河野裕のレビュー一覧

  • さよならの言い方なんて知らない。3(新潮文庫nex)

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     シリーズ三巻目。
     架見崎の二大勢力、PORTと平穏な国が手を組み、個人で最強の架見崎駅南改札前の月生に勝負を仕掛ける。

     この間、香屋は自分の能力Q&Aで架見崎の真相を調べていた。
     0番目のイドラとは「すべての生きる者たちの前に立つ偏見」だと、運営は答える。
     その真相に月生は最も近いところにいると、香屋は考えている。
     そのために、香屋は月生を守ることにする。


     段々と架見崎の真相が明かされてくるようで、いまだ全然謎のままの部分が多い。
     本巻で明かされるトーマの秘密。
     この世界で死ぬと元に戻る。
     死ぬとどうなるのか。
     八月がループする架見崎の先月とは何なのか。
     

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    2019年12月31日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    ちょっと小難しいが面白いので意外とすらすら読める。   
    とにかく先が気になる。結果が気になる。結末が気になる。   

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    2019年12月28日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    舞台である架見崎の街のほとんどを巻き込んだ大戦が始まる。戦いを嫌悪する主人公と相棒の、まさに知略を尽くした行動が面白い。気分的には将棋やチェス、あるいはポーカーのプロの試合を見ているような、理詰めの展開に惹かれる。

    だが主人公達も神ならぬ身。予見できないことは発生し、それにまた対応していく。そういった所に見える無情がまた物語を色濃くする。

    そんな中、ヒロインの一人・秋穂の心情、自分と仲間たちを対比して自らの役割を多少の哀しみと共に受け止めるさまが、得手不得手の結果とは言え、重くも共感する。

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    2019年11月25日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    別題、別出版社から出ていた作品の改題再出版で、前のも読んでいるから実質再読。ではあるけど、かなり改稿されたのか、2度目だからか、かなり読みやすくというか、作中におけるゲームのルールと展開が腑に落ちた。

    「架見崎」という異世界らしき廃墟の街で繰り広げられる、8月のループと異能力を使った領土戦争。運営者の目的は分からないままだが、主人公は自分の異能力を「ゲームのルール」の外に置くことで、それを探り、また生き延びようとしている。

    ゲームにおける最強のプレイヤーはルールを作る存在であることを考えさせられる。

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    2019年11月25日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    6巻にわたる群青シリーズが終わった。最後のエンディングに向かう部分は今までの要素が収斂されてきて良かった。
    ただ間の数巻は必要なかったと思う。同じことの繰り返しで冗長とも思われる部分も散見していた。

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    2019年11月24日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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     殺伐としたサクラダリセット、と呼ぶことにするよ。
     シリーズ二巻目、破壊された無人都市・架見崎の世界が現実の世界というプレイヤー同士の認識のずれを通じて提示され始める。
     
     八月の一か月での、能力バトル殺し合い陣地取り合戦を繰り返す(殺伐としたエンドレスエイトともいえる)。
     香屋と秋穂がこの世界に訪れた次のループで、戦いは最大勢力の三グループ、PORT・平穏な国・架見崎駅南改札の参戦という異常事態が勃発した。

     誰よりも臆病で、なるべく人が死なないように引き分けを狙う。
     香屋はこの世界で再会した旧友トーマも巻き込み、戦争の結末から逆算して手札を揃える。

     三つ巴の戦いの結末は。
     

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    2019年10月11日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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     二年前に失踪した友人。
     トーマからの最後のメールには、ようやく生きる意味が見つかりそうなんだよ、とメッセージと写真が添付されていた。
     そしてその二年後。
     高校二年生になった香屋歩、秋穂栞の元に招待状が届く。
     その招待状は、トーマのメールの写真に見せびらかすように映り込んでいたものだった。
     招待状には指定日と指定場所、その二日前に訪れた二人は突然にして架見崎へと送られる。
     ここは終わった世界。
     8月を繰り返し、いくつかに分かれたチームが領土をめぐって殺し合う。
     
     
     階段島終わって、新たに架見崎シリーズが始まりです
    (各巻初版には階段島からの手紙が同封されています)。
     サク

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    2019年10月04日
  • ブラックミステリーズ 12の黒い謎をめぐる219の質問

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    水平思考クイズに興味があるので、読んでみました。
    1つのお話ごとに推理パートと小説パートに分かれていて解説としてはわかりやすいのかなと思いました。
    水平思考クイズだから仕方ないのですが、それはあり得ないでしょと思ってしまった部分があったので☆4です。

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    2019年10月03日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    失礼な言い方だけど意外と面白かった。    
    元々共著だってこともあり、著者らしいところとらしくないところが混在して良い感じになっている気がする。     
    能力バトル的な感じだけどメインは戦略なあたりが著者らしくて良きかな。    
    そしてミステリーでもないのに仕掛けをしてくるあたりも著者らしい。     
    続きが気になるエピローグで続きが楽しみ。

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    2019年09月29日
  • 片手の楽園 サクラダリセット5

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    河野裕の片手の楽園を読みました。

    咲良田を舞台にしたSF、サクラダリセットの5冊目でした。
    夢の世界を実際の咲良田の町と同様に構成する超能力をもつ少女の夢の中が今回の物語の舞台でした。

    他の登場人物もその少女の近くで眠ることによりその世界で活動することが出来ます。
    浅井ケイと春﨑美空たちはある目的を持ってその世界に入っていきます。

    前作から登場する管理局の中枢にいる浦地と索引さんは咲良田の住人たちが持っている超能力全てを消すという活動を進めています。
    この活動がどのような結末になるのか楽しみです。

    浅井ケイの超能力が記憶を全て保持するというものであることに対し、浦地の能力が記憶を消すと

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    2019年09月17日
  • 機械仕掛けの選択 サクラダリセット3

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    河野裕の機械仕掛けの選択を読みました。

    咲良田を舞台にしたSF、サクラダリセットの3冊目でした。
    最大3日時間を戻すことが出来る春﨑美空とリセットを越えても記憶を保持できる浅井ケイとの物語です。

    あまり感情の起伏のない性格の春﨑ですが、公園で出会ったクラカワマリとの交流の中で少しずつ自分の感情を持つようになってきます。
    この物語の世界観は現実とは異なり、コンピューターの中で構成されている仮想現実の世界のようにも思えてきます。
    このシリーズの最後はどのような結末になるのか、楽しみです。

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    2019年09月10日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    河野裕のその白さえ嘘だとしてもを読みました。

    階段島を舞台にした物語の2冊目でした。
    主人公の七草、同級生の真辺由宇、佐々岡、学級委員長の水谷たちが、クリスマスの七不思議に翻弄されながら、クリスマスパーティの準備に走り回ります。

    登場人物たちはそれぞれ性格に欠けたところがあるのですが、それでも必死に行動していきます。
    七草はクリスマスのうちに、階段島を管理しているという魔女を探すことが出来るのでしょうか。

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    2019年08月21日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    真辺への信仰心の比喩を多用している場面が多すぎる。
    互いに尊い存在 ピストルスター として追い求め続ける二人の関係性に憧れた。

    どこまでも希望があるという絶望。
    この矛盾を何度も訴え続けている。

    それ理解してもなお、足を止めずに進み続けてく真辺、それを愛する七草。

    二人のどこまでも繋がり続け、信仰し続ける。

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    2019年08月04日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない

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    読書録「つれづれ北野坂探偵舎心理描写が足
    りてない」4

    著者 河野裕
    出版 角川文庫

    p298より引用
    “「物語が作り物でも、それを読む人間は現
    実にいるんだ。問題は君が、何を感じて、何
    を信じるかだよ。読者の感情に僅かでも影響
    を与えられるなら、フィクションにはリアル
    で具体的な意味がある」”

    目次より抜粋引用
    “本を探す幽霊の誤謬
     迷子のリドル
     心理描写が足りてない
     リリカルファイア”

     小説家と元編集者でカフェオーナーの探偵
    所長を主人公とした、短編連作ミステリ小説。
     カフェでお茶を飲みながら、男性二人の会
    話に耳を澄ます少女。二人は反対方向を向い
    て座ったまま、しかし決

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    2019年07月18日
  • さよならがまだ喉につかえていた サクラダリセット4

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    ネタバレ

    サクラダリセットのシリーズ第4弾。
    短編集。


    特別収録の「ホワイトパズル」はシリーズとは関係なく読める作品。この作品の透明感が好きです。

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    2019年06月22日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物

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    シリーズ完結。雨坂続が再び眠りについて2年が経った。二人の小説家は、自らが求める究極の小説家を目指し、ついにそれが何かを知る。雨坂続は最高の小説を書き上げる事ができるのか?そして再び戻ってこれるのか?“紫色の指先”の正体とは?そして、“紫色の指先”が作り出す世界とは?雨坂聡一郎はどう絡んでいるのか?このシリーズを読み始めた時は、ここまで深い話に発展するとは思わなかった。結局、謎のまま終わったものもあったけど、まぁ…それもいいかな。『なんて気持ち悪いのだろう。なんて病的なんだろう。なんて純粋なんだろう。』佐々波の思いが印象に残った。

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    2019年06月13日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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     階段島シリーズも本巻にて完結。

     これ読んでる同じ時期に、ちょうど涼宮ハルヒシリーズが文庫化してて、そっちも読み進めてるから、つい対比してしまう。

     真辺は一人で突っ走ってるハルヒなんだ。
     両人ともに自分の意志を貫き通してるけど、真辺は他人のあるべき姿を理想として突っ走って世界を変えようとする。
     変数が他人なわけで、絶対に理想の世界にはたどり着かない。

     七草は傍観者でありキョンなのだ。
     ただし、キョンは傍観してなすがままに流されているけど、七草は傍観しながらも真辺の否定すべきところはキッパリと否定している。

     シリーズは魔女だったり、家庭の事情のだったり、いろいろとテーマにな

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    2019年05月11日
  • さよならがまだ喉につかえていた サクラダリセット4

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    4作目にしてシリーズの外伝的な作品です。
    本編のストーリー展開とは関係ないけれど、特に印象深いキャラクターを深掘りしたという感じで興味深かった。
    最後の短編はなんだろう?今後の暗示かな。

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    2019年04月16日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    なんだか終わりに近づいてるなぁという感じ。というか、3巻以降、急展開が多い。少なからずちりばめられていた伏線や何かしらのアイテムが一気に回収されつつあるというか。ピストルスターがここまで引っ張られたりや逆上がりなど、伏線らしい伏線から、それも活かすのかというところまでいろいろ。

    それに伴って1巻を読んだときには語られないことが多すぎてよくわからなかったことが、やっとこわかってきた。

    信仰という言葉がでてきたのは2巻だったか、3巻だったか。それの対象がピストルスターであったわけだが、ピストルスターの意味させるところが、この作者のうまいところなんだろうな。もともと抽象的であったものをなんとなく

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    2019年03月30日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    階段島シリーズの1作目を初めて読んだときは、正直よくわからなかったけども、もう1度1作目を読み、続けて2作目を読んだときに、少しずつ面白さがわかってきた気がした。

    そんなわけで、3作目に至ったわけだけども、今回の作品はパラレルワールドの主人公が主役。というか、パラレルワールド自体が主役というべきか。どちらが表か裏か、魔女の思惑一つ。その上で現実世界のリアリティのなさは、おそらくあえてなんだろうなぁ。

    作者が「色」に意味を込めている理由はいろいろあるんだろうけども、その1つは2つの平行世界に色を固定させないことじゃないかと思う。一方の色が決まってしまえば、もう一方も自ずと色が見えてきてしまう

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    2019年03月29日