藤木稟のレビュー一覧

  • バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

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    面白いシリーズではあるんだけど、だんだんながら読みになってきている。
    300頁越えが当たり前な1冊で、でも良く見れば省ける所がいっぱいあるなぁって思うよね。
    今回もこんな所に詳しい説明いらないよって思うの多々あったし、絵がない分文字で表現するのが小説だけど、言葉を選べば想像出来ることってあるし。

    ローレンからメールが届いたって喜ぶ平賀も見ててなんだかなって思うし、ジュリアが実は雇われ的な立場で動きながら、「殺してやりたい」とか言ってる矛盾…ジュリアってこうじゃなかったような?
    別に敵対して行くような感じもなくなってきたし、結局どうしたいんだろうね…?

    穏やかに終わってしまえばいいと思うよ。

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    2017年03月15日
  • バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼

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    バチカン奇跡調査官8作目。
    今回はいつもの蘊蓄合戦がなかったので読みやすかった。北欧神話は聞いたことある名前が沢山出てくるので面白い。チャンドラ・シン博士の人となりも分かり、好感が持てるようになりました。ちょっとローレンはおいたがすぎますな…。「ラプラスの悪魔」の内容をうろ覚えなので、ハリソン・オンサーガって誰だったっけ…となってしまった残念脳。
    余談ですが、これの前に読んでいた本が世界の不味い食べ物を紹介する本で、まさかのシュール・ストレミング繋がりにふいた。

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    2017年07月11日
  • バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件

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    ネタバレ

    最初のサスキンス捜査官の話は、オカルトのまま終わってしまったけど、これでいいのって感じ。なんちゃって科学だとはおもうがオカルトのままでいいのかな、このシリーズのコンセプトとして。

    その他もなんか科学的解決はみていない。まあ奇跡認定の話ではないので仕方ないか。

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    2017年03月13日
  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

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    バチカン奇跡調査官シリーズ第3弾。

    1巻をよんだのは随分前ですが、2巻より先に読んでしまったのはやはりよろしくなかった…まあいいか
    人名が脳内に馴染まなくて大変ですが、たのしかった!
    謎解きはわくわくするなー。

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    2017年03月02日
  • ハーメルンに哭く笛 探偵・朱雀十五の事件簿2

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    読書録「ハーメルンに哭く笛」3

    著者 藤木稟
    出版 角川ホラー文庫

    p437より引用
    “ 律院の抱える大勢の聖職者を養い、一年
    中繰り広げられる教会の祭典を維持していく
    為には膨大な費用がかかるから、庶民から取
    れるものは血肉でも搾り取ってよろうという
    腹さ。
     本来なら慈善を施すべき教会が、これじゃ
    あ逆に悪魔だと思わないかい?”

    目次から抜粋引用
    “魔笛
     幻想即興曲
     悪魔のトリル
     G線上のアリア
     魔弾の射手”

     美貌で盲目の弁護士と新聞記者を主人公と
    した、怪奇長編ミステリー。シリーズ第二弾。
     不穏な出来事が続く世の中でも、それほど
    姿を変えない浅草寺近くの露店通り。ある

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    2017年03月01日
  • バチカン奇跡調査官 終末の聖母

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    ネタバレ

    【ネタバレあり】



    バチカン奇跡調査官、7作目。
    今回の奇跡の真相解明は、かなり遠回りだった印象。平賀が、磁力という可能性を一度は考えたものの、実際に検証せずにその可能性を捨ててしまったのはかなり違和感がありました。古代文明やオーパーツのくだりはよくわからないなりにも興味深かったけど、最後の畳みかけるような説明ターンには今回もお手上げでした。平賀が言うならそうなんだろう!で納得することにしました。
    このシリーズのトンデモ具合や膨大な蘊蓄には毎回振り落とされ気味になるけど、いつも続きが気になる終わり方なので、次の巻も読みたくなります。ローレンの行方も気になるところ。今年の夏にアニメ化されるそ

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    2022年10月18日
  • バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

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    久々にローレン&ジュリア登場。
    先が進んでいるような進んでないような…

    今回「アメリカが一番最初に差別がなくなる国になると思ったのに」という話が出てきました。今の状況を予測して憂いていたのでしょうか。

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    2017年02月06日
  • バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔

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    平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。はるか昔、ソロモン王とシェバの女王の子が持ち帰ったという『契約の箱』。その上空に、巨大な炎の剣と天使の姿が浮かび上がったというのだ。早速現地に向かうが、箱は聖職者の兄と弟に持ち出され行方不明になっていた。さらに兄弟を追う平賀らの行く手には、想像を絶する過酷な状況が待ち受けていて―。2人に生命の危機が迫る、

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    2017年01月31日
  • バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

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    ネタバレ

    今回は奇跡認定をもとめるのではなく、休暇中に奇跡に巻き込まれる話。

    しかし、ラストで宿敵が出てきたのはちょっと意外だった。

    そして、二人の敵はいろいろ暗躍しているが、それに対して、どうなっていくのかがまだぜんぜん見えない。

    すごい才能の二人ではあるが、組織を動かすちからはなく、対する相手は組織でくるので、この後どういう展開になるのだろうか。。。。

    楽しみであるけど、決着がつかないのでは?とも思っている。

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    2017年01月17日
  • バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴

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    悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトは、“悪魔憑き”とされる少女の凄絶な変貌ぶりを目にして戦慄する。一方、ニュルンベルク駅では連日決まった時刻に人が死ぬ連続不審死事件が発生。その後、街のいたるところで“悪魔”の目撃情報が報告され、住民の不安が募っていく。調査に合流した平賀は驚愕の方法で“悪魔”の正体を突きとめるが―!一連の事件から導かれた恐ろしい事実とは!?

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    2016年12月05日
  • バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔

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    今回は、砂漠でのサバイバルや、古代遺跡の中の仕掛けを知恵と知識で解き進んでいくストーリー。
    インディジョーンズばりのアトラクションの数々で、いつもの雰囲気とは異なり、戸惑う部分も。

    しかし、イスラムとキリスト教の対立、エチオピアに分派したエチオピア正教とムスリムの調和、エチオピアの歴史や文化、などタイムリーな話題と希望を盛り込んでいて物語に深みがあり、魅力的でした。

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    2016年11月24日
  • ハーメルンに哭く笛 探偵・朱雀十五の事件簿2

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    次々と姿を消した児童達が、遺体となって発見された。
    警察には犯行声明が届き、世間ではさらなる妙な事件が。

    推理するための材料が出揃うまでが
    非常に長い。
    長い、と飽きさせる事はないですが、長い。
    すべての事はすべて繋がっているのですが
    最後にすべてを語られても、すごい、とだけ。
    これだけを繋げられるのがすごいのか
    ここまで話が複雑になるのがすごいのか。

    時代が時代なので、情報統制がされていたり
    命令ひとつですべてが終わったりですが
    こんな世の中にいなくて、よかったです。

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    2016年11月13日
  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

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    アンソロジー。

    平賀の弟の人となりに感服。

    いつもの平賀とロベルトが主人公ではなく、これまでのシリーズで脇役だった人に焦点が当てられているので、興味深かった。

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    2016年06月09日
  • バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達

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    熊本・天草において、真夏日に大雪が観測され、天空に忽然と巨大な十字架が浮かび上がった。時期を同じくして近隣の海で遭難した海洋冒険家は、こう語ったという―「美しい黒髪の天使に救われた」。平賀とロベルトは奇跡調査を開始するが、隠れキリシタンの信仰が色濃く残る天草の地には、さらに謎めいた怪異と暗号が伝えられていた。「さんしゃる二、こんたろす五」の文が示す天草四郎伝説の真実とは!?

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    2016年06月06日
  • バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼

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    春祭で賑わうノルウェーの田舎町で、獣の唸り声が聞こえたかと思うと、忽然として満月が赤く呑まれ、暗闇の広場に轟音が響き渡った。人々が「ラグナロク」という言葉を囁くなか、すぐ側の屋敷では凍死体が発見される。温かな外気温にもかかわらず、わずか数十分で氷漬けにされた書斎は、北欧神話に伝わる氷狼の仕業なのか。平賀とロベルトは調査を進めるが、事件の裏にはあの男が―!

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    2016年05月30日
  • バチカン奇跡調査官 終末の聖母

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    バチカンで法王選挙が行われる最中、美貌の天才科学者・平賀と古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルトは、有名彫刻家の作品の除幕式に出席するため、メキシコのグアダルーペ寺院を訪れる。だがその時、法王候補の名を刻んだ彫刻が、音もなく中空に浮き上がり、光り輝く神の道が忽然と出現した。果たしてこれは神の奇跡か、陰謀か!?黒い聖母に秘められた真実を追う2人の行く手に危機が迫る!

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    2016年05月18日
  • バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔

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    長かった、やっと読み終えた。

    うーん、なんとも言えない後味感。
    奇跡は奇跡ではなかった。
    偶然の産物。
    神秘と言えば神秘になるのだろう。

    如何せん、頁数だけは多いシリーズではあるが、ここまで説明文が多いと臨場感が崩れて残念な感じになるね。
    砂漠に放り出されたサバイバルな場面でさえ、あれはこうだ、これはこうだと言われてはね…泣き言も言いたくなるわ。
    『栄光の門』に入ってからも某映画の一場面を見ているかのようなデジャヴ感…もうチェスやん(笑)

    最後の最後にローレンやジュリアも登場したけど、次巻に出るのか出ないのか、直接対決はあるのかないのか。
    説明文少なくスッキリ読める奇跡調査を期待したい!

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    2016年05月07日
  • バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴

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    ドイツでの悪魔祓いのため今回平賀とは別行動のロベルト。
    でもエクソシズムだけじゃなく駅の呪いやら町中で怒った悪魔騒ぎやらで結局平賀と一緒に謎解き。

    とりついていた悪魔の正体にはゾッとした…シン博士もひどい目に会いましたね(笑)

    舞台がドイツだからある程度予想はしてたけど、ナチス関係は根深いね…これからもまだまだ出てきそうな感じ。

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    2016年04月05日
  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架

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    バチカン奇跡調査官5作目。
    吸血鬼にまつわるうんちくやケルト神話が興味深くて面白かった。毎度危機一髪の大脱出があるのもドキドキして楽しい。
    バチカンの神父の威厳が通用しないイギリスでの調査に苦戦する2人。キリスト教はキリスト教でも色々あるんだな。雑貨店の主人から情報を得るために必要のない高価な物まで買ったりする平賀がなんか可愛かった。
    吸血鬼の真相はちょっとトンデモだったけど、このシリーズは真相の解明はもはやおまけのようなものだと思っている。各巻で登場した重要人物たちが、今後どう物語に絡んでくるのかが楽しみです。

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    2016年03月31日
  • バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔

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    ついにソロモンときたものだから、どれだけ壮大なのかと思ったら、次の大きな事件の前振りのような内容でホラー・ミステリー感がやや少なく、一冊の物語としては物足りなさを感じました。
    けど、息の合った神父コンビとイン○ィージョーンズばりのサバイバルと冒険が、個人的には面白かったです。平賀の機転や知識が光っててかっこいい!
    宗教や民族の争いなどを超えたところにある結末になんだか気持ちが穏やかになりました。奇跡ではないかもしれないけれど、奇跡であらねばならないものが、時と場合によってはあるべきなのだろうな……。

    次は物語が大きく動きそう。次巻が楽しみです。

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    2016年03月08日