君の名前の横顔

君の名前の横顔

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

夫を亡くし、小学生の息子・冬明を一人で育てるシングルマザーの愛。父親の死後、義母の愛と弟の冬明を見守りながらも、家族という関係に違和感を持つ大学生の楓。 「世界の一部を盗む」想像上の怪物・ジャバウォックを怖れ、学校に行きたがらない冬明に二人は寄り添おうとするが、「紫色の絵具がなくなったんだ。ジャバウォックが盗っちゃったんだよ」と冬明が告げた日から、現実が変容していく。 ジャバウォックの真実を知ったとき、あなたもきっと、その怪物を探し始める――。 家族とは、常識とは何かを問い直す、壮大でまったく新しい傑作小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    君の名前の横顔
  • タイトルID
    :
    1036882
  • ページ数
    :
    382ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年11月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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君の名前の横顔 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とてもよかった。ジャバウォック。とてつもなく邪悪なものを許せない自分をあきらめ切り捨てるのではなく、嫌いだと認めて生きていく。楓も冬明くんも愛さんもみんな素敵だった。冬秋くんの学校の担任の頭の固さにはむかついた。こういう教師は実際にいるんだろうな…胸が痛い。

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    ファンタジー要素もあるけれどファンタジーかと聞かれたらファンタジーではないと思う。家族愛と名前の物語だった。血のつながりを呪いのように感じているのはとてもわかる。家族という容れ物を薄っぺらく思いながらも縋る気持ちもわかる。河野先生のなにかを失う物語は切なく悲しいけどうつくしい。「正しさ」というものを信じられる。

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ



    常識とは何か。例え周りの人よりも何かが欠けていようとも、受け入れ新しいものを獲得していくことが大切なのかなと思った。

    0
    2022年04月18日

    Posted by ブクログ

    バールのようなもの、悪のインパクトがあるシーンは、とても表現力が豊かです。恨みに対する態度は、うまく処理されている。 私はこの作品の行間にある多くのものが好きでした。親が子供に与える期待を気にする人には、かなりお勧めの一冊です。

    0
    2022年03月05日

    Posted by ブクログ


    「刷り込まれた常識」が「正義」に化けるとき、世界から何かが喪失する

    奪われた大切なものを取り戻す兄弟を描くローファンタジー

    愛して壊したくないが故に、お互い慎重なスタンスを保とうとする彼らの純粋さが胸を打つ良作品です

    果たして本当にファンタジーと言い切れるのか?
    自分もロストして全く解らない側の人間かも知れない


    怪物(ジャバウォック)の定義が長い
    それ以外は推しです

    0
    2021年12月25日

    Posted by ブクログ

     小学生のころ、自分の考えていることが言葉にできなくて、無性に腹が立って悔しくて泣いた涙を、大人が違う意味に捉えて更に苦しくなる。
     そんな経験を思い出した。
     河野裕の小説は、小学生だったり、中学生高校生、大学生だった時の、かつて経験したもどかしい感情が言語化されていて、ふと懐かしくて心に痛い感情を思い出させる。

     
     小学校から帰ってきた息子が、クラスになじめないのか、時折頭痛がするといって早退すると、自分も会社を早退せざるを得なくなる。

    「ジャバウォックが絵の具を一本、取っていったんだ。」
    「その絵の具は、もともと12本入りだったでしょう」

     子どもは思い込んだ自分の作り上げた世界と現実との違いのどちらが正しいのかの判断がまだできないのだ。
     世の中にある現象についての語彙が足りないから、それを何なのかの説明がまだできない。
     いつか私にも息子の言っていることが一般的な用語になって理解できる日が来るはずだ。

    「今日もジャバウォックが絵の具を取って行っちゃった」
    「もともと、11本入りの絵の具セットだったでしょう」

     工務店の営業として働く三好愛には、息子の冬明がいる。
     冬明の話し相手になってくれる牧野楓は、もともとは再婚相手の連れ子だった。
     しかし五年前、その再婚相手が自殺したことから、それぞれ名字が戻ることになった。

     子どもにとって息苦しいこの世界を、大人が分ってくれないことは分かっている。
     その苦しさを忘れるために、ジャバウォックが世界からその概念を消し去ってしまえば、世界のだれもが忘れてしまう。
     ジャバウォックに悩む冬明は真面目に聞いてくれる楓に相談する。
     ちょうどそのころ、冬明はアリスに出会う。
     彼女はジャバウォックに名前を奪われて、この世界と捨てられたモノの世界を行き来しているという。

     
    「可能性を失い続けることこそが時間の本質といってよい」
     成長とは何だろう。
     自分ができる領域が広がる半面、本当はできた可能性を切り捨てるという両面を、成長という言葉は含有しているのではないか。

    0
    2022年07月17日

    Posted by ブクログ

    不思議な物語でどう評価して良いのだろうか迷う。

    登場人物のキャラクター、繊細な子や周りの先生方は実際にもいそう。

    0
    2022年03月25日

    Posted by ブクログ

    シングルマザーの愛さんと、自殺した旦那の連れ子で大学生の楓、「世界の一部を盗む」想像上の怪物・ジャバウォックを怖れ、学校に行きたがらない冬明くん、の家族のつながりのお話。

    リアルとファンタジーが交差するような物語。
    ジャバウォックが本当にいるという流れは、下手するとシラケてしまうのに、登場人物の心の動きが繊細に表現されていて、面白く読み進められた。
    ジャバウォックよりも、現実の人間の行動の方が恐ろしく描かれていたのが、バランスとれていたのかも。
    冬明くんの担任の先生、楓くんの実母、愛さんの会社の同僚、絶対関わりたくないわぁ。特に同僚の園田さん。最低最悪のタイプだけど、結構いるかもしれないと思えてしまうのが、また恐ろしい。

    0
    2022年03月17日

    Posted by ブクログ

    この本のファンタジー要素の部分で、少し現実味が薄れ、没入はしにくいと思った。

    でも、自分のアリスのイメージである不思議な感覚を、この本でも表現しているのだとすると、それもありなのかなぁと思う。

    0
    2022年02月18日

    Posted by ブクログ

    河野さんの好きな感じ満載だった。何かを失くした世界とか、少年の考え方とか。いい家族の話である反面、負のパワーが凄すぎて恐ろしい。

    0
    2022年02月12日

君の名前の横顔 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    君の名前の横顔
  • タイトルID
    :
    1036882
  • ページ数
    :
    382ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年11月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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