松岡圭祐のレビュー一覧

  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

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    一巻から順に読んでいるが
    今までで一番面白いと感じた作品。

    いつもの謎解きに加え、社会問題にもなっている食の問題、特にフォアグラなどの生産過程における残酷さなどをさらりと取り上げている。
    一般読者も食と動物を捕食すること、また最近話題の動物愛護団体などの問題を再考するきっかけになるのでは、と思えた。

    あっさりしたテイストが売りのようなので、
    こよような時事ネタ、社会問題も盛り込んだ内容だとより深く楽しめるのでは。

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    2024年01月20日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    シリーズの他の作品に比べて凄惨な場面が少なかった様な気がします。でも結衣ちゃんは相変わらずでむしろ爽快。という私は病んでるのかも知れない(笑)伊桜里ちゃんは、いくら結衣ちゃんの英才的な指導があってもまだまだかな。でも、いじめっ子たちに一泡吹かせたのは良かったな。今後に期待です。

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    2024年01月19日
  • JK III

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    そうそう、これこれ、このバイオレンスを求めていた
    ほんと心からそう思うほど、生々しいほどのバイオレンス描写に
    もう読む手が止まららない、読みだしたら一気読みでしたよ。

    あっちのほうが、サラブレッドの武闘派で
    最近ファミリー愛で、ホンワカしつつ合ったので、
    EEの驚異的なバイオレンスがなおのこと脳裏に刺さりますね。

    更に、もう怒涛のVシネバイオレンスが絶頂に達した後の
    ラストのなんとも淡いパステルカラーの描写が
    ものすごくそれまでと対比していて印象深く
    それでいて、こんなにハードバイオレンスを繰り広げてきたのに、
    ふっとすべてが許される、天からの光を浴びたような気持ちでラストを迎え
    あぁ〜、

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    2024年01月13日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    ネタバレ

    気がついたら読み終わっていた。

    インクの残量の確認のところから何となく察することが出来てしまった。それを踏まえてもとても読みやすく、面白い小説でした。

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    2024年01月08日
  • 高校事変 II

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    スカッとするし、ぶっ飛ばしてるし、ただただ楽しく読むストレス発散小説。
    結衣の卓越過ぎるスキルが凄すぎて、へぇーとかほぉーとしか言えない。
    今回もなかなかスピード感とエンタメ感満載。
    次回から妹登場?

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    2024年01月06日
  • 高校事変 16

    購入済み

    久しぶりに優莉結衣登場

    大学生になって登場する事がほとんどなかった結衣が現れただけで、どんなどんでん返しがあるかワクワクした。

    #ドキドキハラハラ #タメになる #スカッとする

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    2024年01月05日
  • 高校事変 17

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    ど、どういうことだがね?
    ってぐらいの急展開
    まぁ、たしかにそうなんですけど・・・
    今までの16巻の間、絶対的だった前提がここで崩れるとか・・・おそろしやですよ。
    展開、アクション、これは、完全にアベンジャーズ
    ついにミッションインポッシブルからアベンジャーズに・・・
    これはますます面白くなってきたって感じ
    ラストなんて、どえりゃぁ定番だけど、今までの流れだからこそ
    最高にかっこよく感じてしまった
    久しぶりにゾクゾクした、これは嘘ではない。

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    2023年12月23日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 I

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    最読本。このシリーズの中で、一番好きな本です。凛田莉子の広範な専門知識と観察眼をどうやって身に着けたのかが知れるし、勉強になった。わからないことを知るって面白い。☺

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    2023年12月06日
  • 高校事変 VIII

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    ネタバレ

    何なんだ、優莉結衣(次女)。人生の中で最強の女性は峰不二子、クロスファイア・青木淳子など思い出すが、余裕で優莉結衣。今回も数百人は殺したのでは?内容は凄かった!武蔵小杉高校の事件などで田代ファミリーが優莉結衣1人に妨害され、田代ファミリーの復讐が始まった。優莉結衣に12億円の懸賞金をかけ、狙われる優莉結衣。しかし、彼女のきょうだい(次男、4女)が田代ファミリーを返り討ちに応戦する。今回もハードなバイオレンス劇だった。優莉結衣の魅力を存分に感じられた。長女、5女の救出という重大な局面もありラストまで疲れた⑤

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    2023年12月03日
  • 高校事変 V

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    ネタバレ

    シリーズ5とあってドキドキハラハラ展開は予想通りだった。結衣の圧倒的な強さは気持ちがいい。公安には悪い奴もいるし、結衣の見方になりうる者もかつていはいた。公安、警察に結衣の見方が登場すると嬉しくなる。総理は大丈夫だと思うけれど立場上簡単に結衣の見方とは周りに悟られてはいけない。今回は澪と沙津希が結衣の見方になり心温まる。今回はこれまでの伏線が回収されてスッキリ。凜香があの市村凛の子だったとは!『探偵の探偵』とも繋がって…とにかく結衣の幸せを見届けたいからこの先も楽しみ。

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    2023年12月01日
  • ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)

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    ディズニーランドで働く者の物語の続編。
    今度は清掃アルバイトの19歳、環奈が主人公。
    前作から10数年後が舞台となっており、表現も今風で、物語はフィクションだが妙にリアル。
    例えば、トヨタのヤリス、鬼滅の刃の禰豆子、ハリーポッターやインスタ映えに、コロナまで。
    前作主人公、後藤の登場は続編が故の魅力。
    経験を重ね、頼もしさすら覚える成長っぷり。
    自己肯定感低めの環奈が、高い目標や夢を持ち、
    苦難や葛藤を抱えながら頑張って働く成長物語に、読んでいて勇気をもらえます。
    作中に登場するマジシャンは、「マジシャン」という
    別作品にも登場とのことで、いつか読みたいです。

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    2023年11月30日
  • 高校事変 17

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    松岡圭祐『高校事変 17』角川文庫。

    早くも17巻かと驚く間もなく、これまで以上に超過激で驚天動地の展開が描かれる。

    もしかしたらそういう可能性もあるのではということが、実際に起きてしまうのだ。これまでの数々の事変など生温いくらいの絶体絶命の危機と数々の悲劇が優莉結衣、瑠那、凛香に容赦なく襲い掛かる。


    EL累次体の脅威は去らずに、予測の付かない動きに堪りかねた優莉結衣は日暮里高校に潜入し、雲英亜樹凪からEL累次体の内部情報を聞き出そうとするが、目的は果たせなかった。

    一方、瑠那はある日、幼少期にイエメンで体験したことを突然思い出し、自分を日本で養女にする手筈を整えた人物が濱滝医師であ

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    2023年11月25日
  • 高校事変

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    ネタバレ

    再読。やっぱり面白い。

    ヒロインがカッコいい。
    作者の知識に裏打ちされた、アクションが凄い。

    結衣の生きてる世界が人と違うのが、凄く自然に描写されていた。
    なんでこんなに自然なのか?
    結衣が人と違うのは、死刑囚の子供だからでも、人殺しの技術があるからでもない。
    人殺しの技術を発揮する事に生きがいを見出している。
    彼女にとっては普通じゃないのが普通。
    その精神性にある。

    結衣が分かり合えるのは共闘するクラスメイトより、テロリストなのだ。

    結衣は自分の本性と、それに付き纏う困難や孤立を痛みを持って受け入れている。
    打算的でありながらも、それを自覚して傷ついている。

    この痛みがあるから、私

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    2023年11月16日
  • 高校事変 16

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    今回も言うまでもなく面白かった。武蔵小杉高校事変の優莉優衣を上回る杠葉瑠那の立ち回りにワクワクが止まりませんでした。伏線の張り方がすごい。最後の最後で回収したことで読み切った感が凄すぎる。平和な女子高生を過ごしてほしいと願いつつ、次の活躍が見たくてたまらない。

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    2023年11月12日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    ネタバレ

     何回エピソード0があるねん。わかりやすく言えば力士シールで記された回想がシリーズとしてのエピソード0、10巻で明かされるエメラルド密輸事件が探偵としてのエピソード0(シリーズとしてはエピソード0.5)、今作が万能鑑定士としてのエピソード0(シリーズとしてはエピソード0.75)といったところか。知識を深め、推理力を高めても探偵としてはそれで足りるかもしれないが鑑定士としてはまだ足りない。鑑定という職業にどのように向き合っていくべきか、それが明かされるのが今回の「0」というわけだ。まだ日本でメジャーになってないころのバンクシー、日本ゆかりの画家ゴッホ、国宝金印と鑑定への向き合い方を問う今作に申し

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    2023年11月01日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    ネタバレ

    七女登場。
    今までの優莉家とは違い、素直な子だった。
    結衣の凛香に対する姉妹関係とは違う感じが新鮮だった。
    凛香や瑠那との絡みも早くみたい。

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    2023年10月25日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 XII

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    ネタバレ

     全12巻。あっという間だったな。力士シール事件の衝撃は今でも忘れない。2巻続きだったからこその大作だった。それ以降もスケールの大きいエピソードを惜しげもなく使ってきて飽きがこないまま突っ走ったな。通貨偽造、音による再起、燃えるポスター、偽りのフォアグラ、万能贋作、逆錬金術、淡水化計画、モナリザの挫折、エピソード0.5、虚飾の寺、そして疑惑の塔。楽しかった。雑学もそうだけど莉子の生き方が僕は好きだ。感受性豊かに、でも絶望することなく理想を唄う。素晴らしい生き方だ。「学習は現実を知る道だ」。今回の事件の犯人の言葉だ。その通りだと思う。色々諦めることが多くなった。知れば知るほどやるせなくなる。そう

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    2023年10月24日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 XI

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    ネタバレ

     兄弟子との戦い。緻密な計算の元で犯行に及ぶ相手にどう戦うか。モナリザの挫折、エピソード0.5を経て莉子が苦戦を強いられる、というより弱さが明確になった、という気がする。今までは失敗してもへこたれない冷静で前向きな性格と思えていた莉子だが、弱さをみせてくるようになった。それは悪いことではなく、小笠原、ひいては読者に心を開きつつあるということだろう。ファクシミリのやり方はなかなかに発想が面白い。短冊の筆跡が一致する理由は途中で何となくわかり、にんまりとできた。

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    2023年10月22日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 X

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    ネタバレ

     エピソード0.5とでも言えばいいのだろうか。万能鑑定士を開くまでの経緯は1巻で明かされてもそこから現在の明晰な莉子とは結び付かなかった。探偵役としての莉子のエピソード0であり時系列的には0.5の話。色々補完されていて面白い。驚異的な観察力を得つつある莉子に対する瀬戸内の思い、瀬戸内の罪状、そして莉子の瀬戸内と対峙したときの気持ち。やっぱり泣きたかったよね。そりゃあそうだよね。苦しかったよね。でも耐えたんだ。前を向いて生きるために。僕もこういう風になれたなら。僕は喜怒哀楽を調節するために関心の幅をギリギリまで狭めた。莉子と真逆の方向に目を向けた。感受性を強く保ちながら、それでも強く生きられたな

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    2023年10月22日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IX

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    ネタバレ

    キューがつく話なだけに凝った話だった。おそらく世界で一番有名な絵画、モナリザ。モナリザの真贋を感受性で判断しろ、というのはなかなかに面白い訓練だと思う。複製技術の向上により、将来的に科学捜査が役に立たなくなる時代が来ると思う。そうなった時に頼れるのは感受性なんだろうなぁ。だって芸術だもん。今回初めて莉子が挫折する。まんまと騙された莉子を励ます存在が小笠原であり、そこには宿敵華蓮も絡んでいる。二人の関係性も大きく動いて今後が楽しみ。

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    2023年10月21日