藤木稟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回はロベルトのエクソシストデビュー。なので奇跡調査ではありませんが面白かったです。平賀が少しだけでも家族と過ごしている風景も書かれていてとても良かった。しかし相変わらず平賀がマイペースでロベルトが振り回されつつ…悪魔憑きの事件からテロ事件に発展していく様はとても面白かったです。毎回「なるほどわからん」状態で科学捜査結果を読むのですが、今回はわりかし何となく理解出来る内容でとても楽しめました。エクソシスト系の話も好物なのでなお。
事件は解決したものの、真相は警察に…という終わりだったので若干物足りなさを感じるかもしれません。ただ、平賀とロベルトが考察していた「魔界」についての一説を出した終わりは良かったのではないでしょうか。
恒例冒頭の平賀とロベルトの食事は、やはりいいものですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台は日本、天草。隠れキリシタンに天草四郎に、怪談に妖怪に色んな要素が絡み合って面白かった。
今回は日本語のできないロベルトに代わって平賀が現地の人とのコミュニケーション役をつとめていて新鮮だった。
キリシタン信仰というと、単純に日本におけるキリスト教信仰というイメージしかなかったけれど、日本の土着の信仰と混ざりあって本来のキリスト教とは違った内容になっていたというのが興味深かった。
氷狼事件のこともあったからシン博士も少しは心を開いてくれたかなーと思っていたら前にもましてツンツンしてて焦った。
と、思ったらロベルト直伝の魔法の言葉にしっかり動揺してくれてて一安心でした。
それにしても黒髪天使の正体があの人だったなんて…!予想外すぎて衝撃…!(笑) -
Posted by ブクログ
読書録「バチカン奇跡調査官4千年王国のしらべ」4
著者 藤木稟
出版 角川ホラー文庫
p92より引用
“火山から分泌される凝灰岩と石灰を混ぜて
水で練ると、現在使われているコンクリート
のような物質となる。
この技術を使って、ローマはパンテオンや
カラカラ浴場を造り、さらに道路の舗装や港
の建設などにもこのセメントを用いて、すぐ
れた文明を築き上げたのである。”
目次から抜粋引用
“イエズス会からの申し出
永遠の平和村
奇跡と狂気の日曜日
主は、不信心者に怒りをたまう
閉ざされた扉の向こうに”
天才科学者と古文書・暗号解読のスペシャ
リストの神父二人を主人公とした、長編ミス
テリー小説。
病院で死の淵をさまよい、一時は心停止ま
でした主人公・平賀神父。そんな彼の窮地を
救ったのは、奇跡調査の対象者だった…。
上記の引用は、調査対象である靴の付着物
についての一文。
コンクリートはもっと最近の発明だと思って
いたのですが、何とも歴史のある建材なので
すね。コンクリートで造られた建物や、河川
の護岸は人工的で味気ないものだと思ってし
まいがちですが、歴史を経てその有効性がわ
かっているからこそ、多く使われているのだ
なと思えます。
オカルトな雰囲気にありながら、現実の歴
史的出来事などとしっかりからみ合っていて、
今回も面白く読むことが出来ます。
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Posted by ブクログ
読書録「バチカン奇跡調査官3闇の黄金」4
著者 藤木稟
出版 角川ホラー文庫
p43より引用
“ともかく平賀は、精緻な思考の持ち主であ
りながら、日常的なことには非常に疎い男で
ある。複雑な計算式はすらすらと解くという
のに、生活環境を整えることは無理そうで
あった。”
目次から抜粋引用
“不可思議な暗号
乳のように白く、血のように、赤き死体
つららの死と悪魔の森
悪魔の在所地
我、主とともに響かん”
天才科学者と古文書・暗号解読のスペシャ
リストの神父二人を主人公とした、長編ミス
テリー小説。
イタリア・トスカーナ地方の小さな村で、
二組のカップルがちょっとした冒険に出かけ
た。車から降りて、森のなかに入っていった
のだが…。
上記の引用は、主人公の一人・平賀に関す
る一節。天才というのは、ある能力が飛び抜
けて秀でている分、他の部分が欠落している
のかもしれませんね。歴史に名を残す偉人た
ちにも、そういう人が結構いるようですし。
歴史と宗教を上手く絡めた、面白いミステ
リーのシリーズだと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレFBIのビル・サスキンスは昇進とは名ばかりの閑職に回される。たった一人の事務方の部下、ミシェルと2人きりの部署で雑用ばかりの日々。ある日、依頼していたソフトウェアを受け取りにノルウェーに向かうが、その町で不可解な事件に遭遇する。着いた日の夜は祭だったが、突然月が消えて停電が起こり、ある家の塀が大破して主人が部屋の中でわずかな時間の間に凍死していた。
いつも通り奇想天外な事件が起こるのですが、今回は北欧神話と聖杯・ロンギヌスの槍についてでしたね。
お話としてとっても面白かったです。殺人のトリックについては、科学的に本当にできるのかどうかはよくわからないけれど……。
シン博士のことが今回はよくわかりました。ちょっと唐突感はあったけれど、なるほどそういう理由であの職についたのかと納得。
それに……ロベルトは自分の信仰に揺らぎがなかったことがわかって良かった。。。