あらすじ
噴水の水が葡萄酒に変わり、空にキリストの御姿が現れるーークリスマスミサでの奇跡調査のため、平賀とロベルト、アルバーノの三神父はオーストラリアへ。ロベルトは、夢で不思議なカンガルーに出会い……。
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最後のロベルトの演説に感動した。
それにしても平賀は毎回可愛すぎる!
新キャラ❓️アルバーノが良いスパイスだった、やること全てカッコ良すぎる!
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舞台はオーストラリア。
ロベルトの過保護っぷりが過去1レベルだった。
アルバーノ神父の客観的なツッコミが冴えていた。
続きが楽しみなシリーズ。
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今作もとても面白い19弾目の奇跡調査。
舞台はオーストラリアで、教会の噴水の水が葡萄酒に変わり、暗い空には黄金色の主の姿が現れるという奇跡を調査しに、前作から加わったアルバーノ神父を含めお馴染みの平賀、ロベルトが奮闘しています。
奇跡調査の傍に、先住民のアボリジナルと白人との対立がなぜ起きているのか、など丁寧に掘り下げています。
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今回はオーストラリアツアーってことで、
オーストラリアの生い立ちから、現地アボリジナルの文化紹介
なんとも、楽しい旅行気分を満喫させていただきました。
奇跡調査がメインですので、そちらの謎解きも進むのですが
そちらのほうは、なかなか確信に迫らず、
いつもの平賀節が色々とことを起こして、
相変わらずのシンさんで
ロベルトは相変わらずのいい男で、
アルバーノはこれまでにないアクションを見せててくれて、
なんか、今回はちょっとオーストラリアというアクティブな雰囲気が
舞台ということもあってか、ワクワクドキドキの流れが堪能できました。
特に終盤戦の謎解きフェーズは、ミッション・インポッシブル?
みたいなのりで、次々とあれよあれよとことが解決していって
いやぁ〜、あっという間のラストシーンでしたなぁ〜
んでもって、ラストはとてもありがたい教えをロベルト様からいただきまして
今回のオーストラリア旅行、終了となりました。
なんか、オーストラリア行きたくなってきたな。
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おかんロベルトに苦笑しながら読んでましたが、ラストの人々への説教(演説)には、彼も訴えていたように、キリスト教徒ならずとも胸に手を当てて自身を省みるものがありました。やっぱり、ロベルトだなぁ。
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舞台はクリスマス後のオーストリア
奇跡の内容は教会の庭の噴水が葡萄酒に変わったことと空に黄金色の主の姿が現れたこと。
オーストリアのアボリジナルの伝承を交えつつ奇跡の解明に至るのが相変わらず上手だった。
葡萄酒のトリックがまんま葡萄酒を流しただけなのは笑ってしまった。ただ、昔の領土意識や水源不足を鑑みるとその噴水にだけつながっているという説明も妥当と言えるのかな。
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相変わらずのロベルト平賀コンビにツッコミ役のアルバーノ。ある意味ほわほわとほわほわの2人につっ込めるキャラ貴重!
舞台はオーストラリア。
人種問題だったり、信仰の対立と見えるが実は貧困問題がある、とか社会構造の違い、とか今回は扱っているテーマが面白かったです
2025.11.6
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毎回思うことだけど、キャラが立ってる。
今回はアルバーノの茶めっけを見れたのが嬉しかった。元スパイなのだから、相手の懐に入るのはお手のものね。もっとドライな人かと思ってたのでかわいいなと。
アボリジニの世界観、素敵。
ロベルトの翻訳した本、読みたい。
軍が絡んできたあたりから、今回も迷宮入りかと思ったら、全ての謎が解けて着地も綺麗。
ロベルトの演説とても良かったなあ。
アボリジニの青年が子どもを助けていた話いいなあ。
いつもながら、地道な調査で、お仕事小説みを感じる。
締めはロベルトと平賀のいつもの日常。
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シン博士が好きすぎる。
アルバーノがともに行動するようになって、調査方法が拡大されたのが活きています。カトリックと、アボリジナルと、双方のファンになった一冊でした。
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今回は、オーストラリアの奇跡調査。
南半球のクリスマス感やら観光ネタも満載で、3人もいつも以上にアクティブで、おもしろかった!♪
もともとは罪人の流刑地だったオーストラリアの大地に、どうやってキリスト教を布教していったのか、という点も詳しく書かれていて、興味深かった。
さらにすばらしかったのは、アボリジニの歴史や文化が詳細に語られていたこと。現在のアボリジナルの人々への扱い、白人との断絶の根源、などもタブーなしに書けるのは、日本人だからこそ。こういうところ、もっと評価されるべきだと思うなぁ~
アボリジニの精霊の考え方を、平賀にロベルトが説明するシーンが特によかった。
ロベルトは民俗学者なので、歴史的視点、または、西洋から見て特異な文化を面白がるが、平賀は常にフラットな視点で聞き、アボリジナルの宇宙観は、現代最先端の宇宙量子力学と似ていると見抜く。
(いや、それでも、ロベルトも西洋人としてはかなりめずらしいリベラルな人間として描かれてるけど♪)
「めずらしいから」評価されるのではなく、「世界の秘密を解き明かすヒントとなり得る」と思って触れてみれば、アボリジナルをただ保護し、搾取する無知な民族とは思えなくなるだろう。
2者間に格差や悲劇的な歴史がある場合、相互文化理解は特に難しい…… でも、ロベルトと平賀の姿勢がひとつの正解では? と思った回でした。
Posted by ブクログ
ミサで噴水の水が葡萄酒に変わり、空にキリストの御姿が現れたという奇跡調査で平賀とロベルト、前作から加わったアルバーノの三神父はクリスマス後のオーストラリアへ。三人になってよりスムーズにまわってる気がする。オーストリアのアボリジナルの伝承そしてアボリジナルの人々と白人の対立が今作の中心だと思う。恥ずかしながら初めて知った。最後のロベルトの話は考えさせられる。
Posted by ブクログ
ようやく積読解消、本棚に埋もれて行方不明になっていた本。
面白かった。今回は真夏のオーストラリアで、噴水の葡萄酒と空に浮かぶキリスト像と三重の虹の奇跡調査。
シン博士の苦労が偲ばれる。平賀の無邪気さは、自分と同じ姿勢を相手にも求めてしまい、どんなに大変な頼み事をしようと、おかまいなし。また、受けて立っちゃうんだな、シン博士は。
しかし、どこまで続くのかこのシリーズ。昔の巻は読み返さないと覚えていない物も多数。まぁ話としては独立性が高いので、大丈夫ではあるが。
次巻も楽しみ。
追記
アボリジナルの現状が、ショーン・タンの絵本『うさぎ』に重なった。本を読んでいると、たまに起こるが、どちらも同じことを描いているのに、絵本の方が深いって、すごい。
Posted by ブクログ
オーストラリアの教会で、噴水の水が葡萄酒に変わり、空にキリストの姿が現れるという奇跡が起こり、ロベルトと平賀とアルバーノが調査に赴くことに…
舞台がオーストラリアというのが珍しいし、3人の神父が得意分野でそれぞれ活躍しているのがよかった。奇跡調査と並行してオーストラリアの歴史、原住民アボリジニナルとカソリック教徒の確執なども描かれており、最後のロベルトの演説とともに色々考えさせられた。