藤木稟のレビュー一覧

  • バチカン奇跡調査官 精霊に捧げられた大地

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    目次
    プロローグ 真夜中のミサ

    第一章 常夏のクイーンズランド
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    第二章 それぞれの調査
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    第三章 ヘルメットと焼き魚とカンガルー
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    第四章 ドリームタイムと熱帯雨林
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    第五章 灼熱のイマジン
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    エピローグ 本当に大切なこと
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    平賀、ロベルト、アルバートのさん3人でのオーストラリアでの奇跡調査。バチカンシリーズ第19弾

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    2025年05月13日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

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    ネタバレ

    バチカンの秘密調査官である2人の神父が奇跡を調査するミステリー。ちょっとオカルトが強い。
    キリスト教についての知識があまり無いので想像するのが難しかったが、なんとなくの知識は得ることができました。そういう知識を得られるのは面白かった。
    事件に関してだが、奇跡をそれぞれ科学の観点が謎を紐解いていくのは面白かった。謎はわりと単純だし犯人もなんとなく目星がついたのだが、真相はましで都市伝説かいってぐらい突拍子がなかった(急にナチス)
    これは本編に関係ないですけど、平賀とロベルトの関係についてもうちょっと詳しく。なんか距離近いです2人。
    あと平賀なんでもかんでもぺろぺろ舐めすぎ、危ないぞ。

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    2025年04月14日
  • 暗闇神事 猿神の舞 探偵・朱雀十五の事件簿6

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    ネタバレ

    怪奇と猟奇の色濃い探偵・朱雀十五シリーズの中でもこの巻は特に血生臭さとグロさに彩られた印象が強いのだが、反面華やかでドラマチックな歌舞伎の表舞台も細やかに描写され陰陽がくっきり。
    臓器が抜かれるという連続通り魔事件と歌舞伎一座の暗闇神事で起こった殺人事件の犯人を追いながら、一座が隠す不気味な秘密に迫っていく過程はミステリーの醍醐味たっぷり。
    猿田屋一族が背負った深い深い業が明らかになった時の悲しみはやり場がなかったなぁ。自らが辿る運命がわかってしまう残酷さ…。
    相変わらず藤木作品の狂女は美しさと儚さが魅力的。

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    2025年03月27日
  • バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ

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    【2025年13冊目】
    死から復活したアントニウス司祭。病気や怪我の人々を癒し、キリストの信託を聞き、その姿勢は無欲そのもの。バチカン奇跡調査官としてアントニウス司祭の調査に赴いた平賀とロベルトだったが、平賀が生物化学兵器にやられ危篤状態に。そんな彼を奇跡的に救ったのは他ならぬアントニウス司祭で――。

    ページ半分以上が過ぎても「いやこれはもう奇跡やろ」みたいに読者を諦めさせながら「いや!でも!」みたいに真相を追いかけさせる姿勢がずるかったですね笑 真相を解明するための手法が些かゴリラでしたが、敵が多様で巨大なので、そりゃそうせざるを得ないかなという感じ。

    再読でしたが全く覚えていなかったの

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    2025年02月11日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    バチカン奇跡調査官、本編18作目。
    スペインの聖剣伝説にまつわる奇跡。オーロラが現れ風土病が消え、聖剣を通してもたらされた神の予言は次々と的中する。平賀とロベルトはマギー・ブラウン神父(誰だっけ…)とともに奇跡調査に向かう。

    マギー神父って誰だっけ…??ロベルトや平賀の携帯に盗聴器仕掛けたりこの人本当に味方か?って思ったんですがどうやら悪い奴ではないようだ。長いシリーズなので過去の登場人物をだいぶ忘れてる。
    限りなく奇跡認定していいような偶然が重なって起きた自然現象でしたというオチよりも、裏に陰謀が隠されていたってオチの方が好きなので今回は面白かったです。てっきりジュリアが糸を引いてるのかと

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    2024年12月27日
  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

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    教会物ミステリとかホラーの王道ネタ、という感じではある

    もうちょっと被害者少年に優しくしてあげて…

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    2024年12月23日
  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

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     短編集の中の料理の話が好きだ。今回は、小食な子になんとか食べもらう工夫をする話。平賀のコメントが辛辣で、なのに共感できる不思議さ。私は、食べることが大好きな人間だが、ロベルトの食事への感想より、この女の子の嫌いな理由に共感してしまった。うまい、作者にやられた感。

     そして、朱雀十五。買ってはあるのだが、積読状態。読んでおけば良かった。しかし、宇宙人を出すとは。胡散臭い話が、荒唐無稽な話にすり替わったようで、この路線で続けられると買うのが辛くなる。

     さて、次巻は何が出てくるやら。ちょっと構えつつ、楽しみにしておこう。

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    2024年12月08日
  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

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    平賀とロベルトが巻き込まれる日常の出来事が描かれる短編集第7弾。
    表題作は奇跡っぽい話だが、少食の少女のために食事を作る話「貧血の令嬢」はやる気満々で料理に参加する平賀にほっこりするし、二人の受難の予言を聞いたシン博士が大騒ぎする「受難のカーニバル」は笑える。番外編で朱雀十五が登場したのにはびっくり。

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    2024年10月27日
  • バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴

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    ドイツを舞台にした、悪魔憑きの騒動。エクソシストのジャンマルコ司祭の補佐としてロベルトが現地入りするのだが、前半はもろに対悪魔の怪異がおどろおどろしく展開し、珍しく思い切りホラーの様相で物語が進行する。
    映画『ヴァチカンのエクソシスト』などその手の物語は好きな方だけれど、このシリーズには理論による謎解明の気持ちよさを求めてる面もあり、「ホラー展開のまま結論を迎えるのかな……」とちらりと不安が。しかし中盤で平賀が合流したことでいつもの奇跡調査のテンポに戻り、安心して(?)読み進められました。
    初登場のジャンマルコ司祭、「イタリアを一歩も出たことない」とか濃ゆそうなキャラクターなのに、平賀の捜査と

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    2024年10月16日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    しばらく辛口評価ばかりだったけど、今作は読みやすくて難し過ぎる説明もなかったし、テンポも良かった!

    今回の奇跡報告は、一種の暗示?マインドコントロールなもので、意外なきっかけで起こったこと、それに関連した未来型?の利用方法として使われたことにより、仕立て上げられた事象になってたのが驚き。
    "宗教団体"の仕業だったなんて、日本で起きていた事件にも通ずるところがあったし、余計に入り込んで読んだ。

    最後の最後に起きたことを"奇跡"と呼ぶには、安易じゃないの?とも思うけど、今まで尽く奇跡を科学で否定し続けてきたことを考えたら、何とも言い難い。
    本来なら&qu

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    2024年09月14日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    神父のバディモノ34巻。
    伝説の聖剣とそこから発せられる特定の人へ向けての予言に先導される人々。
    抜けずの剣はどこにでもあるとは思っていたけれど、聖杯を含め後世にキリスト教に組み込まれたモノなのだと聞いてなんだか納得。急にそれらが登場してきたところからファンタジー小説感が増す。
    確かに数多の宗教の神を排して信仰を自分達へと混合させて置き換えてきただけあって、よく聞くアーティファクトが登場するなと。
    事件の真相に関しては薄々わかってはいたけれど、後半にあれだけたたみかけて奇跡ではないと積み上げると、なんだか可哀想にさえ思ってしまう。
    後天使は伏線?

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    2024年09月13日
  • バチカン奇跡調査官 秘密の花園

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    神父のバディモノの本筋から外れた短編集。シリーズでは23冊目。

    心霊殺人事件は、収監された殺人者と同じ殺害方法の事件が起き、殺人者がそれを自分の生き霊がやったと告白するもの。
    遠隔殺人とか脱獄とか色んな言い方である形ではあるけれど、トラウマを鎮める為に自分がされたのと同じ方法で似たカテゴリーのターゲットを殺害する殺人者の行為が愛である。のロジックコピーキャットよりキャラクターが付与された気がして面白い。
    秘密の花園のエレインの嗜好をうまく利用して破滅に向かわせている気がして、今回の任務を任されたのもそれがあるからではと勘繰る。なんだか少年少女向けの冒険小説の雰囲気があるからか、強かさが嫌では

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    2024年09月08日
  • バチカン奇跡調査官 天使の群れの導く処

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    神父のバディモノの22冊目。
    なんだか奇跡が現実的に思えるモノ。なんだか違和感を覚える空港の描写で、これは国がアレなのではとヒヤヒヤしていた。
    キルギスという場所柄、正教の力が強くキリスト教は迫害をされているわけではないが信徒が少なく近わらも弱い。どうするのかと思えばまあ東西の繋がりで権力ですよね。
    純粋で片付けているけれど平賀っこんなにめんどくさいキャラだったかと首を傾げ、道での実験はまあと思っても、教会での発言はアウトだろ。何も対応する力がないのにどうするつもりだったのか覗きたくなる。

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    2024年09月07日
  • バチカン奇跡調査官 二十七頭の象

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    バチカン奇跡調査官シリーズ第13弾

    バチカン美術館の絵画の前にマリア様が現れて
    預言をする動画が拡散された(〇o〇;)
    平賀とロベルトが、今まさに監視している絵が??

    今回は、フィオナがメイン・・・だよね
    主役コンビの登場はかなり少なくて残念。

    それにしても、今回は難読だったぁ~
    マリア様の動画と魔法陣の中の死体・・・
    魔法陣の横に途中から追加された文字?

    どこかに種があるとはわかってはいるものの
    何でだぁ~??って現象が続く。
    ファティマの予言に振り回されました。

    ローレン失踪の謎もあいまって、ハラハラ度は
    ちょっと下がりましたが、蘊蓄が面白かったので
    OKでしょう。

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    2024年09月07日
  • バチカン奇跡調査官 二十七頭の象

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    今作は個人的にはあんまり。。平賀とロベルトの出番が少ない。そして大嫌いな虫の描写が結構ある。

    最後の結末というか人間の深層心理的な描写はなるほどな、と思ったけど。

    作中に出てくる、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』の一節、

    生まれる。死に向かって歩き始める。そして死ぬ。 人に定められた運命があるとすれば、たったこれだけだ。 その間は、自由意志。

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    2024年06月27日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    ネタバレ

    スペインの山間の小さな村が舞台。村の上空にオーロラが現れ、古くから村に伝わっていた風土病が消えた。また村にあるサン・ビセンテ・エスパダ教会に祀られている聖剣が予言を発し、的中させた。

    今回はロベルト・平賀コンビに加えてアルバーノ神父が同行。アルバーノは過去に登場した『シオンの掟』のエージェントのマギー神父のこと。(誰だっけ…と思ってしまったけど忘れててもストーリーに影響はない)
    教会の聖剣について、予言を聞いた証言者達について、村の歴史や風土病について3人それぞれのやり方で調査を進める。


    剣の予言はよくある共振じゃないのー?と思っていたけど予想をはるかに超えるカラクリでびっくり。
    予言の

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    2024年05月14日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    いつも通りロベルトと平賀は奇跡調査に向かう。
    今回はアルバーノ神父が同行した。
    聖剣伝説とある遺体そしてこの神父の行動と奇跡調査が最後にある結論へと辿り着く。

    男はハッと気付いたという顔で、手元の起爆装置を見た。
    大丈夫です。爆破なんてしません。天使様が現れて、
    僕の過ちを諭してくださいました。
    天使が?
    はい。今しがたです。
    犯人はそういうと、力尽きたように床に上体を
    崩した。
    p344引用

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    2024年01月24日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    ネタバレ

     アルバーノ神父を仲間に加えての奇跡調査……も、平賀&ロベルトコンビがいつもどおりなので、アルバーノ神父の異分子感がすごい……(笑)
     ひたすら岩を磨き続けたり、ピッケルを握って山を登り始めたりと、今回も平賀の奇行ぶりがあっぱれです。平賀がロベルトに対して「貴方だって同じようなものですよ」とやり返すのが新鮮でした。平賀可愛い(笑)
     今回の奇跡トリックは最新技術機器や資料捏造など、最近のパターンの踏襲&トンデモ感はやや弱い印象ですが、その分受け入れやすくはありました。
     そしてなんと、こんなかたちでのシリーズ初・奇跡認定! 「こんなにあっさり?」とは思いつつ、これはこれでアリだなとも思いました

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    2024年01月20日
  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架

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    今度こそ本物の吸血鬼かと思いきや科学的に証明され(どこまで理に適っているかは不明)てしまい、ホッとしたような残念なような。
    信じる余地があるのが面白いところ。
    知識がある人は素敵だ。

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    2024年01月14日
  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

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    新キャラかと思ったら過去にも登場されていたらしい。そうだったんだ。
    今回はなかなかに手の込んだ仕掛けで、大変そうだなという感想。テロリスト、怖いな

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    2023年10月03日