河野裕のレビュー一覧

  • ベイビー、グッドモーニング(角川文庫)

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    直近で祖父が亡くなり、それを頭の片隅におきながら読んでいた

    元々看護師として働いていたため、患者さんが死を間際にしてどんなことを感じているのだろうと考えることがあった。もし、この本のように魂の循環があったり死神と話せたりしたら、祖父は何を話していただろう。

    形がなくなりこの世に存在しなくなってしまったが、自分の心には生き続けている。そして新しい命として循環している。

    どこかで見守ってくれてるといいな

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    2025年05月30日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    思ってたのとちがうぞ!!なにこれめちゃくちゃ切ねええええええええ(叫

    アズくんの愛が重すぎて窒息するかと思ったけどよかった。何がいいのか説明できないけど(語彙力)よかった。

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    2025年05月05日
  • 君の名前の横顔

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    面白かった。久しぶりに夢中になって読んでしまった。
    序盤に小さな違和感が仕込まれていて、徐々に実際の脅威として具現化していてく。その緊張感に満ちた過程がたまらなく面白い。家族の在り方や、現実世界の悪意に満ちた正義とか、いろいろと考えさせられる小説でもある。
    ジャンルとしてミステリーと言っていいのか、ファンタジーやSFと言っていいのかわからないけど、そんなことは関係なく傑作だと思う。河野裕の作品はいくつも読んでるけど、これが一番好きです。

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    2025年03月11日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ネタバレ

    ヴァンパイアが出てくるのでファンタジーではあるが、イギリスの17世紀の歴史とニュートンなどケンブリッジの学究や科学発展の側面が融合していて面白い。また主人公オスカーの美しい世界、学問への信仰が揺るぎないことに感動しました。ヴァンパイアのアズとの友情は、唯一無二の愛と言ってもいいでしょう。アズの孤独を思って涙が出ました。

    再読 

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    2025年02月11日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ネタバレ

    ヴァンパイアと数学者の話なので、この感想が適切かどうかは分からないんだけど、すごく言葉の定義が綺麗な話だった。
    怪物という言葉に未知という意味を重ねて、最終的に無知という意味も添えられて、読み終わる頃には「怪物を殺し尽くす存在」という序盤に出てくる言葉が違う意味になっていく過程を読んでいくのが素敵。
    終盤になるにつれてアズとオスカーの結末から目が離せなくなるし、最後の1ページまでじっくり噛みしめるように読んでた。面白かったです。

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    2025年01月28日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ファンタジーと化学。
    地に足のついた歴史的な部分とヴァンパイアという存在。
    そしてそれらを繋ぐ普遍的な知識欲、探究心、そして友情。
    アンビバレントな要素が上手く融合していて、面白かったです。

    感情的でない主人公達、だけど、どうしても突き止めたいことのある主人公達。その温度感も心地よかったです

    2025.1.26
    19

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    2025年01月26日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    結末に感動した!タイトル、キャラ名含めていろんな伏線回収が楽しめる。ヴァンパイアというファンタジー要素と、17世紀イギリスの史実が綺麗に融合している。ヴァンパイアと主人公の、寿命や種族を超えた熱い友情が素敵。

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    2025年01月25日
  • 君の名前の横顔

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    大人になったからこそ読みたいファンタジー作品。
    正義や常識が正しいとは限らないこと、負の感情も大事な気持ちであることに気付かされた。

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    2025年01月21日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    細かいルールから人物設定までありはじめ飲み込むのに苦労しましたが、それ以降は楽しくて仕方がなかったです。特に能力の設定や使い方が面白く読み終わるたびに、自分がプレイヤーになった気分で「アレはどうだろう、こうしてはどうだろう」と考えてしまっていました。また他の作品では能力の矛盾などがあり、あまり空想癖のある私では楽しめなかった部分も楽しむことができこの作品を気に入った理由でもあります。

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    2024年12月28日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    〈それは、アズ・テイルズのような未知ではなかった。ごく当たり前の物理現象に過ぎなかった。地球は丸く、落日とは地球の陰に太陽が隠れる現象だ。だが観測者の位置が変われば――たとえば急速に高度を上げれば、地球の陰に隠れた太陽がまたみえる。原理としては、塀の向こうを跳びあがって覗きみるのと変わらない。〉

     17世紀後半のイングランド、ケンブリッジ大学でアイザック・ニュートンに師事した数学を愛する若き学者のオスカー・ウェルズは、現王の反乱軍を鎮圧するために赴いた戦場にて、『怪物』に命を救われる。二者はやがて友情を深めていくが、オスカーは自身の知られざる秘密を知るとともに、時代の激流に飲み込まれていく。

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    2024年12月22日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    美しすぎる物語
    私は世界を司るルールよりも
    その美しさを表現する言葉の方が美しいなと感じた
    最初は感情移入できるか分からない雰囲気だったが、いつの間にか溢れてくる感情に戸惑った。
    突飛な展開があり想像のつかないストーリーと、タイトル、表紙からは想像できない哲学的愛の物語
    初めて読むジャンルの本だったが、改めて自分は読書が好きだと気付かされた
    またこんな本に出会いたい

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    2024年12月20日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ネタバレ

    河野裕作品は初でした。
    絶妙に史実を織り交ぜつつヴァンパイアというファンタジーの生き物と人間の友情の儚くて切なくてとても美しいお話でした。

    作中に出てくる「怪物というのは、無知につけられた名前なのだと思う。知らないことを、知ろうともしないまま、ただ恐れている言葉」という台詞は現実を生きる人達にも刺さるというか、言える言葉だよなぁと。無知であることの怖さというか…だからこそ知的好奇心が旺盛で知ることを幸せだと言えるオスカーはアズを最期まで"怪物"とは呼ばなかったしそう呼ぶことを拒んだし、オスカーの強さでもあったんだろうなぁ

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    2024年12月01日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    新潮文庫創刊10周年の記念カバーにて販売されていたので、手にとってみました。 学園物の推理小説と思いきや、ある若いカップルの純愛を描いた恋愛小説とも取れる内容でした。 自己を犠牲にしても相手の全てを守ろうとする主人公と、その気持ちに応えたいと思う不器用な彼女。 すごく爽やかで心温まるラストシーン。 続編がある様子なので機会があれば読んでみたいと思います。

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    2024年11月16日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ネタバレ

    終盤は、泣きそうだった。

    学問の未来のために命を差し出そうと決めたオスカー。
    「世界はこんなにも魅力的な未知で溢れているのに、どうして。どうして僕は、死ななければならないんだろう」

    この国の未来よりオスカーひとりを生かそうと決めたアズ。
    「私は、また救えないのか。」

    美しい未知に手を伸ばしたくて仕方がない人間への敬愛にあふれた物語だった。
    私たち人類は確かに、無数の今を越えて、遠い未来まで進み続けている。

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    2024年11月06日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ネタバレ

    17世紀イングランド。無血革命に繋がる時代、永遠を生きるヴァンパイアと、学者の青年オスカーの友情のお話。

    学問というものへの見方がかわる。
    すごく尊くて美しい物語だった。
    ヴァンパイアの名前が、もう素敵だ。アズ・テイルズ。
    特にエンディングが素晴らしく美しくて好き。
    オスカーとの約束通り、75年後のハレー彗星を確認するアズの姿が、自然と浮かび上がってくる。
    本当に綺麗な画が頭に浮かぶ。
    ハレー彗星の夜空を見上げながら、愛した友人と人間への賛美を語るヴァンパイアの結末、美しいの一言だった。

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    2024年11月05日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    学問の世界ってこういう未知の存在が介入していないと説明できないんじゃないかっていう発見が度々ある。帯にもあるが、科学小説でありファンタジー小説。珍しい組み合わせに感じるけれど、思えば学問はいつだって超常的な物事と隣合わせかもしれない。

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    2024年10月28日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ファンタジー作品だけれど、現実の世界にも続くようなところもあって…。
    とても不思議な感覚で一気に読めた。

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    2024年10月24日
  • 昨日星を探した言い訳

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    眩し過ぎて目を背けたくなるほど純度の高い青春物語に、少しのファンタジー要素。ふたつの掛け算が、現実社会にもある社会問題の気配や、中高生ならではの背伸びや真剣さを引き出していて、厚みがあった。

    でも大部分は、甘酸っぱいキラーワードたちにアワアワとなったり、二人の青春的盲目全力疾走に狼狽したりしながら、顔を覆った指の隙間から文字列を追うような気分で読み終えた笑
    疲れた。

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    2024年10月08日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    ついに第四弾!物語はかなり核心に近付いてきて、難しいけどやっぱりとても面白い!
    この人の文章と発想力好きすぎて速攻読み終えた
    天気を「空の青をそのまま絵の具にして「八月」と名前を付けたくなるような、隅々まで晴れ渡った日だった。」って表現するなんて天才じゃない?好きすぎる

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    2024年03月28日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    『さよならの言い方なんて知らない。2』の概要と感想になります。

    ネタバレの境界線が未だに分からない本シリーズですが、青崎有吾さんの裏染天馬シリーズ並みに飽きることなく読み終えました。
    本作はアクション映画の撮影現場に居合わせたかの如く、一つ一つの描写がイメージしやすく、そして何より鳥肌が立つような知略に興奮しました。早く次回作を読み進めたくなります。

    簡単な概要です。
    ※前作未読の方はご注意下さい。

    とんでもなく臆病な香屋歩(かや あゆむ)は前作で同級生のトーマと再会を果たし、トーマが架美崎という戦場の半分の領土を占める「平穏な国」に所属していることを知る。そして「平穏な国」と同等の権力

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    2023年12月15日