河野裕のレビュー一覧

  • サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL

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     1巻よりも好き。こういうのを好きだって言うのにはさすがに恥ずかしさを感じる年になってきましたが…頑張る少年少女が好きです。どんな大人になりたいのか聞いてみたい。分厚さを感じさせず読めました。

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    2010年04月02日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    自分が何故外界から隔絶された島へ来てしまったのか理由も分からないのに、それを当たり前のこととして受け入れている島の皆の順応性の高さを感じました。その順応性に諦めのようなものを感じるのは、この物語がどこか達観した眼差しを持つ七草の視点から語られているからなんでしょうか…。達観したような雰囲気の七草とどこまでも真っ直ぐな真辺由宇は、正反対だけれどもお互いがお互いに大切な存在なのだろうと思いました。

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    2025年12月21日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

     村上春樹を思い出させる語り口だが、彼ほど陶酔的でなく、個人的でない部分は、村上春樹が好きな人と嫌いな人がいるように、この作品もまたしかりなのだと思う。
     ライトノベル文庫なので、表紙の感じからしてターゲットは中高生向けに書かれた本だと思うが、大人が読んでも十分耐えうる作品になっていると思った。
     自分のこれまでをこういった形で考えたことがなかったのですごく新鮮だったのと同時に、過去の恥ずかしい自分や今はなかなか出せていない当時の自分もどこかの島にいるのかと思うと、久々に会いたくなった。
     最後の最後まで話の結末が見えず、ワクワクしながら読めたこともいいことだったと思う。

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    2025年12月07日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    作品タイトルがいまいち内容とリンクしない。超能力者たちが内定を奪い合うというおもしろい設定であるのに、ついていけない展開があったりする。みんな嘘をついて疑い深いけど、その時の重要なシーンは都合良く信じるのか、と感じる場面もあった。まぁ、読みやすいしそれなりに楽しめる一冊ではある。

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    2025年11月27日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    研究と、ヴァンパイアと、英国の反乱が混ざった物語。こらは面白いのだろうか?研究と学問の話がかなりあるのに、意外とスイスイ読めるのは不思議だ。

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    2025年11月24日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ちぃーと昔に、

    祭りじゃあーーーー!\(^o^)/
    グループSNE祭りじゃー!

    と、ひま師匠が騒いでいました

    なので手にとりました、、、
    というわけではございません
    ひま師匠、すみませんm(_ _;)m


    だけど、aoiさんはSNE祭りに惹かれて手に取ったのかもしれません

    たぶん違うな

    たぶんでなく絶対に違うな

    だって、SNE祭りではなくこのシリーズに興味があってと言い切ってましたからね


    で、私はaoiさんのレビューに書かれていた「村上春樹の描く世界と似ているかも」という一文に惹かれて手に取ったのです

    んで、読んでみた結果、春樹の世界観に似ている気がします

    んでんで、気に

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    2025年11月20日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    わたし理系って、奇跡とか魔法とか夢とかを否定するリアリストだと思ってたけど、この本の【あの日の彗星と同じ彗星ですね】のくだりを読んで、逆だ。ロマンだ。理系はロマンだなんだ!と思いました。文系の私とは世界の美しいと感じる点も違ってて面白かったです。美しい計算式とかさ…。お話や登場人物の雰囲気は殺伐としてて思ってたのと違ったんだけど、知識を得たら世界の見え方が変わる。感じ方がかわる。っていうのはすごく納得で、勉強すること・新しく何かを知ることって楽しくてワクワクするぞーっていうのがすごく伝わる小説でした。

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    2025年10月18日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    超能力者たちのコンゲームもの。
    騙し騙されるところに面白みがあり、能力の使い方は面白かった。視点が変わって飽きない。
    ただ物語を一貫して楽しめたかというとそうではない…。納得感がないからだろうか。

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    2025年09月21日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    最終巻、前半は主人公、後半は七草、真辺双方の視点で
    繰り返される堂々巡り、物語としては何も進展しません

    巻が進むたびに難解になっていく印象ですが、最終巻は特に答えのない議論といった様相
    一部を抜き取られた人格同士だからと言ってしまえば、こうなっちゃうのかもしれません
    やっぱり現実は全くの別

    一様の結末を迎えますが・・・

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    2025年09月09日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「階段島」と呼ばれる不思議な場所を舞台にした青春ファンタジー小説。そこは、捨てられた人間だけがたどり着く島。島から出るには「自分が失くしたもの」を見つけなければならない。

    主人公の七草は徹底した悲観主義者。対する真辺は理想を追い続ける少女。島からの脱出をめぐって、痛みを伴なおうとも突き進む真辺と、小さな損失であっても拒む七草の対立は、本作の軸であり最大の見どころです。理想も損失のない世界も、結局は現実には存在しえない幻想に過ぎません。それでも、届かぬと知りながらも譲らない姿に、青春の苦さと眩しさが凝縮されています。

    印象的だったのは、七草と真辺が「大人になった彼ら自身が切り捨てた人格」であ

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    2025年08月24日
  • 君の名前の横顔

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    久しぶりの河野裕。後半までは内容の意味がよく分からず、洋書を機械翻訳で読んでいるかのような気分。300ページ目でやっと点が線に繋がるようになった。最後まで読み、ほうと。詩的な文とこの独特な雰囲気はこの作者のいつもの書き方であるが、10歳が少し賢過ぎるとも思う。

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    2025年07月28日
  • 彗星を追うヴァンパイア

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    証明に到達できるとは限らない。
    が、必ず到達する。
    確信の名を、学問という。

    不死のヴァンパイアが、人の心に少し寄り添い学問の進化の行き証人となった物語。

    前半冗長で少し飽きたのが残念。

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    2025年07月23日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    シリーズ5作目でどんどん魔女の秘密が明らかになってきて、面白かった。最終巻に向けて進んで行ってる感じがした。どのように魔法を使うのが正しいのか、いい魔女ってなんなのか難しい問題であると思った。また、選ぶとはについても考えさせられた。

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    2025年06月30日
  • さよならの言い方なんて知らない。3(新潮文庫nex)

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    相変わらず読むだけで疲れる抽象的な会話が続く中、あの月生が敗れることで新たなステージに移行した印象がある。
    面白いかもよく分からないが、先が気になるので面白いのだろう。

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    2025年06月05日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    途中から
    この人が生まれ変わりの愛する人なんじゃないかなあと目星がついたミステリー系ポップな本。

    色んな人の回想録みたいのが載ってて面白かった!

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    2025年04月14日
  • さよならの言い方なんて知らない。5(新潮文庫nex)

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    架見崎を舞台に繰り広げるPORTとエデンの闘いは激しさを増し、多くの犠牲とともに一幕を終える。これからの架見崎において、この闘いはどんな意味を持つのだろうか。この架見崎は、真のヒーローに何を求めているのか?

    感想です。
    今回は、前半こそ従来のスリリングな展開にワクワクを感じられた一方で、後半に明かされる架見崎の謎を知った読者の中には落胆や失望を感じるかも知れせんね(^_^;)

    様々な意味合いで本作がターニングポイントと言えそうですが、続刊もレビューしていきますよ♪

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    2025年04月13日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    小説とライトノベルの中間のような作品。

    退屈はしないが、36歳妻子ありの身にはちょっともう、繊細で細やかな心理描写がフィットしない。

    微妙だとしか言いようがない。

    しかし、最後まで読めないでもない。
    星は3.2くらいか。

    もうこの手の作品は卒業かなー。

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    2025年04月08日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    タイトルと装丁に惹かれて。あらすじ読んでなかったので、読み始めてファンタジーだとわかりちょっと思ってたのと違った……。(あらすじはあまり読まない)

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    2025年03月31日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物

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    完結編。
    雨坂続が眠りについて2年後の話。
    だんだん話についていくのが難しくなってしまった気がする。

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    2025年03月24日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    好きな人の無垢な部分を汚さず、ありのままで持ち続けてほしいという願いが切なく、それによって生まれる矛盾を受け入れている主人公が逞しく見えた。

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    2025年03月12日