藤木稟のレビュー一覧
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ネタバレ物凄くタイムリーなタイミングで読み始めた一冊。たまたま九州への出張があり、ついでに九州に住む友人と遊ぶ約束を取り付け、その友人が過去にバチカン奇跡調査官を紹介してくれた人物だったため「会うから続き読んどこ」とキャリーの中に放り込んでいたのである。ページ開いたら天草四郎が目に飛び込んできてえらいびっくりした。偶然に軽く動揺する。
そんな今回の奇跡調査、舞台は日本。平賀は日系人ではあるが、ほとほと日本が似合わないのが面白い。ロベルトが日本語が分からないため、通訳などコミュニケーション担当として奮闘する平賀も、なかなか新鮮だ。
これまで海外が舞台で、かつキリスト教がベースゆえに、一種のファンタジーと -
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どのお話も面白かった。
フィオナとアメデオの凸凹コンビも慣れてきたし、ちょっとしたミステリとして楽しめた。
次のシン博士とロベルトのやつは、平賀が殆ど出てこないのが新鮮で良かった。それにしてもフッ軽なロベルト。
3つ目は奇跡調査とは違うけど2人の良さを活かして事件解決。スパイダーマンにはしゃぐ平賀かわいい。ロベルトの、偽免許証を見破った時の、
「ああ。僕はこの類のものは見間違えない」の一言がなぜか明日萌えツボでした。自分でもよくわからないんだけど、いつも優しくて思いやりのある言い方をするロベルトの男らしさを感じたからでしょうか。
2023.5.6
75 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回はいつも通り奇跡調査のお話。
オランダの礼拝堂での奇跡体験への調査。
ストーリーを読むと毎回思うけれどバチカンがへ「奇跡」申請する内容のバリエーションって、
そこまで多くなさそうなのに毎回違う切り口を生み出す知識と発想力、そして作者様の努力を尊敬します。
今回も、正直平賀の説明は文系の私には理解しきれなかったけど、
きちんと論理的・学術的な根拠・仮説があって発生する「現象」であって「奇跡」ではないっていう証明がされていく過程がすごい。
毎回、本の末尾にたくさんの参考資料の記載があるのできちんと裏を取りながらストーリーを作ってくださってるのがわかって頭が下がる思いです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレルッジェリさん。イケメンで金持ちで社会的地位があるなんて、韓国ドラマの財閥かガウドウネしかいないでしょって穿った見方で読み進めていたらやっぱりか笑
表紙のTHORES柴本さんのイラスト、カッコ良すぎでしょ。
と、途中の仮面舞踏会で平賀をダンスに誘った女子がジュリアさんだったらウケると思ってたらまさかのこちらも予想的中してしまった。流石にマジシャンもジュリアさんとは思わなかったけど。
でも危なかった。お姉さんの言葉に乗せられて平賀もドレス着てたらジュリアさんとダンス出来ないところだった。って、登場人物の中に女装して違和感ない人物が二人もいるってどういうことよ。
ロベルトも数年休みを取ってないとか -
Posted by ブクログ
ネタバレ裏表紙の説明に想像を絶する、と買いていたので一体2人にどんなことが起きるのかと思っていたら、シリーズで一番過酷な目にあっててハラハラ。
警察に逮捕され(とは言ってもすぐ釈放されるけど)、砂漠に置き去りにされ、、。
平賀の冷静ぶりはさすが。あんな状況で冷静かつポジティブに考えられるのは凄いなぁ。さすが良太くんのお兄さん。頼もしすぎる。マヌエルさんの振舞いが自分勝手でヘタレに見えるけど、普通はそうなるでしょと。
でもそんな平賀がヒィッってなった場面は笑った。
自分の私物をバチカンに送って、平賀の私物と知らないシン博士が調査して、「ケルビムの奇跡との関係性は今の所見つかっておりません。」て。メールし -
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バチカン市国の神父で奇跡調査官の平賀とロベルトが、世界中の奇跡を調査し真実を暴いていく『バチカン奇跡調査』シリーズ初の短編集です。
私の大好きなシリーズで、この巻はメインの登場人物それぞれの過去に焦点を当てた4編を収録しています。
私は平賀とロベルトの上司で悪魔祓い師でもあるサウロ大司教の過去を描いた『サウロ、闇を祓う手』という話が一番好きでした。悩み、苦しみ、弱さを知ることもまた人の強さ。
これからの巻で、彼らがどういう道を歩んでいくのかがまた楽しみです。
西洋の悪魔祓いの後は東洋の憑き物落としの物語なんかもまた面白いです。
→『姑獲鳥の夏』講談社文庫/京極夏彦