藤木稟のレビュー一覧
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ネタバレアルバーノ神父を仲間に加えての奇跡調査……も、平賀&ロベルトコンビがいつもどおりなので、アルバーノ神父の異分子感がすごい……(笑)
ひたすら岩を磨き続けたり、ピッケルを握って山を登り始めたりと、今回も平賀の奇行ぶりがあっぱれです。平賀がロベルトに対して「貴方だって同じようなものですよ」とやり返すのが新鮮でした。平賀可愛い(笑)
今回の奇跡トリックは最新技術機器や資料捏造など、最近のパターンの踏襲&トンデモ感はやや弱い印象ですが、その分受け入れやすくはありました。
そしてなんと、こんなかたちでのシリーズ初・奇跡認定! 「こんなにあっさり?」とは思いつつ、これはこれでアリだなとも思いました -
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バチカン奇跡調査官、本編17作目。
ちょっとマンネリ化してきているけど、裏表紙の「急展開」の文字に期待。
今回の奇跡調査の舞台はキルギス。エンジントラブルで墜落しそうになった旅客機が、突然現れた天使の群れに導かれ、近くの空港に無事着陸。その同時期に首都郊外の教会で巨大キリスト像が動き出し、空港の方向を向いて止まったという。
今回はついに奇跡認定手前まで来て…の暗転、確かに急展開だった!ジュリアの策略でウイルスを持った蚊の大群に襲われる平賀とロベルト。平賀の有事の際の冷静沈着さはすごい。そしてフラグクラッシャーぶりもすごい。それでこそ平賀。
ロベルトがキャラ弁みたいな無駄に凝った料理作ってて笑っ -
Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズの短編集は、色々なキャラクターに焦点が当たって、それぞれの内面が描かれるのが楽しいですね。
「生霊殺人事件」
アメデオさんが意地を張りつつ頑張るお話。私自身も読みながら「共犯だろ」「看守が犯人だろ」という安直な発想に繋がったので、アメデオさんとはいいお友達になれそうです(笑) ローレンさんの真意はともかく、役に立っていると言われて喜ぶアメデオさん、可愛いなぁ。
「エレイン・シーモアの秘密の花園」
マギーさんやエリザベートさんのプロフェッショナルな調査手腕に慣れてしまうと、素人くさいエレインさんのやり口が逆に新鮮に感じられる……(笑)
「迷い猫」
猫探しでも全力投球のい -
Posted by ブクログ
ネタバレあわや飛行機墜落か、という緊迫感溢れるシーンから幕を開ける今作。航空機の操舵にまでここまで詳しい描写がされるとは、後半に一気に出てくる外交問題と言い、いやはや、筆者の見聞の広さと情報収集・調査能力に改めて脱帽しました。しかもこの出版感覚の短さ……凄まじい……。
それにしても、毎回思いますが今回は特に、助かった人命の数と偶発性の高さだけで奇跡認定していいんじゃないかと思っちゃいますね。もはや神の御業(笑)
「巨大な物体が勝手に動く」時点で、共振だろうなとタネの察しは付きましたが、その共振の原因が想像を遙かに超えて壮大な話になっていて、終盤のローレンによる怒濤のネタばらしに呆気に取られま -
Posted by ブクログ
収録の三作品ともすっきりまとまっている印象で、内容もライト、かつ、蘊蓄も少なめなので、個人的には読みやすかったです。
「透明人間殺人事件」:真相はだいぶ無理がある気がしますが、どちらかといえば容疑者たちへの聞き込みや動機探りがメインの刑事物。フィオナ&アメデオのコンビはいつまでたっても噛み合わないというか危なっかしいというか……この二人がちゃんと息を合わせたら、真相解明が随分早まるような気がします。
「ダジャ・ナヤーラの遺言」:まっとうな暗号解読もので、今巻の中では一番好みでした。暗号に対するロベルトとシン博士のアプローチ手段にそれぞれの個性や強みが出ていて良かったです。シン博士のみな