河野裕のレビュー一覧

  • ベイビー、グッドモーニング

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    オセロの最初の並び方と、心臓の4つの部屋と、4人の人間の命が佐伯ちゃんの妹や弟として生まれてくるということに感動しました。

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    2012年05月13日
  • ベイビー、グッドモーニング

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    死んだ人間の魂を集める死神の少女が出会った、4人の人間の物語。

    素直になれない少年。
    自分を殺す作品を出版し、その後本を書かなくなった作家。
    突然の事故で命を落とす予定となった青年。
    誇り高きクラウン、若しくは、誇り高きピエロ。

    彼らは死神に出会い、自身の死を知らされます。
    終わりが見えたからこそ見えてくるものもある。
    ただ一言いうのなら、彼らの死に様、そして生き様は、見事なものでした。

    そして、また、新しい物語が始まります。
    ベイビー、グッドモーニング。


    作者はサクラダ・リセットの河野裕。
    淡々としていながらどこか透明感のある文章は健在です。
    ぜひ多くの人に読んで欲しい作品ですね。

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    2012年09月23日
  • ベイビー、グッドモーニング

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    死神の少女とそれに出会った人々の様子を描いた連作短編が四編収録されています。

    死神と出会った人たちというのはすでに近いうちに死を迎えることが決まっていてそのため読後感は少し寂しいものになるのかなあ、などと思いながら読んでいったものの決して虚無的に終わるだけではなく、どの短編も心に温かいものを残していってくれます。

    どの話のメッセージもとてもまっすぐに感じられました。生と死というテーマながらも変に凝った方向にいかず一番綺麗なところでどの話も幕が閉められているなあ、と感じました。

    一番印象的だったのが『八月の雨が降らない場所』この話の主人公となるハラダの「ねずみ講」の考えがとても好きです。そしてラスト数行も綺麗に話を締めてくれました。

    ライトノベルといえば壮大なファンタジーやSF、またはコメディ要素の強い作品というイメージだったので、この作品の静かで少しシリアスな雰囲気は意外であるとともにとても好ましく感じました。

    ライトノベルという概念に囚われずいろんな人に読んでほしい一冊です。

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    2012年05月04日
  • ベイビー、グッドモーニング

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    4つの魂の話を収録した連作短編。
    基本的に話としては独立している感じだが、死神の少女(ユニクロの服着用)が看取る点他微妙に4つの作品が影響しあっているのがいい。

    どれも清々しいというか綺麗で心が洗われるいいお話。
    最後の「生」へもってくるところもいいね。

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    2012年05月01日
  • サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA

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    やはり物語の終わりは、楽しみでもあり、寂しくもある。ただ、「サクラダリセット」に出会えたことは、途方もなくありがたいことだった。


    よく似ている二人。ちょっとだけ違う二人。それぞれの結論には、正しいも間違っているもない。ただ、一つ違うことは、ケイの結論のほうが高い次元にあるということだ。弁証法的に管理しようとしたのだ。


    シリーズとして格好がいい。無駄なく、ブレずに、結末を向かえた。聖なる物語の結末を。読み返すごとにあちこちに散りばめられた物語のカギを見つけては楽しめる、素晴らしい作品でした。

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    2012年04月28日
  • サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN

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    2周目です。


    ここにもしっかり浦地が登場している。ただ2巻での浦地と関連性が少なく、気づけないのは憎い演出です。


    ついに相麻を複数の能力を駆使して「予定通り」蘇らせた。彼女は相麻菫なのか、違う存在なのか。この部分も最終巻にかかってくる。

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    2012年04月22日
  • サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA

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    彼らの能力やその根源となった想いというのは、欲望や願望と言うこともできるかもしれないけど、やはり祈りという言葉が一番しっくりきます。
    大切な人のために、ただひたすらに純粋に祈り続けられる彼らは、やはり物語の主役足り得る強さや魅力に満ち溢れています。

    なるべく濁りのないクリアな言葉を読者に届けようとする、初巻から一貫している作者の姿勢が非常に印象的で、
    この作者の一読者で本当によかった、と思わせてくれました。
    これからもできるだけ多くの言葉を私たちに語りかけて欲しいものです。

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    2012年04月18日
  • サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY

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    つい先日最終巻を読んで、やっぱりいいシリーズだったなぁと思い、2周目に入りました。


    初見では当然目につかなかった伏線が2周目では見えてきて、そういうところが2周目の面白さだと思います。

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    2012年04月16日
  • ベイビー、グッドモーニング

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    「四」 この数字は「死」を連想させる。そう、死神を。しかし、読みすすめるうちにもう一つ連想させられる。心臓は四つの部位でできている、即ち「生」を。そして生まれた物語に、命に、語りかける。「ベイビー、グッドモーニング。」

    「生と死」ではなく「死と生」を描いてるのだ、この作品は。しかしその「生」はなかなかやってこない。各編で魂を集め新しい魂を創ると死神は語るのに、私たちは気付かない。隠しているからだ。強い「死」のイメージによって。だからこそ最後にやってくる「生」に、より強く心を、魂を揺さぶられる。そして「生」で終わることは、私たちに未来をもたらしてくれる。それが、河野裕の作品の透明感なのだと思う。

    素晴らしい作品だった。サクラダリセットとあわせて、気持ちいい時間を過ごせた。これからweb小説の方も読もうと思う。また、次回作にも期待している。

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    2012年04月08日
  • サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA

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    前半は前の巻から続く、咲良田に能力を残すか消すかの話で、後半は相麻菫と春埼美空の物語って感じでしたね。
    いやー相麻ファンとしては、心からの幸せを願っていましたが、まあ落としどころとしては、こんなもんでしょうねー
    ま、でも一応全員救われたと見て良いのでしょう。

    本シリーズは女の子は確かに沢山出てくるけど、萌え方向なものは一切なくて、最後まである意味硬派なつくりで楽しめました。
    古いけれど、NHKでやってたSFドラマみたいな感じかな。
    作者様、本当にお疲れ様でした!

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    2012年04月02日
  • サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA

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    ネタバレ

    サクラダリセット最終巻。
    この本はライトノベルに、はまったキッカケでもあるので最終巻は読んでいて感慨深いものを感じた。
    この本を読んで感じたことは、当たり前のことなんだけど物語がページをめくるたびに終わりに近づいていくなと言う事だった。何を当たり前のことをと思う方もいるかもしれないけど、本当に一つ一つの要素を順番に拾っていき読んでいる途中に「これはここに来るわけだ」とか納得しながら読んだ。なんだかパズルのような作品だったなと思う。
    後書きにも書かれていたけど、この作品は現在のライトノベルの主流の要素をあまり取り入れていない。でもそれがこの作品のいいところを作っていると思う。少なくとも私は、今まで読んできたライトノベルの中でこの作品が一番好きだ。
    この作品らしい終わり方だったと思う。挿絵の入れ方も今までに無い感じでとても良かった。
    最後までこの作品を読めたことをうれしく思う

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    2012年03月31日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    ネタバレ

    咲良田市は市内限定で能力を発揮できる人のいる街です。
    能力と言ってもアニメにあるような具体性のあるものは少なく、
    1人が1つの能力に限られています。
    そうした能力に目覚めた人達が社会的に問題を起させないよう管理する局があり、
    その創設者の1人である魔女と呼ばれた女性の未来視により
    問題が起こるのを未然に防いでいました。
    主人公の高校生ケイは外から移ってきた絶対記憶能力を持ちます。
    彼のパートナーである美空と言う少女は特定時間をセーブし、
    3日以内であればリセットして過去に遡らせる能力を持っています。
    リセットすると皆リセットされた分の時間の記憶は失ってしまいます。
    だからケイの能力がリセットによる問題解決で効果を発揮します。

    そうした街にあって、管理局を創り、能力のある世界を維持する為に人身御供となった父親を見
    能力を不公平なものとして捉える管理局員の浦地という男が世界からの記憶消滅を目論みます。

    前巻までで中学時代に自殺した同級生の少女を生き返らせる事を目指して行動し、
    様々な能力を併せていく事で遂に生き返らせた少女も、
    人と会話を交わす事で未来を見られる能力の持ち主。
    実は再生に至り、浦地の目論みまでを少女・菫は想定しての自殺だった訳ですが、
    この巻で「サクラダリセット」と言うタイトルの意味が具体化されるのですね。
    てっきりリセット能力を持つ美空と、それを利用しながらも関係を深めていく
    ケイとの物語だと考えてきていただけに、ここでの展開の変化には正直言って脱帽しました。
    最初から普通の能力者の話とは雰囲気が異なるなとは感じておりました。
    基本淡々と物語が進み、能力の利用場面では特別華やかさのある演出をする訳でもなく、
    でありながらどことなく余韻を感じさせる物語と文筆には見るべきものがありますね。

    次巻でラストを迎えますが、とても味わい深い良い作品です。
    イラストを手掛ける椎名優氏もまた作品に彩りを添えていますね。
    「れじみる」「アカイロロマンス」「モーフィアスの教室」「偽りのドラグーン」等の
    イラストを手掛けておりますが、恐らくこの作品ほど氏の絵柄が
    シンクロした作品はないとすら感じます。

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    2012年03月18日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    物語が加速し、収束し、終わりに近づく。春埼との恋、相麻菫の計画、不可解な指示。 今までの全てが繋がってゆき、仲間と離され、一人立ち向かってゆくケイ。 そして、咲良田市誕生の秘密が明かされ、街にある変化が訪れる…。物語が大きく動き終わりへ向かってゆく第6巻。

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    2012年04月14日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    いよいよ、終わりに向かって話が進んできた。相変わらずの面白さ、会話の小気味いい感じ。次で最終巻というのがさみしい様な結末が楽しみな様な。とりあえず次も期待な作品

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    2012年01月08日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    春埼とケイの関係が少しずつ変わってきていて
    次がすごく楽しみになりました

    相変わらずすっきりした文章で読みやすかったですね

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    2011年12月21日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    ケイも相麻も己の意志を貫き通す強靭な精神の持ち主ですが、その強さゆえに自らも苦しんでしまうナイーブな面も持ち合わせています。
    そんな彼らの姿が哀しくもあり切なくもある一方で、なんと綺麗で美しく、優しいことでしょうか。

    キャラクターのセリフはもちろん、地の文からもにじみ出る透明感や優しさに心を打たれます。
    この優しい物語がどのような結末を迎えるか、次巻が待ち遠しいです。

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    2011年12月18日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    どこまで相手のことを想えば相麻のような行動がとれるのだろう。たとえ自分がどんな能力をもっていようとも、彼女ほど強く立ち回れないだろう。


    一度最終巻まで読んで、すぐに1巻から読み返して、それでもその強さに、その真っ直ぐさに涙を流さずにはいられなかった。

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    2012年04月27日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    ネタバレ

    6巻きた―――――!!!!!
    もう、サクラダ大好きすぎる!
    7巻完結なのであと少しで終わってしまうのがさみしいです……
    個人的には智樹が大好きです。
    ほんとにいいやつです智樹。
    愛を叫んで女の子が笑えば、宇宙がハッピーなんです!


    一番好きなシーンは、

    皆実ちゃん「ちょっとききたいことがあるんだけど」

    智樹「なんだ?好きな女の子のタイプについてか?」

    皆実ちゃん「いや違うけど……」

    智樹「胸が大きくて頭が良くてクールな年上さ」

    皆実ちゃん「おぉ、きいてもないのに言いきった。ストロングだね中野くん」

    だったりします。(セリフうろ覚え)

    智樹の好きなタイプの女の子村瀬さんっぽいなと思いました。


    サクラダリセットはほんとに綺麗だと思います。

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    2011年12月08日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    何故、この物語はこんなにも綺麗で、こんなにも優しいのか。
    言葉選び、物語のテーマ、自然や喧騒の描写に至るまで、あらゆる部分に透き通った優しさを感じる。この暖かさに満ちた物語があと1冊で終わってしまうということはとても残念だが、河野氏ならばきっと我々の想像を超えた優しい結末で物語を締めてくれると確信している。ほぼ誰にでも文句なしでオススメできる作品。

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    2011年12月07日
  • サクラダリセット6 BOY, GIRL and ──

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    ネタバレ

    あとがきに宣言されていましたが、本巻がラス前になります。
    なので、伏線の回収がなされていくのですが、とにかく相麻菫が切ない、、
    未来を見通せる能力を持ちながら、愛情を不器用な形でしか示せない相麻が哀しくて仕方ない。出来れば、彼女にも本当に未来のある終わり方を作者には示してもらいたい。

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    2011年12月06日