松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
松岡圭祐『高校事変 18』角川文庫。
いつの間にか18巻を迎えたシリーズ最新作。嬉しいことに今回も文庫書下ろし。
本作に描かれている優莉匡太によって混乱に陥れられたことで、長年の腐敗が露呈し、右往左往する日本政府の様子は、現実の日本政府の惨状を皮肉るかのようだ。
前作の結末が余りにも衝撃的で、今回は予定調和という結末だが、それでも面白い。まだまだ続くのは間違い無い。
国連の特別臨時総会の場で、シビックによる政変を始めとする日本国内で起きた騒乱、極秘中の極秘だった秘密結社EL累次体の名前の意味がアメリカに暴露されるなど、日本は世界から非難を受けることになる。
死刑になったはずの優莉匡 -
Posted by ブクログ
シリーズ第二弾。
といっても、単独で読んでも十分面白いですね。
東京ディズニーランドで清掃員のバイトをしている、永江 環奈(19)。
心の葛藤や家庭の不和など、悩み事は多々尽きぬ日々。
そんなある日、テーマパークの顔とも言えるアンバサダーの募集を知り、挑戦することに。
清掃員は不可能と言われながらも、様々な葛藤と向かいながら、仲間の応援を背に、夢に向かって進む環奈。
やがて迎えたアンバサダーの最終選考会。しかし、その日、園内で発生した大騒動が...
果たして、環奈は最終選考会に間に合うのか?
あの東京ディズニーリゾートのバックステージを舞台に、仕事とは?家族とは?恋心とは?そして働く者の -
Posted by ブクログ
物憂げな表情で座り込むセ−ラ−服の女子高生。この表紙の写真だけで思わず衝動買いした私。
「この少女がどのように凌辱されるのか?」期待に胸を膨らませながら読み進む私。
いよいよ肝心の凌辱シ−ン。獣と化した男共に荒々しく突かれまくるだけでエロくない。しかし一転復讐の為のバイオレンスシ−ンになるとこれでもかという程のスプラッター描写が続くではありませんか!
ふと「これはどこかで見たような?」微妙な既視感に囚われた私。
すると突然中学生の頃リアルタイムで見ていた70年代の東映B級映画群を思い出しました。
そう、それこそがホラーエロバイオレンス映画の傑作「女囚さそりシリーズ」でした!
あな懐かしや梶芽衣 -
Posted by ブクログ
全然真相が見えてこない・・・これはもうお蔵入り?
ってな雰囲気からの、怒涛の解決編へ
にしても、まぁ、驚くべきほど、李奈だからこそって要素が的確で満載で
ものすごく緻密で精巧な立体パズルを組み立てていくみたいな感覚に陥りましたな。
ほんと最初は全然何が組み合わさるのか全く手つかず感でしたし
途中も、ちょっとこれとこれは合いそうだけど・・・
なんかイメージ全然違うみたいな
いやぁ〜最後はめっちゃスッキリ、全てが噛み合いましたねぇ〜
まさか?そういうこと?、でも確かに自己中利己的現代っぽいなって
んでもって、最後の最後しっかりと神は救いを与え給うたと・・・
今回もためになる?(知らない世界を知れて -
Posted by ブクログ
そうそう、これこれ、このバイオレンスを求めていた
ほんと心からそう思うほど、生々しいほどのバイオレンス描写に
もう読む手が止まららない、読みだしたら一気読みでしたよ。
あっちのほうが、サラブレッドの武闘派で
最近ファミリー愛で、ホンワカしつつ合ったので、
EEの驚異的なバイオレンスがなおのこと脳裏に刺さりますね。
更に、もう怒涛のVシネバイオレンスが絶頂に達した後の
ラストのなんとも淡いパステルカラーの描写が
ものすごくそれまでと対比していて印象深く
それでいて、こんなにハードバイオレンスを繰り広げてきたのに、
ふっとすべてが許される、天からの光を浴びたような気持ちでラストを迎え
あぁ〜、