松岡圭祐のレビュー一覧
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ネタバレ推理劇シリーズ第4弾。
贋作界のドンである、コピアとの直接対決を描いた作品。『αシリーズ』の登場人物ががっつり登場するため、そっちを先に読めば良かったという思いも持ちつつ、それがなくても読みやすい作品です。
最初は、彼女の店が荒らされるところから始まりそれを起こしたのが自分が過去に関わった事件の関係者であることが明らかとなり、その先にはコピアというとんでもない人物に行き着いて、、、という惹かれるような展開にとても楽しませてもらいました。ちょいちょい、メタ発言もありつつ莉子の家族や仲間が狙われていくというハラハラな展開がとてもばらすがよく心地よかったです。コピアとの対決はあっさりしていたのでこれ -
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ネタバレ推理劇シリーズ第3弾。
雨宮華蓮の弟子とも言える存在が、罪を償うことが出来るという謎のツアーに参加させられた、贋作者・錦織のツアーの軌跡とそれを追いかける莉子・恵玲梨の2人からストーリーが展開される。錦織が贋作者であるにもかかわらず、人の良さというか、純粋な所がとても愛らしく感じられ、それが莉子が彼を見逃したのかと思いました。
ストーリーの肝であるトリックが本当に凄かった。粘土を使った作品を作らせたと思ったらその理由が希少な隕石をアメリカに輸入させるというものなのがとても意外だった。そしてそれを裏で手引きしていたのが「コピア」という存在で、どんどんと物語の核心に近づいているところが次の巻も読み -
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遂に終わりや〜!一気読み!
続々と他のシリーズのヒロインも登場!
今までより、更に強化されたら、解決するという話もあるが…
しかし、松岡さん、ヒロイン多過ぎて…全て制覇はムリ…
舞台は、暴力の世界が中心やったんで、「探偵の探偵」の世界観がメインやったかな。
暴力団に拉致されて、それをスマ・リサーチ主導で救出というより暴力団破壊?って感じ。
最後は、ドンパチしまくりで、スカッとしたけど、こんな事が有り得るかは分からない…
ヒロインらの今後は、匂わせてるけど、スマ・リサーチ社長の須磨さんと桐嶋さんはどうなったん?刑務所?
それぞれ、平和な暴力のない世界で生きて行って下さい〜!
でも、「あと -
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ネタバレ推理劇第2弾。
ホームズの未発表原稿を元に巻き起こる今回の話だが、今回は今までの話とは違い重く暗いのが特徴的である。『愛ちやんの夢物語』の鑑定から始まり、極悪夫婦の虐待疑惑や闇仕事の斡旋、未発表原稿のオークション、あこがれの先輩の行方など多くの謎が莉子に襲いかかる。あこがれの先輩の子供を守ろうと必死になるあまり空回りして苦しんだり、見切り発車をしてしまったりするという普段と違う一面を見せていくのでとてもハラハラして読んでいった。無事に浴沼夫妻の不正手段を暴いたものの、その先に待っていたのは、自分の憧れで密かな思いを抱いてきた先輩のなれの果ての姿だったというのがとても切なくなってしまった。
しか -
ネタバレ 購入済み
大スケールハラハラドキドキ
最後まで飽きることなく壮大なスケールで描かれ、ついに最終巻。最後は普通の女子高生に戻ると予想していたとおりになってほっとした。次から次へと繰り出すアクションが目に浮かんでくる迫力感がスゴイ。全巻購入して読んできたが、いつか記憶が曖昧になった頃にもう一度最初から読み返してみたいと思う。
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ネタバレ万能鑑定士シリーズの短編集第二弾。
今回も面白かったです。今回の肝である雨森華蓮の出所回で、華蓮の人間性がよくわかる回で初登場した時とは比べものにならない人助けをするという所がとても驚きました。莉子が正攻法で人助けを行うのならば、華蓮は蛇の道は蛇のような形で人助けを行うこの対比が面白いと思いました。
そして最後の話は小笠原と莉子の関係が一段と進展していくので、一番このシリーズの中でキュンキュンさせられました。高級店よりも、そこにある幸せを感じ取った2人がとても尊いと思いました。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田 -
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ネタバレ万能鑑定士シリーズの第12弾。
シリーズ最高の作品でした!
前半は妻が行方不明でその謎に挑むという構造で警察からも煙たがられ、真実が中々見えないためムズムズ感がつきまとうが、後編になったときに真相が明らかになる構造が見えてきてとても気持ちが良かった。太陽の塔を舞台に壮大な事件とミステリーサークルなどの過去に起きた謎に繋がっていて、それに巻き込まれていくというエンタメ性と莉子と小笠原の関係性の変化?(莉子は全く自覚がないけれど)も段々とフォーカスされてきてこれからのシリーズを読むのがとても楽しみになりました。また最初は敵対関係にあったはずの莉子と華蓮が協力体制を引いて謎を解いているのが面白かった -
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ネタバレ彗星の如く現れた期待の新人・櫻木沙友理の出す本は全て100万部超えで、一躍時の人となる。その櫻木を発掘した出版社が新人作家を募集すると知り、李奈は友人の優佳と共に選考に参加する。見事審査を受かった二人は、瀬戸内海にある離島に招かれた。そこはかの有名な海外ミステリーの舞台の様な絶海の孤島で…
今回のテーマは「クローズドサークル」。
名前の通り、絶海の孤島で起こる殺人事件。そして櫻木からの不可解な課題。スマホも使えない、そして襲われるかもしれない恐怖。これらがハラハラしっぱなしでしたが、二転三転と変わる展開が予想もしないもので、シリーズの中で一番面白かったです。 -
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ネタバレ万能鑑定士シリーズの第11弾。
やっぱ面白い!瀬戸内陸の弟子である水無施瞬が同じ思考法を持つ凜田莉子と対決する物語。トリックは最序盤で暴かれるもののその後も、水無施が仕掛ける罠を解いていくところがとても面白かった。まさか共犯が途中で出てきた櫂だとは思わずびっくりした。やはり同じ師匠が同じだと思考法が似るんだなぁと思いつつ信念を誤った行動で移している所が莉子との対比になっているなぁと感じました。
莉子の小笠原に対する感情の変化や小笠原の莉子に対する思いの考え方が変化してきているところが面白かった。デートやおつきあいという言葉にいちいち反応する莉子が新鮮でカワイイ(笑)。そして、最後のシーンの水 -
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ネタバレ万能鑑定士シリーズの第10弾。
巻数こそ10巻だが第2巻の続きとも言える作品で、万能鑑定士の店を開いた後からのストーリー。しばらくは知識無双でこの人本当は馬鹿だったって事を忘れてしまったのでとても新鮮だった。
有機的自問自答と無機的検証という論理的思考で徐々に成長していくところは成長なのにいつもの彼女に戻っていくように感じてとても不思議な気分でした。
ストーリーも最初は印鑑偽装疑惑から始まり、それが広域指定暴力団の国際問題につながっているところがスリリングなエンターテインメント性を感じられてとても面白かった。莉子のサポーターである朋李との関係性が中々進展のない小笠原とのギャップがあって、この二 -
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ホームズと、実在の伊藤博文とのかけあい、そして実際にあった事件でのホームズの活躍。
言葉はわからずとも、類まれな推理力でホームズが日本と溶け合っていくような感覚がとても面白かった。
伊藤家との触れ合いの中で、ホームズの思考が変化していくのも興味深い。
その流れも不自然ではなく、しっかりとした潮流の中にあったと思うし、全体的に「家族」というものが理念的にあったように思う。
そして、日本がの劇的な変化と建設を背景に繰り広げられる、ホームズの推理と博文の行動力。
テンポや展開も非常に読みやすかった。
2人がしっかり相棒のように噛み合ったり、少々意見が食い違ったりと、物語が絵になって浮かんでくるよ -
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ネタバレ万能鑑定士シリーズの第9弾。
第5弾で少しだけ登場したモナ・リザを主軸に置いた物語。今まで莉子の持ち味であった観察眼が一気に失われてしまうという衝撃的な展開が盛り込まれておりとてもハラハラしながらほぼ一気読みしてしまった。今までは助けられてばかりだった小笠原がピンチの莉子を助けに行くという展開も意外でケネスの思うとおり彼らの関係性は初期と比べて大分変化していると感じました。そして観察眼のトリックは至極単純だがじっくりと時間をかけて淡々と騙していったため騙されているという感覚に陥っているという自覚がなく、殆ど外界との交流を遮断していたために洗脳に近いことが起きてしまったのだと感じ、犯人の周到さが -
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石ノ森章太郎原作の漫画を元にしたノベライズ。
科学者である父親と離れて暮らすミツコの元に、ジローと名乗るギターを担いだ青年が現れる。彼は何度もミツコの窮地を救い、弟のマサルとも親しくなっていき、ミツコもまた彼に淡い感情を抱くようになる。
しかし、ジローの正体はキカイダーという名のロボットであり、ダークの魔の手からミツコを守るためにやってきたのであった。という、王道なヒーローもの。
いやあ良かった。ロボット×人間はこうでなくては。
キカイダーとハカイダー、そしてマリのロボット同士の兄弟関係もいい。ミツコも含め、それぞれで父親に対する複雑な感情を抱いているが、そこから生じた行動には愛情めいたものが