人事件」、シン博士の血族が遺した暗号にロベルトが挑む「ダジャ・ナヤーラの遺言」を収録。謎とキャラが響き合う、洗練の短編集第5弾。
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短編。
全体的に珍しく俗っぽい感じが長編と違い、これもまた面白かった。
特に最後の「スパイダーマンの謎」は悲しい事実はありながらも個人的にとても好きな終わり方だった。
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短編集。
本編より重くないため3割とも楽しく読めました。
1話目は事件としては少しやり切れないですが、天才に振り回されている大佐が際立ち、天才ばかり出てくる作品にしてはスムーズに行かない感じがいいです。
2話目はロベルトとシンさんの組み合わせで謎解き要素がメインの良い話でした。
3話目がようやく平賀ロベルトペアの話で安定感あって終わりもよかったです。ロベルトの調理シーンは毎回美味しそうですね。
本編も楽しみです。
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どのお話も面白かった。
フィオナとアメデオの凸凹コンビも慣れてきたし、ちょっとしたミステリとして楽しめた。
次のシン博士とロベルトのやつは、平賀が殆ど出てこないのが新鮮で良かった。それにしてもフッ軽なロベルト。
3つ目は奇跡調査とは違うけど2人の良さを活かして事件解決。スパイダーマンにはしゃぐ平賀かわいい。ロベルトの、偽免許証を見破った時の、
「ああ。僕はこの類のものは見間違えない」の一言がなぜか明日萌えツボでした。自分でもよくわからないんだけど、いつも優しくて思いやりのある言い方をするロベルトの男らしさを感じたからでしょうか。
2023.5.6
75
Posted by ブクログ
大好きなシリーズの短編集第五弾。このシリーズは長編の方が好きで、短編集はメイン二人以外の話が多いこともあって少し苦手。毎回読むのにすごく時間が掛かる。今作も前半はローレン側のお話でした。面白かったけど、やっぱり二人の謎解きが見たいと思ってしまう。
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お久しぶりにローレン様が出てきまして、とても楽しかったです。
そう思うと、以外と魅力的なキャラが揃ってるんだなと
改めて思った次第でした。
チャンドラさんの下りは、ちょっと感動しちゃう感じで
改めてバチカン奇跡の奥深さを感じたのでありました。
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「バチカン奇跡調査官 三つの謎のフーガ」短編集。久々に読むと、やっぱ楽しいシリーズだな。既刊がどうやらあと2冊あり、次の巻が「急展開」らしい。これは買わねば!
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収録の三作品ともすっきりまとまっている印象で、内容もライト、かつ、蘊蓄も少なめなので、個人的には読みやすかったです。
「透明人間殺人事件」:真相はだいぶ無理がある気がしますが、どちらかといえば容疑者たちへの聞き込みや動機探りがメインの刑事物。フィオナ&アメデオのコンビはいつまでたっても噛み合わないというか危なっかしいというか……この二人がちゃんと息を合わせたら、真相解明が随分早まるような気がします。
「ダジャ・ナヤーラの遺言」:まっとうな暗号解読もので、今巻の中では一番好みでした。暗号に対するロベルトとシン博士のアプローチ手段にそれぞれの個性や強みが出ていて良かったです。シン博士のみならず、親戚一同にまで慕われるロベルトの今後やいかに(笑)
「スパイダーマンの謎」:話を通してはしゃぐ平賀が可愛い(笑) オカルトオタク氏に蘊蓄語りで圧倒されるロベルトがちょっと新鮮でした。
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バチカン奇跡調査官短編集、第5弾。
「透明人間殺人事件」
ローレン・フィオナ・アメデオが犯人不在の狙撃事件の謎を追う話。フィオナの不思議ちゃんが相変わらずでよかった。フィオナ好きです。この真相は面白かった。しかしローレンって一体どういう立場の人なの…??
「ダジャ・ナヤーラの遺言」
チャンドラ・シン博士の親族が遺言の暗号を解読する為にロベルトが助っ人として呼ばれる話。ロベルトの本領発揮。相変わらず平賀はシン博士には嫌われている模様笑
「スパイダーマンの謎」
壁を這って移動する蜘蛛男の噂の調査に乗り出すロベルトと平賀。ロベズキッチン健在。ロベルトの作る料理はなんだかよくわからないけど無駄にオシャレで美味しそう。本職の奇跡調査とは関係ないのに休暇や有休使ってまで捜査に乗り出すなんてどんだけ勤勉なんだ…。
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久しぶり(?)の短編集。そのためか、内容もライトなものばかりで読みやすい。いつもの長編のようなダラダラ感はない。
まあ、その分謎もライトだし人間関係も分かりやすい。
長編の中の箸休めのような感じで、軽く読むにはちょうど良いかも!?
Posted by ブクログ
アメデオ&フィオナコンビの議員殺害事件の捜査、ロベルトによるシン博士の親戚の暗号遺言解読、平賀&ロベルトの蜘蛛男事件調査の3本。
(後日追記)
Posted by ブクログ
「透明人間殺人事件」
人気の国会議員がテレビの取材中に突如射殺される。しかし、その遺体が纏っていた衣服には弾丸の跡などが何もない。どのようにこの議員は殺されたのか、をフィオナとローレンが解き明かしていく。
ローレンの再登場が嬉しかったのと、この殺人事件のカラクリである無痛覚症という難病を知れた。
実世界でも罹患している人がいる難病らしい。
「ダジャ・ナヤーラの遺言」
シン博士の親族の問題をロベルトが手助けする話。前回の平賀にネズミの助けを求めることといい、やっとシン博士も仲間の一員になってきたように感じられた短編だった。
「スパイダーマンの謎」
イタリアの小さな村に蜘蛛男が出現する。彼の正体と目的とは?
犯人はなりすまし犯であったが、結果的には老婆を思いやるような優しい人間であった。
Posted by ブクログ
本編のぎっしり詰まった情報量の中にいると疲弊することを考えたら、本当に読みやすい短編集。
重みを持たせたいのは十分理解するところだけど、制限された中で展開される方がこのシリーズには合っていると思う。
本編では逃亡中のローレン。
高みの見物な態度が嫌いなんだけど、いつになったら絡んでくるのだろう。
小出し感はいらないと思うんだけど、ガルドーネ然り、しっかり平賀とロベルトに絡んでこないから、面白くないんだよね。
シン博士の話は、トリックに隠された謎解きでサクッと読めてほっこり。
平賀を敬遠するのは相変わらず(笑)
スパイダーマンの話は、誤認から始まり見せかけの関係から起きた、ちょっと寂しさを感じる哀愁の物語。
誰が悪いわけでもない、双方に取ってメリットある事柄だったのだから。
ただ、疑問なのは本物のチェーリオは自死だったのか殺人だったのか解らずじまいだよね?
彼には何が起こっていたの?
そこには言及してくれないの?
まあ、二人は奇跡調査官であって警察ではないからお開きってことですか。
でも何だかしっくりこないまま終わった感じ。