河野裕のレビュー一覧
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ネタバレ2020年の1冊目。
今もっとも刊行を待ちわびているシリーズです。
今巻では、架見崎最強のプレイヤーと目される月生さんにPORTと平穏な国が戦いを挑む、というなかなか大きなターニングポイントが描かれます。
月生さんが生存することを望む、歩がそれを目標にしたのだから、きっとそうなるだろうと思うのに。
それが「どんな形で」実現されるかは分からないから、やっぱりハラハラさせられるのです。
今回は、月生さんもトーマも歩もそれぞれに時間をカウントする描写が出てくる。
それは秒の時もあれば、分の時もあるわけですが、読んでいる側はそれとは違う時間軸を生きているはずなのに、焦らされる。
そして、数秒後の -
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シリーズ三巻目。
架見崎の二大勢力、PORTと平穏な国が手を組み、個人で最強の架見崎駅南改札前の月生に勝負を仕掛ける。
この間、香屋は自分の能力Q&Aで架見崎の真相を調べていた。
0番目のイドラとは「すべての生きる者たちの前に立つ偏見」だと、運営は答える。
その真相に月生は最も近いところにいると、香屋は考えている。
そのために、香屋は月生を守ることにする。
段々と架見崎の真相が明かされてくるようで、いまだ全然謎のままの部分が多い。
本巻で明かされるトーマの秘密。
この世界で死ぬと元に戻る。
死ぬとどうなるのか。
八月がループする架見崎の先月とは何なのか。
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殺伐としたサクラダリセット、と呼ぶことにするよ。
シリーズ二巻目、破壊された無人都市・架見崎の世界が現実の世界というプレイヤー同士の認識のずれを通じて提示され始める。
八月の一か月での、能力バトル殺し合い陣地取り合戦を繰り返す(殺伐としたエンドレスエイトともいえる)。
香屋と秋穂がこの世界に訪れた次のループで、戦いは最大勢力の三グループ、PORT・平穏な国・架見崎駅南改札の参戦という異常事態が勃発した。
誰よりも臆病で、なるべく人が死なないように引き分けを狙う。
香屋はこの世界で再会した旧友トーマも巻き込み、戦争の結末から逆算して手札を揃える。
三つ巴の戦いの結末は。
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二年前に失踪した友人。
トーマからの最後のメールには、ようやく生きる意味が見つかりそうなんだよ、とメッセージと写真が添付されていた。
そしてその二年後。
高校二年生になった香屋歩、秋穂栞の元に招待状が届く。
その招待状は、トーマのメールの写真に見せびらかすように映り込んでいたものだった。
招待状には指定日と指定場所、その二日前に訪れた二人は突然にして架見崎へと送られる。
ここは終わった世界。
8月を繰り返し、いくつかに分かれたチームが領土をめぐって殺し合う。
階段島終わって、新たに架見崎シリーズが始まりです
(各巻初版には階段島からの手紙が同封されています)。
サク -
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河野裕の片手の楽園を読みました。
咲良田を舞台にしたSF、サクラダリセットの5冊目でした。
夢の世界を実際の咲良田の町と同様に構成する超能力をもつ少女の夢の中が今回の物語の舞台でした。
他の登場人物もその少女の近くで眠ることによりその世界で活動することが出来ます。
浅井ケイと春﨑美空たちはある目的を持ってその世界に入っていきます。
前作から登場する管理局の中枢にいる浦地と索引さんは咲良田の住人たちが持っている超能力全てを消すという活動を進めています。
この活動がどのような結末になるのか楽しみです。
浅井ケイの超能力が記憶を全て保持するというものであることに対し、浦地の能力が記憶を消すと -
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『階段島』シリーズも楽しませてもらったけれど、ようやく終幕、と共に『架見崎』シリーズを始めてしまうとは。
そして、読まされる。面白い。すごい。
香屋、トーマ、秋穂の親友トリオ。
ある日、香屋と秋穂の元に「架見崎運営委員会」からゲームの招待状が届く。
その招待状は、失踪したトーマの写真に写っていた封筒と同じものだった。
二人は「架見崎」という異界の地で、一つの特殊能力を携え、戦争ゲームに参加することになる。
『ノゲノラ』好きな私にとっては、この、読み応えのある香屋アンド秋穂の知能戦に、終始唸らされるのでした……。
弱小チームが、どうやって盤面をひっくり返していくのか、も、勿論面白いのだけ -
Posted by ブクログ
読書録「つれづれ北野坂探偵舎心理描写が足
りてない」4
著者 河野裕
出版 角川文庫
p298より引用
“「物語が作り物でも、それを読む人間は現
実にいるんだ。問題は君が、何を感じて、何
を信じるかだよ。読者の感情に僅かでも影響
を与えられるなら、フィクションにはリアル
で具体的な意味がある」”
目次より抜粋引用
“本を探す幽霊の誤謬
迷子のリドル
心理描写が足りてない
リリカルファイア”
小説家と元編集者でカフェオーナーの探偵
所長を主人公とした、短編連作ミステリ小説。
カフェでお茶を飲みながら、男性二人の会
話に耳を澄ます少女。二人は反対方向を向い
て座ったまま、しかし決 -
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階段島シリーズも本巻にて完結。
これ読んでる同じ時期に、ちょうど涼宮ハルヒシリーズが文庫化してて、そっちも読み進めてるから、つい対比してしまう。
真辺は一人で突っ走ってるハルヒなんだ。
両人ともに自分の意志を貫き通してるけど、真辺は他人のあるべき姿を理想として突っ走って世界を変えようとする。
変数が他人なわけで、絶対に理想の世界にはたどり着かない。
七草は傍観者でありキョンなのだ。
ただし、キョンは傍観してなすがままに流されているけど、七草は傍観しながらも真辺の否定すべきところはキッパリと否定している。
シリーズは魔女だったり、家庭の事情のだったり、いろいろとテーマにな -
Posted by ブクログ
ネタバレ長かった。
2014年からなので、もう5年になるんですね。
以下、ネタバレ注意。
途切れ途切れの記憶を辿りながらだと、どうも見えなかった部分はある。
「愛情」を預けてしまった母親と暮らす大地を、幸せにしてやりたい。
そこで、真辺は魔法の力で、母親が大地を愛するようなシミュレーションを何度も繰り返す。
失敗する度に傷つき、トライアンドエラーを繰り返し、やっと得た小さな幸せにも、満足しない。
そんな真辺の崇高さに、七草は感嘆しながらも、対峙する。
大きな幸せ、持続的な幸せという、たった一つの正解を探し当てるまで、トライアンドエラーを繰り返すのなら、真辺はこの世界から永遠に出られない。
そ