松岡圭祐のレビュー一覧
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松岡圭祐『JK II』角川文庫。
やはり続編が刊行された。今回もバイオレンス全開でハードでスピーディーなストーリーが展開する。
前作で家族も身分を失い、姿形も変えて、江崎瑛里華こと遠藤恵令奈に生まれ変わった有坂紗奈の復讐の結末は……
ジョアキム・カランブーの格言『JKの心得』を胸に僅かな可能性に全てを賭ける元女子高生の紗奈は再び殺戮の世界に舞い戻る。
K-POPダンスが人気のユーチューバー江崎瑛里華が投稿用動画の撮影中に川崎の暴力団、衡田組のチンピラが現れる。瑛里華の正体に気付いたチンピラはナイフと銃を使い、拉致しようとするが、瑛里華は返り討ちにする。
チンピラが遺したバックの中から犯罪計画と思われるメモを見付けた瑛里華は家族と身分を奪ったヤクザたちに復讐するためにメモに書かれていた日時に渋谷の109に向かう。
これで完結なのか、続きがあるのか、どちらとも取れる結末だ。
本体価格700円
★★★★★ -
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ネタバレ探偵の探偵シリーズの記念すべき第一弾。
最愛の妹を亡くし、ストーカーに妹の情報を流した「探偵」の正体を暴くために探偵社に入社した紗﨑玲奈と殺伐とした探偵業の世界に飛び込んだ峰森琴葉が運命に翻弄されながら戦っていく物語。
松岡作品の『万能鑑定士Q』シリーズや『特等添乗員α』シリーズのような殺人や血が出にくい作風だったのに対し、このシリーズはとにかくバイオレンスな作風で苦手な人には避けられがちな物になっている上に、主人公の過去がとても陰惨のため先のシリーズのノリで読み始めるととても面食らうのかなと思いました。
ストーリーとしては、彼女がスマ・リサーチ社に入社してから峰森との出会いなど導入からグッと捕まれるような最初でこれでもかと暗い過去や殺伐とした世界観が描かれている。自分の名声のために自分で事件を起こし、邪魔な人間を排除するという価値観を持った人間がいるというのが、探偵好きの私にはとてもショックな瞬間でもあった。人と人とが裏切り合っていく物語もこのストーリーならではと思いました。これから峰森との関係性がどうなるのか、玲奈の妹を死に追いやった探偵の正体は誰なのかなどの謎が残っているのでこれからの物語がとても楽しみです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
紗﨑玲奈:小松未可子
峰森琴葉:Lynn
桐嶋颯太:花江夏樹
窪塚悠馬:内山昂輝
須磨康臣:神谷明
岐部譲司:吉田ウーロン太
霜田辰哉:落合福嗣
藪沼信吾:近藤孝行
矢吹洋子:日高のり子
阿比留佳則:山口勝平
紗﨑咲良:安野希世乃 -
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ネタバレ特等添乗員シリーズ第4弾。
今回は無銭飲食を世界規模で繰り返していくミン・ミヨンを追う物語となっている。
アリバイトリックやミヨンのアクションの素晴らしさは、コナンや金田一シリーズを思い起こさせ、基本現行犯でしか逮捕できない彼女をどのように捕まえるのかを主軸に置いていて、ラテラルシンキングの思考を持つ似たもの同士の騙しあい感があってとても面白かった。彼女の出生にはとても驚かされたが、リアリティ性の高いシリーズだからこそなのだと感じた。そしてその出生を利用して、彼女を逮捕させるというのにもラテラルシンキングならではの捕まえ方でとても面白かったです。
そして恋愛面ではもうここまで話が進んでいたなんてという驚きがあった。前回から絢奈と那沖の関係性が深まっており婚約し愛の巣を探すまでになっていたところがとても驚いたが、またも価値観のズレにで中々に話が進まない。そんな中で登場した勇渚と瑠華というライバルキャラが登場する。瑠華は洗脳に近い方法で、勇渚は無自覚に双方のライバル役として振る舞いそしてまさか2人が結ばれるとは思わなかったです。2人も絢奈と那沖のように幸せになって欲しいと想いました。
やっと武蔵小杉で新居を見つけた2人がこの後どんな関係性を築くのかが楽しみです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
浅倉絢奈:花澤香菜
壱条那沖:小野賢章
能登廈人:銀河万丈
浅倉乃愛:悠木碧
壱条凌真:田中秀幸
壱条真尋:島本須美
ミン・ミヨン:林原めぐみ
柳原裕巳:玄田哲章
槌磨峰之:島崎信長
栗留茂樹:保住有哉
網谷勇渚:白井悠介
藍岐瑠華:豊崎愛生
藍岐眞悟:堀之紀
藍岐詩織:小山茉美
野崎智博:阿部敦
稲森梨紗:中島由貴 -
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ネタバレ特等添乗員シリーズ第3弾。
今までは浅倉家中心で進んで物語が展開されていたが、今回は壱条家のスキャンダルを中心としたストーリーとなっている。
今回は真実のつかみづらいスキャンダルという、センセーショナルな部分で20年以上前のためロジカル・シンキングよりも相手の意表を突くことが出来るラテラル・シンキングを駆使していくところがとても納得感があった。
事件のトリックは本当に単純なものばかりで、逆になぜ気がつかなかったのだろうかというようなものばかりであった。そして、それでもたどり着けない真実に真っ向から立ち向かい、相手の自爆を誘うというやり方は万能鑑定士シリーズでは見られなかった展開でとても爽快でした。
スキャンダルの真相は、不貞とは真逆のものであったが、それをあのようにねじ曲げてしまうと言うところがメディアの恐ろしいところだと感じました。
そして絢奈と那沖のツアーという名の捜査をして、お互いの関係性が更に深化していて今後の展開がとても楽しみになりました。来月も読んでいきたいです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
浅倉絢奈:花澤香菜
壱条那沖:小野賢章
能登廈人:銀河万丈
儒瀬樹里:種崎敦美
浅倉乃愛:悠木碧
浅倉和葉:ならはしみき
壱条凌真:田中秀幸
壱条真尋:島本須美
泉谷:若本規夫
小笠原悠人:寺島拓篤
槙島龍生:中井和哉
嘉川修治:石井康嗣
柴原陽太:大友龍三郎
蔵本翔:河西健吾
峰村蓮:佐々木睦
清藤遥香:宮本侑芽
弓削治朗:小野健一
折笠蒼介:広瀬裕也 -
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ネタバレ特等添乗員シリーズの第二弾。
ラテラル・シンキングの才能を開花させた浅倉絢奈の才能がそれを使いこなすまでの物語。
自分の姉・乃愛との関係性、那沖との恋の行方などの人間関係の再構築やまだ感覚的にしか出来なかったラテラルシンキングの才能を発展させていくというプロセスを描いていて姉妹作の万能鑑定士シリーズとはまた違った印象を受けた。乃愛が今まで軽蔑していた絢奈がラテラルシンキングで解決していくところを目の当たりにしたり那沖の言葉により絢奈に対する価値観を改めていき、2人の関係を認めていくところがとても面白かった。
那沖の市民感覚のズレや不器用な思いにヤキモキさせられたが、マカオで絢奈を信じて送り出したところがとても思った。そして最後の那沖の両親が直接浅倉家に訪問したシーンは笑いながらも、関係性が大きく進んだのだなぁと思いました。
彼女のラテラルシンキングも最初は直感が中心で、こっそり忍び込んだ強盗団の正体を暴くことが出来なかったが、能登のアドバイスを受けながら思考を磨いていく。そして、暴力団を相手にハッタリをかませつつ事件を解決していく所がとても面白かったです。
この後のお話がどんな形で進行していくかが楽しみです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
浅倉絢奈:花澤香菜
壱条那沖:小野賢章
能登廈人:銀河万丈
儒瀬樹里:種崎敦美
浅倉乃愛:悠木碧
浅倉和葉:ならはしみき
壱条凌真:田中秀幸
壱条真尋:島本須美
樫村倫太朗:仲村宗吾
根橋博文:伊藤健太郎
成島朋花:河野ひより
深町龍生:木下浩之
笠岡勇貴:保志総一朗
チャン・ユーリャン:大久保瑠美
久世高志:間宮康弘
悠衣:相羽あいな
鳥羽泰誠:松風雅也
泉谷:若本規夫 -
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日本小説家協会の懇親会会場で大規模火災が発生した。生存者はわずか2名。現場に放火の痕跡が残っており、大御所作家を狙った犯行説が持ち上がる。ネット上では「疑惑の業界人」の一覧なるサイトが立ち上がり、その中に李奈の名前もあり…
「万能鑑定士Q」の莉子が登場でかなりテンション上がりました。小笠原が出ないのは残念でしたが、かなり出世したみたいで驚きました。白金に住んでるとは!Qのラストの桜は莉子顔負けな感じの鑑定眼でしたが、今は何だか大人しくなってしまいましたね。
ベストセラー作家の櫻木沙友理が莉子と知り合いだったのも意外でした。そして、緩々のセキュリティ会社とクリーニング会社にはゾッとしました。ありえない話ではないのが怖い。
李奈が少しずつ探偵の素質が備わってきて、莉子との出会いが李奈の成長を促した様で今後も期待しています。