河野裕のレビュー一覧

  • さよならの言い方なんて知らない。3(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    PORTと平穏な国連合による月生戦。
    世界の謎も小出しに明かされていく。ユーリイの能力は面白い。
    全体的に思うこととして、バトルシーンで登場人物が感情的になったり大声を出したりせずに、淡々と最適解を積み重ねながら勝敗が決するのが心地よい。
    あと、相変わらず次巻への引きとなるエピローグがうまい。

    生きる理由を死ぬ理由にしてはいらない、というセリフは心に残った。
    登場人物のウォーター&ビスケット愛がすごすぎてちょっと引いてしまう。

    0
    2025年10月07日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ──この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる──


    ひまわりめろんさんがこのシリーズを読んでいて面白そう♪
    と手に取った本です
    ありがとうございます ♡‧₊˚

    ところでグループSNEって何?
    もちろん検索しましたよ
    へぇ~!
    全く知らなかったです( ̄ω ̄|||)




    ちょっと不思議な世界〝階段島〟
    この島にはおよそ二千人が暮らしている。
    僕たちは平穏な日常を送っていて、そして、誰ひとりとして島を出ることはできない。
    階段島とは、捨てられた人々の島…


    なんとなく村上春樹の描く世界と似ているかな?
    と思った。
    でもね、めっちゃ青春!
    ヒリヒリするよぉ₍₍ (̨̡⸝⸝´꒳`

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    2025年09月23日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    胃能力バトルものの1巻。
    まだ世界観というかルールがつかみきれないが、面白そうな雰囲気は全編から出ている。
    さくっと読みやすいし、もう完結しているので最後までは追いかけたいと思えた。

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    2025年09月19日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    Twitterで読書系の垢で勧められていたので読んでみたんだけどとっても当たりだった!!
    綺麗で雪の結晶みたいに輝く透明感のある文章表現が私にはとっても好ましくて、文体が好きなのでシリーズも読んでみたい
    どこまでも真っ直ぐな真辺と、悲観的な七草。ナドさんめっちゃ好き

    ここは捨てられた人が来ると言う島、階段島。
    来た人はこの島に来た時の記憶がすっぽり無くなっている。
    失くしたものを見つけないとこの島からは出れないというが…
    階段島でそこそこ平穏に暮らしていた七草の前に、幼なじみの真辺が突然あらわれて…
    彼女を無事島の外まで出せるのか!

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    2025年09月11日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ずっと不思議な世界が広がっていて、ちょっと中二病っぽい(?)主人公の言い回し。けどこのミステリの核心に迫るにつれどんどん引き込まれる感じ。
    以下はネタバレになるけど、
    "成長"の傍らには自分の中で捨てた自分がいる、ということ、これが今までは考えたこともない発想だった。
    そして自分が恋する相手の捨てられた部分に出会ったとき、走り出してしまうまっすぐさはいかにも青春って感じ。
    個性が、人と人の関わりの中で、または大人になっていく中で、そのままである尊さと丸くなっていく必要性。なにが正しくて間違ってるのか、ぐるぐると考えさせられた。

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    2025年09月10日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    第5巻、他視点で、島と現実の両方で進む物語
    島の七草が消え、再び現れるまで

    時任の失敗が明かされ
    堀は魔法を手放す
    大地の問題は解決しない、2人はまだ子供だから
    そして、大地が本当に捨てたかったものとは?
    大人になるとは?

    時任の失敗と、大地の両親についてが物語の中心
    2組は再び魔法を使えることになるけれど・・・
    多数決の問題については、ちょっと引っかかりました

    0
    2025年09月09日
  • さよならの言い方なんて知らない。10(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    特殊能力が登場するファンタジーなデスゲームがこんな着地をするとは予想もつかなかった

    生きる意味やそこにおける物語の意味の一つの形が、メタ的な視点も取り入れながら提示された

    納得いかない結末だったらどうしようかと思ってヒヤリとしたけどそれすらも思惑にのせられていたようだ

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    2025年09月06日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    第4巻、七草と真辺の視点で描かれる、安達がやってきた島の物語
    読みはじめ、魔女または魔女を名乗る人物は少なくとも3人いるようだと分かります

    捨てられた人格だと言うのもありますが、真辺はかなり面倒くさい人間ですね
    この巻では、島と魔女のの核心部分が明かされました
    第2巻の、もやもやがスッキリしました

    この後も続くようですが、どうなるのかな?

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    2025年09月06日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    3巻目は、現実世界の話
    視点は再び、主人公のみです
    前2作より、ちょっと読みにくいです
    前作までとの時間軸が、ごちゃごちゃしているせいかな

    なるほど、魔女は1人ではないんですね
    2巻の違和感は、今後明かされるのかな

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    2025年09月06日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ヴァンパイアを数学で解き明かす、
    そんなことできるのかな……と読み進めてました。
    出てくるキャラクター達(実在の人物も含め)も
    魅力的で、アズ・テイルズが何を求めていたのか
    終盤でわかってくると、オスカーとの関係の
    尊さに泣きそうになりました。
    人々が学ぶこと、考えることの美しさ、
    私はとても好きな作品です。

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    2025年09月02日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    第2作、魔女の正体が明かされますが・・・
    いろいろと消化不良です
    この巻では、複数の視点で物語が展開します

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    2025年09月06日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    映像化された「青春ミステリ」ですが、なかなか面白かったです
    序盤は少々取っ付きにくかったですが、だんだん物語の行く末が気になりだし、あっという間に読んでしまいました

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    2025年08月31日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    読んでいてまず感じたのは、景色の描写が相変わらず美しく、言葉が丁寧に扱われているということです。その世界観に自然と引き込まれます。

    特に心に残ったのは、七草が時任さんに「魔女をやめた後は郵便配達をしてみては」と提案する場面です。放っておくこともできたのに、相手のこれからを考えてあげる七草の優しさに温かさを覚えたし、遠くから見守る魔女から、近くで寄り添う郵便配達へと繋げる発想も素敵だと思いました。

    さらに印象的だった言葉が二つあります。一つ目は「優しい人は傷つけることを恐れて一歩目を踏み出せない」という言葉です。私はよく「優しい」と言われるが、そのせいで関係が深まらないこともあり、とても共感

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    2025年08月19日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    感想を言うには難しいけど、終始穏やかな時間が過ぎていくような美しいストーリーだった。
    悲しいけれど、よかったな、みたいな。

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    2025年06月16日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    ネタバレ

    2025.5.25
    タイトルが好きで一目惚れして買ったものの、結局あたためていた本。今思えば、刊行記念の掌編ついてたので当時買っていて正解でした。
    そろそろ読むか〜!と引っ張り出してきたんですが、ペースが乗ってくると面白い面白い!
    相手は想像通りだったけれど、最後の最後まで生まれ変わりの相手に騙されていたのでびっくり!

    記憶をなくしても、この恋がすでに後日談だったとしても、杏が大きなこころで祥子を愛してるのが伝わってきて、読み終わった後もう一度最初から読み返してしまいました。
    よくよく読み返すと、杏の方が最初に愛を交わした男が出家していて神事により近かったこと、愛したものが死にそう=祥子が落

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    2025年05月25日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    かなり好きな作品
    白猫さんが好きだから、彼女が黒猫さんを想って必死になっていたり、焦っていたりする姿に揺すぶられた
    命なんてあってないような世界で、それでも死ねないそれぞれの姿がこの巻は特によく見えて好き

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    2025年05月09日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    これは思わず良い物語に出会えた。ヴァンパイアは出てくるけど、荒唐無稽なだけに非ず、史実をうまく絡めた科学、ひいては。。。とこれ以上はやめておくが、さまざまな悲哀がありつつ、それらが希望へとつながっていく多層的な構成が素晴らしい。ラストは少し甘めがすぎた感があるけど、それも許せてしまう良質な物語だった。

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    2025年04月13日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    ・インターネット通販が利用出来なくなった階段島。
    ・階段島に起こる七不思議。
    ・魔女の正体とは。

    第3話「ぼろぼろのヒーローをみて一体だれが笑えるというんだ」はすき!

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    2025年04月07日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    失くしたものは、何か。
    心を穿つ青春ミステリ。
    「階段島」シリーズ、開幕。

    やっと!理解したよ!妹よ!
    映画中に寝ちゃってほんとごめんね

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    2025年04月07日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    ネタバレ

    学者が領主のために命を懸ける姿に凄さを感じた。
    ヴァンパイアは飄々としていたけど、最後は主人公のことが好きだったのだろうな。
    私は科学のことは分からなかったけど、この時代は学者は研究だけに集中することは出来なかったのだなと、少し悲しさも知った。

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    2025年03月24日