藤木稟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分にとって全く馴染みのない国やその神、一度も見たことない片仮名の名前などが非常に頻繁に出てきて正直辛かったです。地名や寺院など実在するものの画像を見たりしたのですが全く想像できず、話にのめり込むことができませんでした。平賀が生き生きと楽しそうに話をしているのは大変喜ばしいことですがなんとなく流れを知る程度しか理解できず、このシリーズで毎回楽しみにしているロベルトの薀蓄でさえよくわかりませんでした。
しかしわかっていない分、とても興味を持ちました。後半の平賀の解説には本当に疲れましたがロマンチックでありまた面白かったです。
そして平賀の調査にはいかにローレンが欠かせなかったかよくわかります。シ -
Posted by ブクログ
今回も難しい内容だった。
悪魔祓い、エクソシズムの話がもっとメインになるのかと思いきや、そこは『バチカン』シリーズ…最終的には科学的実証で解決してしまう。
ロベルトがもっと活躍するんだろうと思ったら、そうでもなく、平賀が目立って終わっちゃった感がある。
このシリーズの常なんだが、中盤の説明部類が巻を追うごとに難しく複雑過ぎて、シリーズが始まった頃のワクワク感が薄れてきてしまったなぁと。
世界観からすれば宗教などの部分は外せないが、如何せん自分は苦手分野の為、読んでいて折れそうになる。
次巻発売もまもなくだが、そろそろ敵対側を出して絡めてほしい。
完結は何処…? -
Posted by ブクログ
なんと…書いたのが消えていたorz
思い出しながら書く。
短編集。
一番良かったのは、最初の編。
平賀の弟・良太の話が良かった!
平賀の家族関係なども分かったりして、興味深かったな。
それに、実は意外な人物が関わっていたり、良太の体験(体感)が今後、どのように関わったりするのか?気になるところ。
サウロ司教の編は、きっちり系なのか優しさも持ち合わせる系なのか、最初の印象はあまり良いイメージを持っていなかったんだけど、善き上司であり、善き方向へ導いてくれる人なのか。
こちらもこれからの動向に注目…?
魔女のスープ編は、小休止的なものかな。
日常にありそうなことも、この二人にかかったら実験 -
Posted by ブクログ
シリーズ9作目は奇跡調査メインでなかったり、カトリック圏ではなかったり、
北欧神話を前面に出していたりで今までと違ったアプローチに300ページ強まではわくわくしながら読みました。
物語の完成度としては前作のやや冗長なSF展開とも違い、オカルトというよりはミステリー要素が強くてなかなか良かったと思います。
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前作から登場したキャラと、今回の新キャラが異教徒なので、主要人物との差別化も測られていますし、今まで出てきたキャラも新たな展開を迎えて、人物像により深みが増してきたように思います。
ただ、残り100ページを切ったあたりからの怒涛の展開が、なんというか打ち切り漫画の最終回前みたいに1.4倍