松岡圭祐のレビュー一覧

  • 出身成分

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    タイトルが実在する用語だとは。単に彼の国を批判するのは簡単だが、翻って我が国はどうなのか。どの国も同じ、と言えなくもないのではないか。マスコミが報じない事は多いだろう。目に見えるモノが世界の全てではないと思わされた。

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    2022年07月05日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    いつもながら面白かった。有名作家がこぞって事故で亡くなるという大事件からの物語でしたが、本当にありそうな事件かも…ライバルっぽかった櫻木との友情が描かれるのも心温まる。

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    2022年07月02日
  • 高校事変

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    ハラハラ、ドキドキ

    久しぶりに松岡圭祐さんの小説を読みました。
    相変わらず主人公がカッコいい!に、しても頭の回転が早すぎて…
    彼女のバックグラウンドが切なすぎるけど、いつか幸せになるといいな。
    ここ最近のニュースになんだか内容がシンクロしているような…それも切ないです。

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    2022年07月15日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    ネタバレ

     中堅出版が大々的に売り出した新人作家・REN。中高生を中心に次々とベストセラーとなるが、その既刊にパクリ疑惑が持ち上がり、売上は失速。そのパクリの中に李奈の全く売れなかったミステリー小説もあり、頭を悩ませた。そんな中、「シンデレラの原典を探れ」と言う不可解なメールが届く。李奈の周りに危害を加えると脅迫され、そのルーツを探る事に…

     前から李奈の読書のトリビアは凄いと思ってましたが、今回は過去一凄い知識量で脱帽でした。
     シンデレラのルーツがそこまで多い事も知らなかったです。
     そして、メールの脅迫者は誰なのか?
     全てが解決した時は爽快でした。シンデレラのルーツをずっと言い続けていた八重子

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    2022年06月16日
  • 黄砂の籠城(下)

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    実際の事件がベースの冒険活劇。
    非常にテンポが良く、歴史上の人物も、敵も味方もとにかくものすごく存在感を示しながら動き回る。
    映画にしたら良いと思うが、難しいだろう。

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    2022年06月14日
  • 黄砂の籠城(上)

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    柴五郎がかっこいい。
    世界史の中における日本の、その関わり方の規範というか何というか。
    こう誠実に屹立しうる誇りが、あのころあった。
    その精神的支柱にいたのが会津人で、凄惨な戊辰戦争の生き残りの子だった彼だと思うと、とても嬉しくなる。

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    2022年06月14日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 III

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    ネタバレ

    推理劇シリーズ第3弾。
    雨宮華蓮の弟子とも言える存在が、罪を償うことが出来るという謎のツアーに参加させられた、贋作者・錦織のツアーの軌跡とそれを追いかける莉子・恵玲梨の2人からストーリーが展開される。錦織が贋作者であるにもかかわらず、人の良さというか、純粋な所がとても愛らしく感じられ、それが莉子が彼を見逃したのかと思いました。
    ストーリーの肝であるトリックが本当に凄かった。粘土を使った作品を作らせたと思ったらその理由が希少な隕石をアメリカに輸入させるというものなのがとても意外だった。そしてそれを裏で手引きしていたのが「コピア」という存在で、どんどんと物語の核心に近づいているところが次の巻も読み

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    2022年06月11日
  • 探偵の鑑定II

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    遂に終わりや〜!一気読み!
    続々と他のシリーズのヒロインも登場!
    今までより、更に強化されたら、解決するという話もあるが…
    しかし、松岡さん、ヒロイン多過ぎて…全て制覇はムリ…

    舞台は、暴力の世界が中心やったんで、「探偵の探偵」の世界観がメインやったかな。
    暴力団に拉致されて、それをスマ・リサーチ主導で救出というより暴力団破壊?って感じ。
    最後は、ドンパチしまくりで、スカッとしたけど、こんな事が有り得るかは分からない…
    ヒロインらの今後は、匂わせてるけど、スマ・リサーチ社長の須磨さんと桐嶋さんはどうなったん?刑務所?

    それぞれ、平和な暴力のない世界で生きて行って下さい〜!


    でも、「あと

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    2022年06月11日
  • 黄砂の籠城【無料試し読み版】

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    考えさせられる内容

    中国という異国の地で、日本人がどんなに勇気を奮って活動できるかを表現した一部フィクション作品といえます。異なる文化や思想概念との対立を乗り越えて、総合的に考えられる人種として誇りを持ち、生きていこうとする勇気が湧いてきます。

    #シュール #深い #切ない

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    2022年06月01日
  • 高校事変 XII

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    前巻を読んでから、半年ほどのブランクがあったので、前巻の続き物であった事を思い出すのに戸惑ったが、後はほとんど一気読みであった。

    ようやく、本当に「最後の物語」で、普通の女子高生になれました・・・ってことかな。

    松岡さんのヒロインアクション物の集大成版でもあるので、これで新しいヒロインアクション物は打ち止めか?

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    2022年05月26日
  • 高校事変 XII

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    大スケールハラハラドキドキ

    最後まで飽きることなく壮大なスケールで描かれ、ついに最終巻。最後は普通の女子高生に戻ると予想していたとおりになってほっとした。次から次へと繰り出すアクションが目に浮かんでくる迫力感がスゴイ。全巻購入して読んできたが、いつか記憶が曖昧になった頃にもう一度最初から読み返してみたいと思う。

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    2022年05月08日
  • 万能鑑定士Qの短編集II

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    ネタバレ

    万能鑑定士シリーズの短編集第二弾。
    今回も面白かったです。今回の肝である雨森華蓮の出所回で、華蓮の人間性がよくわかる回で初登場した時とは比べものにならない人助けをするという所がとても驚きました。莉子が正攻法で人助けを行うのならば、華蓮は蛇の道は蛇のような形で人助けを行うこの対比が面白いと思いました。
    そして最後の話は小笠原と莉子の関係が一段と進展していくので、一番このシリーズの中でキュンキュンさせられました。高級店よりも、そこにある幸せを感じ取った2人がとても尊いと思いました。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    凜田

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    2022年05月03日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    このシリーズは変わらず面白いです。シンデレラの謎と、新人作家のパクリ騒動を絡めている巧みさが面白かった。

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    2022年05月01日
  • 小説家になって億を稼ごう(新潮新書)

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    異業種お仕事体験ができたと錯覚するくらい小説家のお仕事のリアルを感じられました。こんなに職業に対して詳細な書籍は見たことない。色んな職業の人がこういった本を書いてくれたら…と思うけれど、文章も文体も素敵で読みやすく、わくわくした気持ちにさせてくれるのは小説家さんだからこそか。

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    2022年04月28日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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     彗星の如く現れた期待の新人・櫻木沙友理の出す本は全て100万部超えで、一躍時の人となる。その櫻木を発掘した出版社が新人作家を募集すると知り、李奈は友人の優佳と共に選考に参加する。見事審査を受かった二人は、瀬戸内海にある離島に招かれた。そこはかの有名な海外ミステリーの舞台の様な絶海の孤島で…

     今回のテーマは「クローズドサークル」。
     名前の通り、絶海の孤島で起こる殺人事件。そして櫻木からの不可解な課題。スマホも使えない、そして襲われるかもしれない恐怖。これらがハラハラしっぱなしでしたが、二転三転と変わる展開が予想もしないもので、シリーズの中で一番面白かったです。

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    2022年04月10日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 XI

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    ネタバレ

    万能鑑定士シリーズの第11弾。
    やっぱ面白い!瀬戸内陸の弟子である水無施瞬が同じ思考法を持つ凜田莉子と対決する物語。トリックは最序盤で暴かれるもののその後も、水無施が仕掛ける罠を解いていくところがとても面白かった。まさか共犯が途中で出てきた櫂だとは思わずびっくりした。やはり同じ師匠が同じだと思考法が似るんだなぁと思いつつ信念を誤った行動で移している所が莉子との対比になっているなぁと感じました。

    莉子の小笠原に対する感情の変化や小笠原の莉子に対する思いの考え方が変化してきているところが面白かった。デートやおつきあいという言葉にいちいち反応する莉子が新鮮でカワイイ(笑)。そして、最後のシーンの水

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    2022年04月09日
  • 高校事変 IV

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    自衛隊突入!

    話も終盤、ついに真の黒幕発覚です! まさかあの善人っぽい人がね。
    いよいよ自衛隊も高校へと突入し、一気にボルテージが上がります。主人公も裏側で活躍してカッコいい。
    犯人側の重火器で戦車や武装ヘリがバンバン破壊されていきます。一筋縄ではいかず、原作は一巻で終わるはずですが、まだ続きます。
    どうせなら原作一巻以降も漫画化して欲しいですな~。

    #アガる

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    2022年09月29日
  • 千里眼の復活

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    12年ぶりの復活とのこと。
    相変わらず面白い。
    いろんなシリーズがあるけど一番面白いしワクワクする。
    荒唐無稽と思うけど実際起きそうな気がするし。

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    2022年03月29日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    ホームズと、実在の伊藤博文とのかけあい、そして実際にあった事件でのホームズの活躍。

    言葉はわからずとも、類まれな推理力でホームズが日本と溶け合っていくような感覚がとても面白かった。
    伊藤家との触れ合いの中で、ホームズの思考が変化していくのも興味深い。
    その流れも不自然ではなく、しっかりとした潮流の中にあったと思うし、全体的に「家族」というものが理念的にあったように思う。

    そして、日本がの劇的な変化と建設を背景に繰り広げられる、ホームズの推理と博文の行動力。
    テンポや展開も非常に読みやすかった。
    2人がしっかり相棒のように噛み合ったり、少々意見が食い違ったりと、物語が絵になって浮かんでくるよ

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    2022年03月29日
  • 黄砂の籠城(下)

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    著者松岡圭祐の歴史書2冊目
    今回も作者の歴史観と知識の豊富さに感銘した
    今、ウクライナとロシアが全世界の最も重要な事だ
    この作品を読みながら、
    ウクライナが義和団事件の取り囲まれた北京在外公館区域、義和団がロシアとどうしても結びつけてしまう
    柴五郎中佐はウォロディミル・ゼレンスキー
    ウクライナの大統領
    プーチンは誰になるのだろう
    第三次世界大戦などということも言われ出している昨今、柴中佐早く出てきてくれとつい思ってしまう

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    2022年03月21日