藤木稟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20191025
バチカンのとある絵画の前にマリア様が現れて予言をするという噂の真実を探る平賀とロベルト。一方、ローマでは、奇妙な紋章と連続死の謎にアメデオとフィオナが挑む。二つの事件のキーワード、27頭の象とはなんなのか。
話の作りは、なんとなく予測がついていたが、メインは平賀たちではなく、フィオナ&アメデオだったので、ちょっと盛り上がりにかけたかな。フィオナはちょっと拗らせすぎている。短編集では使えないキャラとされていたアメデオは、キレキレというわけではないが、結構地道に捜査をするし、実はかなり人情のあるキャラクターで好感度が上がった。 -
Posted by ブクログ
"奇跡調査"ではなく、"ミステリー"だよね。
最近、主旨が変わってやしませんか?
ネタ切れなら、まとめて終わってくれてもいいんですよ?←
この巻だけでみれば、面白い話だとは思う。
特にシリーズを通して女性キャラが出てきてから、スピーディーで斬新さが生まれた感じはするしね。
でも、如何せんそれ以外が動く気配がなく、主人公二人の活躍が曖昧というか、彼らの知識の多さには感服するけれど、それは作り手が幾らでも詰め込めるわけで、本質と違う分野で活躍してくれても、あまり嬉しくはないかなと。
まあ、最後にジュリアが出てきたりしたし、次巻で動きが加速すればなぁと思うけ