藤木稟のレビュー一覧
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今回はローレンとジュリアを登場させる為の布石だったんじゃんって感じに。
あらすじに"絶体絶命"とか"危機"とかって書かれることが多々あるけど、それほどでもないってのがほとんどな気がする。
間延びというか、毎回締まりがない。
先に書いた二人が出てきてもまたそれで終わった。
立ち位置をどうしたいのかが見えない。
ロベルトの料理シーンも好きだってファンの方多いけど、自分としてはそんなにかな?と思う(屁理屈)。
だいたい出てくるメニューも似通ってるし。
ただ、今回マシだったのは平賀かな。
まあ、言語が分からなかったりもあったと思うけど、ロベルトの助言をちゃんと -
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新刊出てる、と手に取りました。
キルギスという国は行ったこと無いけれども、こんな感じなんかなぁと疑似知識を得た感じです。毎回思いますが、土地の雰囲気というか描写が上手だなぁって思います。
さて、奇跡調査の方は結構きな臭い感じの結果に。そして神父たちのオッカケでもしているのか?と怪しんじゃうぐらいにタイミングよくあらわれるジュリアさん。彼、絶対遊んでるだろう。うん。
個人的にはあれだけ危険よ、と言われていてホイホイ虎穴に入っちゃう平賀とロベルトの危機管理能力の皆無さに呆れます。だって虎児が居るわけでもないのにねぇ…
とは言え一大事の状況でも冷静に対処している平賀さん流石!という感じでした。そ -
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バチカン奇跡調査官15。
今回は奇跡調査ではなく、ビルサスキンス捜査官とエリザベートが巻き込まれた事件の捜査に平賀とロベルトが乗り出すという形。
ガードレールぶち破って車ごと海に落下したときも冷静な平賀すごいし、その後ピンピンしてる平賀・ロベルト・エリザベート、超人すぎる。
ローレンからのコンタクトへのリアクションが割とあっさりしてて、何巻か飛ばしてしまったかと思った。フィオナ好きなので出てきて嬉しかったけど。
そして最後にジュリアの姿がちらりして次巻へ続く、といういつものパターン。
長く続いているシリーズなので、今までのストーリーのおさらいと人物相関図とかを載せたバチ官読本がほしいところです -
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世界中から寄せられた奇跡を調査し、その真偽を判別するバチカン奇跡調査官の平賀とロベルト。ある奇跡調査のため、修道院と併設する寄宿学校を訪れた2人は連続殺人事件に遭遇する。
処女懐胎、聖痕現象、涙を流すマリア像。
西洋史好きとしては、キリスト教絡みの話は馴染みがある。でも、実際のところ無宗教なので、その教義の深いところまでは理解できないし、奇跡と思われる現象にも納得のいく合理的な説明がつくほうがスッキリする。そして、異端や悪魔崇拝も大好物なので、こういう話はとても興味深い。
ナチスやヒトラー、そしてヒトラーを救世主とする新たな宗教の存在。途中からかなり壮大な話になってきて、現実味は薄いけれど -
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ネタバレ「透明人間殺人事件」
人気の国会議員がテレビの取材中に突如射殺される。しかし、その遺体が纏っていた衣服には弾丸の跡などが何もない。どのようにこの議員は殺されたのか、をフィオナとローレンが解き明かしていく。
ローレンの再登場が嬉しかったのと、この殺人事件のカラクリである無痛覚症という難病を知れた。
実世界でも罹患している人がいる難病らしい。
「ダジャ・ナヤーラの遺言」
シン博士の親族の問題をロベルトが手助けする話。前回の平賀にネズミの助けを求めることといい、やっとシン博士も仲間の一員になってきたように感じられた短編だった。
「スパイダーマンの謎」
イタリアの小さな村に蜘蛛男が出現する。彼の正 -
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本編のぎっしり詰まった情報量の中にいると疲弊することを考えたら、本当に読みやすい短編集。
重みを持たせたいのは十分理解するところだけど、制限された中で展開される方がこのシリーズには合っていると思う。
本編では逃亡中のローレン。
高みの見物な態度が嫌いなんだけど、いつになったら絡んでくるのだろう。
小出し感はいらないと思うんだけど、ガルドーネ然り、しっかり平賀とロベルトに絡んでこないから、面白くないんだよね。
シン博士の話は、トリックに隠された謎解きでサクッと読めてほっこり。
平賀を敬遠するのは相変わらず(笑)
スパイダーマンの話は、誤認から始まり見せかけの関係から起きた、ちょっと寂しさを -
購入済み
全体的に女性向けな感じがして、耽美な雰囲気漂う美少年の自作自演とかで終わったらどうしようと途中まで思ってたので、謎解き部分は意外に楽しめた。
どちらかというとラングドンシリーズに近いものがあるけど、敵・味方とも不用心すぎるんぢゃないかと思うくらい、ゆるゆると話が進むので、変にアクションがあるよりはこっちの方が好きかな。特に奇跡を本気で信じるが故に、どこまでも合理的な平賀神父がいい。こんな美人なのに、悪魔祓いのやり方が不穏当すぎる(笑)