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Posted by ブクログ
言葉が出ない...
2年前に戦争が始まって、テレビでその光景を観た時は恐怖でしか無かった。
今でも北朝鮮が弾道ミサイルを発射する度、TV速報やニュースアプリの通知が届くと恐怖心は芽生えるけれど「今更、何ができるんだろう」と他人事のように思っている自分もいる。
これが日本で起こったら...
琉唯たちのように生きるために逃げ惑うことが出来るんだろうか?
恐怖心だけは芽生えるけれど、じゃあどうすればいいのか?全く検討が付かない。
完全に平和ボケだ...
でも大好きな作家さんが作品として取り上げてくれたことに感謝したい。日本の女子高生目線で描かれたことで印象に強く残り、まだまだ戦争は続いていること、自分ならどうするかを考えさせられる1冊になった。
Posted by ブクログ
松岡圭祐『ウクライナにいたら戦争が始まった』角川文庫。
日本人女子高生の凄絶な体験を描く実録的ノンフィクション風ノベル。
平和呆けした日本。自然災害への危機意識はある程度あるが、戦争への危機意識は相当低い。日本が米国の庇護下にある以上はいつ何時、ロシア、中国に攻撃を受けるか解らないし、北朝鮮のミサイルによる攻撃も油断出来ない。米国ですら自国の国益のためなら日本を見限り、再び武力支配に転じる可能性がある。
本作はそんな平和呆けした日本を嘲笑うかのように、日本の女子高生がウクライナに滞在中にロシアの軍事侵攻に巻き込まれるという恐ろしい物語である。
ロシアのプーチンがウクライナが自国の一部であると主張し、軍事侵攻を始めて2年になる。余りある国土を持ちながら、ナンセンスな理論をかざし、非人道的な軍事侵攻を続けるプーチンは気が狂っているとしか思えない。一方で米国や欧州、日本をはじめとする各国から支援を集め、ロシアに抵抗するウクライナのゼレンスキーの行動も如何なものだろう。極端な言い方になるが、ゼレンスキーが物乞い戦争を継続しているせいで、世界を二分させ、対立を深めているようにも思える。
コロナ禍の渦中、ウクライナに単身赴任中の電力会社社員の父親と3ヶ月間、現地で過ごすために、女子高生の瀬里琉唯は母親と妹の3人でウクライナに入国する。ウクライナに到着して直ぐに父親と母親が口論を始め、初めてのウクライナに大きな不安を抱く琉唯だったが、次第にキエフ郊外にある外国人学校にも慣れて来る。
ある日、ロシアによるウクライナ侵攻が近いというニュースが流れ、一家は慌ただしく帰国の準備を始める。しかし、4人分の航空券を手に入れ、何とか空港に到着した琉唯たちだったが、妹の梨央奈がコロナの陽性と判定され、やむなくブチャの自宅に引き返す。
自宅に籠もるうちに状況は次第に悪化し、日本大使館とも連絡が取れず、ネットは寸断され、唯一の情報源であるテレビ放送も停止してしまう。そんな中、ロシア軍による攻撃が突如として始まり、琉唯と梨央奈は逃げ惑ううちに両親と逸れてしまう。
本体価格800円
★★★★
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