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異人館が立ち並ぶ神戸北野坂の小さなカフェ「徒然珈琲」にはいつも、背を向け合って座る二人の男がいる。一方は元編集者の探偵で、一方は小説家だ。物語を創るように議論して事件を推理するシリーズ第1弾!
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Posted by ブクログ
北野坂、学生時代、友人とよく遊びに行ったことがあるために、本屋で気になり購入。推理というよりもストーリーテラーがストーリーを紡いでゆくこのスタイル。くせになる。面白かった。
小さな謎の集まりが大きな謎を形成し、根本の謎に繋がっていく。いろんな輪が何十にも重なっている感じ。短編の形式をとっているけれど、いわゆる連作短編とは違う印象を受ける。物語を創作するように推理するという手法が新鮮で、話の仕立て方や持って生き方にも引きつけられた。状況説明もすっきりしているのに、その文章...続きを読むから光景が映像となって現れる。締めの文句がなかなか良い。語り口が独特なので好みは分かれるかな。変な言い方だけど、私は読んでいて気持ちが良かった。たぶん、織りなす雰囲気と文章が自分に合っているんだと思う。
河野裕のつれづれ、北野坂探偵舎を読みました。 小説家の雨坂とその元担当編集者で今はカフェ経営をしている佐々波が登場するミステリーでした。 佐々波は幽霊が見えるという能力があり、この世に未練を残している幽霊が物語に登場します。 通常、ミステリーは実際に起きたことを探偵がいろいろな証拠から推理してい...続きを読むくものですが、この物語では小説家と編集者が証拠=設定から物語を紡ぎ出していくというストーリーになっています。 なので、サブタイトルが「心理描写が足りてない」となっています。 こんなぶっ飛んだ設定ですが面白く読みました。 カフェのウェイトレスのパスティーシュさんが辛辣で、いい味を出しています。
読書録「つれづれ北野坂探偵舎心理描写が足 りてない」4 著者 河野裕 出版 角川文庫 p298より引用 “「物語が作り物でも、それを読む人間は現 実にいるんだ。問題は君が、何を感じて、何 を信じるかだよ。読者の感情に僅かでも影響 を与えられるなら、フィクションにはリアル で具体的な意味がある」”...続きを読む 目次より抜粋引用 “本を探す幽霊の誤謬 迷子のリドル 心理描写が足りてない リリカルファイア” 小説家と元編集者でカフェオーナーの探偵 所長を主人公とした、短編連作ミステリ小説。 カフェでお茶を飲みながら、男性二人の会 話に耳を澄ます少女。二人は反対方向を向い て座ったまま、しかし決して険悪な雰囲気と いうわけでもなく話を続ける…。 上記の引用は、フィクションの意味につい てとある人物?に答える、主人公・佐々波の台 詞。 山本弘氏の「アイの物語」の解説だったでしょ うか、「作者は本気で、小説の力で世界を変 えようと思っている」というようなことが書 かれていたように記憶しています。たとえフィ クションでも、人に何かしらの影響を与える ものなのでしょうから、その影響が悪い方向 に出ないように、書き手は作り続けてほしい ものです。 穏やかな雰囲気ながら少し切ない話。会話 が多い書かれ方なので、好みの分かれるとこ ろかもしれません。 短編連作としましたが、続編への謎が残る 終わり方をしていて、長く続く作品なのかも しれません。 ーーーーー
サクラダリセット作者の新作 一話目ひよったかと眉しかめるが 二話目から面白くなる ただずいぶんキャラクタ配置やミステリとしての流れがぎこちない感じ サクラダリセットがとても変化球でありながら絶妙の調律だったのに対して 題材がふつうすぎて(幽霊が出るミステリとか当たり前すぎて)もてあますのか あと連載...続きを読む時は4話目がなくて大丈夫だったのか ともかく続きが楽しみ
結末の違いは、作者がどこで語るのを止めるか。 なるほどなるほど。 面白い切り口で進むストーリーなんだけど、何はともあれ近頃すべてはシリーズものなのよね。 続きはそれなりに気になるので読んでみるとして、ストーリーを終わらせる能力は近頃の作家さんには必要とされてないのかしら。
作家が探偵役になりストーリー構築を通して謎を解く設定や、一冊を通して物語が完結する連作短編集という形式など、作者の意欲が感じられてよいです。 難を言えば表現にキレが不足していて読みにくく、そのせいで凝った伏線か空回り気味かな。 今後の進化を期待します。
コンビの掛け合いにクスッとしてしまいます。 一つの事件を一つの物語として扱い、お話しを作るように謎を解いていくのが面白いです。 「お前の推理は、全ボツだ」一駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが...続きを読む趣味の佐々波さんと、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。(BOOKデータベース)
『心霊探偵八雲』のキャラを変えた感じ、の元編集者と小説家のミステリ。うーん、設定はいいんだけど心霊探偵ものにすると八雲と(ry
徒然珈琲にいる作家雨坂と元編集者佐々波。 二人の元に幽霊が探している本の捜索依頼が舞い込む。 様々な伏線、紆余曲折を経て、よく纏めたと思う。 個人的には幽霊が出てこない設定の方が良かったと思うが、 それでも十分に楽しめる連作短編ミステリーだった。 残された謎が明らかになることを期待して、次作も読...続きを読むみたい。
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つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない
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河野裕
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