藤木稟のレビュー一覧

  • 陀吉尼の紡ぐ糸 探偵・朱雀十五の事件簿1

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    ストーリーは面白くて雰囲気は京極堂シリーズに似ていました。そこまでは何も問題はないのですが、個人的に柏木くんがとても嫌いです←
    何かにつけてすぐにキレて「うそだ!」とか「僕は行かないっ!!」とか言い出すので数行読むたびにイラついてしまいました。ただストーリーや事件の謎は複雑怪奇で面白く和洋が良い感じに混ざり合った時代設定も好きです。だから柏木くんもうちょっとキレる回数とか駄々こねる回数減らして欲しいな。

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    2012年11月17日
  • 陀吉尼の紡ぐ糸 探偵・朱雀十五の事件簿1

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    新しいものと古いものとが交差する昭和初期。
    神隠しや吉原、士官などが上手く絡んできて面白いなと。

    東さんの性格が学生の頃とかなり変わってしまっていたことが、さみしくもありましたが、それがこの時代なのかな。

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    2012年11月14日
  • 陀吉尼の紡ぐ糸 探偵・朱雀十五の事件簿1

    Posted by ブクログ

    藤木さんのお話に共通するのは、中盤なぜか数ページ読み飛ばしたくなること。推理は一切しない前提ミステリーとして読んでるからか、種明かしが早くよみたくなってしまう。種明かしっていうのは、金田一みたいなトリックの明かしではなく、その背景。陰謀とか政治とか。実際の歴史とつながって終わるのがいつもたまらない。バチカンはヨーロッパ、このシリーズは戦前日本。私、こっちのがたまらなく好き。本筋とは違うが終盤に出てくる「いまの政治家には欲だけでビジョンがない、それが問題なんだ。しかし軍は頭は悪いがビジョンを持っている。」という部分がかなり印象的。

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    2012年11月14日
  • 陀吉尼の紡ぐ糸 探偵・朱雀十五の事件簿1

    購入済み

    奇妙な粗雑感

    相当雑駁ではあれ時代背景の設定と掌握は、小説としては悪くはない。

    だが肝腎のホラーのほうが。雑というかこじつけというか、末尾部分のタネ明かしにつながる伏線の設定が乱雑すぎる。

    そのために通奏低音としての猟奇の浮き上がりが弱い。  もともとは短編向けの着装だったものを、乱暴に膨らませすぎた結果だろうか。

    登場人物を三分の二程度にして、場面も三割方削って、丁寧に書き込んでいけばホラーとしての仕上がりも良くなっただろうに。

    出来の悪い大正昭和の極彩色浮世絵の覗きからくりを見せられただけに終わった気分。著者好みの「おどろおどろ」がたたみ掛けて来すぎて、却って味が単調になってる、という感じかな。

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    2024年02月22日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

    ネタバレ 購入済み

    シリーズ1作目のせいか

    つまらなかったわけではないが、色々盛り込み過ぎて無駄に壮大な話にした感が否めない。

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    2020年08月15日
  • バチカン奇跡調査官 二十七頭の象

    購入済み

    今回は残念…

    メインの2人があまり登場しないのがとても残念でした。また、ストーリーも何だか安易な印象でした。

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    2017年08月21日