河野裕のレビュー一覧

  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    星5では表現できないほど好きです!先の展開が読めなくて夢中で読みました。個人的にそこまでハマる登場人物はいないのですがとにかくお話が面白い!!ただ続刊で主人公の香屋歩を警戒しだす人達にそうでしょそうでしょ〜と謎の優越感が出るほどには好きになってました。近くの本屋さんが宣伝されてて出会えたことに感謝です。

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    2023年09月18日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    【ネタバレ無】【感想】
    ハラハラ!ワクワク!が持続して没頭!!
    輪廻転生のファンタジーでありながら現代を生きる様はリアル。

    神戸/姫路/城崎。
    舞台が身近で現実世界としても想像できる〜!

    巻き起こる思惑バトル。輪廻とのつながり。
    現代の出来事と輪廻の出来事を行き来して読者の頭も縦横無尽。
    好き!!

    日本神話も関連するので神社巡りが好きな方はよりなじみ深く感じられそう。
    とはいえ当然本書にはその知識がなくても楽しめるし、むしろ神話エピソード調べてみよっかな、と世界観に引き込まれる。
    それくらい登場する神様の性格も魅力的。

    世界観の設定=制約が序盤でさらっと潔く描写されるので、世界観を咀嚼

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    2023年09月09日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    「もしすべてを見通す神さまが名言集を作ったなら、その大半は白紙なんじゃないかと僕は思う」

    何を言うかではなく何を言わないのか。

    余計な一言を1番言いたくなるときに言わないのが大切なんだろうなきっと。

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    2023年08月26日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    捨てられた側ではなく、捨てた側の現実世界の話。お互いがお互いを捨てていたんだ
    「貴方は捨てたいんですか? それとも、拾いたいんですか?」

    人生で大事なのは足し算より引き算?

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    2023年08月24日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    「ヒーロー」の定義は人それぞれ。人の成長は獲得より破棄らしい。自分も「自分の不必要な部分」を捨てよ。
    今は3冊目に突入中

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    2023年08月24日
  • 愛されてんだと自覚しな

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     千年を越える神を巻き込む恋物語の設定だが、すでに終わった恋の話。

     とある男女の恋に、神が嫉妬し呪いをかけた。
     これから先、二人は転生を繰り返す。
     女は今までの記憶を持ったまま生まれ、男と出会うと記憶を失くす。
     男は、女と出会えば今までの記憶を取り戻す。
     
     そうして男と女はこの千年、出会っては別れを繰り返してきた。
     そして現世、神戸にて千年の記憶を持つ杏は、ルームメイトの盗み屋・祥子に、ある古書の盗みを依頼する。
     その書物「徒名草文通録」をめぐり、人と神との思惑が交差する。


     最初の「この物語は、始まっているどころか、すでに終わっているのかもしれない」の意味を読み違えてい

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    2023年06月19日
  • さよならの言い方なんて知らない。7(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    生きる意味とはなんなのか?
    生きる意味は過去ではなく、未来にある…
    生きる意味なんて、実はすごく身近にあるものでいいのではないか…
    全て自分の思い通りになる世界は決して満たされない…
    この考えを自分の頭の中に取り入れたいと思うけれど、なかなかスーっとは入ってくれないものだな。
    でも、とても大切なことを言っているということはわかるから、ゆっくり一文字一文字噛み締めて読みたくなるような話だった。

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    2023年06月09日
  • 猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1

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    河野裕さんの作品が大好きで、やっと読めた。
    やっぱりとても良かった。能力の種類はもちろん、その使い方も、面白かった。

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    2023年02月25日
  • 少年と少女と、 サクラダリセット6

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    誰かひとりが命を投げ出せば世界を救えるとして、そのひとりが死んでしまう必要なんて、なにもない。怖ければ逃げ出せばいい。(217ページ)
    .
    特別な力を否定して。
    悲しみを受け入れて。苦しみに耐えて。できないことは、できないと割り切って。限られたものから最良を探すのが、頭の良い方法なのかもしれないけれど。理性的で、優秀な人間のやり方なのかもしれないけれど。
    でも、本当に悲しいとき、それを受け入れるのが正解なのか。
    全部、諦めろというのが、正義なのか。
    たとえば能力で救われた人に、やっぱり間違いだったから、もう一度苦しめというのが正しいのか。
    (248ページ)

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    2023年01月26日
  • 片手の楽園 サクラダリセット5

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    苦手であることを、悪いことのように言わないで欲しい。苦手だという感情を、安易に踏みにじられたくない。(188ページ)
    .
    逃げるとか、誤魔化すとか、閉じこもるとか。
    人が必死に幸せになろうとする行為を、悪いことのように言うべきじゃない。
    弱い人間の戦い方を、頭から間違っているように、表現するべきではない。(217ページ)

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    2023年01月23日
  • 機械仕掛けの選択 サクラダリセット3

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    きっとこの世界の基盤には、不幸と、悲しみがある。重力によって地面に引き寄せられるように。あらゆる人は、生き物は、物体は、悲しみへと向かう力をいつだって受けている。だって、そうでなければなにかが死ぬ必要なんてない。なにかが壊れてしまう必要なんて、ひとつもない。(169ページ)
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    綺麗に笑えなくてもいい。それは、仕方がない。人の表情というのは、本質的に歪なものなのだと思う。感情によって歪んだ顔が、表情だ。(296ページ)

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    2023年01月14日
  • 魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2

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    すべての人の、すべての死は、きっとどこかに悲しみを含む。(91ページ)
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    なにも、求めていない。
    ただそこに、彼の意思があればいい。他に必要なものなんてひとつもありはしない。(100ページ)
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    私は、私の愛を確信したい。
    できるならそれを、確信してから死にたい。(162ページ)

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    2023年01月08日
  • 猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1

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    世界中のすべての断言には、嘘か、信仰か、感情が混じっている。(195ページ)
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    悲しみの感度が良好だということは、つまりそれだけ優しいということだ。人の優しさには、無条件で肯定されるだけの価値がある。(302ページ)

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    2023年01月04日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先

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    歴代のトップが現代のトップじゃない。文体は時代と共に変質している。半世紀前の人間に宛てたテキストをありがたがっている連中は、小説の本質を知らない。(146ページ)

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    2022年12月29日
  • さよならの言い方なんて知らない。7(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    言葉にならないエグさが今回多かった。
    食糧危機やAI等の発達による生きる意味の欠落といった現実世界でも起こり得るような内容だからこそ本能的な拒絶反応が現れるような場面もあった。

    この現実は「現実」ではなくAIによって演算された世界なら、という根底をひっくり返すような世界だったら、私はデータの一部でしかないとしたら、どう生きるだろうか。

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    2022年12月14日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    面白い。
    現実世界ではない?架見崎という世界でのお話。
    主人公のキャラも、その友達も、なんか出てくるキャラ全部がいい。
    絶対全部読む!

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    2022年11月30日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    どの文章も無駄な言葉がない。

    いや、無駄な言葉はあるのだけれど、どれひとつとして、その章の主人公の痛みに根ざしていない言葉はない。

    すべて痛々しくて、なのに楽しげでひたむきで、どうして彼らが「捨てられた」ものなのか、不思議でしかたなくなる。

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    2022年10月28日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    階段島の物語、完結編。

    階段を登るイレギュラーな存在、大地。
    わがままな魔女になると決め、これまでになくルールを破りながら、それでも優しい堀。
    大地のためにどこまでもどこまでも魔法を繰り返す真辺由宇と、それを寄り添って見つめる七草。

    読み進めていくと、失くしたものを思い出すような気分になる。
    今までのどの本より心に残る言葉が多い最終巻。

    「綺麗なものは綺麗なまま扱うのがいい。そうできないのは、子供じみたプライドでものの見方がひねくれているだけだよ」

    「私ひとりでみつけられるものよりも、きみとふたりでみつけたものの方に、価値があるに決まってる。だから、無敵だよ」

    「私の絶望は、きみがい

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    2022年06月26日
  • さよならの言い方なんて知らない。6(新潮文庫nex)

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    これを機に、1から読み直しました。最初に感じていた、登場人物への印象が変わっていることに気がつきました。
    私はやっぱりこの作品を愛している。

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    2022年06月12日
  • さよならの言い方なんて知らない。5(新潮文庫nex)

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    架見崎の外側の世界とそこでの課題、そして架見崎の目的がある程度開示された巻。
    今まで8月1日の少しの時間、質問の回答という形で開示されていたので、やや唐突感があるものの興味深い話だった。仮想世界ぐらいの推測は立っていたが、なるほど架見崎で生きる人間が『誰かの理想の人格を与えられたAI』というのはとても面白い。

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    2022年06月10日