藤木稟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「バチカン奇跡調査官」シリーズなのに、当の2人は今回も「奇跡調査」してない(笑)
今作も面白かったです。ハズレは4巻だけだったな。
前半であからさまに「この人重要人物ですよー」という書き方をしてあったので、何故こんなに見え見えな伏線の張り方なんだろうと疑問だったんですが、まさかの「両親は敵」というオチが来て、なるほどと思いました。
あの展開があるなら出し惜しみする必要なんてないもんな(笑)
ブラックホールの説明あたりは高校の地学で少し習ったなぁと思いつつ、あまりに高度すぎてチンプンカンプン。物理は分からん。
平仮名で書かれた「魔法の言葉」はどう見ても(読んでも?)数式だったので、脳内で書き換えてみようと思ったんですが、理系ですらなかった私は、ギリシア文字はともかく「ばー」と「まいなす」や「わん」と「いち」の書き分け方が分からず断念。
もしかして切るところが違うのかなー。気になる。
ネタばらしの解説はいつもにもまして意味不明だったけれど、話としては面白かったです。これぞまさしく「キャラ読み」だわ…。 -
Posted by ブクログ
【2026年107冊目】
平賀の弟である良太は重い病を患っているとともに、ある秘密を抱えていて――「シンフォニア 天使の囁き」、不祥事に揺れるバチカンと教皇に対してサウロが取った行動とは――「ペテロの椅子、天国の鍵」、ロベルトが禁書で見つけた秘密のスープとは――「魔女のスープ」、天才ローレンは自ら入った独房で退屈しのぎの謎解きに挑む――「独房の探偵」、バチカン奇跡調査官シリーズ第11弾。
ということで、短編集でした。いつものような奇跡調査はなく、毛色の違う4つのお話が詰まっている一作。表題作の「独房の探偵」がミステリーで、面白かったです。真相はいつものごとく、すんなり納得できる感じでもありませんでしたが。
平賀とロベルトの周りのキャラクターにも変化があった短編集でもありました。なんやかんや読んでしまうシリーズです。 -
Posted by ブクログ
【2026年92冊目】
隠れキリシタンが今もなお息づくという天草市に奇跡調査でやってきたロベルトと平賀の二人。崖に浮かんだキリスト像、季節外れの降雪。果たして、奇跡は起こったのか――バチカン奇跡調査官第10弾。
およそ10年ぶりの再読です。舞台は日本の熊本県天草市。初読当時は行ったことのない地域でしたが、10年経って、この間仕事で行ってきました。行く前に読み直しすれば良かったなとちょっと後悔しつつ。資料館なんかも、実際にありそうですね、こちらも行ってみたかった。
話としては、そこまでびっくりネタはなかったので、落ち着いて読める内容でした。ちょっとずつキャラクターのバックグラウンドがわかってくるのが楽しいですね。
初読:2016/7/13
珍しく舞台が日本!実際に行ってみたくなった、現地で綿密に取材されたんだろうなぁ…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなるほど、同じ麦角中毒でも、上橋菜穂子が書くと『鹿の王』になり、藤木凛が書くと本書になるのか。ずいぶん方向性が違うのに、同じ原因が使われる辺り、狼男伝説の業の深さを感じる。
という訳で面白かった。短編集第8弾、「解放のファンタズマ」「真緋色の轍」「法王の魔導書」の三編。
「解放のファンタズマ」はいま流行りのAIの話。
「真緋色の轍」はシオンの掟とナチ。
そして、「法王の魔導書」はエクソシスト。サウロ司教の活躍にシビレル。うん、魔法円を描いた犯人には驚いた。やられた、思いもしない人だった。いや、でも、きちんとその思考は描かれていたんだが、気づかなかった。だからこの作者さんの本を読むのはやめられない。
次巻もいつまでも楽しみに待っている。