松岡圭祐のレビュー一覧

  • 高校事変 17

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    ど、どういうことだがね?
    ってぐらいの急展開
    まぁ、たしかにそうなんですけど・・・
    今までの16巻の間、絶対的だった前提がここで崩れるとか・・・おそろしやですよ。
    展開、アクション、これは、完全にアベンジャーズ
    ついにミッションインポッシブルからアベンジャーズに・・・
    これはますます面白くなってきたって感じ
    ラストなんて、どえりゃぁ定番だけど、今までの流れだからこそ
    最高にかっこよく感じてしまった
    久しぶりにゾクゾクした、これは嘘ではない。

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    2023年12月23日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 I

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    最読本。このシリーズの中で、一番好きな本です。凛田莉子の広範な専門知識と観察眼をどうやって身に着けたのかが知れるし、勉強になった。わからないことを知るって面白い。☺

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    2023年12月06日
  • 高校事変 VIII

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    ネタバレ

    何なんだ、優莉結衣(次女)。人生の中で最強の女性は峰不二子、クロスファイア・青木淳子など思い出すが、余裕で優莉結衣。今回も数百人は殺したのでは?内容は凄かった!武蔵小杉高校の事件などで田代ファミリーが優莉結衣1人に妨害され、田代ファミリーの復讐が始まった。優莉結衣に12億円の懸賞金をかけ、狙われる優莉結衣。しかし、彼女のきょうだい(次男、4女)が田代ファミリーを返り討ちに応戦する。今回もハードなバイオレンス劇だった。優莉結衣の魅力を存分に感じられた。長女、5女の救出という重大な局面もありラストまで疲れた⑤

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    2023年12月03日
  • 高校事変 V

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    ネタバレ

    シリーズ5とあってドキドキハラハラ展開は予想通りだった。結衣の圧倒的な強さは気持ちがいい。公安には悪い奴もいるし、結衣の見方になりうる者もかつていはいた。公安、警察に結衣の見方が登場すると嬉しくなる。総理は大丈夫だと思うけれど立場上簡単に結衣の見方とは周りに悟られてはいけない。今回は澪と沙津希が結衣の見方になり心温まる。今回はこれまでの伏線が回収されてスッキリ。凜香があの市村凛の子だったとは!『探偵の探偵』とも繋がって…とにかく結衣の幸せを見届けたいからこの先も楽しみ。

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    2023年12月01日
  • ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)

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    ディズニーランドで働く者の物語の続編。
    今度は清掃アルバイトの19歳、環奈が主人公。
    前作から10数年後が舞台となっており、表現も今風で、物語はフィクションだが妙にリアル。
    例えば、トヨタのヤリス、鬼滅の刃の禰豆子、ハリーポッターやインスタ映えに、コロナまで。
    前作主人公、後藤の登場は続編が故の魅力。
    経験を重ね、頼もしさすら覚える成長っぷり。
    自己肯定感低めの環奈が、高い目標や夢を持ち、
    苦難や葛藤を抱えながら頑張って働く成長物語に、読んでいて勇気をもらえます。
    作中に登場するマジシャンは、「マジシャン」という
    別作品にも登場とのことで、いつか読みたいです。

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    2023年11月30日
  • 高校事変 17

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    松岡圭祐『高校事変 17』角川文庫。

    早くも17巻かと驚く間もなく、これまで以上に超過激で驚天動地の展開が描かれる。

    もしかしたらそういう可能性もあるのではということが、実際に起きてしまうのだ。これまでの数々の事変など生温いくらいの絶体絶命の危機と数々の悲劇が優莉結衣、瑠那、凛香に容赦なく襲い掛かる。


    EL累次体の脅威は去らずに、予測の付かない動きに堪りかねた優莉結衣は日暮里高校に潜入し、雲英亜樹凪からEL累次体の内部情報を聞き出そうとするが、目的は果たせなかった。

    一方、瑠那はある日、幼少期にイエメンで体験したことを突然思い出し、自分を日本で養女にする手筈を整えた人物が濱滝医師であ

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    2023年11月25日
  • 高校事変

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    ネタバレ

    再読。やっぱり面白い。

    ヒロインがカッコいい。
    作者の知識に裏打ちされた、アクションが凄い。

    結衣の生きてる世界が人と違うのが、凄く自然に描写されていた。
    なんでこんなに自然なのか?
    結衣が人と違うのは、死刑囚の子供だからでも、人殺しの技術があるからでもない。
    人殺しの技術を発揮する事に生きがいを見出している。
    彼女にとっては普通じゃないのが普通。
    その精神性にある。

    結衣が分かり合えるのは共闘するクラスメイトより、テロリストなのだ。

    結衣は自分の本性と、それに付き纏う困難や孤立を痛みを持って受け入れている。
    打算的でありながらも、それを自覚して傷ついている。

    この痛みがあるから、私

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    2023年11月16日
  • 高校事変 16

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    今回も言うまでもなく面白かった。武蔵小杉高校事変の優莉優衣を上回る杠葉瑠那の立ち回りにワクワクが止まりませんでした。伏線の張り方がすごい。最後の最後で回収したことで読み切った感が凄すぎる。平和な女子高生を過ごしてほしいと願いつつ、次の活躍が見たくてたまらない。

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    2023年11月12日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    ネタバレ

     何回エピソード0があるねん。わかりやすく言えば力士シールで記された回想がシリーズとしてのエピソード0、10巻で明かされるエメラルド密輸事件が探偵としてのエピソード0(シリーズとしてはエピソード0.5)、今作が万能鑑定士としてのエピソード0(シリーズとしてはエピソード0.75)といったところか。知識を深め、推理力を高めても探偵としてはそれで足りるかもしれないが鑑定士としてはまだ足りない。鑑定という職業にどのように向き合っていくべきか、それが明かされるのが今回の「0」というわけだ。まだ日本でメジャーになってないころのバンクシー、日本ゆかりの画家ゴッホ、国宝金印と鑑定への向き合い方を問う今作に申し

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    2023年11月01日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    ネタバレ

    七女登場。
    今までの優莉家とは違い、素直な子だった。
    結衣の凛香に対する姉妹関係とは違う感じが新鮮だった。
    凛香や瑠那との絡みも早くみたい。

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    2023年10月25日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 XI

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    ネタバレ

     兄弟子との戦い。緻密な計算の元で犯行に及ぶ相手にどう戦うか。モナリザの挫折、エピソード0.5を経て莉子が苦戦を強いられる、というより弱さが明確になった、という気がする。今までは失敗してもへこたれない冷静で前向きな性格と思えていた莉子だが、弱さをみせてくるようになった。それは悪いことではなく、小笠原、ひいては読者に心を開きつつあるということだろう。ファクシミリのやり方はなかなかに発想が面白い。短冊の筆跡が一致する理由は途中で何となくわかり、にんまりとできた。

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    2023年10月22日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IX

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    ネタバレ

    キューがつく話なだけに凝った話だった。おそらく世界で一番有名な絵画、モナリザ。モナリザの真贋を感受性で判断しろ、というのはなかなかに面白い訓練だと思う。複製技術の向上により、将来的に科学捜査が役に立たなくなる時代が来ると思う。そうなった時に頼れるのは感受性なんだろうなぁ。だって芸術だもん。今回初めて莉子が挫折する。まんまと騙された莉子を励ます存在が小笠原であり、そこには宿敵華蓮も絡んでいる。二人の関係性も大きく動いて今後が楽しみ。

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    2023年10月21日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VII

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     何とも緊張感のある話。女王が支配する女性雑誌に理不尽な編集長の要望に応え続ける第一秘書。努力で駆け上がってきた人間が遥か上の存在である莉子を前にしたときの態度はすごいと思った。酒が入っても決して当たることはなく、きちんと莉子を評価した。ああ、強い人だなぁと思うし、それ故に最後に報われてくれて本当によかった。最後に女王に向けた「アルベに姿に帰るだけ」というのは現在のトレンドになってるあの芸能関係の事件にも通じるところがあるように思った。

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    2023年10月20日
  • 高校事変 16

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    ネタバレ

    亜樹凪は懲りずに、EL累次体に所属してました。

    初めて結衣と瑠那が対面したのは読みどころがあった。やっぱり次女、年長者は強い。精神的な意味でも瑠那を圧倒していたのは凄かった。
    最後は結衣お姉ちゃんと呼んでいい?といった所は感動的でした。

    瑠那のやり方もどんどん結衣に似てきて呼んでいて面白かった。細菌兵器とか怖、、。

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    2023年10月20日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    あらま、優莉ファミリーまだまだ引き出したっぷりですね
    今回の伊桜里ちゃんはなかなかの純粋ちゃんのようで
    素直に結衣姉さんのゆうこと聞いたり、トレーニングに励む姿が
    なんとも微笑ましくて、古くはベスト・キッド、今回のこの件だとレオンかな?
    からいくつも描かれてきたトレーニングデイを思い起こさせてくれました
    あぁ〜、マチルダだわぁ〜って
    で、どういう展開?っておもったら、しっかり時事ネタぶち込まれて
    最後は、あんちゃん登場で、いよいよ優莉ファミリー物語ってなってきて、
    最後の伊桜里の宣言が・・・なんとも眩しすぎて・・・
    一気に、雰囲気が黒から白に変わった、高校事変シリーズなのでした。
    これからも楽

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    2023年10月15日
  • ヒトラーの試写室

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    実在したとしたらすごい。家族の絆、仲間の絆、プロとしての誇り、時代の翻弄される技術者、素敵な敏子さん、歴史上の人物の登場、いろんなものひっくるめて楽しめました。

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    2023年10月13日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

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    ネタバレ

     明日バイトが朝からあるにも関わらず夜の3時までこの本を読んだ。たまにこんな夜がある。この本は今読んでしまわなければダメだ、と思う夜がある。今回もそんな夜だった。今作のテーマは「変化」だと思う。喜屋武にとって特大の劣等生だった凛田莉子は万能鑑定士に変化していた。喜屋武の思い人は結婚し、家庭を持っていた。ヤニクの最愛の娘アンジェリークは極端な思想に傾倒してしまっていた。自分が思い描いていたイメージからいつの間にかかけ離れてしまっている。そんな残酷な現実をまざまざと突きつけられたように思う。今までも、そしてこれからもそういうことは往々にして起こるだろう。僕は小学校のときある友人2人とずっと幼馴染み

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    2023年10月13日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IV

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    ネタバレ

    クロスオーバー作品をこう使うやり方があったのかと感心した。最も疑われないゲストキャラか、なるほど。あまりにも条件に合致する人物が彼しかいなかったから推理できたがそうでなければ到底思い付かなかっただろう。逆にポスターの件は考えが及ばなかった。ナポレオンが少しでも頭をよぎればなぁ。

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    2023年10月13日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

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    ネタバレ

     彼女は泣かなかった。本当は最終回にでもやるような内容を第1話でやりやがった。とんでもない大事件、数多の推理小説の中でも類を見ないくらいの混沌を産み出した大事件の犯人は自分の恩師だった。最後の30ページ弱で明かされる驚愕の真相。気丈に振る舞いながらも最後には泣き崩れるのだと思ってた。でも泣かなかった。最後に笑みを浮かべられるようになるまでに彼女は成長したんだ。これだけの余韻を2巻にしてもたらせられるのは話の構成が上手いんだなぁ。天然無垢な高校時代、博覧強記となりながらも未熟さも残るような成人時代と描き、途中では挫折も描きながら、最後には泣かない彼女を描いた。本当にすごいよ。この話は。また1人、

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    2023年10月06日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 I

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    ネタバレ

     満を持して読み始めた万能鑑定士Qシリーズ。ぐいぐい読み進めていくつもりの軽めのミステリーのつもりだったがどうやらそうはいかないようだ。まだ前編だからという部分も多いが謎がとにかく魅力的。力士シールの謎、怪しげな輸送会社、そして荒廃した未来。第一作を飾るに相応しいスケールの事件が飛び込んできた。それに、凛田莉子の過去、エピソード0ともいえる話を同時進行で進めていくというのも面白い。名探偵としての莉子とコーデリア・グレイを思わせる一途さ100%の莉子を同時に読み進めていけるのが面白い。彼女の過去から現在までの変化もどのように下巻で描かれるのか、注目したい。

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    2023年10月05日