【感想・ネタバレ】バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年10月25日

短編集。

特に面白かったのは「ベアトリーチェの踊り場」。漠然と男性と女性で色の見え方が異なるのは知っていたけれどあんなにも個大差があるのには驚き。自分の見えている世界がどんなものなのか、改めて客観的に見てみたい。

そして、ちょっと意外だったのは「シン博士とカルマの物語」。
信仰によるものだけでは...続きを読む語れない純粋さと優しさが垣間見えるちょっとほっこりのお話だった。

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Posted by ブクログ 2019年03月13日

短編集でサクサク読めました。
登場人物の新たな側面が見られて楽しかったです。
シン博士がとても可愛らしく書かれていて、今までの印象とガラリと変わりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月11日

「ベアトリーチェの踊り場」
呪いの宝石の話。
バチカン奇跡調査官だから、奇跡の認定はないにしても呪いはあってもいいかな、とも思ったりした。ただ、平賀神父が最後にいった「分かりあってるつもりですが、貴方の目が見ている世界と、私が見ている世界は、違っているのですね。そしてその互いの世界を、どうやってと...続きを読む分かり合うことができないんですね。」という台詞は、分かり合ってるつもりでもすれ違ってしまい分かり合えないのだから、そう思ってもいないもの同士の政治とかの世界では、もっとわかり合うのが難しいのではないかと問うていると思った。

「素敵な上司のお祝いに」
ジュリア司祭が上司の誕生日をイヤイヤ祝福するお話。
なんか、逆らえないからといって女装させられたりと大変な様子が出てくる話。
最後のメインディッシュが、上司が連れてきた女性陣じゃなくてホントに良かった(笑)

「マスカレード」
マスカレードとは、仮面舞踏会っていう意味らしい。それならば、表題通りの内容だった。ビルの恋人とビルの母親が互いにいい恋人と母親を演じ会うというものだった。

「シン博士とカルマの物語」
シン博士は厳格なジャイナ教であり一切の殺生を行うことが禁じられている。そんな博士がふとしたところから、一匹のどぶネズミを傷つけてしまい、その治療を行うことに。その治療のために泣きついたのが平賀神父というのが良かった。次巻以降は、もう少し協力的になってくれるかも、と思わせてくれる内容だった。

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Posted by ブクログ 2019年12月31日

バチカン奇跡調査官、短編集第4弾。
最近めっきり影が薄くなっていたジュリアや「楽園の十字架」の巻に出て来たルッジェリ(この人ジュリアの上司なんでしたっけ…?)とか、いつ出て来たかもあんまり覚えてないビルの婚約者のエリザベート等々、あーこんな人いたな(いたっけ?)とおさらいできる短編集でした。
ジュリ...続きを読むアは色々暗躍してる割に一体何がしたいのかさっぱりわからなかったけど「素敵な上司のお祝いに」を読んで、なんとなく理解できた、ような気がする。ジュリアがルッジェリに饗した特別料理の正体は…まさに身を削ってのご奉仕、ジュリアお疲れさん…。
「シン博士とカルマの物語」も面白かった。いつもツンツンなシン博士がデレるのが可愛い。ロベルトも難儀な人に慕われたものだ(笑)

このシリーズはキャラクターが魅力的なので、サイドストーリーも面白いんだけど、そろそろ本編のストーリーも進展してほしいなぁ。期待してます。

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Posted by ブクログ 2019年03月24日

4つの短編集でした。
平賀とロベルトの日常の一部とジュリアと上司、ビル・サスキンスと婚約者、シン博士と平賀ロベルトに焦点が当てられていました。
それぞれ本編では語られていない情報なども出てきたり、人物の背景が語られたり。
ビルの両親のイルミナティについてもっと知りたくなったし、シン博士の生い立ちと宗...続きを読む教思想で動物に対する行動が可愛かったです。

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Posted by ブクログ 2019年03月04日

短編集。
今まで平賀を通してでしか本編では登場していなかった、シン博士の人となりが描かれていて、新鮮だった。
今回は、他にもジュリアなど本編ではミステリアスに描かれていた人たちの側面が見られて面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年04月23日

最初のストーリーはサクッと読めるけど系統としてはいつもの二人を堪能できる。
最後のストーリーはこの作品の愛らしいキャラ、シン博士のお話。平賀とはまた違ったピュアすぎてとても良き。シン博士と平賀が揃うとロベルトがめちゃくちゃ常識人に見える笑

2023.4.23
67

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月29日

 このシリーズの短編集は、普段スポットが当たらないキャラクターの色んな面が見られて楽しいですね。以下、一作ずつ一言感想です。

<ベアトリーチェの踊り場>
 平賀&ロベルトの得意分野を生かして解決に持っていく構成といい、普段よりは短めの蘊蓄語りといい、一連の現象を全て紫外線のせいにするのはかなり苦し...続きを読むいだろうと思いつつのプチとんでもトリックといい、いつもの長編のぎゅっと凝縮版という印象。色の知覚は奥深くて面白いですね。

<素敵な上司のお祝いに>
 金融と情報技術とグルメ蘊蓄のちゃんぽん……。「これは悪趣味ですね」のやりとりがお気に入り(笑)

<マスカレード>
 以前のウォーカー博士の話もそうですが、このシリーズの女性キャラの短編、アグレッシブで格好良くて、すごく好きです(笑)堅物のビルとのコンビがいい味出してます。

<シン博士とカルマの物語>
 このシリーズ最強の癒し枠(笑) 今回はいつにも増して可愛かった……博士のロベルトに対する印象がここまで良かったのには驚きました。そして平賀は、嫌がられているのではなく怖がられていたのか……(笑)

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Posted by ブクログ 2022年03月13日

『ベアトリーチェの踊り場』『素敵な上司のお祝いに』『マスカレード』『シン博士とカルマの物語』
4編の短編集

ビル・サスキンス刑事の婚約者も両親のコトもすっかり忘れてたし、ルッジェリのコトもあまりよく覚えていませんが、楽しく読めました

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Posted by ブクログ 2020年02月23日

202002
短編集第4弾。宝石の呪いに立ち向かう平賀&ロベルト、女装ジュリア様のジュリア´sキッチン、ビルの偽装恋人エリザベートの華麗なる活躍、ロベルト相談室の4本。
冒頭1本はいつものバチカンシリーズ風の話だが、ジュリア(考案の)料理にはかなり引いた。エリザベートといわず、バチカン~に出...続きを読むてくる女性は皆格好いい。シン博士のロベルト相談室は笑えた。

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Posted by ブクログ 2020年02月10日

読書録「バチカン奇跡調査官天使と堕天使の
交差点」3

著者 藤木稟
出版 角川ホラー文庫

p129より引用
“「それはね、自分と違う異質なものを分か
ろうとすること。分かろうとし続けること。
それこそが大切だと思うからさ。”

目次より抜粋引用
“ベアトリーチェの踊り場
 素敵な上司のお祝いに
...続きを読む マスカレード
 シン博士とカルマの物語”

 天才神父二人組みを主人公とした、連作ミ
ステリ小説短編集。人気シリーズ第15弾。
 仕事場にて、いつものように古文書とにら
めっこをしていた主人公・ロベルト。急な上
司からの呼び出しに会議室へ向かうと、上司
だけでなく警察官も待っており…。(ベアト
リーチェの踊り場)

 上記の引用は、人間同士が分かりあうとい
うことに関する、主人公の一人・ロベルトの
考え。分かり合うことは無理で、そのこと自
体は大切ではない、と言った後の台詞。お互
いにそう思っている相手とならば、こういう
考えで接していてもいいのでしょうが…。分
かろうとする人の気持ちに付け込もうとする
ような人もいるでしょうから、気を付けたい
ものです。
 シリーズを通して出てくる主人公たちの敵
役や、脇を固めるサポート役たちの人物像が
より深く見られる短編。特にシン博士につい
ては、初登場時と比べると随分印象が変化し
ているように思います。
シリーズでも重要であろう人物の、ローレン
についてのエピソードは今巻には無し。独房
の探偵だけで、スピンオフしてもおかしくな
いと思っているのですが…。

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Posted by ブクログ 2020年01月27日

久々の短編集、それぞれ味があっていい感じです。
ジュリアはちょっとゾッとしましたけど・・・クリーンな方で良かったです。
シンさんは・・・いい人でした

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Posted by ブクログ 2019年09月27日

短編集。
ビルの偽装婚約者エリザベートの一日を描いた『マスカレード』と、シン博士がジャイナ教の教義を守るために奔走する『シン博士とカルマの物語』が特に面白かったかな。スコルとハティも元気そうでよかった(^ ^)

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Posted by ブクログ 2019年08月25日

短編集第四弾。
「ベアトリーチェの踊り場」と「シン博士とカルマの物語」が特に好きです。

「ベアトリーチェの踊り場」
個人的に宝石の呪いの話は、怖いもの見たさで関心があった話なのでわくわくしながら読めました。最後の平賀さんとロベルトさんのやりとりを読んで、やはりこのコンビが好きだなと感じました。

...続きを読む「シン博士とカルマの物語」
シン博士のことが知れる話で嬉しいです。オチも思わずクスリとさせられました。
今回のことで少しでも苦手な平賀さんとかみ合うきっかけになればいいなと思います(笑)

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Posted by ブクログ 2019年06月22日

短編集としては読みやすかった。
面白かったのは、後半2編かな。
『マスカレード』の心理戦や情報操作、このシリーズって女性陣の思い切りの善さっていうかダラダラしてないのがいいよね。
男性陣のあのねちっこい関係が好きになれなくて、理屈めいた、これはこうでなければならないっていう、要するに宗教柄みはどうも...続きを読む好みではない。

ストーリーで笑った感覚あったかなぁ…思い出せないや。

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Posted by ブクログ 2019年01月30日

ベアトリーチェの踊り場、読みやすくて面白かった。いつもの長編もこのくらいの軽さだとありがたいんだけどな。他、ジュリア、エリザベート、チャンドラ・シンの周囲のことや人となりが掘り下げられていて、理解が深まった巻でした。それにしても、チャンドラは厄介ですね(笑)

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