河野裕のレビュー一覧
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階段島の物語、完結編。
階段を登るイレギュラーな存在、大地。
わがままな魔女になると決め、これまでになくルールを破りながら、それでも優しい堀。
大地のためにどこまでもどこまでも魔法を繰り返す真辺由宇と、それを寄り添って見つめる七草。
読み進めていくと、失くしたものを思い出すような気分になる。
今までのどの本より心に残る言葉が多い最終巻。
「綺麗なものは綺麗なまま扱うのがいい。そうできないのは、子供じみたプライドでものの見方がひねくれているだけだよ」
「私ひとりでみつけられるものよりも、きみとふたりでみつけたものの方に、価値があるに決まってる。だから、無敵だよ」
「私の絶望は、きみがい -
Posted by ブクログ
ネタバレ強者大集合!!という感じ。
人間関係や人の思いを上手く使った戦いでウォーターが1人勝ちする未来が見えそう。上手く友達を潜り込ませ、人の心を掌握し、仲間を増やす。それがウォーターの戦い。最後のエデンの市民の名を全員挙げて語るところは流石に鳥肌がたった。試しに数えてみたら本当に221人分名前がありそうだった。よくこれだけ作ったなと思う。でも、それまで「市民」としてしか認識してこなかった大勢がちゃんと1人の人間として架見崎に来ていたのだなと感じた。誰だって自分を見てくれるのは嬉しい。私だって市民だったら、名前を呼ばれたらついて行きたくなってしまう。さて、この先ウォーターに、パンに、ヘビに勝つにはどの -
ネタバレ 購入済み
文章が美しい
プロローグで引き込まれ、1章に行くと雰囲気が少し変わり短編4作が始まります。最初のプロローグの事など忘れた最後短編を締めてくれる終わりのプロローグ。文章もきれいだけど、話の作り方もきれいであっという間によめました。