松岡圭祐のレビュー一覧
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ネタバレ小説家として億を稼いだ人の指南本。(それにしても億を稼いでいてもまだ一冊も読んだことのない作家ということに恐ろしくなった…)
小説の書き方指南としては、2点のことが描かれているだけだった。登場人物の設定をよくよく練る方法と、プロットの書き方について書かれているだけで、分量としてもそれほど多くはなかった。確かに登場人物とプロットをよく作り込んでおけば、ある程度のものは書けるであろうし、それができない場合は、「登場人物」と「プロット」の作り込みが甘いということなのだろう。(さも簡単そうに書かれているがそれが難しい)
それよりも紙幅が割かれているのは、作家としての実務の面についてだった。編集部と -
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松岡圭祐『探偵の探偵 桐嶋颯太の鍵』角川文庫。
『探偵の探偵』のスピンオフ的な新シリーズの開幕。最初のシリーズでは紗崎玲奈が主人公だったが、本作では同じ調査会社『スマ・リサーチ』の桐嶋颯太が主人公を務めるようだ。第1作からアクセル全開の非常にスリリングな作品となっている。また、面白いことに『高校事変』が作中に描かれている。
ガールズバーでアルバイトをする女子大生の璃香は太客のスギナミベアリングの代表取締役・漆久保から執拗に付きまとい行為をされた挙げ句に力づくで愛人にされてしまう。
璃香は漆久保の弱味を握り、別れようと探偵を雇うが、漆久保は金に物を言わせ、悪徳探偵を雇い調査を妨害する。
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購入済み
世界を渡る作品
義和団についてから始まり豆知識の話しが多い。登場人物が実在している話しながら、裏取りした話しと矛盾するところなく書かれてあるので安心して読める。環境や状況が想像できるくらいに分かりやすく書かれてある。まだ上だけなので下の続きが読みたくなる作品だった。
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とりあえず、のっけから、なかなかの情報量
そういうことだったんですねって思っていたら
なんだか、急にヤクザたちの日常に・・・
あれ? なんか大筋の方向転換なん?っておもったら急に
ダイハードでミッション・インポッシブルな壮絶なバイオレンス・アクションが
怒涛の如く繰り広げられる、まさにまってました展開
予定通り水浸しで証拠隠滅、ホントこういうときに雨はいい
ブルース・ウィリス、トム・クルーズを可憐な女子高生に脳内変換して
エンターテイメントを楽しんだ後は
やるせない現実と、主人公の葛藤でしっとりと締めくくる
あぁ〜、なんてものを正月休みに読んでしまったんだ・・・
このままだと、今年一年、JKの -
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とにかくスピード感満載、低能なヤクザを殲滅していくのも、ある意味気分爽快。バイクアンションは頭の中でミッションインポッシブルのイーサン・ホークが頭の中で再現されます。映画化されたなら、誰なら主人公にピッタリなのか、どのように映像化されるのか、想像するだけでワクワクしました。
つくづく松岡圭祐は凄いと舌を巻きました。2では1の伏線を見事に回収しており、ここまで綿密にストーリーを考えていることに感嘆のみです。
ある意味、流れに身を任せ、ジェットコースターのように作品を楽しめれば良いと思います。これでシリーズが終わるとすれば残念です。次の作品にもとても期待しますし、待ちきれないです。 -
Posted by ブクログ
復活や!
面白い!一気読み〜(^_^)v
主人公は、玲奈さんではなく、桐嶋さん!
まぁ、復活してくれただけでも嬉しい!
この人も、須磨さんの右腕だけあって、凄い…激しい…
バイオレンスや〜
相変わらず、「探偵の探偵」達は、激しい…
ガールズバーで働いていた女性からの依頼で、動く桐嶋。しかし、彼女は解決する前に殺されて…更に妹まで…
相手は、強面の大企業のシャチやけど、何か胡散臭い…
もう、ここからは、対探偵課のお仕事なんで、小市民的な動きでは、段々となくなっていく。
後半は、この強面らと戦争や!的な感じでガンガン進む。前主人公も登場し、大活躍。(この人らの大活躍は、ある意味、戦争とも言える。