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Posted by ブクログ
河野裕のつれづれ、北野坂探偵舎を読みました。
小説家の雨坂とその元担当編集者で今はカフェ経営をしている佐々波が登場するミステリーでした。
佐々波は幽霊が見えるという能力があり、この世に未練を残している幽霊が物語に登場します。
通常、ミステリーは実際に起きたことを探偵がいろいろな証拠から推理していくものですが、この物語では小説家と編集者が証拠=設定から物語を紡ぎ出していくというストーリーになっています。
なので、サブタイトルが「心理描写が足りてない」となっています。
こんなぶっ飛んだ設定ですが面白く読みました。
カフェのウェイトレスのパスティーシュさんが辛辣で、いい味を出しています。
Posted by ブクログ
読書録「つれづれ北野坂探偵舎心理描写が足
りてない」4
著者 河野裕
出版 角川文庫
p298より引用
“「物語が作り物でも、それを読む人間は現
実にいるんだ。問題は君が、何を感じて、何
を信じるかだよ。読者の感情に僅かでも影響
を与えられるなら、フィクションにはリアル
で具体的な意味がある」”
目次より抜粋引用
“本を探す幽霊の誤謬
迷子のリドル
心理描写が足りてない
リリカルファイア”
小説家と元編集者でカフェオーナーの探偵
所長を主人公とした、短編連作ミステリ小説。
カフェでお茶を飲みながら、男性二人の会
話に耳を澄ます少女。二人は反対方向を向い
て座ったまま、しかし決して険悪な雰囲気と
いうわけでもなく話を続ける…。
上記の引用は、フィクションの意味につい
てとある人物?に答える、主人公・佐々波の台
詞。
山本弘氏の「アイの物語」の解説だったでしょ
うか、「作者は本気で、小説の力で世界を変
えようと思っている」というようなことが書
かれていたように記憶しています。たとえフィ
クションでも、人に何かしらの影響を与える
ものなのでしょうから、その影響が悪い方向
に出ないように、書き手は作り続けてほしい
ものです。
穏やかな雰囲気ながら少し切ない話。会話
が多い書かれ方なので、好みの分かれるとこ
ろかもしれません。
短編連作としましたが、続編への謎が残る
終わり方をしていて、長く続く作品なのかも
しれません。
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Posted by ブクログ
コンビの掛け合いにクスッとしてしまいます。
一つの事件を一つの物語として扱い、お話しを作るように謎を解いていくのが面白いです。
「お前の推理は、全ボツだ」一駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。(BOOKデータベース)
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小説・文芸
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