松岡圭祐のレビュー一覧

  • 高校事変 XII

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    優莉結衣。
    実写化するならどんな女優さんが良いだろう?
    とても魅力的な人物です。
    今まで登場した沢山の人たちが
    再登場してとても面白かった。

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    2022年08月03日
  • 特等添乗員αの難事件III

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    ネタバレ

    特等添乗員シリーズ第3弾。
    今までは浅倉家中心で進んで物語が展開されていたが、今回は壱条家のスキャンダルを中心としたストーリーとなっている。
    今回は真実のつかみづらいスキャンダルという、センセーショナルな部分で20年以上前のためロジカル・シンキングよりも相手の意表を突くことが出来るラテラル・シンキングを駆使していくところがとても納得感があった。
    事件のトリックは本当に単純なものばかりで、逆になぜ気がつかなかったのだろうかというようなものばかりであった。そして、それでもたどり着けない真実に真っ向から立ち向かい、相手の自爆を誘うというやり方は万能鑑定士シリーズでは見られなかった展開でとても爽快でし

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    2022年08月27日
  • 特等添乗員αの難事件 II

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    ネタバレ

    特等添乗員シリーズの第二弾。
    ラテラル・シンキングの才能を開花させた浅倉絢奈の才能がそれを使いこなすまでの物語。
    自分の姉・乃愛との関係性、那沖との恋の行方などの人間関係の再構築やまだ感覚的にしか出来なかったラテラルシンキングの才能を発展させていくというプロセスを描いていて姉妹作の万能鑑定士シリーズとはまた違った印象を受けた。乃愛が今まで軽蔑していた絢奈がラテラルシンキングで解決していくところを目の当たりにしたり那沖の言葉により絢奈に対する価値観を改めていき、2人の関係を認めていくところがとても面白かった。
    那沖の市民感覚のズレや不器用な思いにヤキモキさせられたが、マカオで絢奈を信じて送り出し

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    2022年07月30日
  • 高校事変 XI

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    なかなか結衣が登場しなくて
    とても待ち遠しく感じた。

    凛香へ結衣が行った言葉

    「あんたはまだ何者でもない。
    人生がこうだなんてきめないでよ。
    お父さんとはちがう。兄貴とも。
    母親のツラの皮を被っただけの、あの女とも。」

    生まれ落ちた場所で、すでに負け組で、
    人生を悲観して未成年時代を過ごした。

    この言葉を読んだら
    そこから頑張って這い上がるすべを
    教えてもらえた気がした。

    終わり方が早くⅫが読みたいって思えた。

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    2022年07月29日
  • 高校事変 XII

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    ネタバレ

    結衣の高校事変が終わった。そして、おれの高校事変も終わった。結衣がだんだん人らしくなってきて、強くも成長するけど心が成長したなーと思う。
    妹との関係性も良くなったし、卒業式のシーンは本当に良かった。

    長男との戦いはさすがに長期戦。
    諦めない結衣の粘り勝ちだな。

    ちょうど安倍さんが銃撃された後に読んだから、少し複雑な気持ちもあった。八幡総理は完全に安倍さんやしな。

    あー、楽しかったなー!

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    2022年07月27日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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     日本小説家協会の懇親会会場で大規模火災が発生した。生存者はわずか2名。現場に放火の痕跡が残っており、大御所作家を狙った犯行説が持ち上がる。ネット上では「疑惑の業界人」の一覧なるサイトが立ち上がり、その中に李奈の名前もあり…

    「万能鑑定士Q」の莉子が登場でかなりテンション上がりました。小笠原が出ないのは残念でしたが、かなり出世したみたいで驚きました。白金に住んでるとは!Qのラストの桜は莉子顔負けな感じの鑑定眼でしたが、今は何だか大人しくなってしまいましたね。

     ベストセラー作家の櫻木沙友理が莉子と知り合いだったのも意外でした。そして、緩々のセキュリティ会社とクリーニング会社にはゾッとしまし

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    2022年07月26日
  • 黄砂の籠城(下)

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    ネタバレ

    柴五郎と櫻井伍長は終始格好良く、ロシア軍ラヴロフとの友情や開放後の吉崎のユーモアも良い。日本軍は終始英雄的で、百田尚樹もビックリなほど日本人として誇らしい描かれ方だ。一方、中国とは距離を置きたくなるし、米英の無礼さと腹芸も唾棄したくなる。今もそんな国民性の片鱗が報じられているから。
    他、2ヶ月もの籠城の食糧難の怖さの描写も上手い。
    ところでナフカへの報酬である清の札束、おそらく軍に没収されただろうから後で奪い返す算段だったかもしれないが、もし全部焼却処分してたら密偵を止めるか炙り出すかできたのではないか。

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    2022年07月18日
  • 千里眼 The Start

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    元々蒼い瞳の深キョンの表紙ジャケ買いから始まったが、元自衛隊の臨床心理士という設定含めて面白い。話が進むにつれて現実離れしていくところはあるが、それも小説ということで面白かったです。

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    2022年07月16日
  • 千里眼 完全版 クラシックシリーズ1

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    千里眼シリーズの1作目。THE Startの方から読んでクラシックシリーズを読み始めたが、そもそものストーリー、友里との確執の始まりなど非常に面白く高校時代にお世話になった本。

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    2022年07月16日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

    ネタバレ 購入済み

    よかった

    もちろん推理のストーリーも面白かったんだけど、個人的には莉子さんと悠斗さんの恋の行方が一番気になってたな。結局登場人物警察を除いて(笑)みんないい人ばっかり。暖かな気持ちに包まれました。

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    2022年07月16日
  • 出身成分

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    「出身成分」
    タイトルだけ見るとなんだかいやーな印象を受けるが、内容はとても興味深いものだった。なんが真実なのか分からないが、日本から飛行機で3時間ぐらいで行けそうなところに、こんな世界が存在すると考えると本当に怖いことだなと思う。
    最後に少しだけ救われた感じがしたが。同時に途方もなく切なくなった。

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    2022年07月16日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    今回は大規模火災事件を解決する話で、手がかりや証言から李奈が解決に導く様子は見事。動機は現代社会に対する警鐘のように思えた。

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    2022年07月09日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

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    ネタバレ

    太宰と芥川についての対談から始まる物語。この2人小説家を分析していた教授岩崎に盗作疑惑が浮上し、その真意を新人作家杉浦李奈が取材していくストーリー。作家は素晴らしい文章をみると自分の作品として世に出したいとう欲求から逃れることができず魔が刺してしまう。その結果過去の盗作が関係者にバレて岩崎は殺される事になる。最後の結末も気になる小説の続きがわかりスッキリし読みやすかった。

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    2022年07月06日
  • 探偵の探偵IV

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    シリーズ全巻読みました。ここまでやるかってくらい暴れまくるから返ってスッキリした。脳内再生が止まらない。

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    2022年07月05日
  • 出身成分

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    タイトルが実在する用語だとは。単に彼の国を批判するのは簡単だが、翻って我が国はどうなのか。どの国も同じ、と言えなくもないのではないか。マスコミが報じない事は多いだろう。目に見えるモノが世界の全てではないと思わされた。

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    2022年07月05日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    いつもながら面白かった。有名作家がこぞって事故で亡くなるという大事件からの物語でしたが、本当にありそうな事件かも…ライバルっぽかった櫻木との友情が描かれるのも心温まる。

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    2022年07月02日
  • 高校事変

    ネタバレ 購入済み

    ハラハラ、ドキドキ

    久しぶりに松岡圭祐さんの小説を読みました。
    相変わらず主人公がカッコいい!に、しても頭の回転が早すぎて…
    彼女のバックグラウンドが切なすぎるけど、いつか幸せになるといいな。
    ここ最近のニュースになんだか内容がシンクロしているような…それも切ないです。

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    2022年07月15日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    ネタバレ

     中堅出版が大々的に売り出した新人作家・REN。中高生を中心に次々とベストセラーとなるが、その既刊にパクリ疑惑が持ち上がり、売上は失速。そのパクリの中に李奈の全く売れなかったミステリー小説もあり、頭を悩ませた。そんな中、「シンデレラの原典を探れ」と言う不可解なメールが届く。李奈の周りに危害を加えると脅迫され、そのルーツを探る事に…

     前から李奈の読書のトリビアは凄いと思ってましたが、今回は過去一凄い知識量で脱帽でした。
     シンデレラのルーツがそこまで多い事も知らなかったです。
     そして、メールの脅迫者は誰なのか?
     全てが解決した時は爽快でした。シンデレラのルーツをずっと言い続けていた八重子

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    2022年06月16日
  • 黄砂の籠城(下)

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    実際の事件がベースの冒険活劇。
    非常にテンポが良く、歴史上の人物も、敵も味方もとにかくものすごく存在感を示しながら動き回る。
    映画にしたら良いと思うが、難しいだろう。

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    2022年06月14日
  • 黄砂の籠城(上)

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    柴五郎がかっこいい。
    世界史の中における日本の、その関わり方の規範というか何というか。
    こう誠実に屹立しうる誇りが、あのころあった。
    その精神的支柱にいたのが会津人で、凄惨な戊辰戦争の生き残りの子だった彼だと思うと、とても嬉しくなる。

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    2022年06月14日