河野裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
──この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる──
ひまわりめろんさんがこのシリーズを読んでいて面白そう♪
と手に取った本です
ありがとうございます ♡‧₊˚
ところでグループSNEって何?
もちろん検索しましたよ
へぇ~!
全く知らなかったです( ̄ω ̄|||)
ちょっと不思議な世界〝階段島〟
この島にはおよそ二千人が暮らしている。
僕たちは平穏な日常を送っていて、そして、誰ひとりとして島を出ることはできない。
階段島とは、捨てられた人々の島…
なんとなく村上春樹の描く世界と似ているかな?
と思った。
でもね、めっちゃ青春!
ヒリヒリするよぉ₍₍ (̨̡⸝⸝´꒳` -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと不思議な世界が広がっていて、ちょっと中二病っぽい(?)主人公の言い回し。けどこのミステリの核心に迫るにつれどんどん引き込まれる感じ。
以下はネタバレになるけど、
"成長"の傍らには自分の中で捨てた自分がいる、ということ、これが今までは考えたこともない発想だった。
そして自分が恋する相手の捨てられた部分に出会ったとき、走り出してしまうまっすぐさはいかにも青春って感じ。
個性が、人と人の関わりの中で、または大人になっていく中で、そのままである尊さと丸くなっていく必要性。なにが正しくて間違ってるのか、ぐるぐると考えさせられた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいてまず感じたのは、景色の描写が相変わらず美しく、言葉が丁寧に扱われているということです。その世界観に自然と引き込まれます。
特に心に残ったのは、七草が時任さんに「魔女をやめた後は郵便配達をしてみては」と提案する場面です。放っておくこともできたのに、相手のこれからを考えてあげる七草の優しさに温かさを覚えたし、遠くから見守る魔女から、近くで寄り添う郵便配達へと繋げる発想も素敵だと思いました。
さらに印象的だった言葉が二つあります。一つ目は「優しい人は傷つけることを恐れて一歩目を踏み出せない」という言葉です。私はよく「優しい」と言われるが、そのせいで関係が深まらないこともあり、とても共感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025.5.25
タイトルが好きで一目惚れして買ったものの、結局あたためていた本。今思えば、刊行記念の掌編ついてたので当時買っていて正解でした。
そろそろ読むか〜!と引っ張り出してきたんですが、ペースが乗ってくると面白い面白い!
相手は想像通りだったけれど、最後の最後まで生まれ変わりの相手に騙されていたのでびっくり!
記憶をなくしても、この恋がすでに後日談だったとしても、杏が大きなこころで祥子を愛してるのが伝わってきて、読み終わった後もう一度最初から読み返してしまいました。
よくよく読み返すと、杏の方が最初に愛を交わした男が出家していて神事により近かったこと、愛したものが死にそう=祥子が落