河野裕のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
文章が美しい
プロローグで引き込まれ、1章に行くと雰囲気が少し変わり短編4作が始まります。最初のプロローグの事など忘れた最後短編を締めてくれる終わりのプロローグ。文章もきれいだけど、話の作り方もきれいであっという間によめました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ戦闘シーンは本当に秀逸。個人的に「ダークハート」中のキドさんを見てみたい。
今回で架見崎の本当の姿に近づく。今までミクロにしかみてこなかった世界をマクロ的に俯瞰するきっかけとなった。
再読
今までの根底を覆すような設定の恐怖。ヘビの恐怖。なんだか、それまで行っていた命懸けの戦争さえ少し平和に見えるほどのメタな恐怖。生身の人間だと思っていたのに実はAIの一部だったと知った時の恐怖。冬間美咲は現実では死んでいないということには少し安堵した。だが、現実の300倍で時間が進むほど今まで見てた世界がこんなにちっぽけだったと知ると、そのマクロ的俯瞰にちょっとクラクラした。
私がアポリアを使ったら、アポリアで満足して仕舞えば現実の生なんてどうでも良くなって自殺してしまうかもしれない。それを防ぐための架見崎ならば、生命のイドラにどんな答えを出すのかは結構気になるところ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレオビに「だからどうか、本作まで読んでください」とある意味は、よく分かる。
だってそうでないと、架見崎が救われない。
人間が生み出した、人間を超えた楽園。
アポリアは、あらゆる幸せを叶えてくれる代わりに、人から生きる力を奪ってしまった。
どんな願いも叶い尽くしてしまった時、人は満足して自死を選んでしまう。
仮想の幸せは、現実から創造という営みを奪い去ってしまう。
ならばアポリアを抱えながら、人間が生きていくためには、一体何が必要なのか。
その答えを、物語に、虚構に求める所からスタートしたのが主題なのだろう。
私は、河野裕の描く世界が好きなんだと思う。
トーマにとっては、架見崎も、歩も、ウォーター&ビスケットの冒険も、同じ虚構でしかない。
けれど、彼女は本気で架見崎に向き合っているし、歩を信じているし、ウォーター&ビスケットの冒険に救われてきたんだと思う。
そんな物語は、きっと鼻で笑われてはいけない。
人間は人間を超えた過ちを生み出してしまう。
でも、人間だからこそ、ないものを信じられる。
そのことは奇跡を生み出す力になる。
悲しいけれど。腹が立つけれど。
ひとまず。ここまで辿り着けて良かった。
歩のテーゼと、トーマのアンチテーゼ。
さて、そこで期待したいのが秋穂です。楽しみ。 -
購入済み
今更レビューなんて、要らんだろ
タイトルの通り、今更である。既に評価が定まっている、良本である。イラストが欲しい方は、角川スニーカー文庫の方の合本版を選ばれた方が良いであろう。まあ、こっちの方が少し安いが。文章はおそらく、こっちの方が進歩してるのではないか?作者の手が入っているようなので。とは言え、基本的に内容は一緒のはずである、どちらでもそんなに心配せず購入して欲しい。(こっちは、基本的にイラストはありません)