藤木稟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ初めての短編集ということで、さらりと読めてそれなりに満足度も高かったです。
4つある話の中で面白かったのは、表題作でもある平賀メインの『天使と悪魔のゲーム』でした。
内容を書くとネタバレになってしまうので触れませんが、
これはシリーズを通して読んでいる人なら楽しめる話だと思います。
信仰とオカルトという私の好きなテーマが最初から最後まで詰まっている、
サウロ大司教の話が1番良かった、といいたいのですが、
所々に入る擬音や嬌声のセンスが………で、度々、我に返ってしまうのが残念なのと、(構成上仕方ないのかもしれないけれど)肝心な所が端折られているような感じがするので、
平賀メインを推しておきます。 -
購入済み
奇妙な粗雑感
相当雑駁ではあれ時代背景の設定と掌握は、小説としては悪くはない。
だが肝腎のホラーのほうが。雑というかこじつけというか、末尾部分のタネ明かしにつながる伏線の設定が乱雑すぎる。
そのために通奏低音としての猟奇の浮き上がりが弱い。 もともとは短編向けの着装だったものを、乱暴に膨らませすぎた結果だろうか。
登場人物を三分の二程度にして、場面も三割方削って、丁寧に書き込んでいけばホラーとしての仕上がりも良くなっただろうに。
出来の悪い大正昭和の極彩色浮世絵の覗きからくりを見せられただけに終わった気分。著者好みの「おどろおどろ」がたたみ掛けて来すぎて、却って味が単調になってる、という感じかな。 駄菓子を食べ過ぎたとでもいうか。 後味が悪いのではなくて、ただただ舌が爛れただけとでもいうか。 年齢のせいで日本では使用禁止になったサイクロミン酸の味は覚えているけれど、それに似てるかな。子供相手の駄菓子やの店先を思い出すというか・・・子供だましの詰め込みすぎというか。
一応前作揃えては見たけど。次作三作が楽しみになるというよりは、もうちょっとしっかり書き込まれたホラーを読んで口直ししないと、という気分。
該当するタグがないけど、「雑い」「盛り込みすぎ」というのがあったらチェックしたと思います。